fate(三井)

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双子の弟

二人の初デート日ー

どの映画を観ようか迷う中、まどかはランキング上位に入っていた、“超”が付くほどの『ホラー映画』を観たいと言った。

「(顔に似合わず、こんなのが観てぇのかよ…。何だか、俺の方がおっかなくなってきたな…。)」

入場券を買い、席に着く二人。

やはり、相当な内容なので、周囲からは悲鳴が時折聞こえてきたが、まどかは楽しそうに観ていた。

映画館を出た後に、三井は食事をしようと言い、まどかは『ラーメン食べたい。』と言って、ラーメン屋に向かった二人。


美味しそうに食べるまどかを見て、
「あの映画といい、ラーメンといい…。お前って、案外顔に似合わないものが好きなんだな。」

「大好きな食べ物ですよ。映画もだけど、テレビだって、かなりくだらない番組が好きなんですよ。」

食事を終えた二人は、海へ向かった。


海にてー

「風が気持ちいいですね。やっぱり、日曜日だからちょっと混んでますね。」

まどかの長い髪に白いワンピース…見事に画になっていて、三井は更に見惚れているようだった。

海岸をしばらく歩き、海沿いのカフェに立ち寄り、夕方もう一度海へ行った。

夕暮れ時になると、人は減っていて二人は落ち着いて過ごせるようだった。


三井はこの時、真剣な眼差しで…
「俺、まどかのことが好きだ。付き合ってくれないか?」

「もちろんよ。私も、寿のことが好き。」

「絶対に全国制覇を成し遂げて、優勝旗をまどかに捧げるよ。」

夕暮れの海での告白、そしてこの時二人は初キスをしたのであった。

湘北バスケ部…インターハイ直前に一組のカップル誕生は学校内以外に、他校にもすぐに噂が広まった。


そして、インターハイ出場の為に広島へ出発した湘北バスケ部。

まどかは、両親が予約したホテルに宿泊することになったが、ちどり荘にも顔を出して、三井にも屡々会っていた。

湘北は、一回戦・豊玉に苦戦しつつも勝利し、二回戦の山王戦では死闘に及んだが勝利した。
だが、三回戦・愛和学院に敗れ、神奈川へ戻ることになった。

三回戦敗退時に、三井は誰よりも悔し涙を流し、まどかも寄り添って慰め続けた。

インターハイ後、3年生二人は引退したが、三井のみ部活を継続し、これまで以上に、スリーポイントシュート練習に励んでいた。

まどかもそんな三井の為に、朝練にまで顔を出すようになっていた。

しかし、この頃からまどかの体に少しずつ異変が起こり始めていた。


ある日の昼休みー

まどか。また薬飲んでるの?」

「彩子…。そうなの。ちょっと頭痛が続いてて…。最近、大学推薦入試意識して勉強に力入れ始めてるのも、あるからかな?」

「まっ、何事もほどほどにしなさいよ。」

「次の授業、視聴覚室だよね?一緒に行こう。」

教室移動中、まどかは少しふらつきながら歩いていて、彩子は内心心配していた。



部活の休憩にてー

「彩ちゃん。まどかちゃん、最近ちょっと気にならない?」

「やっぱり、リョータもそう思う?今日のお昼も、頭痛薬飲んでたわ。先週の体育も見学してたし…。」

「何だ?まどかがどうしたんだ?」

「三井サン。まどかちゃん、最近体調あんま良くないみたいで…。毎日のように頭痛薬飲んで、歩く時に少しフラフラしてるんす…。」

「そういや…。この間の夜、俺と電話してた時も『頭痛いから早く寝る。』って言ってたな…。」


まどかの体調に、各々が心配をしていた。



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