fate(三井)
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高校3年生1学期ー
「バスケ部を潰す‼︎」と啖呵を切り、不良仲間を連れて、体育館に殴り込み乱闘騒ぎを起こした三井。
だが、恩師・安西監督やバスケへの熱意が忘れられず、つまらない意地を張ることをやめ、バスケ部へ復帰。
ちょうど復帰した頃は、インターハイ地区予選直前であり、ブランクがあったにも関わらず、実力は高かった。
また、髪を切ってかなり格好良くなったので、流川に次いで女生徒達から、密かに注目されていた。
ある日の練習中の休憩時間ー
喉が渇いて自販機に飲み物を買いに行こうとした時、
「あの、三井先輩…。紅茶買おうとしたら、間違えて押しちゃったんで…。良かったらどうぞ…。」
一人の女生徒が、三井にスポーツドリンクを手渡した。
「そりゃ悪りぃな…。ありがとよ…。」
三井に飲み物を差し出した女生徒は、整った顔立ちのスラっとした容姿、艶のある長い髪で少々ミステリアスな雰囲気だった。
三井自身も、少し見惚れていた。
「あれ?三井サン。女の子から、差し入れっすか?」
「宮城。あぁ、あの子が間違えて買っちまったから、『良かったらどうぞ。』ってよ。」
三井は流川親衛隊に隠れている、女生徒を指さした。
「リョータ。三井先輩に話しかけてたの、まどかよ。」
「えっ?まどかちゃん?」
「何だ?お前らの知り合いか?」
「俺達と同じクラスの、“ 藍川まどか”ちゃんて言う子なんす。」
「私と席が隣同士なんで、よく話すんですよ。ちなみにまどかも、富ヶ丘中出身で中学時代は、同じクラスになったこと一度も無かったんですけど、高2になって初めてクラス被ったんですよ。」
「まどかちゃんて…。本当、不思議な雰囲気の子っすよ。たまに妙なこと言って、周りを笑かしたりして、ちょっと気まぐれなところもあるんすけど…。」
「まどかは…。まどかにしかない、独特の世界観を持ってる子だと思うわ。まあ、それがあの子のいいところでもあると、私は思うけどね…。」
宮城と彩子が口を揃えて言った。
それからまどかは、頻繁に練習を見にくるようになり、三井とも自然と仲が良くなり、試合も全て応援に来た。
ある日の練習終わり、一緒に帰ることになった。
帰り道の二人ー
「三井先輩。スリーポイント凄いですね。とても、ブランクあるなんて思えませんよ。」
「そうか?でも、翔陽戦は後半で交代したし、陵南戦は倒れちまったからな…。」
「インターハイ…。頑張って下さいね。私も広島行きますから。」
「わざわざ来てくれんのか?尚更やる気出るな。」
「先輩は、夏のインターハイと冬の選抜で好成績出して、大学の推薦狙ってるんですよね?」
「俺は、学力は今ひとつだからな…。藍川は、結構成績良いって2年生連中から聞いてるけど…。行きたい大学とか将来就きたい仕事とか、もう決まってんのか?」
「まだ、はっきりとは決まってないです…。でも、『人の役に立てて大切な事』を教えられる仕事に就けたら、良いかなって思ってます。」
「そっか…。なぁ…。俺の広島遠征前に、時間あったら何処か行かないか?」
「良いですね。行きましょう。私、映画観てその後、バスケ部が時々ランニングしてる海に行きたいな…。」
三井とまどかは、初デートの約束を交わした。
「バスケ部を潰す‼︎」と啖呵を切り、不良仲間を連れて、体育館に殴り込み乱闘騒ぎを起こした三井。
だが、恩師・安西監督やバスケへの熱意が忘れられず、つまらない意地を張ることをやめ、バスケ部へ復帰。
ちょうど復帰した頃は、インターハイ地区予選直前であり、ブランクがあったにも関わらず、実力は高かった。
また、髪を切ってかなり格好良くなったので、流川に次いで女生徒達から、密かに注目されていた。
ある日の練習中の休憩時間ー
喉が渇いて自販機に飲み物を買いに行こうとした時、
「あの、三井先輩…。紅茶買おうとしたら、間違えて押しちゃったんで…。良かったらどうぞ…。」
一人の女生徒が、三井にスポーツドリンクを手渡した。
「そりゃ悪りぃな…。ありがとよ…。」
三井に飲み物を差し出した女生徒は、整った顔立ちのスラっとした容姿、艶のある長い髪で少々ミステリアスな雰囲気だった。
三井自身も、少し見惚れていた。
「あれ?三井サン。女の子から、差し入れっすか?」
「宮城。あぁ、あの子が間違えて買っちまったから、『良かったらどうぞ。』ってよ。」
三井は流川親衛隊に隠れている、女生徒を指さした。
「リョータ。三井先輩に話しかけてたの、まどかよ。」
「えっ?まどかちゃん?」
「何だ?お前らの知り合いか?」
「俺達と同じクラスの、“ 藍川まどか”ちゃんて言う子なんす。」
「私と席が隣同士なんで、よく話すんですよ。ちなみにまどかも、富ヶ丘中出身で中学時代は、同じクラスになったこと一度も無かったんですけど、高2になって初めてクラス被ったんですよ。」
「まどかちゃんて…。本当、不思議な雰囲気の子っすよ。たまに妙なこと言って、周りを笑かしたりして、ちょっと気まぐれなところもあるんすけど…。」
「まどかは…。まどかにしかない、独特の世界観を持ってる子だと思うわ。まあ、それがあの子のいいところでもあると、私は思うけどね…。」
宮城と彩子が口を揃えて言った。
それからまどかは、頻繁に練習を見にくるようになり、三井とも自然と仲が良くなり、試合も全て応援に来た。
ある日の練習終わり、一緒に帰ることになった。
帰り道の二人ー
「三井先輩。スリーポイント凄いですね。とても、ブランクあるなんて思えませんよ。」
「そうか?でも、翔陽戦は後半で交代したし、陵南戦は倒れちまったからな…。」
「インターハイ…。頑張って下さいね。私も広島行きますから。」
「わざわざ来てくれんのか?尚更やる気出るな。」
「先輩は、夏のインターハイと冬の選抜で好成績出して、大学の推薦狙ってるんですよね?」
「俺は、学力は今ひとつだからな…。藍川は、結構成績良いって2年生連中から聞いてるけど…。行きたい大学とか将来就きたい仕事とか、もう決まってんのか?」
「まだ、はっきりとは決まってないです…。でも、『人の役に立てて大切な事』を教えられる仕事に就けたら、良いかなって思ってます。」
「そっか…。なぁ…。俺の広島遠征前に、時間あったら何処か行かないか?」
「良いですね。行きましょう。私、映画観てその後、バスケ部が時々ランニングしてる海に行きたいな…。」
三井とまどかは、初デートの約束を交わした。