初彼氏(仙道)
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体育館を出て、話しながら歩くまどかと仙道。
「仙道さん。お父さん、部活でも学校でも、いつも煩いでしょ?家でも似たような感じなんですよ。」
「そうなんだね。でも、バスケ部の監督としての知識や技術は凄いよ。俺だってその熱意とかに惹かれて、東京から出てきて陵南入ったくらいだし。」
「お父さん…去年仙道さんが入学してバスケ部入部したことを、私とお母さんにも、嬉しそうに話してくれました。」
「田岡先生…この前職員室で、まどかちゃんのことを、他の先生方に話してたよ。
『中学生の娘が、何を考えてるのかよくわからない。』、『学校帰り、友達と遅くまで遊び歩いて、平気で何度か門限破ったことを叱ったら、かなり反抗的な口を聞いてきた。』、『朝食時に母親に向かって、“お父さんが浮気してないか、怪しいと思ったらすぐに調べた方が良い。”って言い放ったと同時に妻から、あらぬ疑いをかけられた。』とか…。その時に若い女の先生が、『年頃の女の子は、みんなそういう感じですよ。』って言ってあげてたよ。」
「ええっ⁉︎お父さん、そんなこと喋ったんですか⁉︎もう…‼︎」
「最近の田岡先生…。学校でも女子達の服装や髪型のことで、いつも以上に厳しく煩く注意することが多かったのは…。
理由の一つに、まどかちゃんがそんな風に派手になったことの、反動とかがあったりしたのかな?」
会話を続けていると…仙道は部室棟に、まどかは正門に向かおうとして、別れようとした時、
「あの、仙道さん…。迷惑じゃなかったら、連絡先聞いても良いですか?」と携帯を出して来たまどか。
「あぁ、良いよ。」と仙道も携帯を出して、お互いに連絡先交換をする。
「お父さんに、見つからないように…。気をつけましょうね。練習頑張って下さいね。」
「そうだな。まどかちゃんも、特別授業頑張ってね。」
こうして仙道は部活に、まどかは特別授業を受ける為に、自分の学校へと向かう。
学校に到着したまどかー
「おはよう。ギリギリになっちゃった。」
「おはよ。いつも10分前には来てるのに、珍しいね…。5分前到着…。」
入学当時からの仲良しグループの一人である、ひかるが言った。
「お父さんが忘れ物してさ…。お母さん用事あったし、陵南高校まで届けに行ってたんだよ。」
「お父さんの勤務先の学校行ったの?確か、バスケ部の監督なんだよね?」
「イケメン居た?」
同じく仲良しグループの、愛未と朱莉が言った。
「一人…居たかな…?イケメン…。」
「「「えーっ⁉︎本当に⁉︎どんな人⁉︎」」」
声を揃えて、興味津々な三人。
「授業終わったら話すよ…。あ、先生来たみたいだよ?」
教師が入って来て、特別授業が始まった。
授業終了後ー
「まどか。約束通り、陵南高校のイケメンの話聞かせてよね?」
「分かったよ。ひかる…。イケメンはね…。」
忘れ物を届けに行った時、体育館を探してうろうろしていた時に、仙道に声をかけられて一緒に行った事、父親にピアスがバレたり、服装のことを煩く言われ仙道が上手くフォローしてくれた事、体育館を出た後も二人で話しながら歩いた事…。
更に、帰り際に自分から連絡先を聞いて交換をした事を、ひかる・愛未・朱莉の三人に話した。
「まどかから連絡先聞くなんて…。積極的だね!」
「いつも男子校の子達と遊びに行っても、向こうから聞かれるまで教えないのにね…。」
「自分から聞き出すなんて、相当格好良いんだね。その仙道さんて…。」
「遊びに行く前にさ…。陵南高校行って、仙道さんの実物見てみない?」
「ひかる。良いね!それ!」
二番目に乗り気な、愛未。
「行こ行こ!」
二人に次いで、朱莉も陵南へ行きたがる様子。
「ちょっと…。マジで行く気⁉︎」
「まどか。最近男の子達と遊んでも、乗り気じゃないことが多いじゃん?」
「そんなあんたが、男に興味持ったなんて話聞いたら…。どんな男か気になるじゃん!」
「“百聞は一見に如かず”って言うでしょ?」
「“善は急げ”とも言うよね?」
こうして、まどか達四人組は陵南高校まで向かった。
再び陵南高校にてー
「みんな…。私、お父さんからピアスの事とかで怒られたし…。さっき化粧直しもしてるし…。こんな姿見られたら、また怒られちゃうよ…。」
と不安げなまどか。
「大丈夫。遠くから覗くだけにしよう。」
「少しでも見れれば十分だから。」
なるべく離れた場所から、体育館を覗く四人。
体育館では、相変わらず監督の檄が飛ぶ練習が行われていた。
「仙道さん…何処?」
一番興味深いひかる。
「あの、“ツンツン頭”の人。」
と指差すまどか。
皆で目をやると、仙道が二人のディフェンスを難なくかわして、豪快なダンクを決めたところだった。
勿論体育館内には、女生徒達の声援が飛び交う。
「(凄い…。仙道さんて、背も高くて顔もあれだけ格好良くて、バスケもあんなに上手かったんだ…♡)」
改めて、仙道に魅了されるまどか。
「いやいや…。仙道さん、マジで格好良いわ!」
「あれは、相当モテるね…。」
愛未と朱莉も、実物の仙道を見て興奮している様子。
そんな中、笛が鳴り休憩に入った部員達。
当然、仙道の周りには取り巻きの派手な女生徒達が群がり、差し入れやの手紙の嵐。
仙道に群がる女生徒達に向かって、「お前達…‼“髪を染めるな”、“ピアスをつけるな”、“化粧をするな”、“スカートを短くするな”…。何度言えば分かるんだ⁉」と怒鳴り声をあげる田岡。
無論、女生徒達は「ウザイ。」「何だよ…。田岡の奴…。」等とブツブツ言う。
「(お父さん…。また怒ってる…。)みんな、そろそろ行かない?仙道さん見れたから、もういいでしょ?」
まどかの一声で、陵南高校を後にする。
「仙道さん。お父さん、部活でも学校でも、いつも煩いでしょ?家でも似たような感じなんですよ。」
「そうなんだね。でも、バスケ部の監督としての知識や技術は凄いよ。俺だってその熱意とかに惹かれて、東京から出てきて陵南入ったくらいだし。」
「お父さん…去年仙道さんが入学してバスケ部入部したことを、私とお母さんにも、嬉しそうに話してくれました。」
「田岡先生…この前職員室で、まどかちゃんのことを、他の先生方に話してたよ。
『中学生の娘が、何を考えてるのかよくわからない。』、『学校帰り、友達と遅くまで遊び歩いて、平気で何度か門限破ったことを叱ったら、かなり反抗的な口を聞いてきた。』、『朝食時に母親に向かって、“お父さんが浮気してないか、怪しいと思ったらすぐに調べた方が良い。”って言い放ったと同時に妻から、あらぬ疑いをかけられた。』とか…。その時に若い女の先生が、『年頃の女の子は、みんなそういう感じですよ。』って言ってあげてたよ。」
「ええっ⁉︎お父さん、そんなこと喋ったんですか⁉︎もう…‼︎」
「最近の田岡先生…。学校でも女子達の服装や髪型のことで、いつも以上に厳しく煩く注意することが多かったのは…。
理由の一つに、まどかちゃんがそんな風に派手になったことの、反動とかがあったりしたのかな?」
会話を続けていると…仙道は部室棟に、まどかは正門に向かおうとして、別れようとした時、
「あの、仙道さん…。迷惑じゃなかったら、連絡先聞いても良いですか?」と携帯を出して来たまどか。
「あぁ、良いよ。」と仙道も携帯を出して、お互いに連絡先交換をする。
「お父さんに、見つからないように…。気をつけましょうね。練習頑張って下さいね。」
「そうだな。まどかちゃんも、特別授業頑張ってね。」
こうして仙道は部活に、まどかは特別授業を受ける為に、自分の学校へと向かう。
学校に到着したまどかー
「おはよう。ギリギリになっちゃった。」
「おはよ。いつも10分前には来てるのに、珍しいね…。5分前到着…。」
入学当時からの仲良しグループの一人である、ひかるが言った。
「お父さんが忘れ物してさ…。お母さん用事あったし、陵南高校まで届けに行ってたんだよ。」
「お父さんの勤務先の学校行ったの?確か、バスケ部の監督なんだよね?」
「イケメン居た?」
同じく仲良しグループの、愛未と朱莉が言った。
「一人…居たかな…?イケメン…。」
「「「えーっ⁉︎本当に⁉︎どんな人⁉︎」」」
声を揃えて、興味津々な三人。
「授業終わったら話すよ…。あ、先生来たみたいだよ?」
教師が入って来て、特別授業が始まった。
授業終了後ー
「まどか。約束通り、陵南高校のイケメンの話聞かせてよね?」
「分かったよ。ひかる…。イケメンはね…。」
忘れ物を届けに行った時、体育館を探してうろうろしていた時に、仙道に声をかけられて一緒に行った事、父親にピアスがバレたり、服装のことを煩く言われ仙道が上手くフォローしてくれた事、体育館を出た後も二人で話しながら歩いた事…。
更に、帰り際に自分から連絡先を聞いて交換をした事を、ひかる・愛未・朱莉の三人に話した。
「まどかから連絡先聞くなんて…。積極的だね!」
「いつも男子校の子達と遊びに行っても、向こうから聞かれるまで教えないのにね…。」
「自分から聞き出すなんて、相当格好良いんだね。その仙道さんて…。」
「遊びに行く前にさ…。陵南高校行って、仙道さんの実物見てみない?」
「ひかる。良いね!それ!」
二番目に乗り気な、愛未。
「行こ行こ!」
二人に次いで、朱莉も陵南へ行きたがる様子。
「ちょっと…。マジで行く気⁉︎」
「まどか。最近男の子達と遊んでも、乗り気じゃないことが多いじゃん?」
「そんなあんたが、男に興味持ったなんて話聞いたら…。どんな男か気になるじゃん!」
「“百聞は一見に如かず”って言うでしょ?」
「“善は急げ”とも言うよね?」
こうして、まどか達四人組は陵南高校まで向かった。
再び陵南高校にてー
「みんな…。私、お父さんからピアスの事とかで怒られたし…。さっき化粧直しもしてるし…。こんな姿見られたら、また怒られちゃうよ…。」
と不安げなまどか。
「大丈夫。遠くから覗くだけにしよう。」
「少しでも見れれば十分だから。」
なるべく離れた場所から、体育館を覗く四人。
体育館では、相変わらず監督の檄が飛ぶ練習が行われていた。
「仙道さん…何処?」
一番興味深いひかる。
「あの、“ツンツン頭”の人。」
と指差すまどか。
皆で目をやると、仙道が二人のディフェンスを難なくかわして、豪快なダンクを決めたところだった。
勿論体育館内には、女生徒達の声援が飛び交う。
「(凄い…。仙道さんて、背も高くて顔もあれだけ格好良くて、バスケもあんなに上手かったんだ…♡)」
改めて、仙道に魅了されるまどか。
「いやいや…。仙道さん、マジで格好良いわ!」
「あれは、相当モテるね…。」
愛未と朱莉も、実物の仙道を見て興奮している様子。
そんな中、笛が鳴り休憩に入った部員達。
当然、仙道の周りには取り巻きの派手な女生徒達が群がり、差し入れやの手紙の嵐。
仙道に群がる女生徒達に向かって、「お前達…‼“髪を染めるな”、“ピアスをつけるな”、“化粧をするな”、“スカートを短くするな”…。何度言えば分かるんだ⁉」と怒鳴り声をあげる田岡。
無論、女生徒達は「ウザイ。」「何だよ…。田岡の奴…。」等とブツブツ言う。
「(お父さん…。また怒ってる…。)みんな、そろそろ行かない?仙道さん見れたから、もういいでしょ?」
まどかの一声で、陵南高校を後にする。