はっきりして!!(牧 ※裏・番外編②)
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お喋りしながら、待ち合わせ場所に向かうまどかと紗香。
時間になって、牧の姿が見えてきた。
「紗香ちゃん、あの人だよ。家庭教師(紳一)。」
「ふーん。意外と格好良いじゃん。(ちょっと、老けて?…いや、貫禄あるけど…。)」
「先生、お待たせ。」
紗香に目が行った牧は、
「その子、友達か?(また一段と派手だな…。)」
「うん。同じ学校で、一学年上の紗香ちゃん。」
「初めまして。まどかから話聞いてます。いきなり成績上がったから、びっくりしたけど…。先生のおかげだったんですね。」
三人で話をしていると、
「私も、この後デートだから…失礼します。」
と言って、紗香は帰っていった。
二人きりになったまどかと紳一は、ショッピングビル内の、レストランに来ていた。
「今日一緒に来てた子、随分仲良いようだな?」
「紗香ちゃんのこと?うん。1年の頃から仲良くしてもらってて、学校でもよく一緒に居るし、遊ぶ時もあの子とが多いよ。」
「お前がそうやって、髪染めたり化粧したり、ピアスしてたり…。あの紗香って子の影響か?」
「紳一、よく分かったね…。確かに、紗香ちゃんと一緒にピアス開けに行ったし、夏休み終わる前にも、一緒に美容室行ったよ。
昼休みや放課後も、しょっちゅう二人で、化粧直しとかしてる。」
「やっぱり…。ひょっとして、酒や煙草も…あの子からの影響か⁇」
「それも正解…。何で分かっちゃうの⁇」
「お前の家庭教師、伊達に半年近くもやってるんじゃないからな…。
あと…夏休み中に、俺が合宿先から何度か連絡しても、出なかったことがあっただろ?
あの時も、あの子と一緒に居たんじゃないのか?」
どうやら、牧にも何でもお見通しになってきたようだ。
「うん…。紳一からの連絡に出なかった時、紗香ちゃんとクラブ行ってた。その時の写真あるよ。」
まどかは携帯を取り出し、写真フォルダを見せてきた。
するとそこには…いつも以上に濃い化粧、ばっちりセットした髪、派手な服に身を包んだ二人の姿があった。
「こういうところ行くのも、校則違反なんじゃないのか⁇未成年のくせして…。
(まどか…。クラブなんか行ったら、確実にナンパされるだろ?俺はそれが心配なんだ…。)」
渋々、生徒手帳を出してきたまどか。
中身を見ながら牧が…
「ほら、書いてあるだろ⁇校則、ちゃんと守ってんのか⁇
今まで隠れて煙草吸ってたってのも、どうせ二人で吸ったりしてたんだろ⁇
まさか…クラブ行った時も、酒や煙草はやってないだろうな⁇」
「先生。お酒飲んだりもしてないし、煙草も吸ってもないよ。これだけは信じて。
校則だけど…先生から『ちゃんと勉強して結果出せば…。』って言われたから、だから学校も大目に見てくれてるし…。
紗香ちゃんだって、あれだけ派手でも成績は良い方で、AO入試で進路決めてるんだし…。」
「まったく…こういうことも、俺が教育し直さなきゃいけないのか…?」
と呆れ気味の牧に対し、「ちゃんと勉強するから…せめて身なりのことは見逃して…。」と、またしても甘え口調で抗弁してくる、まどか。
やがてまどかの口から…
「紳一、今日の私見て大体わかるかと思うけど…。
紗香ちゃんだけには、“私たちの関係のこと”話して、相談に乗ってもらってて、応援もしてくれてる。
今日も一緒に来てくれたのは、『もし、麗香さんと出くわしたら、私がまどかを守ってあげる。』的な事で、ついて来てくれたんだよ。
私、一人っ子だから…趣味や話、服の好みとかが合う、紗香ちゃんは…“お姉ちゃん”みたいな存在なんだよね。」
「あの子は…俺のこと、なんて言ってるんだ?」
「もう…“男”として、十分信用出来るんじゃないかって。
今夜もお泊りするんだから、思いっきり紳一に甘えちゃえって…♡」
牧は…
「(近頃の女子高生は…。まどかは奥手、紗香は早熟…。)」
単にそう思うのだった。
レストランを後にした二人は、ホテルに行くまで時間があるので、館内で買い物をしたりして時間を潰した。
時間になって、牧の姿が見えてきた。
「紗香ちゃん、あの人だよ。家庭教師(紳一)。」
「ふーん。意外と格好良いじゃん。(ちょっと、老けて?…いや、貫禄あるけど…。)」
「先生、お待たせ。」
紗香に目が行った牧は、
「その子、友達か?(また一段と派手だな…。)」
「うん。同じ学校で、一学年上の紗香ちゃん。」
「初めまして。まどかから話聞いてます。いきなり成績上がったから、びっくりしたけど…。先生のおかげだったんですね。」
三人で話をしていると、
「私も、この後デートだから…失礼します。」
と言って、紗香は帰っていった。
二人きりになったまどかと紳一は、ショッピングビル内の、レストランに来ていた。
「今日一緒に来てた子、随分仲良いようだな?」
「紗香ちゃんのこと?うん。1年の頃から仲良くしてもらってて、学校でもよく一緒に居るし、遊ぶ時もあの子とが多いよ。」
「お前がそうやって、髪染めたり化粧したり、ピアスしてたり…。あの紗香って子の影響か?」
「紳一、よく分かったね…。確かに、紗香ちゃんと一緒にピアス開けに行ったし、夏休み終わる前にも、一緒に美容室行ったよ。
昼休みや放課後も、しょっちゅう二人で、化粧直しとかしてる。」
「やっぱり…。ひょっとして、酒や煙草も…あの子からの影響か⁇」
「それも正解…。何で分かっちゃうの⁇」
「お前の家庭教師、伊達に半年近くもやってるんじゃないからな…。
あと…夏休み中に、俺が合宿先から何度か連絡しても、出なかったことがあっただろ?
あの時も、あの子と一緒に居たんじゃないのか?」
どうやら、牧にも何でもお見通しになってきたようだ。
「うん…。紳一からの連絡に出なかった時、紗香ちゃんとクラブ行ってた。その時の写真あるよ。」
まどかは携帯を取り出し、写真フォルダを見せてきた。
するとそこには…いつも以上に濃い化粧、ばっちりセットした髪、派手な服に身を包んだ二人の姿があった。
「こういうところ行くのも、校則違反なんじゃないのか⁇未成年のくせして…。
(まどか…。クラブなんか行ったら、確実にナンパされるだろ?俺はそれが心配なんだ…。)」
渋々、生徒手帳を出してきたまどか。
中身を見ながら牧が…
「ほら、書いてあるだろ⁇校則、ちゃんと守ってんのか⁇
今まで隠れて煙草吸ってたってのも、どうせ二人で吸ったりしてたんだろ⁇
まさか…クラブ行った時も、酒や煙草はやってないだろうな⁇」
「先生。お酒飲んだりもしてないし、煙草も吸ってもないよ。これだけは信じて。
校則だけど…先生から『ちゃんと勉強して結果出せば…。』って言われたから、だから学校も大目に見てくれてるし…。
紗香ちゃんだって、あれだけ派手でも成績は良い方で、AO入試で進路決めてるんだし…。」
「まったく…こういうことも、俺が教育し直さなきゃいけないのか…?」
と呆れ気味の牧に対し、「ちゃんと勉強するから…せめて身なりのことは見逃して…。」と、またしても甘え口調で抗弁してくる、まどか。
やがてまどかの口から…
「紳一、今日の私見て大体わかるかと思うけど…。
紗香ちゃんだけには、“私たちの関係のこと”話して、相談に乗ってもらってて、応援もしてくれてる。
今日も一緒に来てくれたのは、『もし、麗香さんと出くわしたら、私がまどかを守ってあげる。』的な事で、ついて来てくれたんだよ。
私、一人っ子だから…趣味や話、服の好みとかが合う、紗香ちゃんは…“お姉ちゃん”みたいな存在なんだよね。」
「あの子は…俺のこと、なんて言ってるんだ?」
「もう…“男”として、十分信用出来るんじゃないかって。
今夜もお泊りするんだから、思いっきり紳一に甘えちゃえって…♡」
牧は…
「(近頃の女子高生は…。まどかは奥手、紗香は早熟…。)」
単にそう思うのだった。
レストランを後にした二人は、ホテルに行くまで時間があるので、館内で買い物をしたりして時間を潰した。