はっきりして!!(牧 ※裏・番外編)
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2日後の2学期初の家庭教師の日ー
翌週に行われる、夏休みの宿題範囲内での実力テストの為の勉強中…
まどかは牧の耳元で、
「(先生…。私、今日制服姿だよ♡大丈夫?脱がしたいなんて気起こしてないよね?♡)」と囁く。
今は授業中だから、馬鹿なことを言うなと言っても、本当は…
「(制服姿を見てると、2回目の時のこと思い出すから…。これからは、出来れば私服でいて欲しい…。)」と思うのだった。
まどかは、2学期に入っても順調に好成績をキープしていた。
母親にも、なんとか関係を隠し通せている様子だった。
2学期が始まり、約1ヶ月経つ頃のある朝ー
夏から秋に季節が変わろうとして、朝晩は涼しくなってきていた。
いつもの満員電車で通学中、まどかは下半身に違和感を覚えた。
「(何…?誰かが私に触ってる…⁉)」
スカートの中に、何者かの手が忍び込んできていた。
「(えっ…⁉痴漢⁉怒鳴りつけなきゃ‼)」
と思いつつも、実際に行動を起こすことができなかった。
声を出すことすらできず、ついにその場で涙を流してしまった。
やがて、ある人物が痴漢を取り押さえた。
「おい‼いい歳こいて何やってんだよ⁉」
声を上げたのは、長髪で背の高い男子高校生。
痴漢の腕を強く掴んでいた。
無論、加害者は“自分は何もやってない”、“言い掛かりはやめろ”などと騒いでいた。
「(この男の子が、私を助けてくれたの⁉)」
「なあ?君のスカートに手突っ込んで触ったの、このおっさんだよな⁉」
と聞かれると、まどかは小さく「うん。」と涙ながらに頷いた。
「ほらみろ!本人だって認めてんだろ⁉こんな女子高生泣かして、恥ずかしくねぇのか⁉このスケベ野郎‼︎」
男子高校生の声は車両中に響き渡り、乗客全員が注目していた。
まどかは男子高校生とともに、次の駅で下車して、痴漢を駅事務所に引き渡した。
因みに犯人は、醜悪な顔をした50代前半の独身会社員で、痴漢の常習犯だったことが判明した。
「あの…ありがとう。助けてくれて…。ごめん…途中下車したせいで、あなたまで遅刻しちゃう…。」
「あぁ…俺は別に良いよ。それより、本当大丈夫か?泣いてたけど…?」
「もう大丈夫。私、あんな目に遭わされたら怒鳴りつけてやるって思ったのに…。でも、実際には出来なかった…。」
「誰だってそんなもんだろ?」
会話をしていると、まどかは男子高校生の制服を見て、
「(この制服…。何だか見たことに聞いたことがある学校かも…?)」と思い、
「あなた、何処の高校?何年生?」
と聞いてみたら、
「海南大付属高校3年生。バスケ部キャプテンの清田信長ってんだ。」
「(えっ⁉ってことは、先生の後輩…⁉)そうなの…。私は高2の藍川まどか。女子校に行ってるの。」
「まどかちゃんは、俺の一個下か…。そういや、俺が高1の頃世話になった部活の先輩が、今女子高生の家庭教師してるって、話聞いたな。」
「(その家庭教師、牧紳一。ついでに私がその生徒…。)そうなんだ。清田君、助けてくれて本当にありがとう。」
「これからは、気をつけろよ。そんなに可愛いくてスタイルも良い子が…そんな短いスカートに、シャツのボタンまで外して胸元見えるようにして、満員電車乗ってたら…。被害受けても、文句ばかり言えないぜ?」
とまどかに忠告する清田。
自分を痴漢から助けてくれたのは…関係を持ち始めた家庭教師の後輩…。
なんとなく、複雑な気分だった。
この日は遅刻して、まどかも清田も2時間目から授業を受けた。
痴漢に遭った翌日ー
この日は家庭教師の日。
しかし、まどかは朝起きた時から、倦怠感を感じていた。
「(やけに怠いな…。学校休みたいかも…。)」
と思いながら、いつもより少し遅めに起きて、着替えて支度をした。
ダイニングで母親が朝食を用意していたが、
「ママ、おはよう。ごめん…。寝坊しちゃったのと、今ちょっとダイエット中だから、朝ご飯いらない。行ってきます…。」
と言って、家を出た。
翌週に行われる、夏休みの宿題範囲内での実力テストの為の勉強中…
まどかは牧の耳元で、
「(先生…。私、今日制服姿だよ♡大丈夫?脱がしたいなんて気起こしてないよね?♡)」と囁く。
今は授業中だから、馬鹿なことを言うなと言っても、本当は…
「(制服姿を見てると、2回目の時のこと思い出すから…。これからは、出来れば私服でいて欲しい…。)」と思うのだった。
まどかは、2学期に入っても順調に好成績をキープしていた。
母親にも、なんとか関係を隠し通せている様子だった。
2学期が始まり、約1ヶ月経つ頃のある朝ー
夏から秋に季節が変わろうとして、朝晩は涼しくなってきていた。
いつもの満員電車で通学中、まどかは下半身に違和感を覚えた。
「(何…?誰かが私に触ってる…⁉)」
スカートの中に、何者かの手が忍び込んできていた。
「(えっ…⁉痴漢⁉怒鳴りつけなきゃ‼)」
と思いつつも、実際に行動を起こすことができなかった。
声を出すことすらできず、ついにその場で涙を流してしまった。
やがて、ある人物が痴漢を取り押さえた。
「おい‼いい歳こいて何やってんだよ⁉」
声を上げたのは、長髪で背の高い男子高校生。
痴漢の腕を強く掴んでいた。
無論、加害者は“自分は何もやってない”、“言い掛かりはやめろ”などと騒いでいた。
「(この男の子が、私を助けてくれたの⁉)」
「なあ?君のスカートに手突っ込んで触ったの、このおっさんだよな⁉」
と聞かれると、まどかは小さく「うん。」と涙ながらに頷いた。
「ほらみろ!本人だって認めてんだろ⁉こんな女子高生泣かして、恥ずかしくねぇのか⁉このスケベ野郎‼︎」
男子高校生の声は車両中に響き渡り、乗客全員が注目していた。
まどかは男子高校生とともに、次の駅で下車して、痴漢を駅事務所に引き渡した。
因みに犯人は、醜悪な顔をした50代前半の独身会社員で、痴漢の常習犯だったことが判明した。
「あの…ありがとう。助けてくれて…。ごめん…途中下車したせいで、あなたまで遅刻しちゃう…。」
「あぁ…俺は別に良いよ。それより、本当大丈夫か?泣いてたけど…?」
「もう大丈夫。私、あんな目に遭わされたら怒鳴りつけてやるって思ったのに…。でも、実際には出来なかった…。」
「誰だってそんなもんだろ?」
会話をしていると、まどかは男子高校生の制服を見て、
「(この制服…。何だか見たことに聞いたことがある学校かも…?)」と思い、
「あなた、何処の高校?何年生?」
と聞いてみたら、
「海南大付属高校3年生。バスケ部キャプテンの清田信長ってんだ。」
「(えっ⁉ってことは、先生の後輩…⁉)そうなの…。私は高2の藍川まどか。女子校に行ってるの。」
「まどかちゃんは、俺の一個下か…。そういや、俺が高1の頃世話になった部活の先輩が、今女子高生の家庭教師してるって、話聞いたな。」
「(その家庭教師、牧紳一。ついでに私がその生徒…。)そうなんだ。清田君、助けてくれて本当にありがとう。」
「これからは、気をつけろよ。そんなに可愛いくてスタイルも良い子が…そんな短いスカートに、シャツのボタンまで外して胸元見えるようにして、満員電車乗ってたら…。被害受けても、文句ばかり言えないぜ?」
とまどかに忠告する清田。
自分を痴漢から助けてくれたのは…関係を持ち始めた家庭教師の後輩…。
なんとなく、複雑な気分だった。
この日は遅刻して、まどかも清田も2時間目から授業を受けた。
痴漢に遭った翌日ー
この日は家庭教師の日。
しかし、まどかは朝起きた時から、倦怠感を感じていた。
「(やけに怠いな…。学校休みたいかも…。)」
と思いながら、いつもより少し遅めに起きて、着替えて支度をした。
ダイニングで母親が朝食を用意していたが、
「ママ、おはよう。ごめん…。寝坊しちゃったのと、今ちょっとダイエット中だから、朝ご飯いらない。行ってきます…。」
と言って、家を出た。