はっきりして!!(牧 ※裏・番外編)
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まどかが駅に着いた時…なんと、あの麗香に運悪く出喰わしてしまった。
「あら、まどかちゃん…。久しぶりね。(初めて会った時より、大人っぽくなったじゃない…。)」
「こちらこそ…。(うわ…何で新学期早々、この女に会っちゃうの⁉)」
「立ち話じゃあれだから、ちょっと何処か入らない?」
と言い、麗香とまどかは駅近くのカフェに入った。
喫煙席に座り、麗香は煙草に火をつける。
「家庭教師、まだ続けてるの?」
「はい。続けてますよ。成績上がって、親も喜んでますから。
それより麗香さん、煙草吸うんですね。先生の部屋でも、吸ったことあるんですか?」
「紳一が部屋で吸うのは、嫌がったから…。換気扇の傍で吸ってたわ。何?こんな事聞くなんて…
あなたも未成年なのに、もしかして吸ったことあるの?」
「先生に会う前までは、少しだけ…。でも、先生に見つかって没収されちゃったから…。もう吸ってません。」
「ふーん。まどかちゃん、紳一から勉強以外にも何か教わってるの?♡」
「そんなこと、麗香さんには話す必要ありません。
あと先生、麗香さんのこと…『大学の同級生で、別に彼女ってわけじゃない。』的な事を私に言いましたよ。
部屋に泊めたことに関しても…お酒が入ってた弾みでのことで、このくらいの年代の男女によくある、“若気の至り”みたいに、捉えてるようですよ…?」
暫く見ないうちに、随分生意気になったなと感じた麗香だった。
「あなたの話ぶりからして…紳一はまどかちゃんのこと、上手く手懐けたようね…。」
「そういう言い方、やめてください。
この際はっきり言わせてもらいますけど…麗香さん、女にとって『経験人数』って、そんなに大切なんですか?」
「何よ?私に説教するの?
私は中・高の6年間、派手で有名な女子校で育って…。あなたも女子校なら、ある程度分かるだろうけど…。
女子校の子ほど、経験人数の多い少ないによって、『女としての価値』が変わってくるって、思うものじゃない⁇」
「『女としての価値』って…。
それはあくまでも、麗香さんの個人的極まりない意見じゃないですか⁇(この女…本当に厄介すぎる‼︎)」
「まどかちゃん…。今まで、何人の男と付き合ったことがあるの⁇
もしかして…高校生になった段階でも、バージンだった⁇」
相変わらずやりたい放題の麗香に対して、まどかは…
「もういい加減にしてもらえませんか⁉︎こんな話、こういう所でする必要なんかないと思うし、ましてや私のそういう事…麗香さんには関係ないって、心底思うんです。
大体、もう二十歳になろうとする立派な大人が…。
高校生相手に、色恋の事でムキになって…。
恥ずかしいって思わないんですか?
私、勉強とか色々ありますから…これで失礼します!」
きつく言い放って、店を出るまどか。
麗香 side
「(あのガキ…。成績上がったついでに、口まで達者になって…!この前は、怖気づいて泣いて逃げ出したくせして…!)」
と悔しそうに、煙草をふかす麗香。
そして、心の中では…牧を年下のまどか に取られてしまった気がして、更に悔しさが増したように感じていた。
まどか side
「(もう…。あの女に絡まれたせいで、帰り遅くなっちゃったじゃないの!)」とぶつぶつ言いながら、家路につく。
「ママ、ただいま。」
「お帰りなさい。ちょっと帰り、遅かったわね…。」
「また、友達と色々盛り上がっちゃって…。
お腹空いたから、早く晩御飯食べよ。」
母親は…娘が何か隠し事をしているのではと思いながら、恐る恐る聞いてみると…。
「本当に…友達と居たの⁇
まどか。もし、お付き合いしてる人がいるなら…。隠さないでちゃんと家に連れてきて、ママに紹介しなさい。」
「ママ…諄いよ!そんな人、居ないから…!
何なのよ?私のこと詮索ばかりして…。
ママこそ、パパの単身赴任良いことに…週3回パート行って、そこで浮気でもしてるんじゃないの⁉︎」
母親にもきつく当たってしまうまどか。
そして、少し悲しそうな顔をしている母親。
紳一とのこと…今はまだ、言えないから…。
時期が来たら、ちゃんと話すから…。
『卒業するまでは隠し通す』と決めたまどかは…。
夕食後自室で問題集を開きながら、明後日に備えて予習をしていた。
「あら、まどかちゃん…。久しぶりね。(初めて会った時より、大人っぽくなったじゃない…。)」
「こちらこそ…。(うわ…何で新学期早々、この女に会っちゃうの⁉)」
「立ち話じゃあれだから、ちょっと何処か入らない?」
と言い、麗香とまどかは駅近くのカフェに入った。
喫煙席に座り、麗香は煙草に火をつける。
「家庭教師、まだ続けてるの?」
「はい。続けてますよ。成績上がって、親も喜んでますから。
それより麗香さん、煙草吸うんですね。先生の部屋でも、吸ったことあるんですか?」
「紳一が部屋で吸うのは、嫌がったから…。換気扇の傍で吸ってたわ。何?こんな事聞くなんて…
あなたも未成年なのに、もしかして吸ったことあるの?」
「先生に会う前までは、少しだけ…。でも、先生に見つかって没収されちゃったから…。もう吸ってません。」
「ふーん。まどかちゃん、紳一から勉強以外にも何か教わってるの?♡」
「そんなこと、麗香さんには話す必要ありません。
あと先生、麗香さんのこと…『大学の同級生で、別に彼女ってわけじゃない。』的な事を私に言いましたよ。
部屋に泊めたことに関しても…お酒が入ってた弾みでのことで、このくらいの年代の男女によくある、“若気の至り”みたいに、捉えてるようですよ…?」
暫く見ないうちに、随分生意気になったなと感じた麗香だった。
「あなたの話ぶりからして…紳一はまどかちゃんのこと、上手く手懐けたようね…。」
「そういう言い方、やめてください。
この際はっきり言わせてもらいますけど…麗香さん、女にとって『経験人数』って、そんなに大切なんですか?」
「何よ?私に説教するの?
私は中・高の6年間、派手で有名な女子校で育って…。あなたも女子校なら、ある程度分かるだろうけど…。
女子校の子ほど、経験人数の多い少ないによって、『女としての価値』が変わってくるって、思うものじゃない⁇」
「『女としての価値』って…。
それはあくまでも、麗香さんの個人的極まりない意見じゃないですか⁇(この女…本当に厄介すぎる‼︎)」
「まどかちゃん…。今まで、何人の男と付き合ったことがあるの⁇
もしかして…高校生になった段階でも、バージンだった⁇」
相変わらずやりたい放題の麗香に対して、まどかは…
「もういい加減にしてもらえませんか⁉︎こんな話、こういう所でする必要なんかないと思うし、ましてや私のそういう事…麗香さんには関係ないって、心底思うんです。
大体、もう二十歳になろうとする立派な大人が…。
高校生相手に、色恋の事でムキになって…。
恥ずかしいって思わないんですか?
私、勉強とか色々ありますから…これで失礼します!」
きつく言い放って、店を出るまどか。
麗香 side
「(あのガキ…。成績上がったついでに、口まで達者になって…!この前は、怖気づいて泣いて逃げ出したくせして…!)」
と悔しそうに、煙草をふかす麗香。
そして、心の中では…牧を年下のまどか に取られてしまった気がして、更に悔しさが増したように感じていた。
まどか side
「(もう…。あの女に絡まれたせいで、帰り遅くなっちゃったじゃないの!)」とぶつぶつ言いながら、家路につく。
「ママ、ただいま。」
「お帰りなさい。ちょっと帰り、遅かったわね…。」
「また、友達と色々盛り上がっちゃって…。
お腹空いたから、早く晩御飯食べよ。」
母親は…娘が何か隠し事をしているのではと思いながら、恐る恐る聞いてみると…。
「本当に…友達と居たの⁇
まどか。もし、お付き合いしてる人がいるなら…。隠さないでちゃんと家に連れてきて、ママに紹介しなさい。」
「ママ…諄いよ!そんな人、居ないから…!
何なのよ?私のこと詮索ばかりして…。
ママこそ、パパの単身赴任良いことに…週3回パート行って、そこで浮気でもしてるんじゃないの⁉︎」
母親にもきつく当たってしまうまどか。
そして、少し悲しそうな顔をしている母親。
紳一とのこと…今はまだ、言えないから…。
時期が来たら、ちゃんと話すから…。
『卒業するまでは隠し通す』と決めたまどかは…。
夕食後自室で問題集を開きながら、明後日に備えて予習をしていた。