はっきりして!!(牧 ※裏)
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あっという間に…まどかの期末テストが近づいてきた。
テスト期間中は、牧も空いた時間を更に活用して家庭教師をした。
その甲斐があってか、結果は殆どの教科が80点以上で、90点台も幾つかあった。
苦手な数学も70点台にまで上がり、順位も大幅に上がった。
まどかの母親からは、「先生のおかげです。本当にありがとうございます。」と感謝された。
答案返却後の授業ー
「初めて見せられた成績表とは…見違えるほどに良くなったな。」
「でしょ⁉先生、私頑張ったんだから!」
点数が上がったので、試験の間違い直しもすぐに終わった。
「先生。成績上がった時のご褒美の話…覚えてる?」
「“ご褒美”か…。何か欲しいものでもあるのか?」
まどかは携帯を出して、映画のサイトを見せてきた。
「この映画観たいんだ。土日でどこか空いてる日ある?」
と聞かれて、スケジュールを確認したら次の週の土曜が空いていた。
「来週の土曜日に決まりね。楽しみにしてるね。先生。」
ちなみに観たいという映画は、やや切ない恋愛系の内容のようだった。
約束の土曜日ー
映画館が入っている、ショッピングセンターで待ち合わせた。
「先生。お待たせ。」
お洒落な私服で現れたまどか。
授業の時は、だいたい制服のままか、ラフな私服だが…。
今日は大人っぽいワンピースにハイヒール、アクセサリーも化粧もいつもより派手で、
大学生とほぼ変わらないと思えた。
「どうかなこの服?今日はヒールだから、いつもより背高いよ。」
「制服着てないと、随分雰囲気変わるな。似合ってるぞ。」
こんな話をしながら、映画館へ向かった。
映画を観始め、ラストシーンでは他の女性客同様、まどかも涙を流していた。
(本当に純粋な、普通の女の子なんだな…。)
そう思った牧だった。
映画が終った頃は夕方で、何か食べてから帰ろうという事になり、レストランに入る二人。
「ねぇ、先生?一杯だけお酒飲んでも良い?」
「何言ってるんだ?未成年なんだから、駄目に決まってるだろ?」
「そう…。じゃあ、これも駄目だよね?」
と言ってまどかはバッグから煙草を出してきて、すぐさま取り上げた牧。
同時に箱を開けて、ライターが入っているのと本数が減っていることに気づく。
「当たり前だ。今までも、隠れて吸ってたことあるだろ?」
「バレちゃったか…。ママには内緒にしててね。
確かに先生に勉強見てもらう前までは、吸ってたけど…今は吸ってないよ。」
成績良くなったんだから、もう少し素行も良くしろよと牧は言い、煙草は預かると言う事になった。
二人は楽しそうに食事をした。
店を出た後、
「先生。今日楽しかったよ。ちゃんと勉強してて良かった。」
「これからもちゃんとやれよ。あと、絶対に酒飲んだり煙草吸ったりするなよ?AO入試なら、内申書に響くぞ。」
こんな会話をして歩いていたら、見覚えのある派手な女の姿が見えた。
「紳一じゃないの⁉」と叫ぶその声は、麗香だった。
「何よ?今日は用事があるとか言って、その女の子とデートするから…私からの誘いは断ったってわけね⁉」
「(この女の人…。モデルみたいで綺麗。でも、なんか見たことがあるような…?)」
麗香はまどかに向かって、
「あなた…もしかして、“藍川まどか”ちゃんかしら?紳一が家庭教師してる女子高生?」
と聞き、
「はい…。そうです…。(何で私の事知ってるの…?)」と答えるまどか。
「そう…初めまして。私は麗香よ。」
「(この人が麗香さん⁉美人だけど、なんか怖そう…。)」
「あぁ…あなたね?家庭教師つける前までは、数学30点しか取れなくて、紳一に教わってから成績上がって…。いつかの夜、電話してきた子は?」
「何で麗香さんが、私の成績知ってるんですか⁉」
「あの電話があった時…。私、紳一の部屋のベッドで、ちょうど二人で裸で寝てたのよ♡」
「ええっ⁉(二人で裸でベッド…⁉)」 かなり驚いているまどか。
「おい!もうよせ!」
「何よ?本当のことじゃないの!まどかちゃん、これで私達がどういう関係か…出来の悪いあなたでも分かるわよね?」
「麗香!いい加減にしろ!」
「まどかちゃんは…どうやら、紳一のことが好きなようね?
でも、はっきり言わせてもらうけど…二人の関係は『家庭教師と生徒』なんだから、あんまり思い込むのはやめなさい。
いつまでも遊び歩いてたら、折角上がった成績が、又下がるわよ⁇
ほら、子供はさっさとお家に帰ってお勉強しなさい。」
「やめろって言ってるだろ⁉」
「何よ?こんな子の味方するの?この子なんか…前にも言った通り、お洒落してたって所詮はまだ子供じゃないの⁉
ねぇ、紳一。今夜は私の部屋に泊りに来てよ♡」
案の定、修羅場になってしまい…まどかは涙を浮かべてその場から走り去り、牧は急いで後を追った。
しかし、まどかは内心…
「(麗香さんて、本当に先生の彼女⁇もしかして…気まぐれで満たされたくて、そういうことしてるだけなの…⁇)」
と思っていた。
テスト期間中は、牧も空いた時間を更に活用して家庭教師をした。
その甲斐があってか、結果は殆どの教科が80点以上で、90点台も幾つかあった。
苦手な数学も70点台にまで上がり、順位も大幅に上がった。
まどかの母親からは、「先生のおかげです。本当にありがとうございます。」と感謝された。
答案返却後の授業ー
「初めて見せられた成績表とは…見違えるほどに良くなったな。」
「でしょ⁉先生、私頑張ったんだから!」
点数が上がったので、試験の間違い直しもすぐに終わった。
「先生。成績上がった時のご褒美の話…覚えてる?」
「“ご褒美”か…。何か欲しいものでもあるのか?」
まどかは携帯を出して、映画のサイトを見せてきた。
「この映画観たいんだ。土日でどこか空いてる日ある?」
と聞かれて、スケジュールを確認したら次の週の土曜が空いていた。
「来週の土曜日に決まりね。楽しみにしてるね。先生。」
ちなみに観たいという映画は、やや切ない恋愛系の内容のようだった。
約束の土曜日ー
映画館が入っている、ショッピングセンターで待ち合わせた。
「先生。お待たせ。」
お洒落な私服で現れたまどか。
授業の時は、だいたい制服のままか、ラフな私服だが…。
今日は大人っぽいワンピースにハイヒール、アクセサリーも化粧もいつもより派手で、
大学生とほぼ変わらないと思えた。
「どうかなこの服?今日はヒールだから、いつもより背高いよ。」
「制服着てないと、随分雰囲気変わるな。似合ってるぞ。」
こんな話をしながら、映画館へ向かった。
映画を観始め、ラストシーンでは他の女性客同様、まどかも涙を流していた。
(本当に純粋な、普通の女の子なんだな…。)
そう思った牧だった。
映画が終った頃は夕方で、何か食べてから帰ろうという事になり、レストランに入る二人。
「ねぇ、先生?一杯だけお酒飲んでも良い?」
「何言ってるんだ?未成年なんだから、駄目に決まってるだろ?」
「そう…。じゃあ、これも駄目だよね?」
と言ってまどかはバッグから煙草を出してきて、すぐさま取り上げた牧。
同時に箱を開けて、ライターが入っているのと本数が減っていることに気づく。
「当たり前だ。今までも、隠れて吸ってたことあるだろ?」
「バレちゃったか…。ママには内緒にしててね。
確かに先生に勉強見てもらう前までは、吸ってたけど…今は吸ってないよ。」
成績良くなったんだから、もう少し素行も良くしろよと牧は言い、煙草は預かると言う事になった。
二人は楽しそうに食事をした。
店を出た後、
「先生。今日楽しかったよ。ちゃんと勉強してて良かった。」
「これからもちゃんとやれよ。あと、絶対に酒飲んだり煙草吸ったりするなよ?AO入試なら、内申書に響くぞ。」
こんな会話をして歩いていたら、見覚えのある派手な女の姿が見えた。
「紳一じゃないの⁉」と叫ぶその声は、麗香だった。
「何よ?今日は用事があるとか言って、その女の子とデートするから…私からの誘いは断ったってわけね⁉」
「(この女の人…。モデルみたいで綺麗。でも、なんか見たことがあるような…?)」
麗香はまどかに向かって、
「あなた…もしかして、“藍川まどか”ちゃんかしら?紳一が家庭教師してる女子高生?」
と聞き、
「はい…。そうです…。(何で私の事知ってるの…?)」と答えるまどか。
「そう…初めまして。私は麗香よ。」
「(この人が麗香さん⁉美人だけど、なんか怖そう…。)」
「あぁ…あなたね?家庭教師つける前までは、数学30点しか取れなくて、紳一に教わってから成績上がって…。いつかの夜、電話してきた子は?」
「何で麗香さんが、私の成績知ってるんですか⁉」
「あの電話があった時…。私、紳一の部屋のベッドで、ちょうど二人で裸で寝てたのよ♡」
「ええっ⁉(二人で裸でベッド…⁉)」 かなり驚いているまどか。
「おい!もうよせ!」
「何よ?本当のことじゃないの!まどかちゃん、これで私達がどういう関係か…出来の悪いあなたでも分かるわよね?」
「麗香!いい加減にしろ!」
「まどかちゃんは…どうやら、紳一のことが好きなようね?
でも、はっきり言わせてもらうけど…二人の関係は『家庭教師と生徒』なんだから、あんまり思い込むのはやめなさい。
いつまでも遊び歩いてたら、折角上がった成績が、又下がるわよ⁇
ほら、子供はさっさとお家に帰ってお勉強しなさい。」
「やめろって言ってるだろ⁉」
「何よ?こんな子の味方するの?この子なんか…前にも言った通り、お洒落してたって所詮はまだ子供じゃないの⁉
ねぇ、紳一。今夜は私の部屋に泊りに来てよ♡」
案の定、修羅場になってしまい…まどかは涙を浮かべてその場から走り去り、牧は急いで後を追った。
しかし、まどかは内心…
「(麗香さんて、本当に先生の彼女⁇もしかして…気まぐれで満たされたくて、そういうことしてるだけなの…⁇)」
と思っていた。