はっきりして!!(牧 ※裏)
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翌日、担当することになった女子高生と母親と最終の顔合わせをした。
生徒の名前は“藍川まどか”という、県内の某女子校に通う2年生。
やや派手な外見で、何を考えているんだかよくわからない感じの女の子だった。
母親からは「うちの娘、だいぶ成績悪いので…。しっかり見てやってください。」と頭を下げられた。
そして彼女の部屋で二人きりになり、直近の試験の答案用紙と成績表を見せられた。
点数は…30点台、40点台…。良くても、50点~60点台といったところだった。
無論、クラス・学年順位も下から数えた方が早い。
「おい…。こんな成績じゃ、大学受験厳しいぞ?もっと下がったら、進級も危ないぞ?」
「別にいいよ。学校なんか、辞めたくてしょうがないのに…。ママったら、家庭教師なんて金のかかることして…。」
と不貞腐れ気味のまどか。
「そういう言い方は、親に対して悪いんじゃないか?子供の為に頑張って働いて、尚且つ将来のことも考えて、学費やら何やら費やしてくれてるんじゃないのか?」
「先生まで、そういう説教がましいこと言わないでよ。てかさ、こんな出来の悪い女子高生に…ちゃんと勉強なんか教えられんの?それとも、勉強以外にも何かを教えてくれんの…?」
「俺の言う事ちゃんと聞いて、勉強すれば…。次のテストで、今よりは良い点取らせてやるぞ?それと、さっき学校辞めたいって言ってたようだが…何で辞めたいんだ?」
「色々とうざったいし、つまんないから…。学校の先生とかさ、私の髪型や制服の着方とか、いつも目の敵にして説教ばかりしてくんの。同級生も、私とは関わりたくないって態度取ってくるし。」
まどかは日頃の鬱憤をぶつけるかのように、俺に話してきた。
確かに彼女は茶髪に化粧、ピアスetc…。学校の校則は、ほぼ守ってないようだった。
「女子校ってのは、校則厳しいんだな…?確かに、嫌な事ってのは何処に行ってもあることだが…。勉強はしっかりやってれば、その見た目の事とか、煩く言われることも減ると思うぞ?」
「本当に?あのさ、私からも先生に聞きたいことがあるんだけど…。」
「何だ?」
「先生ってさ…。本当に現役の大学2年生⁇」
現役大学生…⁇俺はまたしても、外見のことで何かしら言われる運命なのか…⁇
「当たり前だろ。俺は、海南大付属高校から内部進学してるんだ。高3の時は王者・海南バスケ部で主将で最後のインターハイでは、全国2位になったんだぞ。」
「そうなんだ…。老けてる…?いや、貫禄があるから、つい何浪かしたのかと思ったよ。
でも、先生凄いんだね!バスケと勉強、完璧にこなせて!」
少し笑うまどか。笑うと可愛らしい顔をしてる。
「無駄話はこれくらいにして…。一から教えてやるから、試験で間違えた問題解け。」
こう言って、授業に入った。
まどか side
「(この先生、教え方上手いし優しい。それに、よく見ると格好いいじゃん♡勉強頑張ろ。そしたら、何か良い事ありそう…♡)」
まどかは少し、牧に惚れたようだった。
終了時刻が近づいた頃ー
2時間たっぷり使って、まどかの勉強を見た。
きちんと話は聞いていたようだった。
「よし。今日はここまで。次に俺が来る時までに、ちゃんと復習しておくんだぞ?」
「はーい。あと先生、連絡先聞いても良い?宿題とかで分からないところがあったら、問題集の写真とか送るから。」
と携帯を出すまどか。
「構わんが…。」
「ありがと。もしかしたら…深夜とか早朝に、『宿題忘れてた!』『今日小テストだった!』なんて連絡行くかもしれないけど。」
それは勘弁してくれよという牧も、携帯を出して二人は連絡先交換をした。
マンションに帰ってきてから、まどかから連絡が来た。
まどか「牧先生。今日は勉強見てくれてありがとう。明日から…先生に言われた通り、ちゃんと勉強するよ。私のことを馬鹿にする連中、見返してやる!おやすみなさい。」
という内容だった。
牧 side
「(俺の生徒…。麗香とほんの少し似たようなところがあるようだか、まだ17歳の女の子だから…素直でかわいい一面もあるんだな。)」
俺はもしかして…少しずつこのまどかに、惚れて行くんであろうか…?
こんなことを思いながら…
牧はこれから週2回各2時間、正式にまどかの家庭教師をする事になったのだった。
生徒の名前は“藍川まどか”という、県内の某女子校に通う2年生。
やや派手な外見で、何を考えているんだかよくわからない感じの女の子だった。
母親からは「うちの娘、だいぶ成績悪いので…。しっかり見てやってください。」と頭を下げられた。
そして彼女の部屋で二人きりになり、直近の試験の答案用紙と成績表を見せられた。
点数は…30点台、40点台…。良くても、50点~60点台といったところだった。
無論、クラス・学年順位も下から数えた方が早い。
「おい…。こんな成績じゃ、大学受験厳しいぞ?もっと下がったら、進級も危ないぞ?」
「別にいいよ。学校なんか、辞めたくてしょうがないのに…。ママったら、家庭教師なんて金のかかることして…。」
と不貞腐れ気味のまどか。
「そういう言い方は、親に対して悪いんじゃないか?子供の為に頑張って働いて、尚且つ将来のことも考えて、学費やら何やら費やしてくれてるんじゃないのか?」
「先生まで、そういう説教がましいこと言わないでよ。てかさ、こんな出来の悪い女子高生に…ちゃんと勉強なんか教えられんの?それとも、勉強以外にも何かを教えてくれんの…?」
「俺の言う事ちゃんと聞いて、勉強すれば…。次のテストで、今よりは良い点取らせてやるぞ?それと、さっき学校辞めたいって言ってたようだが…何で辞めたいんだ?」
「色々とうざったいし、つまんないから…。学校の先生とかさ、私の髪型や制服の着方とか、いつも目の敵にして説教ばかりしてくんの。同級生も、私とは関わりたくないって態度取ってくるし。」
まどかは日頃の鬱憤をぶつけるかのように、俺に話してきた。
確かに彼女は茶髪に化粧、ピアスetc…。学校の校則は、ほぼ守ってないようだった。
「女子校ってのは、校則厳しいんだな…?確かに、嫌な事ってのは何処に行ってもあることだが…。勉強はしっかりやってれば、その見た目の事とか、煩く言われることも減ると思うぞ?」
「本当に?あのさ、私からも先生に聞きたいことがあるんだけど…。」
「何だ?」
「先生ってさ…。本当に現役の大学2年生⁇」
現役大学生…⁇俺はまたしても、外見のことで何かしら言われる運命なのか…⁇
「当たり前だろ。俺は、海南大付属高校から内部進学してるんだ。高3の時は王者・海南バスケ部で主将で最後のインターハイでは、全国2位になったんだぞ。」
「そうなんだ…。老けてる…?いや、貫禄があるから、つい何浪かしたのかと思ったよ。
でも、先生凄いんだね!バスケと勉強、完璧にこなせて!」
少し笑うまどか。笑うと可愛らしい顔をしてる。
「無駄話はこれくらいにして…。一から教えてやるから、試験で間違えた問題解け。」
こう言って、授業に入った。
まどか side
「(この先生、教え方上手いし優しい。それに、よく見ると格好いいじゃん♡勉強頑張ろ。そしたら、何か良い事ありそう…♡)」
まどかは少し、牧に惚れたようだった。
終了時刻が近づいた頃ー
2時間たっぷり使って、まどかの勉強を見た。
きちんと話は聞いていたようだった。
「よし。今日はここまで。次に俺が来る時までに、ちゃんと復習しておくんだぞ?」
「はーい。あと先生、連絡先聞いても良い?宿題とかで分からないところがあったら、問題集の写真とか送るから。」
と携帯を出すまどか。
「構わんが…。」
「ありがと。もしかしたら…深夜とか早朝に、『宿題忘れてた!』『今日小テストだった!』なんて連絡行くかもしれないけど。」
それは勘弁してくれよという牧も、携帯を出して二人は連絡先交換をした。
マンションに帰ってきてから、まどかから連絡が来た。
まどか「牧先生。今日は勉強見てくれてありがとう。明日から…先生に言われた通り、ちゃんと勉強するよ。私のことを馬鹿にする連中、見返してやる!おやすみなさい。」
という内容だった。
牧 side
「(俺の生徒…。麗香とほんの少し似たようなところがあるようだか、まだ17歳の女の子だから…素直でかわいい一面もあるんだな。)」
俺はもしかして…少しずつこのまどかに、惚れて行くんであろうか…?
こんなことを思いながら…
牧はこれから週2回各2時間、正式にまどかの家庭教師をする事になったのだった。