「何故だろうな、何故私はお前の様な弱い戦士の傍に居たいと思うのだろうな」
「……(さっきから波紋の呼吸ができない……このマスクの仕業？)」
「あぁ、こうして夢主が腕の中に居る事がこんなに嬉しいとは思わなかった」
「(うわうわうわ……私の頬を触ってくる、触らないで触らないで!!気持ち悪い!!)」
「その拒絶する目、それすらも愛おしい」
「(やだ、やだよ、早く助けてジョセフ、シーザー、リサリサ先生)」
「……助けは来ないぞ、波紋戦士はもう夢主しかいない」
「(いつまでそんな嘘をつくんだ、騙されないぞ)」
「ふむ……マスクを付けていては話ができないな、改良が必要だ」
「(絶対に……私は……ここから逃げてみせる)」