「プロシュートさん、是非とも晩御飯食べて行ってください、母と頑張って作ったんです」
「ああ、そうさせてもらうかな」
「ところで母を見かけませんでしたか？父も……さっきまで部屋に居たのに」
「……夢主、その事なんだが」
「はい？」
「……俺が殺した」
「…………え……？」
「俺が、お前の母親と父親を殺したんだ」
「なに、言ってるのか……さっぱり」
「依頼があってな、お前達家族を全員殺せと」
「えっ……え……嘘、ですよね？……じ……じゃあ私を殺すために私に近付いたんですか!?」
「いや、俺は、俺自身の意思でお前に惚れた、これは本心だ」
「……プロシュートさん……嘘ですよね、今なら、今ならまだ許しますから……本当の事を言ってください」
「残念だが、ここでお別れだ夢主」
「嫌だ、嫌だ……プロシュートさん、お願い……」
「……本当にお前の事は、愛してたんだ」
「殺さないで……」
「すまない」