銀魂
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※男主注意
神楽が遊びに行ってもうしばらく経つ、いつもなら帰ってくる時間を過ぎているからか何かあったのではないかと心配し始める新八、神楽なら大丈夫だろうなんて言いながら実は心のどこかでは心配しているだろう銀時、そして俺
俺は正直心配はしていない、神楽なら夜兎族だし犯罪に巻き込まれる事はないだろう、以前拙者拙者詐欺に引っ掛かった時も"振り込め"を"振り米"と間違えていたしアイツならきっと大丈夫だ
「新八、神楽が帰ってくるのきっとまだ後かもしれないから早く飯食べようぜ腹減った」
「ナマエさん、少しは心配したらどうですか?」
「アイツならきっと大丈夫、俺はそう思う」
「何を根拠に……ハァ……ちょっとナマエさん神楽ちゃん迎えに行ってあげてくださいよ、きっといつもの公園ですから」
「えええ……」
新八の提案に俺はあまり乗る気じゃなかったが神楽を連れて来れば早く飯が食べれると言われたので俺は迎えに行く事にした、靴を履いて玄関を開けると確かに日もそろそろ落ちかけて暗くなる頃だ、これは結構ヤバイのではないだろうか
さっきまで心配なんて全くしてなかったが外の暗さを確認した瞬間神楽の身を心配し始めた、万事屋を出て神楽の帰り道を歩いていると思っていた以上に俺の足取りが速い事に気が付いた
神楽と言えどこのかぶき町では夜になると危険が沢山溢れ出す、そのどれか一つに掛かってしまうともし神楽の身が大丈夫だとしても神楽の心が耐えれなくなってしまうかもしれない
ゾワリと最悪なケースを考えた瞬間背中を冷や汗が這った、その汗で服と身体がピッタリと引っ付き気持ちが悪くなるそのせいもあってか俺の焦りはどんどん強まっていく
心の中で神楽の名前を叫んだ瞬間、前方に見覚えのある赤色が見えた、神楽だ、呑気に番傘をクルクルと回して歩いている
「神楽!!」
「ん?あ、ナマエどうしたアルか?」
思わず走って神楽の元へ向かうと心配し過ぎでバクバクと心臓が脈打っている俺とは対照的にケロッとしている神楽が声をかけてきた
思わず項垂れてしまい安堵の溜め息が漏れ出した、そんな俺を不思議そうに声をかけて心配そうに顔を覗き込む神楽、俺は神楽の頭に手を置きながら心配したと一言呟いた
神楽はそんな俺を罵倒して俺を置いて先に歩き出した、若干神楽の罵倒にショックを受けながらも俺は神楽の後を追った
「今日は誰と遊んだんだ?」
「なんでそんな事をナマエに言わないといけないネ」
「……それもそうだけど……そよ姫さんとは仲良くやってるか?この間も泊まってただろ?」
「そよちゃんとは喧嘩なんかした事ないネ、今日も一緒に……」
「うん?どうした神楽?」
「なんでもないアル!!黙れよロリコン!!」
「ええええ!!!?」
急に今日遊んだ事を話し出した神楽の話を聞いていると途中で言うのをやめたと思ったら罵倒が飛んできた、何故そうも俺を罵るのか
少し傷ついて神楽に情けない表情を見せまいと横を向いて涙ぐんでいると神楽が俺の手を握ってきた
「……神楽……?」
「ナマエは私だけ気にしてればいいネ」
神楽の名前を呼ぶとボソリと何かを呟いてそのままそっぽを向いてしまった、神楽が何を言ったのか気になったが結局わからなかった
仕方なく俺は神楽の手を握りながら万事屋に帰った、万事屋に着いた時何を言ったのか神楽に聞き直したが鈍感と罵られてしまった
罵られても傷つかない心がこれから俺には必要になる気がしてきた