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室内といえど冷たい風が入り込んでくるせいで体は冷えきってくる
コタツに入り込み、この際だ暖房を付けてしまおうかと思った時目の前に使い慣れたコーヒーカップが見えた
思わず驚いて体を仰け反ると後ろからクスクスと笑いを堪える声がした
「……ポルナレフ……」
「寒いのかナマエ?」
「うん、冬は寒いものだけどさ……地球温暖化で……」
「確かに地球温暖化になってきてるのかもなァ……」
私の冗談混じりの言葉を本気に考えながら今度はしっかり私にコーヒーカップを渡しながらポルナレフは隣に座った
ポルナレフとは以前、友人の承太郎と花京院の繋がりで知り合い、話していくうちに惹かれていって今ではお付き合いさせてもらっている関係だ
ポルナレフのお陰か最近ではチンプンカンプンだったフランス語もなんとなく理解出来てきて今では日本語がちょっと苦手なポルナレフに合わせて私がフランス語を使っている
流石に地球温暖化と言う単語は調べたが……Réchauffement climatique……カタカナでは、レショフマン クリマティックと言うのがフランス語の地球温暖化と言う意味になるらしい
初めて発音したのだが、ポルナレフには通じたようでよかった、念の為にスマホ画面に文字を出したがポルナレフは少しも見てなかったのが証拠だ
「しかしスゲェなこのコタツって物は」
「これが日本の文化だよ」
「スゲェよ俺こっから動きたくねぇもん」
どうやらポルナレフもコタツに呑まれたようでこれからどうやって外に出そうと考えながらフランス語の本とにらめっこをする
そんな私をポルナレフはつまらなさそうに見ながら、頬をつついてきたりコーヒーを飲んだりしている
そして急に立ったと思ったらいきなり私の背後に回ってギュムッと現代では探してもほとんど見かけない筋肉を私の背中に押し付けてきた
「ちょっ……ポルナ……ッ」
「ナマエ寒いんだろ?俺って結構体温高いんだぜ?」
「そういう問題じゃない!!ブランケットでもかければいいじゃん!!」
「それだと俺が寒い」
「意味が分からぬ」
ポルナレフを是が非でも引き離そうとするが、ポルナレフの筋肉に敵うはずもなく私は諦めてポルナレフの好きなようにさせた
あったかいか聞いてくるが私が終始スルーをしたせいか、そのうち何も言わずに私の枝毛チェックを始めた
毛先を丁寧に調べているポルナレフをよそに、私は本を読むフリをして少しニヤけてしまう口元を押さえた
もう少し寒くてもいいかもしれない、次はどんな風に私を寒さから守ってくれるのだろうか