Que Sera, Sera. -ケセラセラ-
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月曜日は体育の日で祝日のため、学校は休み。
もちろん部活動はあったけれども、私は珍しく、というか初めて、早く学校の日よ来い、と願っていた。
あの授業の続きが気になる。
とある先生に、わからない質問を聞かないと夜も眠れない。
そんな高尚な理由では決してない。
『ミズキ!』
火曜日、朝登校してすぐに、ターゲットの名前を呼んだ。まだ名前しか呼んでいないのに、こちらに向けてニタニタとした笑みを浮かべている。
「はーい、仲直りはできたかな?」
悠長にそんなことを言いながら、カバンの中身を机に移しているので、その手を止めて、ぐいと顔を近づけた。
『仲直りどころじゃなくて。この顔見てよ』
「……どこからどうみても美人なお顔立ち」
『そういうことじゃなくて、』
合宿中もそうだったけど、昨日だってほとんど眠れなかった。
体は疲れているのに、動悸がして、深い眠りにつけないのだ。
おかげで目のまわりにはひどいクマができている。
「えーじゃあどういうこと? ぱっちり二重のご自慢?」
ニタニタは消えていないので、この状況を楽しんでいるということはわかった。
『そもそも、ミズキが鉄朗に余計なことを言うから、』
「ほーお、余計な事?」
少しだけミズキの口調が強めになったことがわかった。
「余計な事かしらねえ? いつまでもダラダラと過ごしているなんて、もったいないと思わない? 高校生なんて、あと数か月しかないのよ? 恋愛だって楽しまないと、もったいないじゃない」
お前はいったい何歳だ。
そんなことを思ったが、口では別のことを言った。
『なら、ミズキも楽しんでるわけ?』
「まあねー。私は見る専。最近の楽しみは、さっちーの行く末を見ていること」
『私の平穏を奪ったんだから、高見の見物してないで、ミズキのことも教えなさいよ』
「教えたいのはやまやまなんだけどねえ。私の色眼鏡にあう殿方はいまだ現れないのよねえ。高校生男子って、幼いから」
おほほほほ。という効果音が合いそうな表情に、軽くいらだちを覚えていたところ、「はよー」という声が耳に届いた。鉄朗の声だ。
「お、珍しく早いじゃない、サチさ、じゃなかった、倉木さん」
言いつつ、私のすぐ隣までやってきて、ちょっとだけ背を屈める。
そして耳元で、「そのクマどうした? なんかあったか?」とか真剣な声のトーンで言うもんだから、朝から顔が赤くなったことはしょうがないと思う。
しかも一連の動作が、とてもスムーズだった。
『ちょっと、動画を、見すぎただけ』
返事はいつものようにできただろうか。
少しだけむっとした表情になってしまったのは、平静を装うためには仕方がなかったが、鉄朗は気にならなかったらしい。いつもの私、鉄朗へ適当な態度をとっていてくれてありがとう。
「早く寝なさいって言ったでしょーが。ったく、研磨といいサチといい」
言いながら、自分の席へと移動していく。去り際、ミズキに片手をあげて「サンキュな」と言っていたのは、きっと合宿中の電話のことだろう。
「あらあら。今度は訂正しなくてよかったの? 倉木さん?」
先ほどの鉄朗の会話の最後、”サチ”と呼ばれたことに対する揚げ足取りである。『いちいち修正してたらキリがないの』と答えたら、「へえ~?」と意味深な返事をされた。憎まれ口でも返そうか、と息巻いていたところ、朝のホームルーム開始を知らせるチャイムが鳴ったので、その場はお開きとなった。
そうして迎えた昼休み。教室では鉄朗に聞かれる心配があったので、昼ご飯は場所を移動して食べようと持ち掛けた。もちろんニヤニヤしながらOKの返事があったわけだけど、行く当てもなく。
ミズキに引っ張られてたどり着いたのは、校舎の隅にあった文芸部の部室だった。
室内全体に紙やら冊子やらが散らばっており、壁にはよくわからないキャラクターのポスター、部員の誰かが書いたであろうイラストが所せましと貼られていた。
バレー部の部室―――運動部は着替えることが主な目的だけど、文化部は校舎の中の一部屋があてがわれ、活動することが目的なスペースとなっている―――とは違う雰囲気に、少しワクワクした。
『ミズキも、なんか書いてるの?』
「そりゃあ、文芸部ですからね。まあ、引退したから”元”だけどね。……読む?」
『いや。漫画しか読まない』
「そうね。それでこそさっちーよね。友達への配慮というものがないといころが良い」
褒められているのかけなされているのかわからないことを言われ、しかしそれにかまっている暇はない。
『で、本題。私は困っている』
「……でしょうね、」
『わかってるなら、朝からのらりくらり会話を横道に逸らさないでよ』
文句を垂れれば、「だってさっちー面白いんだもん」とか返ってくる。
『眠れないの。動悸がする』
「これまで自分の気持ちを放置してきた罰と思いなさーい」
『別に、放置してなんか、―――』
「ないとでも?」
その、強気な言葉と視線に、思わずゴクリと唾を飲み込んだ。
「私は知ってるわよー。体育祭で、最後のリレーの時。1位でゴールする黒尾の姿をいつまでも見ていた姿を」
『そ、れは、ただ幼馴染の活躍が嬉しくて?』
「それすらも疑問形なのがねえ。……あの時の顔を今のあなたに見せてやりたい。そりゃあもう、飛び切りの笑顔だったんだから」
何それ。
聞きながらまたも顔が赤くなるのがわかる。
『勝手に観察して、覚えておかないで』
完全に無自覚だ。
鉄朗相手に、そんな笑顔を見せた覚えはないし。あの時は本当に何も感じていなかった。
「はいはい。悪うございました。で、思い出せません? 体育祭の時の自分の行動」
促されて、あの時のことを思い出す。もう何か月も前のことで、記憶に残っていないのではないか、と思ったけど、思い返したらまだあった。
―――長い脚を存分に生かしたのびのびとした走りで、踏み出すたび加速するような力強さも兼ねそろえている。なんというか、キレイだなと感じてしまう。
―――そんな気持ちに気づいて、いやいや黒尾だよ?と自分で自分をいさめる。
『……うわ、変な気持ちに気が付いているっぽい』
「でしょ?」
さっちーは、自分の気持ちにずっと気づかないふりをしていただけ。考えなかっただけだよ。
そんなことを言われた。
『なんで、ミズキの方が私の気持ちに敏感なのよ』
「そりゃあ、文芸部の元部長でもあり、そしてさっちーの熱烈なファンである私が、気づかないわけないじゃない」
恥ずかしいことを恥ずかしげもなく言う。
顔から湯気が出そうな勢いだった。
「まいーや、過去の話は。また今度聞くとして、」
『聞きはするんだ』
「どうするの? 付き合うの?」
当たり前のように私のツッコミはスルーされ、代わりに質問を投下され、一瞬フリーズした。
『付き、合う……?』
疑問が勝手に言葉になっていて、それに対して深いため息で返される。
「一緒に登下校するとか」
『……必要な時には一緒に登校するし、帰りはたいてい一緒だよ』
「休みの日に……あー、バレーするとか」
『それもやってる』
「一緒に買い物したり」
『何回も行ってる』
次に返ってきたのは、またもや深いため息である。
「カップルかよ」
『いや、ただの幼馴染』
「ただの幼馴染こえーよ。いったい何年生の幼馴染だよ」
しばらくぶつぶつ言っていたが、何かをあきらめたような顔で、「告白は?」と。
『こく、はく?』
「それも考えてなかったってか。純情っておそろしい」
そろそろ言われっぱなしも尺だな、とギロリと睨めば、逆にギロリと睨み返される。
「実際どうなの? 今考えなさいよ。黒尾とどうなりたいの。このまま大学離れ離れになって、彼に彼女ができて、結婚して、っていう過程を隣で見守るだけの幼馴染ポジションでいいわけ?」
幼馴染ポジション。
それは確かに、今の私と鉄朗の関係性を言い表していて。それ以上の気持ちはよくわからなかったけど、なんとなくわかってきた。
『物理的に離れても、お節介を焼く権利、か』
「んー、別に付き合うことにそんな価値を見いださなくともいいと思うけど、まあそんな感じかな?」
鉄朗とは、高校でお別れだと思っていた。
でも、お別れしなくてもいいのなら。もっとずっと一緒にいたいと、そう思う。お節介を焼いていたいし、焼かれていたいと思う。
『……でも、さ』
鉄朗の顔を思い浮かべた。
鉄朗がバレーしている姿を思い浮かべた。
彼は今、バレーボールを、バレーボールだけを追いかけている。
『告白は、まだしない』
「……チキン」
ひどい言われように、少しだけむっとする。
『鉄朗は今、バレーボールに専念しているから。それが終わるまでは、私もバレーボールに専念する。……鉄朗の、力になりたいから』
そうつぶやくと、驚いたような顔のミズキが、ニヤニヤしながら抱き着いてきた。さっちー相変わらずかわいい」とか言っている。意味がわからない。
『ちょっと、何、』
「お嫁さんに欲しい。妹でも可」
『行かないから放せ』
どうにかこうにかミズキを体から引っぺがす。
文芸部の窓には、澄み切った秋晴れの空が写っていた。
39澄み切った秋晴れの空
『あれ。そういや、鉄朗って好きな人いなかったっけ』
「いたねえ」
『……そういう時は、身を引くのが定石か?』
「別に黒尾の片思いなんだし、いいんじゃない? 迷わず進め」
もちろん部活動はあったけれども、私は珍しく、というか初めて、早く学校の日よ来い、と願っていた。
あの授業の続きが気になる。
とある先生に、わからない質問を聞かないと夜も眠れない。
そんな高尚な理由では決してない。
『ミズキ!』
火曜日、朝登校してすぐに、ターゲットの名前を呼んだ。まだ名前しか呼んでいないのに、こちらに向けてニタニタとした笑みを浮かべている。
「はーい、仲直りはできたかな?」
悠長にそんなことを言いながら、カバンの中身を机に移しているので、その手を止めて、ぐいと顔を近づけた。
『仲直りどころじゃなくて。この顔見てよ』
「……どこからどうみても美人なお顔立ち」
『そういうことじゃなくて、』
合宿中もそうだったけど、昨日だってほとんど眠れなかった。
体は疲れているのに、動悸がして、深い眠りにつけないのだ。
おかげで目のまわりにはひどいクマができている。
「えーじゃあどういうこと? ぱっちり二重のご自慢?」
ニタニタは消えていないので、この状況を楽しんでいるということはわかった。
『そもそも、ミズキが鉄朗に余計なことを言うから、』
「ほーお、余計な事?」
少しだけミズキの口調が強めになったことがわかった。
「余計な事かしらねえ? いつまでもダラダラと過ごしているなんて、もったいないと思わない? 高校生なんて、あと数か月しかないのよ? 恋愛だって楽しまないと、もったいないじゃない」
お前はいったい何歳だ。
そんなことを思ったが、口では別のことを言った。
『なら、ミズキも楽しんでるわけ?』
「まあねー。私は見る専。最近の楽しみは、さっちーの行く末を見ていること」
『私の平穏を奪ったんだから、高見の見物してないで、ミズキのことも教えなさいよ』
「教えたいのはやまやまなんだけどねえ。私の色眼鏡にあう殿方はいまだ現れないのよねえ。高校生男子って、幼いから」
おほほほほ。という効果音が合いそうな表情に、軽くいらだちを覚えていたところ、「はよー」という声が耳に届いた。鉄朗の声だ。
「お、珍しく早いじゃない、サチさ、じゃなかった、倉木さん」
言いつつ、私のすぐ隣までやってきて、ちょっとだけ背を屈める。
そして耳元で、「そのクマどうした? なんかあったか?」とか真剣な声のトーンで言うもんだから、朝から顔が赤くなったことはしょうがないと思う。
しかも一連の動作が、とてもスムーズだった。
『ちょっと、動画を、見すぎただけ』
返事はいつものようにできただろうか。
少しだけむっとした表情になってしまったのは、平静を装うためには仕方がなかったが、鉄朗は気にならなかったらしい。いつもの私、鉄朗へ適当な態度をとっていてくれてありがとう。
「早く寝なさいって言ったでしょーが。ったく、研磨といいサチといい」
言いながら、自分の席へと移動していく。去り際、ミズキに片手をあげて「サンキュな」と言っていたのは、きっと合宿中の電話のことだろう。
「あらあら。今度は訂正しなくてよかったの? 倉木さん?」
先ほどの鉄朗の会話の最後、”サチ”と呼ばれたことに対する揚げ足取りである。『いちいち修正してたらキリがないの』と答えたら、「へえ~?」と意味深な返事をされた。憎まれ口でも返そうか、と息巻いていたところ、朝のホームルーム開始を知らせるチャイムが鳴ったので、その場はお開きとなった。
そうして迎えた昼休み。教室では鉄朗に聞かれる心配があったので、昼ご飯は場所を移動して食べようと持ち掛けた。もちろんニヤニヤしながらOKの返事があったわけだけど、行く当てもなく。
ミズキに引っ張られてたどり着いたのは、校舎の隅にあった文芸部の部室だった。
室内全体に紙やら冊子やらが散らばっており、壁にはよくわからないキャラクターのポスター、部員の誰かが書いたであろうイラストが所せましと貼られていた。
バレー部の部室―――運動部は着替えることが主な目的だけど、文化部は校舎の中の一部屋があてがわれ、活動することが目的なスペースとなっている―――とは違う雰囲気に、少しワクワクした。
『ミズキも、なんか書いてるの?』
「そりゃあ、文芸部ですからね。まあ、引退したから”元”だけどね。……読む?」
『いや。漫画しか読まない』
「そうね。それでこそさっちーよね。友達への配慮というものがないといころが良い」
褒められているのかけなされているのかわからないことを言われ、しかしそれにかまっている暇はない。
『で、本題。私は困っている』
「……でしょうね、」
『わかってるなら、朝からのらりくらり会話を横道に逸らさないでよ』
文句を垂れれば、「だってさっちー面白いんだもん」とか返ってくる。
『眠れないの。動悸がする』
「これまで自分の気持ちを放置してきた罰と思いなさーい」
『別に、放置してなんか、―――』
「ないとでも?」
その、強気な言葉と視線に、思わずゴクリと唾を飲み込んだ。
「私は知ってるわよー。体育祭で、最後のリレーの時。1位でゴールする黒尾の姿をいつまでも見ていた姿を」
『そ、れは、ただ幼馴染の活躍が嬉しくて?』
「それすらも疑問形なのがねえ。……あの時の顔を今のあなたに見せてやりたい。そりゃあもう、飛び切りの笑顔だったんだから」
何それ。
聞きながらまたも顔が赤くなるのがわかる。
『勝手に観察して、覚えておかないで』
完全に無自覚だ。
鉄朗相手に、そんな笑顔を見せた覚えはないし。あの時は本当に何も感じていなかった。
「はいはい。悪うございました。で、思い出せません? 体育祭の時の自分の行動」
促されて、あの時のことを思い出す。もう何か月も前のことで、記憶に残っていないのではないか、と思ったけど、思い返したらまだあった。
―――長い脚を存分に生かしたのびのびとした走りで、踏み出すたび加速するような力強さも兼ねそろえている。なんというか、キレイだなと感じてしまう。
―――そんな気持ちに気づいて、いやいや黒尾だよ?と自分で自分をいさめる。
『……うわ、変な気持ちに気が付いているっぽい』
「でしょ?」
さっちーは、自分の気持ちにずっと気づかないふりをしていただけ。考えなかっただけだよ。
そんなことを言われた。
『なんで、ミズキの方が私の気持ちに敏感なのよ』
「そりゃあ、文芸部の元部長でもあり、そしてさっちーの熱烈なファンである私が、気づかないわけないじゃない」
恥ずかしいことを恥ずかしげもなく言う。
顔から湯気が出そうな勢いだった。
「まいーや、過去の話は。また今度聞くとして、」
『聞きはするんだ』
「どうするの? 付き合うの?」
当たり前のように私のツッコミはスルーされ、代わりに質問を投下され、一瞬フリーズした。
『付き、合う……?』
疑問が勝手に言葉になっていて、それに対して深いため息で返される。
「一緒に登下校するとか」
『……必要な時には一緒に登校するし、帰りはたいてい一緒だよ』
「休みの日に……あー、バレーするとか」
『それもやってる』
「一緒に買い物したり」
『何回も行ってる』
次に返ってきたのは、またもや深いため息である。
「カップルかよ」
『いや、ただの幼馴染』
「ただの幼馴染こえーよ。いったい何年生の幼馴染だよ」
しばらくぶつぶつ言っていたが、何かをあきらめたような顔で、「告白は?」と。
『こく、はく?』
「それも考えてなかったってか。純情っておそろしい」
そろそろ言われっぱなしも尺だな、とギロリと睨めば、逆にギロリと睨み返される。
「実際どうなの? 今考えなさいよ。黒尾とどうなりたいの。このまま大学離れ離れになって、彼に彼女ができて、結婚して、っていう過程を隣で見守るだけの幼馴染ポジションでいいわけ?」
幼馴染ポジション。
それは確かに、今の私と鉄朗の関係性を言い表していて。それ以上の気持ちはよくわからなかったけど、なんとなくわかってきた。
『物理的に離れても、お節介を焼く権利、か』
「んー、別に付き合うことにそんな価値を見いださなくともいいと思うけど、まあそんな感じかな?」
鉄朗とは、高校でお別れだと思っていた。
でも、お別れしなくてもいいのなら。もっとずっと一緒にいたいと、そう思う。お節介を焼いていたいし、焼かれていたいと思う。
『……でも、さ』
鉄朗の顔を思い浮かべた。
鉄朗がバレーしている姿を思い浮かべた。
彼は今、バレーボールを、バレーボールだけを追いかけている。
『告白は、まだしない』
「……チキン」
ひどい言われように、少しだけむっとする。
『鉄朗は今、バレーボールに専念しているから。それが終わるまでは、私もバレーボールに専念する。……鉄朗の、力になりたいから』
そうつぶやくと、驚いたような顔のミズキが、ニヤニヤしながら抱き着いてきた。さっちー相変わらずかわいい」とか言っている。意味がわからない。
『ちょっと、何、』
「お嫁さんに欲しい。妹でも可」
『行かないから放せ』
どうにかこうにかミズキを体から引っぺがす。
文芸部の窓には、澄み切った秋晴れの空が写っていた。
39澄み切った秋晴れの空
『あれ。そういや、鉄朗って好きな人いなかったっけ』
「いたねえ」
『……そういう時は、身を引くのが定石か?』
「別に黒尾の片思いなんだし、いいんじゃない? 迷わず進め」