大石夢2020
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ピンポーン
チャイムの音で目が覚めた。
んー・・・今日は日曜日。昨日は土曜だったけど休日出勤して仕事頑張った。だから家に帰ってきて晩酌もした。それは今日が休みという前提だからだ。薄目を開けるとカーテンの隙間からだいぶ日差しが差し込んできているけど関係ない。こんなに明るいなら今日は快晴なんだろうな。けど、今日は休み。寝ててもなんの問題もないのだ。思う存分寝たって、別に何も予定はない。何も。なに・・・も・・・な・・・
・・・・・・・・・やらかした!!!!!
一人暮らしのワンルームの部屋の鍵が開けられる音がする。
やばいやばいやばい。
瞬時に頭に過ぎるのは彼氏の顔。そしてLINEでのやりとり。
『今度の日曜日、久々に休み被りそうだから一緒に出かけような』
『ほんとに!?!?デートすごい久しぶりで楽しみ!!!!』
ってめっちゃ楽しみにしてる健気で可愛い女の子気取ったの誰!?!?私だよ!!!!!
友人の紹介で出会った彼は医者で、まだまだ若い彼はなかなか休みが取れないと言っていた。
そんな彼と!久々に!休みが!被ったというのに!!!
なんで寝てたんだよそもそも何で昨日酒飲んで寝てんの顔浮腫むだろばか!!!!!空き缶もキッチンの流しに置いたままだし酒飲んだのバレるでしょ!そもそも迎えに来てくれたというのにその時間に起きるって!なんなの!!
ガチャ
ドア空いたーーーーーーー!!!!
もう諦めて寝たフリをするって決め込んだ夢野菜々花(27)です!
「菜々花??」
優しい彼の声が室内に響く。
けど、返事はしない。
私は寝ているから。
「・・・寝てるのか?」
彼がそばに来たのを感じる。
顔まで埋めた布団がそっと持ち上げられる。
それでも私は瞳を閉じ続け寝たフリを決める。
「・・・お疲れ様。仕事大変だって言ってたもんな・・・」
頭を撫でられる。優しい手。大きな手。
大好きな手。
「・・・俺も眠いから一緒に寝ようかな」
つぶやく声と共にベッドが軋む。布団に入ってきた彼に抱きしめられる。秀一郎の匂い。
安心したのも束の間、額にキスが落ちてくる。
それは次々と。
瞼、頬、そして唇ー・・・
彼の舌が生き物の様に唇を割って入ってくる。
「んっ・・・」
強く瞳を閉じる。彼の背中を無意識に強く抱きしめてしまう。熱い。
薄く目を開くと彼と目が合った。恥ずかしくてすぐ瞼を閉じた。同時に彼の舌が口内から出ていった。唇にちゅっと音を立て離れていく。
「おはよ、菜々花?」
笑顔で私の頬に触れる彼は、怒ってるんだろうなと思った。
「・・・ごめん、ね・・・」
しゅん、と顔を伏せる。そしてそのまま彼の胸に向かって思い切り抱きつく。
彼の香りがする。安心する匂い。
「・・・はあ」
彼は溜息を吐いて、私の頭を撫でた。
「ほら、待ってるから顔洗って。支度して。」
「どこ行く??」
「んー・・・何食べたい?」
時計を見ればもうすぐお昼。
彼の身体に回していた腕を離して、彼の頭を撫でる。
「新しく出来たお店あるって聞いた気がする」
「じゃあそこ行く?」
「うん!!!・・・場所知らないからちょっと調べといて~」
「仕方ないな・・・なんのお店?」
会話を続けながら私は立ち上がって洗面台に向かう。
彼はスマホを弄り出す。
・・・ーうん、いい休日だ。
