episode6
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年に一度の学校行事。
大抵の学生が盛り上がる”体育祭”
チーム一丸となって優勝するために戦う。
このチームも優勝するためにある男を中心に燃えている。
「”極限必勝!!!”」
常時死ぬ気男の笹川了平である。
「これが明日の体育祭での我々A組のスローガンだ!!勝たなければ意味はない!!」
「そっかー体育祭のチームは縦割りだから京子ちゃんのお兄さんと同じチームなんだ」
お兄さん今日も熱いな~……
綱吉がそう呟く
「本当に京子のお兄さんって熱血だよね。いまだに京子とあの人が兄弟だって信じられないもの」
慧が綱吉のつぶやきに対して同意する
「うん。ほんとに似てないよねあの兄弟…」
そういいながらそっと京子を見る綱吉
「(京子ちゃんお兄ちゃんを心配そーに見てる、かわいーな~)」
心配そうに兄を見る京子。
そんな京子を見て癒される綱吉
「そんなに熱心に京子見てツー君は京子のことが本当に大好きだね~」
ニヤニヤしながら言う慧
「なぁっ!?ち、ちがっ!」
京子ちゃんに聞こえちゃうよ!と
顔を真っ赤にしながらあたふたする綱吉
「フフッ、冗談よ冗談。それに京子は了平さんに意識がいってるからきこえてないわよ」
「っ~!」
綱吉が慧にからかわれているなか
「うぜーっスよね。あのボクシング野郎」
「んなっ」
相変わらず綱吉以外には態度が悪い獄寺が言う
「フツーにしゃべれっての」
ちょっ獄寺君!!京子ちゃんに聞こえちゃうよ!!
好きな子にこんなことを聞かれて嫌われるんじゃないかと焦る綱吉
「相変わらずね…獄寺君」
そんな態度な獄寺に呆れる慧
「今年も組の勝敗をにぎるのはやはり棒倒しだ」
「ボータオシ?」
転校してきたばかりの上ずっとイタリアに住んでいた獄寺には初めて聞く言葉である。そんな獄寺の疑問に綱吉が答える
「どーせ1年は腕力のある2、3年の引き立て役だよ」
「棒倒しねー。男子の競技だから私には関係ない競技なんだよね」
「例年、組の代表を棒倒しの”総大将”にするならわしだ。つまりオレがやるべきだ」
「だがオレは辞退する!!!」
了平の宣言にどよめく生徒たち。
誰もが総大将は了平だと思っていた中のこの宣言である
生徒たちが驚くのも無理はない
「オレは大将であるより兵士として戦いたいんだー!!!」
単なるわがままだーっ
全員の心の声が一致した
そんな兄を見て恥ずかしそうに縮こまる京子
「だが心配はいらん。オレより総大将にふさわしい男を用意してある」
「1のA、沢田ツナだ!!」
そう叫びながら綱吉を指さす了平