○○しないと出られない部屋
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「う……ここどこ?」
目が覚めると見知らぬ床に寝ていた。隣には赤木さんが寝ている。
どうやら昨日、私たちは飲みすぎたみたいだ。ここは、赤木さんの部屋かな?
「赤木さんー起きて下さい」
彼を揺さぶって起こす。床で寝てたからか体の節々が痛むなあ。
「……なに」
「なにって、昨日飲みすぎて赤木さんのお家に来ちゃったみたいで」
「ここ俺の家じゃないけど」
「え!?」
じゃあここはどこなの!?もしかして酔いすぎてホテルに来ちゃったのかな? 大きめのフカフカそうなベッドもあるし。どうやってチェックアウトすればいいのかな
「苗字、あれみた?」
「あれって?」
赤木さんの指さすドアの上を見ると、大きく「セックスしないと出られない部屋」と書いてあった。そんな馬鹿な。
「悪ふざけにもほどがありますよね、ホテルの仕様かな?」
そう思いながら私はドアノブを回すがガチャガチャと音を立てるだけで開く気配がない。
「本当に開かないんじゃないの」
室内にいるはずなのに、なぜかドアに鍵がついていない。それにも関わらず、ドアはあかない。外からカギがかかってるのかな。
「シたらいいんじゃない」
「するって」
「出られないなら、その言葉の通りの事をするだけ」
「セッ……」
思わぬ提案に言葉が詰まる。あの、憧れの赤木さんと出来るなら、もちろんしたい。彼のことはずっと、ずっと前から大好き。でも、すぐに受け入れたら尻軽って思われちゃうかも。
そう思った私は、しないですと断ってしまった。
「ふうん」
赤木さんは引き止めるわけでもなく、ただそう言ってたばこを吹かしていた。
ーー
数時間が経過したが、一向にドアは開く気配がない。ドアを叩いたり、大声で助けを求めたが、人が来る様子もなかった。やっぱり赤木さんとシたら、開くんじゃ……。私の脳内はそればかりを考えるようになっていた。
彼はどんな風に私を求めたり、抱くのだろう。
そんないかがわしい考えをしていると彼が見抜いたのか、声をかけてきた。
「おねだりしてみたら」
「おねだり?」
「俺に、犯して欲しいでしょ」
彼はベッドの上に腰掛けながら私に言う、どことなく挑発的な発言に、私はひどく揺さぶられた。
「ずっと俺のが欲しいって顔してる。ねえ、可愛くおねだりしてみてよ」
「赤木さんに、犯して欲しい、です」
「犯すってどういうの」
さらに彼は問い詰める。私は顔に熱が集まるのを感じた。吐息も荒くなり、途絶え途絶えに言う。
「赤木さんの……私の、中に挿れて下さい……」
さっきは尻軽と思われたくなくて断ったのに、こんな風にすぐに自ら求めるなんて淫乱のようだ。恥ずかしい思いがいっぱいで、涙が流れる。
私が恥ずかしがって泣いている様子に彼は大層満足したのか、唇をゆがませた。
「かわいいよ、苗字」
私の涙の跡を舌で彼が舐めて、そのままキスする。
私を強引にベッドの上に押し倒し、彼が上から覆いかぶさりながら激しくキスをする。
私の口内に彼の唾液と、舌が入り乱れる。私の舌をゆっくり吸ったかと思えば、突然甘噛みをしてきたり、彼に翻弄される。
しばらくの間、私の口内を堪能し、唇を名残惜しそうに話す。
やっと酸素が吸える。呼吸を整えるために呼吸を荒く繰り返す私をみて、支配欲が満たされたみたいで、嬉しそうにしている。
彼も彼で、興奮が抑えきれないのか、早急に私のスカートへと手をかけた。下着を脱がすと、そのまま彼の物を入り口にあてがう。
「このまま挿れなかったら、出られないままかもね」
「え、」
「ずーっとずっと、苗字を挿入せずに焦らし続けて、このままイかせず仕舞い、なんて」
私は早く彼の物が欲しくて、腰を動かす。焦らされ続けたら、私おかしくなっちゃう……
「クク、腰、動かしてエロい」
「お願い、早く挿れて下さい……」
「俺のこと好きって言って」
「好き、赤木さんのこと、ずっと前から」
「俺も好きだよ」
そう言いながら彼は私のおでこに軽くキスをして、ゆっくりと挿入する。
「ん……キツイ」
彼が苦しそうに顔をゆがませる。ひどく扇情的なその表情は私を狂わす。
彼の物が全部入り切ったのに、彼は動かないままだ。
「苗字の中、あっつい……」
「あかぎ、さん……動いて、お願い……」
「ふふ、欲しがり」
嬉しそうな表情を見せて彼は私の中を出入りする。
私の中に彼が入っている。ずっと好きだった赤木さんと一緒になってるなんて。
「好き、赤木さん、大好き」
「名前、名前で呼んで」
彼がクールな表情を見せてはいるものの、額には汗が流れていて、彼も彼で限界が近いのだと気づいた
「しげる、好き……」
その言葉を聞いた瞬間、私の中で彼が一層大きくなり、出し入れの速度が上がった。私の膣内をドンドン犯していく。
「名前、俺も好き……」
彼が吐息を荒くしながら、私の腰を掴み、固定した。そのまま欲望のままに打ち付ける。力強い腰つきに、私は腰が引ける。
「だめ、犯すよ」
彼はそう言いながら躾のように私の口内を強引に犯した。
獲物を得る獣のような眼差しに、私の体は反応してしまう。
「締まった、俺のが欲しいって身体も言ってる」
彼はまた挿入を繰り返す。二人のつながった局部からは卑猥な音を立てている。私の体は彼の物にずっと反応していて、彼の物が離れそうなると、名残惜しそうにひっつく。限界そうな彼の顔、犯された体……何もかも私を興奮させ、私にも限界が近づいた。
「きちゃいそう……」
「俺もイきそう……」
「出して、しげる、中に」
私の発言とともに彼が果てて、私は収縮している彼の物を感じながら私も果てた。
ーー
ドアがガチャリと音をたてた。きっとドアが開いたんだ。
「ドア、開いたみたいですよ」
私は彼をドアのほうに促そうとしたが、彼は動かないままだ。あれ
「一度で終わると思ってるの」
「でも、ドア開きましたよ」
「名前と両想いって知ってこのまま帰す訳にはいかない」
彼はまた私をベッドの上に押し倒し、そのまま馬乗りになりながら私を見下ろす。
「もう一回、いや、満足いくまで犯す」
彼の眼差しに私はまた疼くのであった。
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