13日の金曜日
夢小説設定
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『ここは、こうじゃないかな?』
『わ、きっとそうだよ!名前』
『※※キ、ありがとう!』
ーーー
私の名前を呼ぶあなたは、誰?
そして、私は何者なのーーー?
「ッ、イタっ……」
目が覚めるとお屋敷のベットの上に私は寝かしつけられていた。
目覚めると同時に、痛みを感じたのは、私の手首に手錠ががっちりとつけられており
起き上がった勢いで手錠が強く引っ張られたからだ。
「なに、なんで……」
一命を取り留めた。
けれど同時にお屋敷から抜け出せなかった恐怖で足が震える。
(それに、今の夢は一体………)
私は誰かと、会話していた……
多分、施設に入る前の記憶。
けど、誰なのかは分からない。
それに、何をしていたの?
「何かを、解いてたーーー?」
「やっと目ざけたね、名前」
声のする方へ振り返ると、家の家主がドアに立っていた。
彼の背後には、あの日と同じ斧があった。
「っあ、貴方は、何をしているか分かっているの!? て、手錠も離して!!」
手錠を彼の前に差し出し、懇願する。
この人は、私を傷つけたいの?
逃げ出したいのに、私を離さないのはなぜ?
「だから、名前。愛だよ。」
「愛なんかじゃない!! 私を殺そうとしていたでしょ!?」
彼がその言葉に反応し、背後に置いていた斧を持ち上げる。
その光景に私はまた斧を振り翳されるんじゃないかと手で頭を隠す。
「あはは、そんなに怯えちゃって……。
名前ってば本当に可愛い……。
殺すなんて考えてないよ。名前が勝手に死にに行ってるだけ。前みたいにね……。」
彼が斧を床に放り出し、ドスンと鈍い音が部屋に響く。と同時に、彼が私を包み込んだ。
「名前さ、逃げ出そうだなんてしないでよ……。ただ、僕のそばにいてほしいのに……」
彼が包み込んだのは、予想だにしなかったため
私は身構えた。しかし、彼の震えに気付いたため、私は何も言うことができなかった。
この屋敷には謎が多すぎる……
彼を含め、謎を解明していくしか
手立ては無いのだろう。
私の記憶を取り戻しながら、深い深い謎と立ち向かうことにしたのであったーーー