Jump over
name
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
35.
「お前は…」
「俺か?敵連合の用心棒ってことにしておいてくれ。お前は“時空間忍術の研究者 ”だろ?」
…砂隠れの抜け忍か。
確か、切島くんを襲ったのも砂の抜け忍。
「ここは私一人で大丈夫です。デク、ナイトアイ、イレイザー!先に行ってください。ロックロック、警察の方と入中を連れて出来るだけ遠くに退避してください。」
「⚫⚫⚫さん!」
「燎!」
「早く!」
「おっと!そうはいかねェ。」
とクナイを走り出す三人に投げた。
キンッキンッキンッ
クナイを全て弾けば
「あー邪魔だなァ!」
と言い、巻物から何かを口寄せした。
「仕方ねえ全力でてめぇをぶちのめして捕まえにいくか。」
「それは…!」
「俺の傀儡よォ!これで2対1だ。」
退避するロックロックたちを背に戦う。
傀儡から手裏剣やクナイが放たれる。
口寄せの術式が埋め込まれているのだろう、ものすごい数だ。
それを後ろにいかないよう、必死に防ぐ。
「オイオイ!こんなの大丈夫なのかよ!」
「大丈夫ですから早く行ってください!」
そのときだった。
ザクッ
太ももに手裏剣が刺さった。
「っう!」
昔カンクロウさんに聞いたことがある。
傀儡の仕込み武器には毒を塗っておくことが多いため、少しでもかすれば致命的だ、と。
そんなことを思い出していたら、
「安心しろよ。この傀儡に仕込んであるのは強力な痺れ薬だ。死にはしねェよ。」
まァすぐに動けなくなるがな!と言う。
「オイッ!」
「大丈夫です。必ず後で合流します!」
「チッ!わーったよ!絶対だかんな!」
気配でロックロックたちもある程度離れたことがわかった。
ふう。これで倒すことに集中出来る。
全身が痺れる前にあいつを倒さないと。
頭の中で作戦を練る。
「そろそろ痺れてきたか?次行くぜェ!せいぜい避けろよ!」
と、また手裏剣やらクナイが飛んで来る。
どんだけ仕込んでんのよ!
それを避けつつ天井に行き、巻物から無数のクナイを口寄せし、投げつける。
「そんな量のクナイで対抗出来ると思ってんのかよ!」
と敵は傀儡で弾きつつ避けた。
それなら…。
入中が作った突起を起爆札で3ヶ所爆破して落とす。
「ハッ!潰せると思ったのか!」
軽々と避けて、あいつからはこちらが土煙で見えないはずなのに次々と手裏剣が飛んで来る。
それを必死に避けつつ弾く。
手裏剣が止まった。
口寄せが底をついたのか。
「ちっ!まあこれで終いだ。」
と傀儡をこちらに向けてきた。
避けようにも体が痺れて上手く力が入らない。
でも充分。
“本体”は懐に入り込めた。
「紫電!」
「グアァッいつの間に…」
「爆破した砂煙で影分身と入れ替わったのよ。本体は飛雷神であなたの懐に飛んでね。」
「痺れて動けないはずじゃ…!」
「木ノ葉の忍をなめるなよ!」
紫電で痺れている間に更に桜花衝で攻める。
地面にめり込んで気絶したのを確認して、落ちてきた傀儡を粉々に壊す。
と、ガクッと膝をついた。
例の痺れ薬のせいかな…。思うように体が動かせない…。
蹲っていたら、誰か近づいてきた。
「あなたが⚫⚫⚫ちゃん?かあいいねェ。」
確か、敵連合の“トガヒミコ”…。
「動けないねェ。ボロボロの⚫⚫⚫ちゃんもかあいいよ。ね、ちょっとだけ血、ちょぉだい。」
と注射器を取り出した。
血…
マズイ。
そう思うのに体どころか、指一本も動かせない。
「またね。⚫⚫⚫ちゃん。そのうちね、弔くんが迎えに行くからね。待っててね。フフフ。」
そのまま何処かへ行ってしまった。
クソッ!こんなときに動けないなんて。
血を取られすぎたのか、目の前がだんだん暗くなっていった。
「お前は…」
「俺か?敵連合の用心棒ってことにしておいてくれ。お前は“時空間忍術の
…砂隠れの抜け忍か。
確か、切島くんを襲ったのも砂の抜け忍。
「ここは私一人で大丈夫です。デク、ナイトアイ、イレイザー!先に行ってください。ロックロック、警察の方と入中を連れて出来るだけ遠くに退避してください。」
「⚫⚫⚫さん!」
「燎!」
「早く!」
「おっと!そうはいかねェ。」
とクナイを走り出す三人に投げた。
キンッキンッキンッ
クナイを全て弾けば
「あー邪魔だなァ!」
と言い、巻物から何かを口寄せした。
「仕方ねえ全力でてめぇをぶちのめして捕まえにいくか。」
「それは…!」
「俺の傀儡よォ!これで2対1だ。」
退避するロックロックたちを背に戦う。
傀儡から手裏剣やクナイが放たれる。
口寄せの術式が埋め込まれているのだろう、ものすごい数だ。
それを後ろにいかないよう、必死に防ぐ。
「オイオイ!こんなの大丈夫なのかよ!」
「大丈夫ですから早く行ってください!」
そのときだった。
ザクッ
太ももに手裏剣が刺さった。
「っう!」
昔カンクロウさんに聞いたことがある。
傀儡の仕込み武器には毒を塗っておくことが多いため、少しでもかすれば致命的だ、と。
そんなことを思い出していたら、
「安心しろよ。この傀儡に仕込んであるのは強力な痺れ薬だ。死にはしねェよ。」
まァすぐに動けなくなるがな!と言う。
「オイッ!」
「大丈夫です。必ず後で合流します!」
「チッ!わーったよ!絶対だかんな!」
気配でロックロックたちもある程度離れたことがわかった。
ふう。これで倒すことに集中出来る。
全身が痺れる前にあいつを倒さないと。
頭の中で作戦を練る。
「そろそろ痺れてきたか?次行くぜェ!せいぜい避けろよ!」
と、また手裏剣やらクナイが飛んで来る。
どんだけ仕込んでんのよ!
それを避けつつ天井に行き、巻物から無数のクナイを口寄せし、投げつける。
「そんな量のクナイで対抗出来ると思ってんのかよ!」
と敵は傀儡で弾きつつ避けた。
それなら…。
入中が作った突起を起爆札で3ヶ所爆破して落とす。
「ハッ!潰せると思ったのか!」
軽々と避けて、あいつからはこちらが土煙で見えないはずなのに次々と手裏剣が飛んで来る。
それを必死に避けつつ弾く。
手裏剣が止まった。
口寄せが底をついたのか。
「ちっ!まあこれで終いだ。」
と傀儡をこちらに向けてきた。
避けようにも体が痺れて上手く力が入らない。
でも充分。
“本体”は懐に入り込めた。
「紫電!」
「グアァッいつの間に…」
「爆破した砂煙で影分身と入れ替わったのよ。本体は飛雷神であなたの懐に飛んでね。」
「痺れて動けないはずじゃ…!」
「木ノ葉の忍をなめるなよ!」
紫電で痺れている間に更に桜花衝で攻める。
地面にめり込んで気絶したのを確認して、落ちてきた傀儡を粉々に壊す。
と、ガクッと膝をついた。
例の痺れ薬のせいかな…。思うように体が動かせない…。
蹲っていたら、誰か近づいてきた。
「あなたが⚫⚫⚫ちゃん?かあいいねェ。」
確か、敵連合の“トガヒミコ”…。
「動けないねェ。ボロボロの⚫⚫⚫ちゃんもかあいいよ。ね、ちょっとだけ血、ちょぉだい。」
と注射器を取り出した。
血…
マズイ。
そう思うのに体どころか、指一本も動かせない。
「またね。⚫⚫⚫ちゃん。そのうちね、弔くんが迎えに行くからね。待っててね。フフフ。」
そのまま何処かへ行ってしまった。
クソッ!こんなときに動けないなんて。
血を取られすぎたのか、目の前がだんだん暗くなっていった。