Jump over
name
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
進む私たちを変形する壁、天井、地面が襲う。
ロックロックの個性“施錠”のおかげで圧殺されてしまいそうな危機的状況をなんとか回避している 。
「締めてねェところからホラ!また!来るぞ!」
グッと拳にチャクラを集める。
「ハアッ!」
「SMASH!」
ロックロックの個性の範囲外から襲って来る壁とか地面やらを私と緑谷くんが壊す。
「埒が明かない!!」
「確かに、でも!」
「止めてたまるかァ!!」
「うん!」
プロヒーローや、先輩たちが繋いだ道だ。
進む!
更に気合いを入れたが、ピタリと攻撃が止み道が開いた。
「!」
と思ったら今更になって分断される。
イレイザー、緑谷くんと私。それにナイトアイたち。ロックロックの声が壁の向こうからする。
「緑谷くん!」
「うん!」
緑谷くんと壁を壊した。
そこにはロックロックが二人。
倒れるロックロックと、
「ニセモノが急に現れて襲ってきやがった!」
と緑谷くんに歩み寄るロックロック。
と、倒れるロックロックに刀傷を見つけた。
彼は刃物は持っていなかったはず…。
イレイザーを見れば、やはり不審に思ったらしく個性を発動させた。案の定、緑谷くんに近寄っていたロックロックがどろりと溶けて女が出てきた。敵連合の“トガヒミコ”だ。
イレイザーが捕らえたが軽い身のこなしで反撃し、壁の向こうに消えた。
まだ壁の向こうに気配を感じて警戒していると、膝をついている先生に緑谷くんが駆け寄る。
「先生!」
「大丈夫だ。ロックロックの止血と、ナイフを拾っておけ。」
「イレイザー、見せてください。止血します。」
「頼む、燎。注意は怠るなよ。」
「はい。」
ささっと止血して、壁を壊そうか考えていたら、
「!」
男の絶叫がした。
今までにない勢いで歪んだ地下通路。慌ててロックロックを保護する。
もう壁とか床とかワケわからなくなってる…!
こんなこと出来るの!?
奇声の主は、おそらく“入中”。
本体をイレイザーヘッドが見ることができればあいつの個性を消せる。
音が反響し、入中のせいで明かりもなくなった。複数の人の気配を感じて居場所を探れない。
圧殺される前に見つけないと…!
と、絶叫が再び聞こえた。
声の聞こえたところを目掛けて緑谷くんがシュートスタイルで攻撃。
その瞬間、イレイザーが“見て”個性を解除。入中が落下する。そのとき横を見て何か叫んだ。が、ナイトアイの一撃が決まり、意識を失った入中を緑谷くんが確保して、厄介だった迷宮は終わりを告げた。
「…どうやら、使われてしまった…ようだな」
いつの間にか合流していたナイトアイが呟く。
入中に敵連合について聞けば
「トガ…トゥワイス…!!許さねェ!裏切りやがってェ!」
と叫び、他の連合メンバーについては知らないと言う。
ここにいる敵連合はトガとトゥワイスのみか…。
上の方に微かだけど人の気配を感じる。
こちらへの殺気は感じないけど。
二つの気配を睨む。
敵連合を追うか、“エリちゃん”を追うか、警察も迷っていた。
「先生…!」
「…。」
イレイザーを見る。
「ヴィラン連合に目的が及ぶ場合は、そこまでだ。深追いはするな」
という言葉を思い出す。
判断に困っていると、意識を取り戻したロックロックが起き上がって言った。
「なーにを、立ち話してんだ……! 無視して進め!連合の方は警察に任せりゃいい…!俺たちの最優先事項は何だよ!!?」
「…確かに、それが最善か…」
「どの道入中の拘束で誰かしら残らなきゃなんねェし、俺は小娘のせいでこれ以上飛んで跳ねてはちょっとキツイ。わかったら、とっとと足動かせ!!」
ロックロックは、肩で息をしながらも続ける。
「リューキュウ達上に居る連中!地下で分断された者たち、サンイーター!烈怒頼雄斗!ファットガム!ルミリオン!ここまで来たらあと一息だろう!皆が稼いだ時間を…無駄にするな!!!」
緑谷くんが、ロックロックに叫ぶ。
「必ず!救け出します!ロックロック!」
そう言い、走り出そうとすれば
後ろから殺気を感じてロックロック達の前に出る。
飛んで来る無数の手裏剣をクナイで全て叩き落とす。
「お前らにこのまま行かれると困るんだよな。それにお前に用がある。ちょっと相手してもらおうか。」
ニヤニヤしながら暗闇から現れたそいつは
砂時計のマークに一線が引かれた、
額宛をしていた。
ロックロックの個性“施錠”のおかげで圧殺されてしまいそうな危機的状況をなんとか回避している 。
「締めてねェところからホラ!また!来るぞ!」
グッと拳にチャクラを集める。
「ハアッ!」
「SMASH!」
ロックロックの個性の範囲外から襲って来る壁とか地面やらを私と緑谷くんが壊す。
「埒が明かない!!」
「確かに、でも!」
「止めてたまるかァ!!」
「うん!」
プロヒーローや、先輩たちが繋いだ道だ。
進む!
更に気合いを入れたが、ピタリと攻撃が止み道が開いた。
「!」
と思ったら今更になって分断される。
イレイザー、緑谷くんと私。それにナイトアイたち。ロックロックの声が壁の向こうからする。
「緑谷くん!」
「うん!」
緑谷くんと壁を壊した。
そこにはロックロックが二人。
倒れるロックロックと、
「ニセモノが急に現れて襲ってきやがった!」
と緑谷くんに歩み寄るロックロック。
と、倒れるロックロックに刀傷を見つけた。
彼は刃物は持っていなかったはず…。
イレイザーを見れば、やはり不審に思ったらしく個性を発動させた。案の定、緑谷くんに近寄っていたロックロックがどろりと溶けて女が出てきた。敵連合の“トガヒミコ”だ。
イレイザーが捕らえたが軽い身のこなしで反撃し、壁の向こうに消えた。
まだ壁の向こうに気配を感じて警戒していると、膝をついている先生に緑谷くんが駆け寄る。
「先生!」
「大丈夫だ。ロックロックの止血と、ナイフを拾っておけ。」
「イレイザー、見せてください。止血します。」
「頼む、燎。注意は怠るなよ。」
「はい。」
ささっと止血して、壁を壊そうか考えていたら、
「!」
男の絶叫がした。
今までにない勢いで歪んだ地下通路。慌ててロックロックを保護する。
もう壁とか床とかワケわからなくなってる…!
こんなこと出来るの!?
奇声の主は、おそらく“入中”。
本体をイレイザーヘッドが見ることができればあいつの個性を消せる。
音が反響し、入中のせいで明かりもなくなった。複数の人の気配を感じて居場所を探れない。
圧殺される前に見つけないと…!
と、絶叫が再び聞こえた。
声の聞こえたところを目掛けて緑谷くんがシュートスタイルで攻撃。
その瞬間、イレイザーが“見て”個性を解除。入中が落下する。そのとき横を見て何か叫んだ。が、ナイトアイの一撃が決まり、意識を失った入中を緑谷くんが確保して、厄介だった迷宮は終わりを告げた。
「…どうやら、使われてしまった…ようだな」
いつの間にか合流していたナイトアイが呟く。
入中に敵連合について聞けば
「トガ…トゥワイス…!!許さねェ!裏切りやがってェ!」
と叫び、他の連合メンバーについては知らないと言う。
ここにいる敵連合はトガとトゥワイスのみか…。
上の方に微かだけど人の気配を感じる。
こちらへの殺気は感じないけど。
二つの気配を睨む。
敵連合を追うか、“エリちゃん”を追うか、警察も迷っていた。
「先生…!」
「…。」
イレイザーを見る。
「ヴィラン連合に目的が及ぶ場合は、そこまでだ。深追いはするな」
という言葉を思い出す。
判断に困っていると、意識を取り戻したロックロックが起き上がって言った。
「なーにを、立ち話してんだ……! 無視して進め!連合の方は警察に任せりゃいい…!俺たちの最優先事項は何だよ!!?」
「…確かに、それが最善か…」
「どの道入中の拘束で誰かしら残らなきゃなんねェし、俺は小娘のせいでこれ以上飛んで跳ねてはちょっとキツイ。わかったら、とっとと足動かせ!!」
ロックロックは、肩で息をしながらも続ける。
「リューキュウ達上に居る連中!地下で分断された者たち、サンイーター!烈怒頼雄斗!ファットガム!ルミリオン!ここまで来たらあと一息だろう!皆が稼いだ時間を…無駄にするな!!!」
緑谷くんが、ロックロックに叫ぶ。
「必ず!救け出します!ロックロック!」
そう言い、走り出そうとすれば
後ろから殺気を感じてロックロック達の前に出る。
飛んで来る無数の手裏剣をクナイで全て叩き落とす。
「お前らにこのまま行かれると困るんだよな。それにお前に用がある。ちょっと相手してもらおうか。」
ニヤニヤしながら暗闇から現れたそいつは
砂時計のマークに一線が引かれた、
額宛をしていた。