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今日のこの集まりの目的は娘の保護。
そのために、ナイトアイがリストアップした八斎會と関連のある場所を各地のヒーローが調査、拠点を特定し、叩く。
回りくどい、合理性にかけるとナイトアイが非難される。
彼の個性である“未来の予知”を使えば早いのに、と。
それはそうだ。そんな便利な個性を持ってるなら使えばいいのに。
そう思っていたら、思わぬ言葉が出てきた。
「死。
ただ無慈悲な死が待っていたら。」
その沈痛な面持ちに、なんとなくわかった。
この人は大切な人の死を見てしまったんだろうって。
それが誰で、結果その人が亡くなったのか、まだ生きてるのかは私にはわからない。
「回避できる確証はない。」
その言葉に視線を落とす。
確かに、知ってプラスになるのは起こることを変えられる場合だけだ。
…変えられない場合は、辛い。
無力な自分を目の当たりにすることになる…。
ナイトアイはその個性で見た未来を変えられたことはないんだろう…。
会議の後、グラントリノと話をした。
連合の方はズクさんが黒霧らしき人物を目撃したそうだ。今はその地域を重点的に調べているとのこと。
場合によってはグラントリノはそちらの案件に行くそうで、“こちらは燎に任せる。イレイザーの元で動け”と言われた。
…ズクさんの方も気になるけど、こっちも連合に関係ありそうだもんなぁ。グラントリノの方はズクさんから後で聞けるし。
グラントリノに承知したことを伝えて、イレイザーの所へ飛ぶ。
トンっとイレイザーの所へ着けばすぐに話が始まった。
「全員揃ったな。
いやァしかし、今日は君たちのインターン中止を提言する予定だったんだがなァ。」
というイレイザーを驚きとともに見つめれば
「⚫⚫⚫、睨むな。話は最後まで聞け。」
と言われてしまった。
「連合が関わってくる可能性があると聞かされたろ。話は変わってくる。ただなァ、緑谷。お前はまだ俺の信頼を取り戻せてないんだよ」
まさか、このタイミングで緑谷くんだけ外すのかと見守っていたら、
「俺が見ておく。するなら正規の活躍をしよう、緑谷。」
わかったか、問題児とイレイザーは拳を緑谷くんに向ける。
その言葉にほっとしてそのまま話を聞く。
「掴み損ねたその手がエリちゃんにとって必ずしも絶望だったとは限らない。前を向いていこう。」
気休めを言う、と前置きしながらもイレイザーが言ったその言葉は私たちを奮い立たせた。
「とは言ってもだ。プロと同等かそれ以上の実力のあるビッグ3はともかくおまえたちの役割は薄いと思う。蛙吹、麗日、切島、おまえたちは自分達の意思でここにいるわけでもない。どうしたい?」
と三人に意思確認をした後、
「⚫⚫⚫、お前は?」
と私にも聞いた。
「私はイレイザーの元で動くよう、指示されました。」
「そうか。それで、どうしたい?」
「参加します。その子を救けたいのもありますが、仲間の力になりたい。」
と緑谷くんを見れば、彼と目があった。
ニコッと笑えば
「⚫⚫⚫さん…ありがとう。」
それに頷いて返す。
そうか、わかった。とイレイザーは言い、私たちに忠告した。
「連合にまで目的が及ぶ場合はそこまでだ。⚫⚫⚫も俺の元で動くなら多少は許すが深追いはするな。わかったか」
「「「了解です!」」」
そのために、ナイトアイがリストアップした八斎會と関連のある場所を各地のヒーローが調査、拠点を特定し、叩く。
回りくどい、合理性にかけるとナイトアイが非難される。
彼の個性である“未来の予知”を使えば早いのに、と。
それはそうだ。そんな便利な個性を持ってるなら使えばいいのに。
そう思っていたら、思わぬ言葉が出てきた。
「死。
ただ無慈悲な死が待っていたら。」
その沈痛な面持ちに、なんとなくわかった。
この人は大切な人の死を見てしまったんだろうって。
それが誰で、結果その人が亡くなったのか、まだ生きてるのかは私にはわからない。
「回避できる確証はない。」
その言葉に視線を落とす。
確かに、知ってプラスになるのは起こることを変えられる場合だけだ。
…変えられない場合は、辛い。
無力な自分を目の当たりにすることになる…。
ナイトアイはその個性で見た未来を変えられたことはないんだろう…。
会議の後、グラントリノと話をした。
連合の方はズクさんが黒霧らしき人物を目撃したそうだ。今はその地域を重点的に調べているとのこと。
場合によってはグラントリノはそちらの案件に行くそうで、“こちらは燎に任せる。イレイザーの元で動け”と言われた。
…ズクさんの方も気になるけど、こっちも連合に関係ありそうだもんなぁ。グラントリノの方はズクさんから後で聞けるし。
グラントリノに承知したことを伝えて、イレイザーの所へ飛ぶ。
トンっとイレイザーの所へ着けばすぐに話が始まった。
「全員揃ったな。
いやァしかし、今日は君たちのインターン中止を提言する予定だったんだがなァ。」
というイレイザーを驚きとともに見つめれば
「⚫⚫⚫、睨むな。話は最後まで聞け。」
と言われてしまった。
「連合が関わってくる可能性があると聞かされたろ。話は変わってくる。ただなァ、緑谷。お前はまだ俺の信頼を取り戻せてないんだよ」
まさか、このタイミングで緑谷くんだけ外すのかと見守っていたら、
「俺が見ておく。するなら正規の活躍をしよう、緑谷。」
わかったか、問題児とイレイザーは拳を緑谷くんに向ける。
その言葉にほっとしてそのまま話を聞く。
「掴み損ねたその手がエリちゃんにとって必ずしも絶望だったとは限らない。前を向いていこう。」
気休めを言う、と前置きしながらもイレイザーが言ったその言葉は私たちを奮い立たせた。
「とは言ってもだ。プロと同等かそれ以上の実力のあるビッグ3はともかくおまえたちの役割は薄いと思う。蛙吹、麗日、切島、おまえたちは自分達の意思でここにいるわけでもない。どうしたい?」
と三人に意思確認をした後、
「⚫⚫⚫、お前は?」
と私にも聞いた。
「私はイレイザーの元で動くよう、指示されました。」
「そうか。それで、どうしたい?」
「参加します。その子を救けたいのもありますが、仲間の力になりたい。」
と緑谷くんを見れば、彼と目があった。
ニコッと笑えば
「⚫⚫⚫さん…ありがとう。」
それに頷いて返す。
そうか、わかった。とイレイザーは言い、私たちに忠告した。
「連合にまで目的が及ぶ場合はそこまでだ。⚫⚫⚫も俺の元で動くなら多少は許すが深追いはするな。わかったか」
「「「了解です!」」」