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27.
翌日。
「おまえ名前!!ネットニュースにヒーロー名!!のってるぞスゲェ!!!」
と上鳴くんが切島くんに言い、
「梅雨ちゃん麗日ぁすごいよー名前出てる!!」
と三奈ちゃんが言った。
近くでニュースを見ている響ちゃんと百ちゃんに見せてーと行けば、クラスメイトの活躍が詳細に書かれていた。
「本当だ!三人とも凄いね!」
「うへぇー嬉しいなァ本当だ…!」
「どこから撮ったのかしら」
「すっごいねー!もうMt.レディみたいにファンついてるかもねぇぇぇ!」
と話していたら飯田くんが
「仮免といえど街へ出れば同じヒーロー……素晴らしい活躍だ……! だが学業は学生の本分!!居眠りダメだよ!」
とビシッと言う。
「おうよ飯田!覚悟の上さ!なァ!?」
「うん!」
切島くんも緑谷君も気合い入ってる。
座学の話を上鳴くんや瀬呂くんたちがしているのを見ていたら響ちゃんに話しかけられた。
「⚫⚫⚫はインターンどうだった?」
「相澤先生のところでしたわね。」
と百ちゃん。
「うん、三人みたいな大きなことはしてないけど、パトロールとかやったよ。あと、スマホもらった!」
と取り出す。
まだ使い方わかんないんだよねーと呟けば、
「お!やったじゃん。連絡先交換しようよ。このアプリ入れた?」
まだ?それならここから、これをダウンロードして…と響ちゃんが教えてくれる。
「わたくしも交換したいですわ!」
と、ダウンロードしたばかりのアプリに早速二人分の連絡先が増えた。って言っても登録の仕方もわからないから響ちゃんがまとめてやってくれたんだけど。
ちょっとホクホクした気持ちになっていたら、
「⚫⚫⚫ちゃん!私とも交換せぇへん!?」
とお茶子ちゃんが話しかけてくれた。
「もちろん!嬉しい!」
と手間取りながらも今度は自分で登録できた。
わたしもー!と言う三奈ちゃんに返事しようとしたら
「みんなー!席につくんだ!授業が始まるぞ!」
と飯田くんに言われ、解散。慌てて席に着いた。
その日は休み時間の度にみんなと連絡先を交換して、使い方を聞いていたのでこのアプリは一通り使いこなせるようになった。
その日の夜。
「明日の予習はこれで大丈夫だろ。」
「今日もありがとうございました!あ、パトロールしたお店から頂いたお菓子あるんだけど、どうかな?」
お饅頭なんだけど。と見せれば
「食う。茶ァ入れてくる。」
ちょっと待っててくれと立ち上がった轟くんにお願いしますと声をかける。
戻ってきた轟くんとのんびりお茶をしていたら、
「⚫⚫⚫、強盗を捕まえたんだろ?」
と聞かれた。なんで知ってるんだろ?クラスのみんなは全然知らなかったのに。と思って
「どこで知ったの?」
と聞けば
「新聞に載ってた。イレイザーヘッドと相棒の燎が見事な活躍って。」
ほら、と見せてくれる。
…ほんとだ。下の方の、写真もない小さな記事。
「こんな小さい記事、よく見つけたね。」
と言えば、
「⚫⚫⚫のヒーロー名が載ってたから、気になった。…ケガしなかったか?」
「うん、大丈夫だったよ!」
と笑顔で言えば、
「そうか。良かった。」
と優しく笑ってくれた。
こんな、大した戦闘もしてないのに心配してくれたことに驚きつつも気にしてくれたことが嬉しく、少し照れて下を向いた。
顔がぽかぽかして、にやけてしまう。
こんな変な顔を見られたなくて、下を向いていたら急にスマホが震えた。
「「!」」
二人してビクッとなる。
ブーブー音を立てるスマホを慌てて見れば、緑谷くんからの連絡だった。
シュートスタイルの練習に付き合ってほしいとの、お願いだった。
なんだかほっとして、驚かせてしまった轟くんに
「ごめんね、緑谷くんからだった。」
と報告すれば、驚いた顔をされた。
「男子のも知ってんのか?」
「うん、クラスの人のは大体…爆豪くんは知らないけど…」
と言えば、轟くんは険しい顔をして、
「俺にも教えてくれるか?」
と言った。
「もちろん!聞いていいかわからなかったから、嬉しい。みんなと交換してるとき、轟くん席近いのに入って来なかったから…。」
と言えば、
「⚫⚫⚫、スマホに慣れてなかっただろ?だから、混乱させたら悪ぃと思って控えてたんだ。」
轟くんは優しいなぁ…。
ありがとうと言って連絡先を交換する。
今日は少しだけど、クラスのみんなとの距離が近くなった気がして嬉しい一日だった。
また巻き込むとも知らずに。
翌日。
「おまえ名前!!ネットニュースにヒーロー名!!のってるぞスゲェ!!!」
と上鳴くんが切島くんに言い、
「梅雨ちゃん麗日ぁすごいよー名前出てる!!」
と三奈ちゃんが言った。
近くでニュースを見ている響ちゃんと百ちゃんに見せてーと行けば、クラスメイトの活躍が詳細に書かれていた。
「本当だ!三人とも凄いね!」
「うへぇー嬉しいなァ本当だ…!」
「どこから撮ったのかしら」
「すっごいねー!もうMt.レディみたいにファンついてるかもねぇぇぇ!」
と話していたら飯田くんが
「仮免といえど街へ出れば同じヒーロー……素晴らしい活躍だ……! だが学業は学生の本分!!居眠りダメだよ!」
とビシッと言う。
「おうよ飯田!覚悟の上さ!なァ!?」
「うん!」
切島くんも緑谷君も気合い入ってる。
座学の話を上鳴くんや瀬呂くんたちがしているのを見ていたら響ちゃんに話しかけられた。
「⚫⚫⚫はインターンどうだった?」
「相澤先生のところでしたわね。」
と百ちゃん。
「うん、三人みたいな大きなことはしてないけど、パトロールとかやったよ。あと、スマホもらった!」
と取り出す。
まだ使い方わかんないんだよねーと呟けば、
「お!やったじゃん。連絡先交換しようよ。このアプリ入れた?」
まだ?それならここから、これをダウンロードして…と響ちゃんが教えてくれる。
「わたくしも交換したいですわ!」
と、ダウンロードしたばかりのアプリに早速二人分の連絡先が増えた。って言っても登録の仕方もわからないから響ちゃんがまとめてやってくれたんだけど。
ちょっとホクホクした気持ちになっていたら、
「⚫⚫⚫ちゃん!私とも交換せぇへん!?」
とお茶子ちゃんが話しかけてくれた。
「もちろん!嬉しい!」
と手間取りながらも今度は自分で登録できた。
わたしもー!と言う三奈ちゃんに返事しようとしたら
「みんなー!席につくんだ!授業が始まるぞ!」
と飯田くんに言われ、解散。慌てて席に着いた。
その日は休み時間の度にみんなと連絡先を交換して、使い方を聞いていたのでこのアプリは一通り使いこなせるようになった。
その日の夜。
「明日の予習はこれで大丈夫だろ。」
「今日もありがとうございました!あ、パトロールしたお店から頂いたお菓子あるんだけど、どうかな?」
お饅頭なんだけど。と見せれば
「食う。茶ァ入れてくる。」
ちょっと待っててくれと立ち上がった轟くんにお願いしますと声をかける。
戻ってきた轟くんとのんびりお茶をしていたら、
「⚫⚫⚫、強盗を捕まえたんだろ?」
と聞かれた。なんで知ってるんだろ?クラスのみんなは全然知らなかったのに。と思って
「どこで知ったの?」
と聞けば
「新聞に載ってた。イレイザーヘッドと相棒の燎が見事な活躍って。」
ほら、と見せてくれる。
…ほんとだ。下の方の、写真もない小さな記事。
「こんな小さい記事、よく見つけたね。」
と言えば、
「⚫⚫⚫のヒーロー名が載ってたから、気になった。…ケガしなかったか?」
「うん、大丈夫だったよ!」
と笑顔で言えば、
「そうか。良かった。」
と優しく笑ってくれた。
こんな、大した戦闘もしてないのに心配してくれたことに驚きつつも気にしてくれたことが嬉しく、少し照れて下を向いた。
顔がぽかぽかして、にやけてしまう。
こんな変な顔を見られたなくて、下を向いていたら急にスマホが震えた。
「「!」」
二人してビクッとなる。
ブーブー音を立てるスマホを慌てて見れば、緑谷くんからの連絡だった。
シュートスタイルの練習に付き合ってほしいとの、お願いだった。
なんだかほっとして、驚かせてしまった轟くんに
「ごめんね、緑谷くんからだった。」
と報告すれば、驚いた顔をされた。
「男子のも知ってんのか?」
「うん、クラスの人のは大体…爆豪くんは知らないけど…」
と言えば、轟くんは険しい顔をして、
「俺にも教えてくれるか?」
と言った。
「もちろん!聞いていいかわからなかったから、嬉しい。みんなと交換してるとき、轟くん席近いのに入って来なかったから…。」
と言えば、
「⚫⚫⚫、スマホに慣れてなかっただろ?だから、混乱させたら悪ぃと思って控えてたんだ。」
轟くんは優しいなぁ…。
ありがとうと言って連絡先を交換する。
今日は少しだけど、クラスのみんなとの距離が近くなった気がして嬉しい一日だった。
また巻き込むとも知らずに。