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26.
次の日。
「ひょーイケメン台無し!!どうしたのさ!!」
「おはよう。三奈ちゃん。どうしたの?そんなに驚いて。」
「おはよー!⚫⚫⚫!バクゴーと轟が!」
「わぁ…痛そう…どうしたの?」
「仮免講習がスパルタだったみてえだよ。」
「体育会系だねぇー!!」
だねーとうなずいていたら爆豪くんに怒鳴られたので自分の席へ向かう。私の席は百ちゃんの後ろだ。
「おはよう。轟くん。大丈夫?」
と声をかければ、
「はよ、⚫⚫⚫。大丈夫だ。ありがとな。」
と言われたので笑って頷いた。
「⚫⚫⚫さんは今日はインターンではありませんの?」
「今日は授業が終わってから行くよ!」
「…ハードだな。」
「今日もいっぱい食べないと!」
と気合いを入れていたら、飯田くんが授業が始まるぞ!と叫んでいたので席に着く。
宣言通り、また二人前食べて、いざインターン!と警察に来たのはいいが、今日はただの紹介だけだそうで。完全にカロリーオーバーだ…。
なんて考えながら塚内さんに連れられて歩いていたら、ある部屋の前まで来た。
「ここが、敵連合の調査を主にやっている部屋だよ。」
と部屋のドアを開ける。
思っていたより大人数で驚いていたら、塚内さんに呼ばれた。
「グラントリノ、例の子が来ましたよ。」
と塚内さんがマントをしたご老人に紹介してくれた。
「あァ、異世界のか。ワシはグラントリノ。よろしくな。」
「はじめまして。⚫⚫⚫⚫⚫⚫と言います。ヒーロー名は燎です。よろしくお願いします。」
と頭を下げれば、
「話には聞いていたが、別嬪さんじゃの!」
と言ってくれた。それにいやいや、と笑っていたら
「基本的にはグラントリノか、僕の元で捜査に加わってもらうことになる。君が異世界の人間だって知ってるのはここでは僕とグラントリノぐらいだからね。いいかい?」
と塚内さんが説明してくれた。なるほど。
「はい。よろしくお願いします。」
と再度頭を下げる。
「まぁ、まだ目撃情報を集めとるだけで具体的な動きは何も出来ちゃいねェんだがな。奴らもなかなか周到だ。」
と吐き捨てるように言った。
目撃情報か…。
「私もその捜査に加わってもいいですか?」
と聞けば、
「お前さんには情報がある程度固まってから動いてもらう。イレイザーの方の仕事もあるだろうしな。」
なんとかこっちの捜査にも加わりたいな…。
「…それなら、私の相棒を。彼女の視野はとても広いですよ。」
相棒?とハテナを浮かべるグラントリノにはい、と頷いて口寄せをする。
「ズクさん、こちらグラントリノと塚内さん。」
「あら、はじめまして、グラントリノ。それに塚内さん。⚫⚫⚫、イレイザーの他にこの人たちの下でも動くの?」
「そうだよ。協力してくれる?」
「⚫⚫⚫の頼みなら仕方ないわね。それで、何をすればいいの?」
「グラントリノの元で人を探してほしいの。」
「…⚫⚫⚫は一緒じゃないの?」
とちょっとだけ嫌そうだ。ズクさんとシシワさんは本当に私のことを好いてくれてる。
「うん。ごめんね…。でもズクさんが協力してくれれば百人力だと思うの。やってくれる?」
とお願いすれば、はぁ、とため息をついて
「わかったわ。何より⚫⚫⚫の頼みだし。良いわよ!グラントリノ、よろしくね。」
と右の翼をグラントリノに伸ばした。
「ほお!人語を話すのか、すごいの!多少の不満はあるだろうが、よろしく頼む。」
グラントリノは差し出された翼を軽く握った。
それを微笑ましく見てから警察を後にする。
塚内さんとまたすぐに会うことになるとも知らずに。
次の日。
「ひょーイケメン台無し!!どうしたのさ!!」
「おはよう。三奈ちゃん。どうしたの?そんなに驚いて。」
「おはよー!⚫⚫⚫!バクゴーと轟が!」
「わぁ…痛そう…どうしたの?」
「仮免講習がスパルタだったみてえだよ。」
「体育会系だねぇー!!」
だねーとうなずいていたら爆豪くんに怒鳴られたので自分の席へ向かう。私の席は百ちゃんの後ろだ。
「おはよう。轟くん。大丈夫?」
と声をかければ、
「はよ、⚫⚫⚫。大丈夫だ。ありがとな。」
と言われたので笑って頷いた。
「⚫⚫⚫さんは今日はインターンではありませんの?」
「今日は授業が終わってから行くよ!」
「…ハードだな。」
「今日もいっぱい食べないと!」
と気合いを入れていたら、飯田くんが授業が始まるぞ!と叫んでいたので席に着く。
宣言通り、また二人前食べて、いざインターン!と警察に来たのはいいが、今日はただの紹介だけだそうで。完全にカロリーオーバーだ…。
なんて考えながら塚内さんに連れられて歩いていたら、ある部屋の前まで来た。
「ここが、敵連合の調査を主にやっている部屋だよ。」
と部屋のドアを開ける。
思っていたより大人数で驚いていたら、塚内さんに呼ばれた。
「グラントリノ、例の子が来ましたよ。」
と塚内さんがマントをしたご老人に紹介してくれた。
「あァ、異世界のか。ワシはグラントリノ。よろしくな。」
「はじめまして。⚫⚫⚫⚫⚫⚫と言います。ヒーロー名は燎です。よろしくお願いします。」
と頭を下げれば、
「話には聞いていたが、別嬪さんじゃの!」
と言ってくれた。それにいやいや、と笑っていたら
「基本的にはグラントリノか、僕の元で捜査に加わってもらうことになる。君が異世界の人間だって知ってるのはここでは僕とグラントリノぐらいだからね。いいかい?」
と塚内さんが説明してくれた。なるほど。
「はい。よろしくお願いします。」
と再度頭を下げる。
「まぁ、まだ目撃情報を集めとるだけで具体的な動きは何も出来ちゃいねェんだがな。奴らもなかなか周到だ。」
と吐き捨てるように言った。
目撃情報か…。
「私もその捜査に加わってもいいですか?」
と聞けば、
「お前さんには情報がある程度固まってから動いてもらう。イレイザーの方の仕事もあるだろうしな。」
なんとかこっちの捜査にも加わりたいな…。
「…それなら、私の相棒を。彼女の視野はとても広いですよ。」
相棒?とハテナを浮かべるグラントリノにはい、と頷いて口寄せをする。
「ズクさん、こちらグラントリノと塚内さん。」
「あら、はじめまして、グラントリノ。それに塚内さん。⚫⚫⚫、イレイザーの他にこの人たちの下でも動くの?」
「そうだよ。協力してくれる?」
「⚫⚫⚫の頼みなら仕方ないわね。それで、何をすればいいの?」
「グラントリノの元で人を探してほしいの。」
「…⚫⚫⚫は一緒じゃないの?」
とちょっとだけ嫌そうだ。ズクさんとシシワさんは本当に私のことを好いてくれてる。
「うん。ごめんね…。でもズクさんが協力してくれれば百人力だと思うの。やってくれる?」
とお願いすれば、はぁ、とため息をついて
「わかったわ。何より⚫⚫⚫の頼みだし。良いわよ!グラントリノ、よろしくね。」
と右の翼をグラントリノに伸ばした。
「ほお!人語を話すのか、すごいの!多少の不満はあるだろうが、よろしく頼む。」
グラントリノは差し出された翼を軽く握った。
それを微笑ましく見てから警察を後にする。
塚内さんとまたすぐに会うことになるとも知らずに。