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<⚫⚫⚫side>
遮るものがないな…
このゾーンの第一印象はそれだった。
相澤先生は本体が見えれば個性を消せるらしいけど、私はどうなんだろう?
術を発動出来なくなるのか、動きが鈍くなるのか。何も起きないのか…。
一度わざと消させるか。
人質はプレゼント・マイク。縛られて相澤先生の近くに転がされている。人質を巻き込む可能性があるから、紫電みたいな術は使えない。
「始めるぞ。」
その掛け声とともにチャクラを練る。と、相澤先生が捕縛布を投げてきた。
あれ?
チャクラがなくなった。
さっきまで練っていたのに体からふっとチャクラが消えた。
跳んで捕縛布を避ける。
チャクラを練ろうと何度か繰り返すと、出来た。が、またすぐに消える。
…もしかして。
「俺の個性でお前を見るとどうなるんだ?」
相澤先生から距離をとったところにストンと着地する。
「…どうやら術を使う為のエネルギーである、チャクラを練ることが出来なくなるみたいですね。」
「ほう。つまりお前は忍術を使えなくなったということか。」
「まあ、大体そんなところです。」
警戒しながら頷く。
「そうか。なら、どうする?」
とまた捕縛布を投げてきた。
後ろに跳んで避ける。
ここまででチャクラをある程度使ってしまったからチャクラが練れないのはそんなに大きな問題ではない。もうそんな大技出せるほどの余力はない。それに先生が瞬きをするときは練れるみたいだし。
捕縛布を避けながらクナイを投げる。
「どうした?そんなんじゃあたらないぞ。」
「…っ」
今度は手裏剣を投げる。
捕縛布でガードされる。あの布、どれだけ頑丈なんだろ。チャクラでも流してるのかと思う。そんなはずないけど。こちらの世界はチャクラがない分、科学技術の発展がすごい。
もう一度クナイを投げる。
相澤先生はしゃがんで避けた。避けた直後の瞬きで飛雷神を使って相澤先生の背後に飛ぶ。
「飛雷神、二ノ段。」
「…っ!」
先生の背を殴り、そのまま馬乗りになり押さえつける。急いで捕縛用の紐でしばる。
<モニター室 轟side>
「あの飛雷神というのは便利だな。マーキングした場所のみ、という制限はあるがワープみたいなものだろう?」
と警察の…塚内さん…だったか?が言う。
「人質の救助にも使えそうだな。しかし、忍術というものにリスクはないのだろうか?水の上を走ったり瞬間移動したり、いろいろと出来て便利ではあるが…。」
オールマイトが頷いて言う。
それは俺も思った。俺はどっちの個性も片寄って使い続ければ体の負担になって体温調節が必要不可欠だ。緑谷もすげぇパワーを出せるけど、よく怪我をしている。⚫⚫⚫にはそういうリスクはないのだろうか。
「こっちに戻って来るときにあいつ、チャクラが足んねぇとか言ってたから限界はあんだろ。」
爆豪の言葉にそうだ、と思い出す。
「終わったようだね。治療が必要そうなのは…イレイザーヘッドだけだね。」
ゆっくりと椅子から立ち上がったリカバリーガールは広場に向かった。
「私たちも行こうか。」
とのオールマイトの言葉に頷き、俺たちも移動する。
「怪我人はこっちに来な。」
と相澤先生を座らせ、治療を始めた。
俺たちは近くに座っていた⚫⚫⚫のところに行く。
「⚫⚫⚫ちゃん、お疲れ様!」
「お茶子ちゃん、ありがとー」
「⚫⚫⚫さん!凄かった!いろいろ聞きたいんだけどいいかな?!」
「俺も!さっきの電撃、どうやってんの?」
「あの体さばき、良かった!もしよかったら俺にも教えてくれ!」
「え、あ、うん。緑谷くん、上鳴くん、尾白くん…。けど、ちょっと待って。」
と⚫⚫⚫は下を向いて一度深呼吸した。
「大丈夫か?」
と声をかければ
「うん、大丈夫。ちょっと疲れただけだから。心配してくれてありがとう。」
これくらいで疲れるなんて、鈍ってるねーと言う。
「鈍ってるのか?十分凄かったが…」
「鈍ってる鈍ってる!修行しないと」
と言う⚫⚫⚫に
「そんなに修行してェなら俺が相手になってやんよ!お前ならいいサンドバッグになりそうだ!」
と爆豪が言う。……だめだ。
「爆豪、サンドバッグじゃ⚫⚫⚫の修行になんねぇ。⚫⚫⚫、俺と修行するか?」
とポカンとしてる⚫⚫⚫に聞く。
「あァ?!」
「爆豪!落ち着けって!」
ゴホン、と咳払いが聞こえる。
「ごめんね、ちょっといいかな。⚫⚫⚫少女に聞きたいことあって。」
と言うオールマイトに道をあける。
「ありがとう。さっき塚内君とも話していたんだが、⚫⚫⚫少女の“術”というのはリスクはないのかい?限界はあると爆豪少年が言っていたが…」
「リスク…そうですね、ではまず術の説明からしますね。」
と、⚫⚫⚫が話始めた。
遮るものがないな…
このゾーンの第一印象はそれだった。
相澤先生は本体が見えれば個性を消せるらしいけど、私はどうなんだろう?
術を発動出来なくなるのか、動きが鈍くなるのか。何も起きないのか…。
一度わざと消させるか。
人質はプレゼント・マイク。縛られて相澤先生の近くに転がされている。人質を巻き込む可能性があるから、紫電みたいな術は使えない。
「始めるぞ。」
その掛け声とともにチャクラを練る。と、相澤先生が捕縛布を投げてきた。
あれ?
チャクラがなくなった。
さっきまで練っていたのに体からふっとチャクラが消えた。
跳んで捕縛布を避ける。
チャクラを練ろうと何度か繰り返すと、出来た。が、またすぐに消える。
…もしかして。
「俺の個性でお前を見るとどうなるんだ?」
相澤先生から距離をとったところにストンと着地する。
「…どうやら術を使う為のエネルギーである、チャクラを練ることが出来なくなるみたいですね。」
「ほう。つまりお前は忍術を使えなくなったということか。」
「まあ、大体そんなところです。」
警戒しながら頷く。
「そうか。なら、どうする?」
とまた捕縛布を投げてきた。
後ろに跳んで避ける。
ここまででチャクラをある程度使ってしまったからチャクラが練れないのはそんなに大きな問題ではない。もうそんな大技出せるほどの余力はない。それに先生が瞬きをするときは練れるみたいだし。
捕縛布を避けながらクナイを投げる。
「どうした?そんなんじゃあたらないぞ。」
「…っ」
今度は手裏剣を投げる。
捕縛布でガードされる。あの布、どれだけ頑丈なんだろ。チャクラでも流してるのかと思う。そんなはずないけど。こちらの世界はチャクラがない分、科学技術の発展がすごい。
もう一度クナイを投げる。
相澤先生はしゃがんで避けた。避けた直後の瞬きで飛雷神を使って相澤先生の背後に飛ぶ。
「飛雷神、二ノ段。」
「…っ!」
先生の背を殴り、そのまま馬乗りになり押さえつける。急いで捕縛用の紐でしばる。
<モニター室 轟side>
「あの飛雷神というのは便利だな。マーキングした場所のみ、という制限はあるがワープみたいなものだろう?」
と警察の…塚内さん…だったか?が言う。
「人質の救助にも使えそうだな。しかし、忍術というものにリスクはないのだろうか?水の上を走ったり瞬間移動したり、いろいろと出来て便利ではあるが…。」
オールマイトが頷いて言う。
それは俺も思った。俺はどっちの個性も片寄って使い続ければ体の負担になって体温調節が必要不可欠だ。緑谷もすげぇパワーを出せるけど、よく怪我をしている。⚫⚫⚫にはそういうリスクはないのだろうか。
「こっちに戻って来るときにあいつ、チャクラが足んねぇとか言ってたから限界はあんだろ。」
爆豪の言葉にそうだ、と思い出す。
「終わったようだね。治療が必要そうなのは…イレイザーヘッドだけだね。」
ゆっくりと椅子から立ち上がったリカバリーガールは広場に向かった。
「私たちも行こうか。」
とのオールマイトの言葉に頷き、俺たちも移動する。
「怪我人はこっちに来な。」
と相澤先生を座らせ、治療を始めた。
俺たちは近くに座っていた⚫⚫⚫のところに行く。
「⚫⚫⚫ちゃん、お疲れ様!」
「お茶子ちゃん、ありがとー」
「⚫⚫⚫さん!凄かった!いろいろ聞きたいんだけどいいかな?!」
「俺も!さっきの電撃、どうやってんの?」
「あの体さばき、良かった!もしよかったら俺にも教えてくれ!」
「え、あ、うん。緑谷くん、上鳴くん、尾白くん…。けど、ちょっと待って。」
と⚫⚫⚫は下を向いて一度深呼吸した。
「大丈夫か?」
と声をかければ
「うん、大丈夫。ちょっと疲れただけだから。心配してくれてありがとう。」
これくらいで疲れるなんて、鈍ってるねーと言う。
「鈍ってるのか?十分凄かったが…」
「鈍ってる鈍ってる!修行しないと」
と言う⚫⚫⚫に
「そんなに修行してェなら俺が相手になってやんよ!お前ならいいサンドバッグになりそうだ!」
と爆豪が言う。……だめだ。
「爆豪、サンドバッグじゃ⚫⚫⚫の修行になんねぇ。⚫⚫⚫、俺と修行するか?」
とポカンとしてる⚫⚫⚫に聞く。
「あァ?!」
「爆豪!落ち着けって!」
ゴホン、と咳払いが聞こえる。
「ごめんね、ちょっといいかな。⚫⚫⚫少女に聞きたいことあって。」
と言うオールマイトに道をあける。
「ありがとう。さっき塚内君とも話していたんだが、⚫⚫⚫少女の“術”というのはリスクはないのかい?限界はあると爆豪少年が言っていたが…」
「リスク…そうですね、ではまず術の説明からしますね。」
と、⚫⚫⚫が話始めた。