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<緑谷side>
次はエクトプラズム。場所は倒壊ゾーン。人質はセメントス。
建物の外からスタートした⚫⚫⚫さんは、少しの間目を閉じていたが、目を開くと一気に一番上まで跳んだ。屋上から攻めていくらしい。
「口寄せの術」
ボフンと出てきたのは…フクロウ…?
「ズクさん、お願い出来る?」
「任せて。」
と何処かへ飛んで行った。
⚫⚫⚫さんは建物の中に入って行った。
中にはエクトプラズムの分身がたくさんいた。
クナイを右手に持ち、素早い体術で分身を倒していった。
「あの動き、いいな!教えてもらいたいぐらいだ!」
「あの速さは緑谷君以上だな!」
尾白くんと飯田くんが興奮気味に言う。僕もあの体の使い方、教えてもらいたいな…。
そのフロアの分身を全て倒すと下の階に降りた。
また分身が集まってくる。⚫⚫⚫さんがクナイを投げる。何も当たらなかった。その間にも分身が集まってくる。分身が多すぎて⚫⚫⚫さん自身がモニターから見えなくなる。
⚫⚫⚫さん…!
「⚫⚫⚫…」
轟くんも心配している。
と、分身が集まっていたところから爆発音がした。慌てて⚫⚫⚫さんを探せば、さっきのクナイを回収してるところだった。
あれは…飛雷神の術かな…。
さっきの爆発で分身は大体消えたが、残りの分身が追ってくる。
次はどうする…⚫⚫⚫さん!
思わずノートを持つ手に力が入る。
「そろそろかな。」
と言うと⚫⚫⚫さんは消えた。
あちこちのモニターを見て⚫⚫⚫さんを探せば、ガラスが割れる音がした。
あ!もう犯人と人質のところに行ってる。少し開けたところで敵役のエクトプラズムと対峙していた。
⚫⚫⚫さんは口寄せでさっきのシシワさんを呼ぶ。シシワさんはセメントス先生を乗せて窓から出て行った。
エクトプラズム先生が分身を出す。10体はゆうに越えているだろう。
クナイを数本投げた。
何体か分身が消えたが、また更に分身を作られてしまった。やっぱり本体をどうにかしないと…!
一瞬⚫⚫⚫さんが消えたと思ったらエクトプラズムの本体の近くに表れた。でもそこは分身だらけだ。
「自ラ敵ノ中二飛ビ込ンデクルトハ…!」
とエクトプラズムが言った瞬間、
「雷遁・紫電!」
紫色の電撃が⚫⚫⚫さんの周りに走った。
「電気か!俺のに似てる!自分は感電しねぇのかな…」
上鳴くんが言う。この攻撃で分身は消え、エクトプラズムも気絶、捕縛。
倒壊ゾーンの演習は終わった。
「あのいきなり表れるのは何です?」
セメントス先生の質問に
「それは飛雷神の術です。私がマーキングしたところに瞬時に移動できる術です。ズクさん。」
と⚫⚫⚫さんが呼べば先程のフクロウが静かに腕に止まった。
「彼女の足にマーキングしておいたので人質のところに飛んでもらい、彼女がたどり着いたところで私が飛雷神で来ました。」
「ナゼ人質ノ場所ガワカッタ?」
「最初に気配を探ったときにわかりましたよ。あなたの分身は気配が薄いので本体の場所もわかりました。」
気配を読むのは得意なので、と⚫⚫⚫さんは笑った。
「次は俺だ。立て続けだが大丈夫か?」
と相澤先生が声をかける。
「はい。大丈夫です。」
「よし。場所はセントラル広場だ。来い。」