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放課後。
忍服に着替えてUSJと呼ばれる施設に来た。
緑谷くんたちはモニターでの見学になったらしい。
ちなみに見学はクラス全員だ。
お茶子ちゃんたちと準備をしていたら、
「五人でどこ行くのー?」
と三奈ちゃんに声をかけられ、説明していたら
「私も行くー!」
ってなって、近くにいた切島くんも
「俺も!爆豪も来いよ!」
「しゃーねーな。今度ぶっ殺すときの参考にしてやるわ。この前ズルしやがったからな!」
ってなり、そこからどんどん俺も!私もって増えて結局全員になった。
ズルしてないんだけど…。ぶっ殺すって…。
まあいいや。今はとりあえず先生たちだ。
しっかり準備運動する。
よし。
「準備はいいか?」
相澤先生に聞かれ、うなずけば
「それじゃ、説明するぞ。演習の内容は救助訓練だ。ゾーンごとに敵と人質が一人ずつ。敵を捕縛用の紐で拘束し、人質を救出しろ。時間は無制限だ。敵役の教員は」
「ミッドナイト、エクトプラズム、イレイザー。ですよね?」
と言えば驚いた顔をした。
「情報収集も少しは出来るんですよ。」
と笑えば
「そうか。じゃあ対策も万全なんだろう?手加減ナシでいくぞ。」
「万全ではありませんが、望むところです。」
とニッと笑って返す。
「じゃ、一人目は…」
「私よ!!場所は水難ゾーン!人質役はこの人!」
「やあ!みんな大好き小型ほ乳類の校長さ!」
相澤先生の捕縛布から校長が出てきた。
おおう。どうツッコミしたらいいかわからないや。
「えーと、よろしくお願いします。」
<緑谷side>
モニター室には警察の塚内さんとオールマイト、リカバリーガールがいた。
「やあ。君たちも見学かい?」
「はい!⚫⚫⚫さんの個性が気になって。」
と返事する。
「そうか。お、始まるぞ。」
オールマイトに言われ、モニターに目を向ける。
水難ゾーンの船に敵役のミッドナイトと校長が乗り、⚫⚫⚫さんは池の近くで待つ。
「双方向準備はいいですか?」
相澤先生が問う。
「はい。」
「もちろん!」
「いいよ!相澤君!」
「では、始め。」
開始の合図と共に⚫⚫⚫さんは印を組む。
「影分身の術!」
分身を一体出した。
分身はそのまま真っ直ぐ船に向かって水面を走る。
「水の上を走ってますわ!」
あれ、どうやってるんだろう?あれも忍術なのかな。分身とはいえ、あんなに近づいて大丈夫か。ミッドナイトの眠り香は強力だ。少しでも吸えばすぐに眠ってしまう。
案の定、ある程度近づいたところでフラりと倒れ、消えた。
「私の個性は強力でしょう?この船は個性の範囲の中。近づくこともできないわよ。さあ、どうする?」
ミッドナイトがペロリと舌舐めずりする。
「俺のときみたいに先生を遠ざけることも出来ねェもんなー。」
と峰田君が隣で言う。
「⚫⚫⚫ちゃん…」
麗日さんも心配そうだ。
「そうみたいですね。個性“眠り香”。近づけないなら、本人に止めてもらいます。」
と⚫⚫⚫さんは印を組む。
ミッドナイトを睨み付けたと思ったら、ミッドナイトが足元を見て慌て始めた。
「え!なにこれ!ちょっと!ああっ!」
「眠り香、止めてもらえますか?どんどん辛くなりますよ。」
「う、ううっ!わかったわ!」
ミッドナイトは何にそんなに怯えているんだ?何かに縛られてるように体を硬直させている。
「口寄せの術!」
声の方を見れば、人が乗れそうなぐらい大きなワシがいた。
「シシワさん、眠り香を風で払って。」
「合点!」
喋った!?ワシはバサバサと2、3回羽ばたくと、一際大きく羽ばたく。
船が揺れるくらいの突風が吹いた。
その後、ストンと船に着地する⚫⚫⚫さん。
ミッドナイト先生を捕縛用の紐で縛り、校長先生を無事に保護。
これで水難ゾーンは終わりだ。
⚫⚫⚫さんが虚ろな目をしたミッドナイトに近寄り、
「解」
と言って触れれば、先生はハッとした顔をして、
「あれ?私…?」
と言った。
「すみません。幻を見てもらいました。」
と⚫⚫⚫さんは、申し訳なさそうに言う。
近づくのが難しかったため離れたところから、幻術をかけたそうだ。幻術は催眠により相手に精神的ダメージを与えることができる術。ただし、忍術や体術と違って物理的なダメージは与えられないそうだ。今回は植物に締め付けられ、動けなくなる幻術をミッドナイトにかけたらしい。実際に縛ってる訳じゃないから逃げられる心配がある。でも遠距離で撹乱するにはいい術だ。
あの大きなワシは“シシワ”さんと言って、口寄せ動物というもので、⚫⚫⚫さんと契約してるそうだ。血(!)と印でいつでも呼べるとのこと。人を乗せて空を飛ぶことも出来るそうだ。
「⚫⚫⚫は鳥使いなのか?手合わせしてみたいものだ。」
常闇くんも気になってるみたいだ。
水面を歩くのは足の裏からチャクラを流して、沈まないようにしてるとのこと。水の上を歩けるなんて、すごいなぁ。
「水面を歩けるとは…水難救助でも活躍できるだろう。」
「うん、それにあの鳥なら空中戦も出来そうだな。大型敵の案件もいけそうだ。」
オールマイトと塚内さんも驚いていた。
忍服に着替えてUSJと呼ばれる施設に来た。
緑谷くんたちはモニターでの見学になったらしい。
ちなみに見学はクラス全員だ。
お茶子ちゃんたちと準備をしていたら、
「五人でどこ行くのー?」
と三奈ちゃんに声をかけられ、説明していたら
「私も行くー!」
ってなって、近くにいた切島くんも
「俺も!爆豪も来いよ!」
「しゃーねーな。今度ぶっ殺すときの参考にしてやるわ。この前ズルしやがったからな!」
ってなり、そこからどんどん俺も!私もって増えて結局全員になった。
ズルしてないんだけど…。ぶっ殺すって…。
まあいいや。今はとりあえず先生たちだ。
しっかり準備運動する。
よし。
「準備はいいか?」
相澤先生に聞かれ、うなずけば
「それじゃ、説明するぞ。演習の内容は救助訓練だ。ゾーンごとに敵と人質が一人ずつ。敵を捕縛用の紐で拘束し、人質を救出しろ。時間は無制限だ。敵役の教員は」
「ミッドナイト、エクトプラズム、イレイザー。ですよね?」
と言えば驚いた顔をした。
「情報収集も少しは出来るんですよ。」
と笑えば
「そうか。じゃあ対策も万全なんだろう?手加減ナシでいくぞ。」
「万全ではありませんが、望むところです。」
とニッと笑って返す。
「じゃ、一人目は…」
「私よ!!場所は水難ゾーン!人質役はこの人!」
「やあ!みんな大好き小型ほ乳類の校長さ!」
相澤先生の捕縛布から校長が出てきた。
おおう。どうツッコミしたらいいかわからないや。
「えーと、よろしくお願いします。」
<緑谷side>
モニター室には警察の塚内さんとオールマイト、リカバリーガールがいた。
「やあ。君たちも見学かい?」
「はい!⚫⚫⚫さんの個性が気になって。」
と返事する。
「そうか。お、始まるぞ。」
オールマイトに言われ、モニターに目を向ける。
水難ゾーンの船に敵役のミッドナイトと校長が乗り、⚫⚫⚫さんは池の近くで待つ。
「双方向準備はいいですか?」
相澤先生が問う。
「はい。」
「もちろん!」
「いいよ!相澤君!」
「では、始め。」
開始の合図と共に⚫⚫⚫さんは印を組む。
「影分身の術!」
分身を一体出した。
分身はそのまま真っ直ぐ船に向かって水面を走る。
「水の上を走ってますわ!」
あれ、どうやってるんだろう?あれも忍術なのかな。分身とはいえ、あんなに近づいて大丈夫か。ミッドナイトの眠り香は強力だ。少しでも吸えばすぐに眠ってしまう。
案の定、ある程度近づいたところでフラりと倒れ、消えた。
「私の個性は強力でしょう?この船は個性の範囲の中。近づくこともできないわよ。さあ、どうする?」
ミッドナイトがペロリと舌舐めずりする。
「俺のときみたいに先生を遠ざけることも出来ねェもんなー。」
と峰田君が隣で言う。
「⚫⚫⚫ちゃん…」
麗日さんも心配そうだ。
「そうみたいですね。個性“眠り香”。近づけないなら、本人に止めてもらいます。」
と⚫⚫⚫さんは印を組む。
ミッドナイトを睨み付けたと思ったら、ミッドナイトが足元を見て慌て始めた。
「え!なにこれ!ちょっと!ああっ!」
「眠り香、止めてもらえますか?どんどん辛くなりますよ。」
「う、ううっ!わかったわ!」
ミッドナイトは何にそんなに怯えているんだ?何かに縛られてるように体を硬直させている。
「口寄せの術!」
声の方を見れば、人が乗れそうなぐらい大きなワシがいた。
「シシワさん、眠り香を風で払って。」
「合点!」
喋った!?ワシはバサバサと2、3回羽ばたくと、一際大きく羽ばたく。
船が揺れるくらいの突風が吹いた。
その後、ストンと船に着地する⚫⚫⚫さん。
ミッドナイト先生を捕縛用の紐で縛り、校長先生を無事に保護。
これで水難ゾーンは終わりだ。
⚫⚫⚫さんが虚ろな目をしたミッドナイトに近寄り、
「解」
と言って触れれば、先生はハッとした顔をして、
「あれ?私…?」
と言った。
「すみません。幻を見てもらいました。」
と⚫⚫⚫さんは、申し訳なさそうに言う。
近づくのが難しかったため離れたところから、幻術をかけたそうだ。幻術は催眠により相手に精神的ダメージを与えることができる術。ただし、忍術や体術と違って物理的なダメージは与えられないそうだ。今回は植物に締め付けられ、動けなくなる幻術をミッドナイトにかけたらしい。実際に縛ってる訳じゃないから逃げられる心配がある。でも遠距離で撹乱するにはいい術だ。
あの大きなワシは“シシワ”さんと言って、口寄せ動物というもので、⚫⚫⚫さんと契約してるそうだ。血(!)と印でいつでも呼べるとのこと。人を乗せて空を飛ぶことも出来るそうだ。
「⚫⚫⚫は鳥使いなのか?手合わせしてみたいものだ。」
常闇くんも気になってるみたいだ。
水面を歩くのは足の裏からチャクラを流して、沈まないようにしてるとのこと。水の上を歩けるなんて、すごいなぁ。
「水面を歩けるとは…水難救助でも活躍できるだろう。」
「うん、それにあの鳥なら空中戦も出来そうだな。大型敵の案件もいけそうだ。」
オールマイトと塚内さんも驚いていた。