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次の日の放課後、早速許可を取ってくれたらしく、オールマイト先生に呼ばれた。
先生の車で近くのショッピングモールに行く。
先生はショッピングモールに入る前に変装と言ってサングラスを掛けた。
「トゥルーフォームもばれてしまっているからね!これで大丈夫!さあ行こう!」
と自信満々に言ってお店に入り、3秒でばれて出てきた。
「なぜだ!」
いやぁ、あれはバレるよね…。
ゼーハーと息をしながら困惑している先生に、「ゴホン。すみません、失礼します。」
と断りフェイスタオルで頭を覆い、後ろで縛る。ゲンマさんの額宛と同じ感じだ。キャップがあれば良かったが、残念ながら持っていない。サングラスだけよりはごまかせるはず。
あれからバレることもなく買い物ができている。サクサクとルームウェア、私服を上下一セット。シャンプーとか消耗品やお化粧品も少々、必要なものをカゴにいれた。よし、これでいいかな。先生はお店の前で買うものが決まるまで待ってくれていた。お会計のときだけお店に来るそうだ。
「オー!?」
オールマイト先生と呼ぼうとしたら口を押さえられた。
「ダメダメダメ!いいかい?一応有名人だからね、私。」
あ、そうだった。
コクコクと頷けば手が離れた。
「なら何て呼べば?」
と聞けば少し悩んで
「八木と呼んでもらおうかな。」
「八木さん」
わかりました。と返事をする。
「決まったのかい?」
と聞かれたので
「あ、はい。もう終わりました。」
と返事すれば驚かれた。
「え?もう?女性はもっと時間がかかるものだと思っていたのだが…」
と慌てている。確かにここに来て一時間も経っていない。
「必要なものは決まってましたから。」
と笑って言えば、
「洋服ももう少し買ってもいいんだよ?お菓子は?他のお店はいいのかい?」
と言ってくれた。お菓子って。思わず笑ってしまう。うーん。そんなに買ってもらうつもりなかったし、必要なものは揃ったからいいんだけどなぁ。
「じゃあ、甘いもの、食べたいです。付き合っていただけますか?」
とカラフルなアイス屋を指差す。
「喜んで。」
八木さんはニカッとわらった。
お会計を終えて二人でアイス屋に入る。
いろいろな味があるらしく、試食をくれた。一口食べて、驚いた。こんなに美味しいなんて!
「私これにします!八木さんは?」
「あまり普段こういうのは食べないんだが…」
「そうなんですか…」
お店のチョイスをしくじったかなとシュンとしていたら、
「せっかくだから一緒に食べようかな。」
と言ってくれた。
「あ!八木さん!今ダブルを注文すると、もうひとつついてくるらしいですよ!」
「わ、私はそんなにいらないかな…。」
「ありがとうごさいましたー」
との店員さんの声と共に差し出されたアイスを受けとる。
結局私はダブルを。(キャンペーンにそそられた。)八木さんはシングルを頼んだ。テラス席で向かい合って座る。
「八木さんー!!おいしいですね!こちらの世界にはこんなに素晴らしいものが有るんですね!」
はー!他の味も気になるー!美味しい!と言いながら食べていたら、
「君がよければまた食べに来るかい?」
と言ってくれた。
「いいんですか?」
と問えば、ああ、もちろんと頷いてくれた。
「ここ、月ごとに限定フレーバーが出るみたいなんですよ!毎月来なくちゃ!」
と言えば、
「そうだね。じゃあ毎月食べに来ようね。」
「お金を稼げるようになったら私がご馳走しますね!」
「楽しみにしてるよ」
と二人で笑った。
この月1のアイス会に緑谷くんと爆豪くんが加わるのはまだ先のお話。