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鏡の前で髪をいつものように、だけど強さはいつもよりきつく結ぶ。
全部のチャクラ鉱石を首から下げる。
いつも使っている忍具。
巻物。
額宛。
忘れ物はないか、何度か確認して家を出る。
鍵をかけてポケットにしまう。
…鍵、どうしようかな。六代目に預けようかな。
瞬身や飛雷神を使わずのんびり歩く。
早朝だからか、あまり人はいなかった。
昨日お花、買っておけばよかったな。
こんな早朝じゃ、イノさんのとこもまだお店開けてないだろうなー。
ぼんやりそんなことを考えながら歩いていれば目的の場所に着いた。
両親の名前が書かれた石に手を置き、目を閉じる。
…お花、持ってこなくてごめんね。
ちょっと遠いところに行ってくるよ。
正直不安だけど、六代目が「⚫⚫⚫だから任せられる」って言ってくれたんだ。
精一杯 やってみるよ。
そこから見てて。
いってきます。
目を開ければ
ザアッと強い風が髪を巻き上げた。
宿で四人と合流する。
私が顔を見せれば、みんなはやや緊張した面持ちで頷いた。
火影室には六代目とシカマルさん、ナルトさんがいた。
「あの、火影様。いろいろと、本当にありがとうございました!」
緑谷くんが頭を下げれば他の三人も頭を下げた。
「いやいや。時間がかかってしまってすまなかった。それと、向こうで⚫⚫⚫の力になってやってほしい。」
頼んでいいかな、と六代目が言えば
「もちろんです。」
と四人は頷いてくれた。
六代目はありがとうと嬉しそうに笑った。
「そろそろやるか。大丈夫か?⚫⚫⚫。」
シカマルさんが覚悟を問うようにこちらを見た。
一度目を閉じて深呼吸をする。
「はい。大丈夫です!」
力強く頷いた私を見て、ナルトさんやシカマルさんがニッと笑った。
それを見て準備を始める。
雷走の術式が書かれた床の上に五人で立つ。
「私の背に触れててね。離さないで。強く移動先の教室をイメージして。」
「「はい!」」
みんなが頷いたのを確認して、
「それじゃ、いってきます!」
「おう!」
「頼んだぜ。」
「任せたよ。」
「雷走の術!」
第一部 完