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口寄せの契約から2日後。
チャクラ鉱石は最後の一個だ。
六代目やシカマルさん、みんなにも話をして、明日向こうの世界に行くことが決まった。
昨日一日片付けをしたので、家の中も何もなかった。
アルバムも昨日焼いてしまった。
少しの間ぼーっとしていたが、シカマルさんを手伝おうと火影室へ向かった。
シカマルさんに仕事をくださいと言うと、
「真面目だなあ。お前。ラッキーっつって、休んでりゃいいのによ。まあ、俺はお前がいてくれた方が助かるけどな。」
と言いながら
「⚫⚫⚫、これ頼む」
と書類をくれた。
はい、と返事をし、作業をする。
途中で六代目が帰ってきて、仕事をする私を見て驚いていた。
でもなんだか嬉しそうに
「3人でここで働くのも久しぶりだーね。」
と笑ってくれた。
正直、少し涙が出そうになった。
19:00
集中していると時間はあっという間に過ぎていった。
「明日に備えて、今日はもう終わりにしよう。」
と六代目が言い、シカマルさんも帰っていった。
私も帰ろうとすると、六代目に呼び止められた。
「⚫⚫⚫、ごはん、一緒にどう?」
「珍しいですね。行きたいです!」
良かった、じゃあ行こうかと六代目と火影室を出る。
六代目とご飯なんて、修行につきあってもらったときくらいだ。
あとは執務室でのお弁当くらい。
こんなふうに帰りにご飯にいくなんて初めて。
まあ、六代目が忙しすぎるんだけど。
近くの個室がある定食屋さんに入る。
「おしゃれなところじゃなくてごめんネ。」
と謝りつつメニューを渡してくれた。
「いえいえ!ここのご飯、美味しくて好きです。」
と言えば、良かったと笑ってくれた。
私も六代目もおすすめ定食を注文する。
今日はサンマの塩焼きだそうだ。
運ばれてきた定食に手をつける。
サンマをほぐしていると六代目が話始めた。
「あの女の子がこんなに大きくなるとはねぇ。」
「あのときはまだ六歳でしたから。もう九年経ってますよ。」
と言えば
「九年か。どーりで綺麗になるわけだ。」
とニコニコして言う。
冗談ってわかってるけど、なんだか照れる。
「六代目は変わらないですね。」
「それって誉めてる?」
「誉めてますよ」
と笑えば六代目も笑ってくれた。
最初はただの“火影様”だった。
里の一番偉い人。
でも時空間忍術の研究を始めて、修行に付き合ってもらったりするうちに「この人の役に立ちたい」って思うようになった。だから補佐兼護衛に決まったときは嬉しかった。全力で“六代目”を支えようって。命に代えても守るんだって。
それも今日で終わり。
そばを離れることの申し訳なさと寂しさが込み上げてくる。
それでも今は泣くまいと涙を堪え、他愛ない雑談をする。
定食ももう食べ終わる頃、六代目が私を呼んだ。
顔を上げて六代目を見る。
「…向こうに行っても無理するなよ。⚫⚫⚫は目標に向かって突っ走るからな。それがお前のいいとこでもあるけど。」
「はい。」
「パックンは出来ればたくさん呼んで報告してくれ。些細なことでも良い。俺も定期的にパックンを呼ぶよ。」
「わかりました。」
「それから、向こうでの協力者を見つけて行動するように。」
「はい。」
「こっちのことはシカマルがなんとかするから、心配しなくていい。」
「…はい。」
六代目の顔を見れなくて、うつむき返事をする。
「でも、もう一人の側近の席はそのままにしておくから、帰ってきたらまたお願いね。」
「っ…はい。」
「お前ひとりに大変な任務を任せてしまってすまない。けど、⚫⚫⚫だから任せられる。お前は俺の自慢の部下だ。」
「…っありがとうっございますっ」
「⚫⚫⚫。必ず無事に帰ってこい。」
「っはい!」
最後の返事だけは、顔を上げて返事できた。
涙でぐちゃぐちゃな顔だったけど。
ーーーーーーーーーーーーーー
あとがき。
⚫⚫⚫さんが「火影様」じゃなく、「六代目」と呼ぶ理由でした。
六代目が⚫⚫⚫さんを大切に思っているように、⚫⚫⚫さんも六代目を大切に思っています。
チャクラ鉱石は最後の一個だ。
六代目やシカマルさん、みんなにも話をして、明日向こうの世界に行くことが決まった。
昨日一日片付けをしたので、家の中も何もなかった。
アルバムも昨日焼いてしまった。
少しの間ぼーっとしていたが、シカマルさんを手伝おうと火影室へ向かった。
シカマルさんに仕事をくださいと言うと、
「真面目だなあ。お前。ラッキーっつって、休んでりゃいいのによ。まあ、俺はお前がいてくれた方が助かるけどな。」
と言いながら
「⚫⚫⚫、これ頼む」
と書類をくれた。
はい、と返事をし、作業をする。
途中で六代目が帰ってきて、仕事をする私を見て驚いていた。
でもなんだか嬉しそうに
「3人でここで働くのも久しぶりだーね。」
と笑ってくれた。
正直、少し涙が出そうになった。
19:00
集中していると時間はあっという間に過ぎていった。
「明日に備えて、今日はもう終わりにしよう。」
と六代目が言い、シカマルさんも帰っていった。
私も帰ろうとすると、六代目に呼び止められた。
「⚫⚫⚫、ごはん、一緒にどう?」
「珍しいですね。行きたいです!」
良かった、じゃあ行こうかと六代目と火影室を出る。
六代目とご飯なんて、修行につきあってもらったときくらいだ。
あとは執務室でのお弁当くらい。
こんなふうに帰りにご飯にいくなんて初めて。
まあ、六代目が忙しすぎるんだけど。
近くの個室がある定食屋さんに入る。
「おしゃれなところじゃなくてごめんネ。」
と謝りつつメニューを渡してくれた。
「いえいえ!ここのご飯、美味しくて好きです。」
と言えば、良かったと笑ってくれた。
私も六代目もおすすめ定食を注文する。
今日はサンマの塩焼きだそうだ。
運ばれてきた定食に手をつける。
サンマをほぐしていると六代目が話始めた。
「あの女の子がこんなに大きくなるとはねぇ。」
「あのときはまだ六歳でしたから。もう九年経ってますよ。」
と言えば
「九年か。どーりで綺麗になるわけだ。」
とニコニコして言う。
冗談ってわかってるけど、なんだか照れる。
「六代目は変わらないですね。」
「それって誉めてる?」
「誉めてますよ」
と笑えば六代目も笑ってくれた。
最初はただの“火影様”だった。
里の一番偉い人。
でも時空間忍術の研究を始めて、修行に付き合ってもらったりするうちに「この人の役に立ちたい」って思うようになった。だから補佐兼護衛に決まったときは嬉しかった。全力で“六代目”を支えようって。命に代えても守るんだって。
それも今日で終わり。
そばを離れることの申し訳なさと寂しさが込み上げてくる。
それでも今は泣くまいと涙を堪え、他愛ない雑談をする。
定食ももう食べ終わる頃、六代目が私を呼んだ。
顔を上げて六代目を見る。
「…向こうに行っても無理するなよ。⚫⚫⚫は目標に向かって突っ走るからな。それがお前のいいとこでもあるけど。」
「はい。」
「パックンは出来ればたくさん呼んで報告してくれ。些細なことでも良い。俺も定期的にパックンを呼ぶよ。」
「わかりました。」
「それから、向こうでの協力者を見つけて行動するように。」
「はい。」
「こっちのことはシカマルがなんとかするから、心配しなくていい。」
「…はい。」
六代目の顔を見れなくて、うつむき返事をする。
「でも、もう一人の側近の席はそのままにしておくから、帰ってきたらまたお願いね。」
「っ…はい。」
「お前ひとりに大変な任務を任せてしまってすまない。けど、⚫⚫⚫だから任せられる。お前は俺の自慢の部下だ。」
「…っありがとうっございますっ」
「⚫⚫⚫。必ず無事に帰ってこい。」
「っはい!」
最後の返事だけは、顔を上げて返事できた。
涙でぐちゃぐちゃな顔だったけど。
ーーーーーーーーーーーーーー
あとがき。
⚫⚫⚫さんが「火影様」じゃなく、「六代目」と呼ぶ理由でした。
六代目が⚫⚫⚫さんを大切に思っているように、⚫⚫⚫さんも六代目を大切に思っています。