詰め将棋をしていたら、嫌な予感がした。
なんだ？と思ったら知ってる気配が。
⚫⚫⚫の部屋からだ。
あわてて部屋に行くと、
嫌な予感の元凶がいた。





パ　ッ　ク　ン　！

とっさにパックンの首根っこを掴み、
窓の外にから放り投げる。

さすが忍犬だな。
地面につく前に、口寄せを解除して帰ったようだ。



もう⚫⚫⚫とカカシ先生が関わることなんてないと思っていたのに。




「何でカカシ先生の忍犬がここに来たんだ？！」
⚫⚫⚫に問うと
「あれ？言ってなかったっけ？私の修行を、カカシ先生がお休みの日は見てもらえることになったって。」








はっ？！
⚫⚫⚫の修行をカカシ先生が見る…だと！？





衝撃を受けオレが固まっている間に⚫⚫⚫は修行に行っちまった。


はっ！今すぐ⚫⚫⚫を追いかけないと！
向かおうとしたとき、玄関の方からオレを呼ぶ声がした。

「シカマルー！任務の時間だよー」
チョウジだ。
「お前が遅刻なんて珍しいな。」
アスマも一緒か。
「ったく。しっかりしなさいよねー！」
イノも来たのか。




そうだ。これからＤランクの草むしりの任務だった。


だがしかし。
今はそんなことをしている場合じゃねぇ。






「３人ともわりぃ。今は任務してる場合じゃねぇんだ。」

「シカマル、何かあったの？」
チョウジが心配そうに聞いてきた。

「あぁ、⚫⚫⚫が。」
「えっ？⚫⚫⚫ちゃんになにかあったの？」
イノが聞く。
「カカシ先生と修行するんだって、今さっき出ていっちまった。」
今すぐ追わねぇと。と言うと
「それは大変だわ！⚫⚫⚫ちゃんと男の人が二人きりなんて！しかもカカシ先生と！私も行くわ！」
「そうだね。僕も行くよ！⚫⚫⚫ちゃんにはいつも美味しいお菓子もらってるしね！」
「二人とも…。わりぃ。オレの妹のために。よし、場所がわからねぇがどこかの演習場だろう。手分けして探すぞ！」
「「うん！」」








「燃えてるところすまんが、お前らこれから任務だから。」