こんにちは…リタ・カールです。
今、なんか草がめっちゃ生えてるところにいるんですけど…

『…ここ、どこぉ？』

リタ・カール 19歳 迷う

いや、この年で迷子なんてそんなはずはないと
現実から目を背けた。
元々1晩徹夜でここまで来たのでもう体力も限界だ。

『…も、だめ…』

途中で麦わら帽子を被った女の子と蝋燭をつけた帽子を被った男性がいたのは気の所為？


エマviewpoint

庭のお手入れをしていたら、珍しい人が来た。

『あら？ノートンさん！お庭に来るなんて珍しいの！どうしたなの？』

探「いや、あそこにいる子、どうすればいいかなっ…て。」

そう言って指を指した方向を見ると銀髪の子が倒れていた。

『え、えええ、エミリィィィ！』


リタ viewpoint

目が覚めると、あの草や木が沢山あったところではなく、白い天井が見えた。

？「気が付いたのね。良かったわ。」

そう言ってお茶を渡してくれたひとを見て、ありがとうございます。と言うとここはどこなのかを聞いた。

？「あら、紹介がまだだったわね。私はエミリー・ダイアー 医師よ。よろしくね。」

『よ、よろしくお願いします。』

ダイアーさんは微笑むとそろそろ行きましょうか。と立ち上がった。

『あの、どこに行くんですか？』

医「行けば分かるわ。」

大きな扉の前に着くとダイアーさんは思いっきり開けた。

ﾊﾟｧｧｧﾝ

『…ふぉ？』

周りを見ると沢山の人がいて、声を揃えてようこそ！と言ってくれた。

？「さ、さ！自己紹介なの！エマ・ウッズ！庭師なの！よろしくなの！」

一人一人挨拶をしていくと次は僕の番だと思う時が来た。

『え、えっとリタ・カール、時計屋です！よろしくお願いします！』

と言った瞬間、ガシャンと言う音が聞こえ、一人の男性がこちらに歩いてきた。

？「…リタ…？」

よく見ると似ていて、もっとよく考えるとそれが自分の兄だと言うことが分かった。

『…お兄ちゃん！』







「「「お兄ちゃん！？」」」










傭「ちょ、おい！イソップどういうことだよ！」

納「ひ、え、あの…うえ、」

相変わらず人と話すのは慣れていないようで僕に助けを求めてきた。

ので

『…と、トレイシーさんも機械いじりが好きなんですね…。』

機「え？リタ君も！？楽しいよねぇ！」

納「ねぇ！助けて！」


こうして荘園での一日目は幕を閉じた。