異能の世界から侍の世界へ
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ーーーー四年後ーーーー
あの事件から四年後太宰と陽菜乃は武装探偵社に入社している
そんな陽菜乃は社長からやっとの思いで休みを貰ったのでずっと行きたかったあの場所へと来ていた
『織田作、会いに来たよ』
可愛らしい少女が綺麗な花束を持ち墓に話し掛けている
なんとも不思議な光景だ
少女は墓に花束を置き、手を合わせる
そして何かを決意したような顔をして真剣に云う
『織田作、太宰はね成長したよ。彼はちゃんと織田作の云った事を守ってる』
明るい笑顔で墓に話し掛けるがすぐに少女の表情は曇っていく
『でもね、私は何にも変わってないの。本当に何にも変わってない……の…』
ポタポタと少女の目から涙が零れ落ちる
『織田作、私…もういやだよ。やっぱり織田作いないとダメみたい』
少女は悲しい表情をする
『織田作…………何で死んじゃったの?戻ってきてよッ!お願い……だからッ!』
そう叫んでも誰も答えてくれない
『やっぱりダメ……か』
(判っていたことだけどやっぱり会えないか)
「 陽菜乃……」
名前を呼ばれハッとした顔をし振り返る
(この声!もしかして)
『織田…作?』
「ああ、そうだ」
相変わらずの無表情で立っていたのは死んだはずの友人だった
『織田作……どうして…?』
「お前達の事が心配で眠れなかった」
と、織田作が無表情で云って来るものだから少し笑ってしまった
「お前がこの世界にいたくないと云うなら俺が違う世界に連れていってやってもいい。」
織田作の顔が少し真剣になった
『!それ本当!?』
初めて生きる事に希望が見えたと思った……
でも……やっぱり現実は上手く行かなかった
「ああ
だが、お前は俺の事を忘れてしまう」
『え?』
忘れてしまう?どういうこと?
「許可無しで人を別世界に連れていくのはルール違反だ。だからお前から俺の記憶が消えてしまう」
『ッじゃあ行けないよ!織田作
私、織田作の事を忘れる位なら死んだ方が…』
「陽菜乃!聞け……」
織田作が静かにそう云った
「俺は陽菜乃に幸せになって欲しい。勿論太宰もだ」
織田作が私を真剣に見つめてくる
その目には迷いはなかった
そんな目をされたら行くしかなくなるじゃん
『分かった。行くよ私』
「陽菜乃ならそう云うと思っていた」
その時織田作が私の顔の前に手をかざした
その瞬間私は驚く程の目眩に襲われた
『ありがとう。織田作』
あの事件から四年後太宰と陽菜乃は武装探偵社に入社している
そんな陽菜乃は社長からやっとの思いで休みを貰ったのでずっと行きたかったあの場所へと来ていた
『織田作、会いに来たよ』
可愛らしい少女が綺麗な花束を持ち墓に話し掛けている
なんとも不思議な光景だ
少女は墓に花束を置き、手を合わせる
そして何かを決意したような顔をして真剣に云う
『織田作、太宰はね成長したよ。彼はちゃんと織田作の云った事を守ってる』
明るい笑顔で墓に話し掛けるがすぐに少女の表情は曇っていく
『でもね、私は何にも変わってないの。本当に何にも変わってない……の…』
ポタポタと少女の目から涙が零れ落ちる
『織田作、私…もういやだよ。やっぱり織田作いないとダメみたい』
少女は悲しい表情をする
『織田作…………何で死んじゃったの?戻ってきてよッ!お願い……だからッ!』
そう叫んでも誰も答えてくれない
『やっぱりダメ……か』
(判っていたことだけどやっぱり会えないか)
「 陽菜乃……」
名前を呼ばれハッとした顔をし振り返る
(この声!もしかして)
『織田…作?』
「ああ、そうだ」
相変わらずの無表情で立っていたのは死んだはずの友人だった
『織田作……どうして…?』
「お前達の事が心配で眠れなかった」
と、織田作が無表情で云って来るものだから少し笑ってしまった
「お前がこの世界にいたくないと云うなら俺が違う世界に連れていってやってもいい。」
織田作の顔が少し真剣になった
『!それ本当!?』
初めて生きる事に希望が見えたと思った……
でも……やっぱり現実は上手く行かなかった
「ああ
だが、お前は俺の事を忘れてしまう」
『え?』
忘れてしまう?どういうこと?
「許可無しで人を別世界に連れていくのはルール違反だ。だからお前から俺の記憶が消えてしまう」
『ッじゃあ行けないよ!織田作
私、織田作の事を忘れる位なら死んだ方が…』
「陽菜乃!聞け……」
織田作が静かにそう云った
「俺は陽菜乃に幸せになって欲しい。勿論太宰もだ」
織田作が私を真剣に見つめてくる
その目には迷いはなかった
そんな目をされたら行くしかなくなるじゃん
『分かった。行くよ私』
「陽菜乃ならそう云うと思っていた」
その時織田作が私の顔の前に手をかざした
その瞬間私は驚く程の目眩に襲われた
『ありがとう。織田作』
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