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出航早々船酔いでヘロヘロなラスレン船長。
船医のユーリスに迷惑かけっぱなしです。
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ラスレン
うぅ…。
こんなことになってしまうとは…。 -
ユーリス
大丈夫ですか?
今、薬を出しますから待っていて下さい。 -
シャーク
しっかりしてくれよ兄貴。
まっ、後の事はオレにまかせて休んでくれ。 -
ーー
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エリレオ
面舵いっぱいでありまーす!
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周りの言う事聞かないで勝手に舵を振り回している操舵のエリレオ。
当然針路はメチャクチャ… -
エリレオ
あれれっ!?
おかしいであります!
方向がわからなくなってきたでありますっ! -
シャーク
エリレオ!
そっちじゃねー!
もっと落ち着いてやるんだ! -
エリレオ
はっ!すみません!
今すぐ舵を戻すであります! -
バケツとモップを持って走り回るキャビンボーイアシェド。
慌てて走り回るから滑って転んでしまった!
バケツの飛んでった先にいたのは、運の悪い事に副船長シャーク。 -
アシェド
あ~すみませ~ん。
足が滑ってしまいました~(怪しい笑み) -
シャーク
オイオイアシェド…
お前、これで何回目だよ?
故意にやってねーか? -
アシェド
いやいや~何を言ってるんですか?
人聞きの悪いこと言わないで下さいよ(ニコッ) -
ーー
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ロルウェ
ここからここまでの距離が~
多分このくらいじゃないか? -
正確さを求められる海図づくりなのに、ほとんど目測で書き込んでる航海士ロルウェ。
何だか島の位置がおかしい。 -
シャーク
ロルウェ。全然違うじゃねーか。
もっと真面目にやってくれよ。 -
ロルウェ
オレが見て大体わかるんだが。
これじゃダメなのか。 -
シャーク
そんなの当たり前だろう。
もう一度書き直してくれよ。 -
ロルウェ
はぁ…面倒だなぁ
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シャーク
その不真面目さを、お前の姉貴さんに報告しておこうかな~
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ロルウェ
ま、待て!書き直す!
書き直すからそれだけはやめてくれ!頼む! -
シャーク
(おお!
効果ありだぜ。
やっぱり姉貴さんには頭が上がらないんだな) -
怪物が現れた!
相変わらず船酔いで役に立たないラスレン船長を大砲に詰めて撃とうとするシャーク副船長。 -
ラスレン
おいっ…!
何するんだ…っ!
俺はまだ船酔いが治ってな…うっ… -
シャーク
悪い兄貴!
今は兄貴の光の力が必要なんだ! -
ラスレン
だからといって、こんな無茶苦茶なやり方は…!
うっ…気持ち悪…… -
ユーリス
シャークさん!
ラスレンさんを休ませてあげて下さい! -
怪物は倒したけど怪我人がでてしまった。
包帯が足りなくなり、マストを切り刻んで代わりにしようとしているユーリス船医。 -
ユーリス
ラスレンさん!
しっかりして下さい! -
シャーク
慌てるなユーリス!
それはマストだ!
よく見てみろ。 -
ユーリス
あっ!そうだった…
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ラスレン
くっ…
船酔いしたうえに怪我までするとは… -
アシェド
あ~あ。
ますます役に立たなくなりましたねぇ。
船長なのに情けないですねぇ(嫌な笑み) -
シャーク
お前なぁ。
兄貴に対してそんな態度はねーだろう。 -
エリレオ
アシェド!
なんてことを言うのだ!
失礼だぞ! -
ロルウェ
ラスレン船長が動ける状態ではないから、戦闘の作戦を変えた方がいいだろうな。
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ラスレン
みんな…
迷惑をかけてしまってすまない… -
夜中にこっそり酒を飲んで酔って大暴れしているアシェド。
何事かと様子を見に来たロルウェにも酒を飲ませてやりたい放題。 -
アシェド
お前のカッコつけている所が癪に障るんだよなぁ。
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ロルウェ
そうやってバカにしているような、お前の笑顔が実に不愉快だな。
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二人は、お互いに険悪な雰囲気になっていた。
その時、扉が開いた。 -
エリレオ
二人とも何をしているのでありますか!?
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アシェド
コイツが気に入らないんだよねぇ。
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ロルウェ
だから何だ?
夜中に暴れて迷惑かけていたお前が悪いんだろう。 -
アシェド
そう言うお前も酒を飲んだじゃないか~
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ロルウェ
飲んだが、それがどうした?
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シャーク
まあまあ二人とも。
そこまでにしとけって。なっ。 -
シャークが二人の間に入って止めた。
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ユーリス
ロルウェが新しくメンバーに入ってからは、あの二人がケンカするようになったよな。
初めのころは、おれがアシェドとよくケンカしてたからなぁ。 -
エリレオ
僕は、新人だったころのアシェドにからかわれていたでありますよ…
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シャーク
なんだかオレも酒が飲みたくなってきたぜ。
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ユーリス
ええっ!
夕飯の時にあれだけ飲んでいたじゃないですか! -
シャーク
今日ぐらいいいだろう。
オレは飲むぞ! -
そのころ…ラスレンは怪我と船酔いで寝込んでいた…。
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ラスレン
…
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ラスレンの扱いが…
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