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ロルウェ
お~い。
プレゼントが届いてるぞ。 -
シャーク
おっ!なんだろーな。
まあ、この箱の形からして、酒ではねーな。 -
ラスレン
おいおいシャーク。
この前、一升瓶買ったばかりだろう。 -
エリレオ
相変わらずシャークさんは酒好きでありますね。
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ロルウェ
とにかく、開けてみるぞ。
さ~て何が出てくるかな? -
箱を開けた。
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エリレオ
おお。
ツリーでありますよ! -
ラスレン
ところで、この顔の形をした飾りはなんだろう?
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シャーク
しかも、それぞれ違う顔をしてるぜ…って、あれ?この顔…
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ロルウェ
…これは!
オレたちの顔じゃないか! -
シャーク
おー!そうだそうだ!
どっかで見た顔だと思ってたんだよな~ -
ラスレン
なるほど。
俺たちの顔がツリーの飾りになっているんだな。 -
エリレオ
なんだか。
照れるでありますね。 -
ロルウェ
早速、これを使って保存しよう。
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ロルウェは、なにやら長方形の平らな物体を取り出した。
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エリレオ
それは?
新しい魔法の道具でありますか? -
ロルウェ
悪いな。
話せばかなり長くなるんで詳しい説明はできないんだ。 -
世界観が滅茶苦茶になってしまってますね。
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ラスレン
俺たちは魔法が得意じゃないから、よくわからないけど、特殊な魔法道具のようだな。
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シャーク
で、そいつをどうすんだ?
なんでツリーに向けてんだ? -
カシャッ
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エリレオ
今、道具から音がしたでありますよ!
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シャーク
オレも聞こえたぜ!
兄貴も聞こえただろ? -
ラスレン
ああ。
今の音は?
ロルウェ、一体何をしたんだ?
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ロルウェ
ふっふっふ。
さて、これはなんだ? -
ロルウェは魔法道具??を見せた。
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シャーク
おおっ!
ここにあるツリーじゃねーか!
ビックリしたぜ! -
エリレオ
どういうことですか!?
なぜここに写っているのでありますか!? -
ラスレン
見たところ鏡やガラスじゃなさそうだし。
本当に不思議な魔法道具だ。
なんだか面白いな。 -
ロルウェ
これは、今ここにある物を写して記録できる道具なんだ。
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詳しく言うと、世界観が壊れるので、
ロルウェは魔法道具??をしまった。
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シャーク
よしっ。
ツリーを送ってくれた人に礼を伝えようぜ。
ありがとよ。
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ラスレン
俺たちの顔を描いてくれて嬉しいよ。
ありがとう。 -
エリレオ
こんな素晴らしいプレゼントを頂いて、僕は感激であります!
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ロルウェ
オレも感謝している。
送り主に礼を言う。 -
そして…
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シャーク
さぁ~て、帰って酒でも飲もうかな~。
兄貴も一杯どうだ? -
ラスレン
俺は、明日早いから遠慮するよ。
お前、よく毎日そんなに飲めるよな… -
エリレオ
あっ、待って下さい。
ラスレン隊長~。
シャークさ~ん。 -
3人は歩いて行った。
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ロルウェ
やはり、別の世界の道具をこの世界に持ち出すのは、あまりにも危険すぎたな。
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ロルウェは魔法道具??を隠した。
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