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エリレオ
え〜
こんばんはでございますです。
エリレオであります。
お、お久しぶりで来ましたので、緊張してしまうでありますな。
今だに慣れないであるのでありますよ。 -
言葉がおかしくなっている。
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エリレオ
ん?…いや違う。
ありますようであります…?
あるのですます…?
うっ
なぜこうなるのだ?
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頭がこんがらがる。
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エリレオ
…
ハッ
なんだ?
急に眠くなって… -
急激な眠気に耐えようとするが…
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エリレオ
…
だ、ダメであります。
いつ寝落ちしてもおかしくないほどのピンチであります。 -
眠気が限界になっているようだ。
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エリレオ
もう布団に潜って寝る準備を整えるしか方法がないのであります。
それでは、おやすみなさいでありますです。 -
フラフラしながら去って行った。
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アシェド
フフフ…
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物陰から出てきた。
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アシェド
え?
俺が犯人じゃないかって?
疑うなんてひどいなぁ(怪しい笑み) -
次の日…
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エリレオ
はい。
また僕が来ましたのであります。 -
また急に眠気に襲われる。
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エリレオ
…
おかしい…
ここに来た途端…
睡魔が…襲って… -
エリレオの意識がなくなった。
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アシェド
おやぁ?
エリレオくんが眠ってしまったようだねぇ。 -
ユーリス
やっぱりお前の仕業かよ。
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アシェド
いつまでロルウェの魔力に頼るつもりなのかなぁ。
お前程度の… -
ユーリス
えいっ!
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ブツッ∑∑
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アシェド
はいはい。
またユーリス坊っちゃんのブツ切り魔法が出ましたねぇ。 -
ユーリス
どうだ!
ロルウェの魔力がなくても、ここまで止められるようになったぞ! -
アシェド
あ~
めんどくさくなってきたな~ -
ユーリス
さて。
部屋に戻ってもう寝ようっと。 -
アシェド
なら、
俺がよく眠れるおまじないをかけてやるよ。 -
ユーリス
いらないよ別に。
…って!?
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アシェドは既に闇の力を発動していた。
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ユーリス
くそっ!?
おれの魔力でも防ぎきれない…! -
ユーリスの体は闇に包まれた。
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ユーリス
うわっ!?
何なんだ!?
何も見えないぞ…! -
ユーリスは体が重くなるのを感じた。
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ユーリス
う…
目眩がしてきた…
寒気までする…
これが…闇の呪い… -
アシェド
お前みたいに魔力の高いヤツでも簡単にかかるとはねぇ。
やっぱり光の者には効きやすいんだな。 -
ユーリス
くっ…
お前…っ… -
ユーリスの意識がなくなった。
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アシェド
おやすみなさいユーリスくん♪
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次の日…
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ロルウェ
相変わらずやらかしてるよな、お前は。
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アシェド
キミもよく出しゃばれるよなぁ。
ヒーローでもないくせにさぁ。 -
ロルウェ
ふん。
お前こそあれがヒーローの行動だと?
笑わせてくれるな。
そんなにヒーローにこだわっているのか? -
アシェド
お前、
脇役なのにしゃしゃり出てくるからイヤなんだよなぁ。 -
ロルウェ
そうやって言うのなら、本当はヒーローであることが気になっているんじゃないのか?
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セディルが出てくる。
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セディル
もう!
二人ともそこまでにしろって!
ヒーローはぼくじゃないか。 -
アシェド
もう、
どうでもいいよ… -
ロルウェ
ま、誰がヒーローだろうと自分は自分であることに変わりはないしな。
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セディル
うん。
それもそうだね。 -
アシェド
あー
俺もう帰ろうっと。 -
アシェドは去る。
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セディル
そういえば、気になることがあって、
エリレオとユーリスが何者かに呪いをかけられて調子が悪くなっているんだ。 -
ロルウェ
…それは心配だな。
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知らないふりをするロルウェ。
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セディル
とにかく、
犯人に心当たりがないかアシェドにも聞いてみようと思うんだ。 -
ロルウェ
(まさか…
本当に気付いてないのか?)
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