第一章
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ナマエが消えてから随分経った
トレーナースクールの教師や生徒達にあの日詳しい事を聞き出そうとしたが、誰も行き先は知らずただ酷いイジメにあっていた事だけが分かった
何年も経つというのに俺は子供時代の生徒達と何も知らなかった自分が許せずハロンに帰る事も年々少なくなった
悔しい過去を思い出したくないというのもあるが
ハロンに帰るとつい期待してまう
俺の自室からいつも見えていた彼女の家の明かりがまた見えるのではないかと…
そんな事はない期待するだけ無駄だと言うのに、女々しい自分に笑ってしまう
「なんだよ全然飲んでねぇじゃん」
「そうか?割と飲んでるつもりだが」
今夜は大きなイベントが無事に終わったお祝いに関係者のみで店を貸し切りにした飲み会だった
カウンターに座る俺の隣にはキバナがおり、氷の入ったグラスを傾け褐色の長い指で俺を指差した
「つーか!次はぜっっってぇ勝つからな!今に見てろよ!オマエ用に新しい技構成考えてんだからな!」
「それは楽しみだが、どんな試合でも俺は負ける気はないぜ」
キバナは既に酔っ払ってるようだ
怒ったまま酒を喉へと流し込みテーブルに額をぶつけては何か文句を言っている
俺はそれを聞きながら適当に相槌を打ちいつまで飲んでも酔えない酒を喉へと流し込んだ
「あ〜あ、恋愛ならダンデに勝てんのになぁ」
「恋愛?」
「そ!オレさまのオスとしてのオーラが女の子を無意識に惹き寄せちまうから勝負にもならねぇけどさ、なんなら勝負する?」
キバナは勢いよく顔を上げカウンターの椅子をくるりと反転させ店内を眺めた
関係者の中にはリーグスタッフの他にスポンサー関係や衣装係り等沢山の人々がおり若い女性も多い
「あの辺りの女の子どうよ?どっちが口説けるか勝負しねぇ?」
顎で示された方向をチラリと横目で見ると美人に入る女性が見えた
確かメイクを担当した女性だったと思うが…
「興味ないな」
「はぁ?ならあっちは?いや寧ろあっちのムチムチ系とか?」
キバナは自分の目に止まった女性を次々紹介してくるが俺の答えは決まっている
「興味ないぜ」
グラスを傾け酒をまた喉へ流し込むと彼はバンダナに半分隠れた太い眉を険しくさせオレをじっと見つめた
「何オマエ……男が好きな奴だっけか?」
身の危険でも感じたのか警戒する彼に俺はムッと口をへの字にさせ眉を寄せた
「違うぜ!ただ俺は…ずっと忘れられない女の子がいて…その子しか無理なんだ」
手の中でグラスを軽く回せば氷がカラリと甲高い音を鳴らし揺れてくれる
店の照明を浴び七色に見える氷の光の反射を眺め唇を噛み締めると突然キバナに肩を抱かれた
「な〜んだ!好きな奴いたのかよ!誰?オレさまが知ってる子?どんなの?年上?年下?」
アルコール臭い彼はただの面倒な酔っ払いになってしまったようだ
そんな相手に真面目に答える気にもなれず、のらりくらりと話題を流し数時間後飲み会はお開きとなった
「ふぅ…少し飲み過ぎたか」
相棒のリザードンの背に乗り夜風を肌に感じると酒に火照った頬が冷え気持ちよかった
今日はなんだかすぐに帰りたくない
今思えば虫の知らせか何かだったのかもしれない
「リザードン、少し夜の散歩をしよう!君の思うがままに飛んでくれないか?」
好きに飛んでくれと言うと相棒は嬉しそうに鳴き大きな翼を羽ばたかせた
風を切る音と熱を含ませていた長い髪に冷えた風が通っていく感覚を楽しみ身を任せていると見覚えのありすぎる景色に気がついた
「ここは…ハロンじゃないか」
リザードンにとっても故郷だからだろうか
彼はハロンの風景を楽しむようにゆっくりと飛び俺の実家の上を通っていく
「……ホップも流石に寝たか」
実家は既に真っ暗で全員寝ているのが分かり安堵の息を吐いた、今日も特に問題ない家を見下ろしそろそろシュートシティへ向かってもらおうかと思った時だ
俺は自分の目を疑った
ナマエの家に小さな明かりがチラリと見えたのだ
「リザードン!降りてくれ!なるべく静かに…」
空き家になっているのに明かりだなんて
しかも深夜だぞ?まさか泥棒か…それとも悪さやイタズラ目的の不良か
どちらにせよ彼女の家を荒らす奴をほっとくわけにはいかない
地上に降りた俺はリザードンを玄関に待たせドアノブにゆっくりと手をかけた
数年間鍵がかかっていたドアノブはカチャリと簡単に開き心臓がドクンっと強く高鳴った
子供時代以来入った事がない家
家主がいなかったせいで床は埃だらけだったがそのおかげで誰かの足跡もくっきり残っていた
「(……子供か?それとも女の足跡か?)」
見え隠れする足跡を辿っていくと段々と人の気配に近づき俺は壁に背中を押し付け身を隠した
こちらからは暗くて相手の顔は見えないが何やら動いているのは分かる
相手が何やら中腰になり荷物を漁っているのを確認した俺は素早くその人物に襲いかかった
「ここで何をしている!」
ダンッ!と相手を逃さないよう床に押し倒し腕を両手で押さえつけた
小さな悲鳴と思ったより細い手首、軽い体は予想外でつい強めに倒してしまったが…
ナマエの家に入り込んだ相手が悪い
目的によっては女でも容赦しない
そう自分に言い聞かせ逃げようと体を揺らす相手に更に自分の体重をかけ固定した
「リザードン!来てくれ!」
盗人の顔を見てやろうとリザードンに来てもらうと彼の尻尾の明かりで段々と相手が見えてきた
俺が掴んだ細く白い手首
長いプラチナブロンドの髪が床に広がり暗闇の中ぼんやりと見えたその相手の顔は……
「…………まさ…か……ナマエ?……君なのか?」
『え……?……ぁ……ダンデ…さん?』
バスタオル一枚だけを身に着けた彼女は驚き菫色の瞳を大きくさせた
何が起こっているんだ?
これは夢か?それとも俺はいつの間にか酒に酔って寝ていたのか?
困惑し固まっていると彼女が気不味そうに弱々しく声をかけてきた
『あ…あの?…手…離してください』
「え?……あ」
よく見れば彼女はシャワーでも浴びたのかバスタオル一枚の姿で胸元でとめていたらしいタオルが取れかけていた
僅かに見えた胸の膨らみと白い肌
タオルは下半身へ向かって左右に開いており俺の体で押し付けていたそこは裸同然だった
「すまないっ!!」
急に現実に戻されたように俺は心臓が喉から飛び出しそうになった
ドキドキと早鐘をうち体中熱くなった俺は慌てて飛び離れ自分のマントを脱ぎ彼女にかけてやった
数歩下がり背を向けたが微かな衣擦れが妙に耳に響き顔が熱くなる
なるべく彼女を見ないようにしたいが無理だ
起き上がった彼女は俺のマントで胸から下を隠しこちらを見つめた
リザードンの炎で照らされた菫色の瞳は昔のまま美しくて…俺はつい釘つけになる
『どうしてダンデさんがここに?』
「それはっ…君の家に小さな明かりが見えて、泥棒でも入ったのかと思って」
小さな明かりはどうやらバスルームから漏れ出た明かりのようだが…なぜ電気を全てつけなかったんだろうか
『あ…バスルームの蝋燭のせいですね』
「蝋燭?」
『今電気止めたままだったので蝋燭を明かりにしてたんです…あ、えっと…順番に話しますね』
彼女の話を聞くと長年留守にしていた家に帰ると埃だらけで汚れてしまい、せめてシャワーを使おうとしたが電気は止まっていたそうだ
『電力を戻してくれって電話するの忘れてて…水は出るから明日でいいかって思って…えへへ』
へらりと笑う彼女は本当に昔のままで俺は彼女と目線が合うように床に座りじっと彼女を見つめた
「君は変わらないな…あの日のままだ」
『ダンデさんは…なんか変わりましたね?』
「そうか?何処か変だろうか?」
『ううん、なんか…男の人って感じで逞しくなりましたね』
照れながら言う彼女を抱きしめてしまいたい
ドキドキとした鼓動が耳元に心臓でもあるように大きく体に響き渡り落ち着かない
「ナマエ、俺はっ」
あの日言いたかった事
聞きたかった事
全てが同時に頭に浮かび言葉に詰まった
そんな俺を見知らぬふりをするようにナマエは立ち上がるとはらりとマントが落ち、巻き直したバスタオル一枚の姿で俺を見下ろした
『もう遅いし今日は帰ってくれませんか?あたしも…こんな格好だし』
長いプラチナブロンドは濡れていて少し寒そうだ
なんなら俺が抱きしめて温めてやりたいと声にだしそうになるがグッと耐え俺はマントを手に取り立ち上がる
「あ、ああ!そうだな!夜分にすまなかった!」
俺が立つと彼女はやはり小柄で俺の腕の中にすっぽりと収まってしまいそうだった
触れたい気持ちを抑え込むのがこんなに辛いのを初めて知りながら俺は後ろ髪を引かれる気分でリザードンと家を出た
「ナマエと…会えたっっ!!」
噛み締めるように言葉にするとフルフルと体が歓喜に震え俺は彼女の家の前にも関わらず両手で拳を作りガッツポーズをしてしまった
トレーナースクールの教師や生徒達にあの日詳しい事を聞き出そうとしたが、誰も行き先は知らずただ酷いイジメにあっていた事だけが分かった
何年も経つというのに俺は子供時代の生徒達と何も知らなかった自分が許せずハロンに帰る事も年々少なくなった
悔しい過去を思い出したくないというのもあるが
ハロンに帰るとつい期待してまう
俺の自室からいつも見えていた彼女の家の明かりがまた見えるのではないかと…
そんな事はない期待するだけ無駄だと言うのに、女々しい自分に笑ってしまう
「なんだよ全然飲んでねぇじゃん」
「そうか?割と飲んでるつもりだが」
今夜は大きなイベントが無事に終わったお祝いに関係者のみで店を貸し切りにした飲み会だった
カウンターに座る俺の隣にはキバナがおり、氷の入ったグラスを傾け褐色の長い指で俺を指差した
「つーか!次はぜっっってぇ勝つからな!今に見てろよ!オマエ用に新しい技構成考えてんだからな!」
「それは楽しみだが、どんな試合でも俺は負ける気はないぜ」
キバナは既に酔っ払ってるようだ
怒ったまま酒を喉へと流し込みテーブルに額をぶつけては何か文句を言っている
俺はそれを聞きながら適当に相槌を打ちいつまで飲んでも酔えない酒を喉へと流し込んだ
「あ〜あ、恋愛ならダンデに勝てんのになぁ」
「恋愛?」
「そ!オレさまのオスとしてのオーラが女の子を無意識に惹き寄せちまうから勝負にもならねぇけどさ、なんなら勝負する?」
キバナは勢いよく顔を上げカウンターの椅子をくるりと反転させ店内を眺めた
関係者の中にはリーグスタッフの他にスポンサー関係や衣装係り等沢山の人々がおり若い女性も多い
「あの辺りの女の子どうよ?どっちが口説けるか勝負しねぇ?」
顎で示された方向をチラリと横目で見ると美人に入る女性が見えた
確かメイクを担当した女性だったと思うが…
「興味ないな」
「はぁ?ならあっちは?いや寧ろあっちのムチムチ系とか?」
キバナは自分の目に止まった女性を次々紹介してくるが俺の答えは決まっている
「興味ないぜ」
グラスを傾け酒をまた喉へ流し込むと彼はバンダナに半分隠れた太い眉を険しくさせオレをじっと見つめた
「何オマエ……男が好きな奴だっけか?」
身の危険でも感じたのか警戒する彼に俺はムッと口をへの字にさせ眉を寄せた
「違うぜ!ただ俺は…ずっと忘れられない女の子がいて…その子しか無理なんだ」
手の中でグラスを軽く回せば氷がカラリと甲高い音を鳴らし揺れてくれる
店の照明を浴び七色に見える氷の光の反射を眺め唇を噛み締めると突然キバナに肩を抱かれた
「な〜んだ!好きな奴いたのかよ!誰?オレさまが知ってる子?どんなの?年上?年下?」
アルコール臭い彼はただの面倒な酔っ払いになってしまったようだ
そんな相手に真面目に答える気にもなれず、のらりくらりと話題を流し数時間後飲み会はお開きとなった
「ふぅ…少し飲み過ぎたか」
相棒のリザードンの背に乗り夜風を肌に感じると酒に火照った頬が冷え気持ちよかった
今日はなんだかすぐに帰りたくない
今思えば虫の知らせか何かだったのかもしれない
「リザードン、少し夜の散歩をしよう!君の思うがままに飛んでくれないか?」
好きに飛んでくれと言うと相棒は嬉しそうに鳴き大きな翼を羽ばたかせた
風を切る音と熱を含ませていた長い髪に冷えた風が通っていく感覚を楽しみ身を任せていると見覚えのありすぎる景色に気がついた
「ここは…ハロンじゃないか」
リザードンにとっても故郷だからだろうか
彼はハロンの風景を楽しむようにゆっくりと飛び俺の実家の上を通っていく
「……ホップも流石に寝たか」
実家は既に真っ暗で全員寝ているのが分かり安堵の息を吐いた、今日も特に問題ない家を見下ろしそろそろシュートシティへ向かってもらおうかと思った時だ
俺は自分の目を疑った
ナマエの家に小さな明かりがチラリと見えたのだ
「リザードン!降りてくれ!なるべく静かに…」
空き家になっているのに明かりだなんて
しかも深夜だぞ?まさか泥棒か…それとも悪さやイタズラ目的の不良か
どちらにせよ彼女の家を荒らす奴をほっとくわけにはいかない
地上に降りた俺はリザードンを玄関に待たせドアノブにゆっくりと手をかけた
数年間鍵がかかっていたドアノブはカチャリと簡単に開き心臓がドクンっと強く高鳴った
子供時代以来入った事がない家
家主がいなかったせいで床は埃だらけだったがそのおかげで誰かの足跡もくっきり残っていた
「(……子供か?それとも女の足跡か?)」
見え隠れする足跡を辿っていくと段々と人の気配に近づき俺は壁に背中を押し付け身を隠した
こちらからは暗くて相手の顔は見えないが何やら動いているのは分かる
相手が何やら中腰になり荷物を漁っているのを確認した俺は素早くその人物に襲いかかった
「ここで何をしている!」
ダンッ!と相手を逃さないよう床に押し倒し腕を両手で押さえつけた
小さな悲鳴と思ったより細い手首、軽い体は予想外でつい強めに倒してしまったが…
ナマエの家に入り込んだ相手が悪い
目的によっては女でも容赦しない
そう自分に言い聞かせ逃げようと体を揺らす相手に更に自分の体重をかけ固定した
「リザードン!来てくれ!」
盗人の顔を見てやろうとリザードンに来てもらうと彼の尻尾の明かりで段々と相手が見えてきた
俺が掴んだ細く白い手首
長いプラチナブロンドの髪が床に広がり暗闇の中ぼんやりと見えたその相手の顔は……
「…………まさ…か……ナマエ?……君なのか?」
『え……?……ぁ……ダンデ…さん?』
バスタオル一枚だけを身に着けた彼女は驚き菫色の瞳を大きくさせた
何が起こっているんだ?
これは夢か?それとも俺はいつの間にか酒に酔って寝ていたのか?
困惑し固まっていると彼女が気不味そうに弱々しく声をかけてきた
『あ…あの?…手…離してください』
「え?……あ」
よく見れば彼女はシャワーでも浴びたのかバスタオル一枚の姿で胸元でとめていたらしいタオルが取れかけていた
僅かに見えた胸の膨らみと白い肌
タオルは下半身へ向かって左右に開いており俺の体で押し付けていたそこは裸同然だった
「すまないっ!!」
急に現実に戻されたように俺は心臓が喉から飛び出しそうになった
ドキドキと早鐘をうち体中熱くなった俺は慌てて飛び離れ自分のマントを脱ぎ彼女にかけてやった
数歩下がり背を向けたが微かな衣擦れが妙に耳に響き顔が熱くなる
なるべく彼女を見ないようにしたいが無理だ
起き上がった彼女は俺のマントで胸から下を隠しこちらを見つめた
リザードンの炎で照らされた菫色の瞳は昔のまま美しくて…俺はつい釘つけになる
『どうしてダンデさんがここに?』
「それはっ…君の家に小さな明かりが見えて、泥棒でも入ったのかと思って」
小さな明かりはどうやらバスルームから漏れ出た明かりのようだが…なぜ電気を全てつけなかったんだろうか
『あ…バスルームの蝋燭のせいですね』
「蝋燭?」
『今電気止めたままだったので蝋燭を明かりにしてたんです…あ、えっと…順番に話しますね』
彼女の話を聞くと長年留守にしていた家に帰ると埃だらけで汚れてしまい、せめてシャワーを使おうとしたが電気は止まっていたそうだ
『電力を戻してくれって電話するの忘れてて…水は出るから明日でいいかって思って…えへへ』
へらりと笑う彼女は本当に昔のままで俺は彼女と目線が合うように床に座りじっと彼女を見つめた
「君は変わらないな…あの日のままだ」
『ダンデさんは…なんか変わりましたね?』
「そうか?何処か変だろうか?」
『ううん、なんか…男の人って感じで逞しくなりましたね』
照れながら言う彼女を抱きしめてしまいたい
ドキドキとした鼓動が耳元に心臓でもあるように大きく体に響き渡り落ち着かない
「ナマエ、俺はっ」
あの日言いたかった事
聞きたかった事
全てが同時に頭に浮かび言葉に詰まった
そんな俺を見知らぬふりをするようにナマエは立ち上がるとはらりとマントが落ち、巻き直したバスタオル一枚の姿で俺を見下ろした
『もう遅いし今日は帰ってくれませんか?あたしも…こんな格好だし』
長いプラチナブロンドは濡れていて少し寒そうだ
なんなら俺が抱きしめて温めてやりたいと声にだしそうになるがグッと耐え俺はマントを手に取り立ち上がる
「あ、ああ!そうだな!夜分にすまなかった!」
俺が立つと彼女はやはり小柄で俺の腕の中にすっぽりと収まってしまいそうだった
触れたい気持ちを抑え込むのがこんなに辛いのを初めて知りながら俺は後ろ髪を引かれる気分でリザードンと家を出た
「ナマエと…会えたっっ!!」
噛み締めるように言葉にするとフルフルと体が歓喜に震え俺は彼女の家の前にも関わらず両手で拳を作りガッツポーズをしてしまった