第一章
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「じゃあ紹介すよね!わたしの親友のルリナ!ルリナ、この子がナマエよ」
「こんにちは、貴女にずっと会いたかったの」
『は、はぁ』
バウタウンのとある喫茶店へとソニアに招かれたナマエ、そこにはジムリーダーでありモデルのルリナがいた
どういう事かとソニアへ視線を向ければニコニコと微笑み三人で丸いテーブルへと腰掛ける
「ルリナはね、わたしとダンデくんがジムチャレンジしていた時の同期なの」
『そうなんですか!ジムチャレンジしてモデルの他にジムトレーナーにもなって…凄い人なんですね!』
尊敬の眼差しを向けるとルリナは照れつつソニアが話を続ける
「そうよ!ルリナは凄いんだから!美人だし頑張り屋だし!わたしの自慢の親友よ!」
自分の事のように褒めるソニアは鼻息荒くルリナを紹介しナマエも納得してしまう
ガラルでも有名なモデルのルリナはテレビや雑誌でよく目にする
忙しくも華やかな世界にいながらジムリーダーとして日々努力しているのだから並大抵の精神力ではない
『あの…ジムチャレンジって大変でしたか?』
「お?ジムチャレンジに興味あるの?」
『ちょっと気になって…いいなぁと思ってます』
ヒバニーを貰ってから野生ポケモンとバトルしてみたが、想像していたより楽しかった
相棒の弱点や強みを理解し相手の動きを予想し勝利を掴みに行く
ずっと引っ込み思案だった自分の中に新しい風が流れ込んだようだった
「旅は確かに大変よ…すぐに変わる天候や強い野生ポケモン、それに戦いたくてウズウズしているトレーナー達との出会い………でもね?」
ルリナは思い出すように話だしルーキーへと瞳を優しくさせた
「だからこそ乗り越える度に満足感とポケモン達の絆を味わえる最高の時間にきっとなるわ」
『……絆』
じんわりと胸に響く言葉、ナマエはそっとテーブルの下で自分の腰に下げたヒバニーのボールを撫で旅への期待を膨らませていく
「そうそう私からも是非貴女に聞きたい事があったのよ」
『はっはい!なんでしょうか!』
つい身構えてしまい背筋を伸ばす
まるで面接官を前にしたように緊張してしまう彼女がルリナは可愛くて可笑しかった
「ふふっそんなに硬くならないで?ソニアの可愛い妹なら私にとっても可愛い妹なんだから」
『妹?』
「ナマエはわたしが妹のように可愛がっていた女の子って昔からルリナに伝えていたの!」
長い間離れていたがソニアの中ではずっとナマエは守るべき存在であり妹のようなものとして大事に思っていてくれたようだ
一人っ子のソニアは特に彼女への愛を我慢できず旅の途中ダンデと共にルリナに熱弁していたらしい
「で、私が聞きたいのは……」
じっとこちらを見る真剣な眼差し、ルリナの質問がなんなのか不安を感じつつ形の良い唇が開くのをじっと待った
「貴女ダンデの事どう思ってる?」
『…………………え?ダンデさん?』
想像していた質問とはまるで違った内容で頭が真っ白になる
どういう事か理解するのに時間がかかり固まっているとソニアも前のめりに聞いてきた
「そう!それはわたしも聞きたかった!やっと貴女達再会したでしょ!どう?なんか進展なかったの!」
『え?あの、ちょっと話がよく分からない…です』
オロオロと眉を下げて困っている姿にルリナはハッと我に帰り表情を柔らかくさせた
「あ〜ごめんなさいね?ダンデから長い事ナマエちゃんの事を聞かされていたのよ」
『な、何をでしょうか?』
一体彼は何を話したというのか
まさか子供時代に何かやらかしただろうかと冷や汗を浮かべるが…
「惚気よ惚気!ダンデくんったら旅に出てから大人になるまでずーーーっとナマエの事ばっかり話してたんだから」
『へ?……ええっ!』
一気に顔を真っ赤にさせ驚くが、ルリナとソニアは恋バナに前のめりでありワクワクといった顔をしていた
「その意中の人にやっと会ったわけだし、ダンデなら暴走しそうなイメージなんだけど何かあった?告白とか」
『…………こ…告白はされましたが…あたしが上手く返事できなくて…待ってて貰ってます』
「ええ!そうなの!やっぱりダンデくんすぐ告白したんだ!でも会っていきなりじゃ…ね?」
「そりゃビックリするわよね…大人になって再会できたと思ったらすぐ告白されちゃあ、見た目だって変わってて慣れないでしょうし」
確かに彼女の中にずっといたダンデは少年の姿のままだった、ハロンに戻って初めて会った時はあまりの成長ぶりに驚いたものだ
『………嫌いなわけじゃないです、でも…ちょっと怖くて』
「ダンデくんが?」
「ダンデが?」
声を揃えて問いかければナマエは慌てて両手を左右に振り
『いえいえっ!その…周りの反応が…です』
昔経験したイジメや白い目が忘れられない、またあんな目にあいたくないとしょんぼりとテーブルを見つめてしまう
彼女の言いたい事がソニアにはすぐに分かり両手を胸の前で組み合わせ少し考え込むが
「あ〜………そっか…確かにファンとかガチ恋の人もいるから怖いとは思うかもだけど」
「そうね……でも案外大丈夫だと思うわよ?」
『え?』
何故そう言えるのか疑問に感じ顔を上げると二人の女性はニンマリと口角を上げる
「きっとダンデくんなら!」
「絶対貴女を守るわ!なんたって一途だもの!」
『っ、なんですかそれ…そんなの…分かんないじゃないですか』
否定しつつも顔は熱くなり湯気が出そうだ
「アハッ顔真っ赤!可愛い〜!」
「ふふっ初々しいわね」
恥ずかしそうに両手で一生懸命顔を隠す姿は初々しくて癒される
可愛い年下の女の子を見つつソニアとルリナはふと現実的な事に気がついた
「(……でも)」
「(ダンデにナマエちゃんが襲われたら…壊れちゃわないかしら?)」
力加減の出来ない熊がミチミチと音を鳴らしながら子ウサギを抱きしめる想像をしてしまいソニアとルリナはお互いを見つめ頷き
「何かあったら言ってね!すぐ怒ってやるから!」
「そうよ!私も力になるわ!」
『はい?』
ソニアとルリナの間でナマエを熊から守る協力関係が生まれ、その後もルリナとは連絡先の交換をしたりダンデについて困った事があればすぐに連絡しろと念を押された
なんだか頼もしい姉が二人もできた気分だった
「こんにちは、貴女にずっと会いたかったの」
『は、はぁ』
バウタウンのとある喫茶店へとソニアに招かれたナマエ、そこにはジムリーダーでありモデルのルリナがいた
どういう事かとソニアへ視線を向ければニコニコと微笑み三人で丸いテーブルへと腰掛ける
「ルリナはね、わたしとダンデくんがジムチャレンジしていた時の同期なの」
『そうなんですか!ジムチャレンジしてモデルの他にジムトレーナーにもなって…凄い人なんですね!』
尊敬の眼差しを向けるとルリナは照れつつソニアが話を続ける
「そうよ!ルリナは凄いんだから!美人だし頑張り屋だし!わたしの自慢の親友よ!」
自分の事のように褒めるソニアは鼻息荒くルリナを紹介しナマエも納得してしまう
ガラルでも有名なモデルのルリナはテレビや雑誌でよく目にする
忙しくも華やかな世界にいながらジムリーダーとして日々努力しているのだから並大抵の精神力ではない
『あの…ジムチャレンジって大変でしたか?』
「お?ジムチャレンジに興味あるの?」
『ちょっと気になって…いいなぁと思ってます』
ヒバニーを貰ってから野生ポケモンとバトルしてみたが、想像していたより楽しかった
相棒の弱点や強みを理解し相手の動きを予想し勝利を掴みに行く
ずっと引っ込み思案だった自分の中に新しい風が流れ込んだようだった
「旅は確かに大変よ…すぐに変わる天候や強い野生ポケモン、それに戦いたくてウズウズしているトレーナー達との出会い………でもね?」
ルリナは思い出すように話だしルーキーへと瞳を優しくさせた
「だからこそ乗り越える度に満足感とポケモン達の絆を味わえる最高の時間にきっとなるわ」
『……絆』
じんわりと胸に響く言葉、ナマエはそっとテーブルの下で自分の腰に下げたヒバニーのボールを撫で旅への期待を膨らませていく
「そうそう私からも是非貴女に聞きたい事があったのよ」
『はっはい!なんでしょうか!』
つい身構えてしまい背筋を伸ばす
まるで面接官を前にしたように緊張してしまう彼女がルリナは可愛くて可笑しかった
「ふふっそんなに硬くならないで?ソニアの可愛い妹なら私にとっても可愛い妹なんだから」
『妹?』
「ナマエはわたしが妹のように可愛がっていた女の子って昔からルリナに伝えていたの!」
長い間離れていたがソニアの中ではずっとナマエは守るべき存在であり妹のようなものとして大事に思っていてくれたようだ
一人っ子のソニアは特に彼女への愛を我慢できず旅の途中ダンデと共にルリナに熱弁していたらしい
「で、私が聞きたいのは……」
じっとこちらを見る真剣な眼差し、ルリナの質問がなんなのか不安を感じつつ形の良い唇が開くのをじっと待った
「貴女ダンデの事どう思ってる?」
『…………………え?ダンデさん?』
想像していた質問とはまるで違った内容で頭が真っ白になる
どういう事か理解するのに時間がかかり固まっているとソニアも前のめりに聞いてきた
「そう!それはわたしも聞きたかった!やっと貴女達再会したでしょ!どう?なんか進展なかったの!」
『え?あの、ちょっと話がよく分からない…です』
オロオロと眉を下げて困っている姿にルリナはハッと我に帰り表情を柔らかくさせた
「あ〜ごめんなさいね?ダンデから長い事ナマエちゃんの事を聞かされていたのよ」
『な、何をでしょうか?』
一体彼は何を話したというのか
まさか子供時代に何かやらかしただろうかと冷や汗を浮かべるが…
「惚気よ惚気!ダンデくんったら旅に出てから大人になるまでずーーーっとナマエの事ばっかり話してたんだから」
『へ?……ええっ!』
一気に顔を真っ赤にさせ驚くが、ルリナとソニアは恋バナに前のめりでありワクワクといった顔をしていた
「その意中の人にやっと会ったわけだし、ダンデなら暴走しそうなイメージなんだけど何かあった?告白とか」
『…………こ…告白はされましたが…あたしが上手く返事できなくて…待ってて貰ってます』
「ええ!そうなの!やっぱりダンデくんすぐ告白したんだ!でも会っていきなりじゃ…ね?」
「そりゃビックリするわよね…大人になって再会できたと思ったらすぐ告白されちゃあ、見た目だって変わってて慣れないでしょうし」
確かに彼女の中にずっといたダンデは少年の姿のままだった、ハロンに戻って初めて会った時はあまりの成長ぶりに驚いたものだ
『………嫌いなわけじゃないです、でも…ちょっと怖くて』
「ダンデくんが?」
「ダンデが?」
声を揃えて問いかければナマエは慌てて両手を左右に振り
『いえいえっ!その…周りの反応が…です』
昔経験したイジメや白い目が忘れられない、またあんな目にあいたくないとしょんぼりとテーブルを見つめてしまう
彼女の言いたい事がソニアにはすぐに分かり両手を胸の前で組み合わせ少し考え込むが
「あ〜………そっか…確かにファンとかガチ恋の人もいるから怖いとは思うかもだけど」
「そうね……でも案外大丈夫だと思うわよ?」
『え?』
何故そう言えるのか疑問に感じ顔を上げると二人の女性はニンマリと口角を上げる
「きっとダンデくんなら!」
「絶対貴女を守るわ!なんたって一途だもの!」
『っ、なんですかそれ…そんなの…分かんないじゃないですか』
否定しつつも顔は熱くなり湯気が出そうだ
「アハッ顔真っ赤!可愛い〜!」
「ふふっ初々しいわね」
恥ずかしそうに両手で一生懸命顔を隠す姿は初々しくて癒される
可愛い年下の女の子を見つつソニアとルリナはふと現実的な事に気がついた
「(……でも)」
「(ダンデにナマエちゃんが襲われたら…壊れちゃわないかしら?)」
力加減の出来ない熊がミチミチと音を鳴らしながら子ウサギを抱きしめる想像をしてしまいソニアとルリナはお互いを見つめ頷き
「何かあったら言ってね!すぐ怒ってやるから!」
「そうよ!私も力になるわ!」
『はい?』
ソニアとルリナの間でナマエを熊から守る協力関係が生まれ、その後もルリナとは連絡先の交換をしたりダンデについて困った事があればすぐに連絡しろと念を押された
なんだか頼もしい姉が二人もできた気分だった