short short short!
短編にすらならない夢。ただの会話文とか。
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護衛チームは食べさせたい
20200330(月)16:44sssネタ募集企画
べっこ様「食欲旺盛な夢主さんに競って餌付けする護衛チーム」
「彼女、食事中は随分と生き生きとしていますね」
「あー、こいつか?まあ、食う事が人生みたいなところがあるからな。ほら、オレのトリッパ、食うか?美味いぜ~?」
「ありがとう、ミスタ!トロトロで美味しい!」
「な?美味そうに食うだろ。ついつい食わせてやりたくなるんだ」
「なあ、オレのピッツァも美味いぜ!ここのマルガリータ、頼めばキノコを入れてくれるんだよ」
「ナランチャ、マルガリータにキノコを乗せるの好きだよね。わたしも好き!ありがとう、ナランチャ!」
「ホタテ貝のオーブン焼はどうだ?この店は常に新鮮な食材を使っているんだ。海鮮類は絶品だぜ。ホタテ貝、苦手じゃあなかったよな?」
「うん。ありがとう、ブチャラティ!本当だ、スープも美味しい!」
「食ってばかりいねえで、何か飲めよ。この白ワイン、飲んでみろ。甘めだからオメーでも飲めるだろ」
「前までワインって苦手だったけど、アバッキオが美味しいワインを教えてくれたから飲めるようになったんだ。ありがとう、アバッキオ!」
「こっちのカルボナーラも美味しいですよ。その白ワインとも合うはずです」
「濃厚なのに重くなくて美味しいッ!ありがとう、フーゴ!」
「……デザートにプリンはどうですか?ぼく、この店のプリンが好きでいつも頼むんです。どうぞ、ぼくので良ければ」
「じゃあ、一口もらうね!ありがとう、ジョルノ!」
「ジョルノ、分かっただろ?あいつが喜ぶと、オレたちも嬉しくなっちまうんだよォ~」
「ぼくが食べさせてもよろしいですか?」
「ちょっと待て。それは抜け駆けが過ぎるぜ。そりゃあいけねーぜ、ジョルノ!」
護衛チーム
初デート
20200328(土)23:00sssネタ募集企画
さかな様「"初デート"というシチュエーションのsss」
【ミスタ】
「お、お待たせ、グイード!」
「おお」
「ごめんね、待たせて」
「いいって。こういうのは普通、男が待つもんなんだからよ。寝坊でもしたのかァ~?」
「わたし、デート自体も初めてだから……」
「そ、そうだったのかよ。……なあ。手、繋いでいいか?」
「うん……ッ」
「初めてだよな。手、握るの。小せェ手だな」
「グイードの手は大きいね。それに硬い」
「そりゃあな。オメーよりは背がデカいし。拳銃使ってるから、皮膚も硬くなっちまってるぜ」
「でも、好きだな。安心できるし、グイードの手っていうだけで……ドキドキする」
「……」
「グイード?」
「……オメー、そういう可愛いこと、言うなよ」
【フーゴ】
「ねえ、ナランチャ。パンナコッタの好みの服って分かる?」
「えー?穴が開いたやつとかか?」
「それ、パンナコッタの普段着。そうじゃあないの!パンナコッタの好みの女の服!」
「知らないよ、そんなこと。そういうこと、フーゴと話さねーし」
「明日、パンナコッタと初デートなの!やっぱり、相手の好きな服を着たいの!」
「本人に聞けばいいだろ?」
「本人に聞いちゃったら意味がないでしょ!」
「何でだよ」
「そういうものなの!」
「あー、サプライズとか、吃驚させたい感じ?」
「そうそう!」
「力になってやりてえけど、オレも知らないよ。フーゴの好みなんて」
「……そっか。ありがとう」
「たださ、おまえに似合ってれば、フーゴは何だって喜ぶと思うよ」
「んー……そうかな」
「(それくらい、フーゴはおまえのことが好きなんだし)」
【メローネ】
「近い……ッ!」
「何がだよ」
「ふ、普通、初デートってもっとこう……遠慮ってのがあるはずなのに、メローネは色々と距離が近い!手も握って来るし、肩に腕を回してくるし、エスコートも慣れていて……!」
「不満か?普通は喜ぶところじゃあないのか?」
「嬉しいけど嬉しくない」
「何だよ、それ」
「わたしは初めてのデートなのに、メローネは慣れ過ぎてる」
「そりゃあ、任務でも女とはそれなりに関わるからな」
「……」
「そんな顔をするなよ。オレだって女に慣れてるって言っても、好きな女相手に平然とこういうことを出来る程じゃあないんだぜ」
「メローネ……」
「その男を知らない身体を早くオレが暴いてやりたくて興奮してるんだ」
「わたしの胸のときめきを返して」
【リゾット】
「リゾットさん。あの、今日……一緒に帰りませんか?お、お互いに任務も早く終わりますし、その……帰りながらでいいので少しでもデート……とかもしたいです」
「構わない」
「あ、ありがとうございます!」
「で、昨日、あいつとリゾットはやっと初めてのデートに辿り着けたんだと。イルーゾォ」
「それにしてはあいつ、元気がねえな。念願のデートで何かやらかしたのかよ。知ってるか?ホルマジオ」
「いや、オレもソルベとジェラートから聞いたんだけどよ、あいつが途中でジェラートを食いに店に寄ったら、店員に『可愛らしい妹さんですね』て言われてサービスされたんだと」
「妹に間違えられたのかよ」
「『年の離れた妹』とも言われてたらしいぜ~」
「だからかよ。あいつが隅っこでいじけてんの」
「初デートだってはしゃいでたからな。相当傷付いたんだろ。まあ、どうせリゾットが話しかければすぐに機嫌は直るだろ。ああ、ほら見ろよ」
「あいつ、本当にリゾットのことが好きなんだな」
護衛チーム暗殺チーム
プロシュートとギアッチョはギャング
20200327(金)20:58sssネタ募集企画
みそ様「暗チメンバーの誰かと、ギャングになっていなかったら何をしていたかを話し合う」
「何だ。オメーが眠れねえなんて珍しいじゃあねーか。明日の天気、荒れるんじゃあねえか~?」
「大雨が降って湿度が高くなって、ギアッチョの髪が大変なことになるといいね」
「オメーも雨の日は大変だとかぶつくさ言ってるだろ」
「そういうプロシュートもね。なんかこの時間にこのメンバーが揃うの、久しぶりだね」
「オレは今やっと任務から帰って来ただけだ」
「あー、ギアッチョが行った場所、遠かったよね。プロシュートは?」
「仮眠室で寝ていたら、急に目が覚めた。オメーはどうなんだよ」
「わたし?昼間にイルーゾォと観たホラー映画が怖くて眠れないの。酷いんだよ!イルーゾォ、アクション映画だって嘘を吐いたんだから!」
「バカか?オメーはよォ~。だいたい冒頭で気付くだろ」
「人を殺しておいて、映画でビビるのも変わってるぜ」
「煩いな、二人とも。あっ、その映画ね、主人公がキャリアウーマンとその息子で、母親が仕事で留守にしている間に殺人鬼が家に侵入して、息子を狙うって話だったんだ。息子は殺人鬼から逃げ回りながら母親に助けを求めて、母親も仕事を捨てて息子を助けに行くの。その母親が格好いいの!仕事中なんて、スーツを着こなしてオフィスを颯爽と歩いて!いかにもデキる女って感じ!憧れた!ああいう仕事もいいよね~」
「オメーには無理だろ」
「ああ。キャリアウーマンなんて柄じゃあねえ」
「ただの憧れなんだからいいでしょ!……でもまあ、ムカつく上司とか先輩とかがいたら、殺しちゃいそう」
「オメーは短気だからなァ」
「それ、ギアッチョには言われたくない。二人はギャングになってなかったら、何をしてたと思う?わたしの予想ではね……プロシュートはモデル!でも何かと問題を起こしそうだよね。主に暴行事件とかさ。ギアッチョはスタンドのイメージでスピードスケート選手!でも何かと問題を起こしそうだよね。主に暴行事件とかさ」
「んなこと考えたこともねえよ。オメーと違って暇じゃあねーんだよォ~ッ。しかもなんだ?暴行事件ばっかりじゃあねーか!」
「だって二人とも、口より先に手が出るタイプでしょ」
「モデルなんてもんは嫌だぜ、オレは。気に食わねえヤツに対して下手に出るなんて、我慢ならねえ」
「……やっぱりわたしたち、ギャングだね」
「分かりきった事を言ってんじゃあねーよ、今更」
「向いてるからこそ、こんな仕事をしてんだろ」
「でもギャングになって良かったかも。みんなに出会えたし。仲間も出来たし」
「……」
「……」
「ねえ、ひとつ大切なことを言っていい?」
「……何だよ。また余計なことを言うんじゃあねえだろうな?」
「違うよ、ギアッチョ。本当に大切な事」
「さっさと言え」
「……映画のあらすじを思い出したらまた怖くなってきた。一緒にトイレに行こうよ!」
「口より先に手が出る」キャラ、プロシュートとギアッチョの組み合わせが好きです。プロシュートギアッチョ
ブローノ・ブチャラティは預かる
20200325(水)21:10sssネタ募集企画
匿名様「ブチャラティと幼女夢主」
※幼女夢主(ポルポの親戚の子設定)
「ブチャラティ。君に頼みたいことがある。そのためにここに呼んだ」
「重要な事ですか?」
「ああ。だからこうして直接頼むんだ。わたしの親戚の子を預かって欲しい」
「親戚?」
「一週間前に両親を亡くしてね。頼れる者も殆どいなくて、親戚であるわたしにも連絡は来たんだが、今のわたしはここにいる。だから、君にわたしがここを出るまでの間、その子を預かって欲しいんだ。なに、金の心配はするな。育てるにあたっての金額と苦労を掛ける以上の金額を振り込もう。年齢は四歳。女の子だ。親戚のわたしが言うのも変な事だが、可愛い子だ」
「……」
「ひとつだけ条件がある。何があっても傷付けるようなことは許さない。以上だ。頼めるか?」
「……はい」
それが半年前。初めは知らない人間を前に、知らない家の中で両親を想って泣いていた幼い子も、当初に比べれば随分とオレに懐いた。
「おにいちゃん、あそぼー」
「もう少し待てるか?あと少しで仕事が終わる」
「うん。まってる」
「……」
「……」
「見ていて楽しいか?」
「うん」
「冷蔵庫にチョコレートが入っている。食べていいぞ」
「おにいちゃんと、いっしょにたべる。いっしょにたべたいの」
「君は本当にポルポの言った通りの子だな」
「おじちゃん、なんていってたの?」
「秘密だ」
病みに転じそうなブチャラティになってしまった。
ブチャラティ
リゾット・ネエロは花粉症
20200323(月)19:54sssネタ募集企画
匿名様「花粉症に悩まされるリゾット」
「くしゅ……ッ」
「ん?」
「……」
「リゾットさん。今、くしゃみをしませんでした?」
「……していない」
「でも、ここにはわたしとリゾットさんしかいませんよ」
「……」
「わたしではないですし、考えられるのはリゾットさんだけですよ」
「していな……くしゅっ」
「あー!今は見ましたよ!はっきり見ましたよ!わたし見ましたからね!」
「……」
「リゾットさん、風邪ですか?」
「…………花粉症だ」
「え?」
「花粉症だ」
「リゾットさんでも花粉症になるんですね」
「悪いか」
「いいえ。意外だなと。それにくしゃみ、可愛いですね。ぷっ……くく!」
「笑うな」
「だってリゾットさんのくしゃみ、小さくて可愛い……!くしゅって……!」
「笑うなと言っているだろう」
「いやー、本当に可愛いですよ。もう一度聞きたいです!」
「おまえ、ふざけているだろ」
「ふざけ……」
「……覚悟はできているか?」
「すみません。謝るので許してください」
「へくしゅ!」
「なんだオメー、風邪か?」
「ぐすっ……。プロシュートさん、実は最近、目が痒いんですよ。くしゃみも止まりませんし、鼻水も……」
「だったら花粉症じゃあねーのか?」
「ううっ……初めてです、花粉症」
「日頃の行いが悪いんだろうよ」
「わたし、別に悪い行いなんて……ハッ!」
「何だよ。心当たりでもあるのか」
リゾット
岸辺露伴は愛を描く
20200322(日)23:37sssネタ募集企画
みゃ様「病み露伴」
※病んでる露伴
そりゃあ、少しは悩んだよ。好きな女の情報を読み取るってのは。自分の能力を使ってしまうのは。でも仕方がないだろ。誰だってひとつの可能性があるとすれば、それを手に入れようと必死になるものだ。ぼくは、その可能性を逃すほどバカでもなければ、自分の喜びよりも他人を優先出来るほど人間として出来上がっているわけでもなかった。
「ええっと……何々?」
名前、生年月日、血液型、家族構成、スリーサイズ、趣味、好きなもの、嫌いなもの。人間の過去から現在に至るまでの全てが刻まれた『本』となった彼女を抱えて、一枚一枚を確かめるように捲っていく。その途中、ぼくの手はある箇所で止まってしまった。
「……やっぱりか。やっぱりそうだったのか」
『空条承太郎が好き』。その文を指先でなぞり、そしてもう一度、先頭へと戻る。それほど長くもない難しくもない文を、ぼくは何度も読み返した。
彼女は隠していたが、顔を見れば直ぐに分かった。ぼくを含め、他のヤツには決して見せない表情を、ある男の前では惜し気もなく曝していた。それが所謂、恋をする女の顔だってのに気付くのは、難しいことじゃあなかった。
「全く君は、愚かだな。好きなヤツがいるってのに、他の男を信用して呼ばれて家に入るなんて。本当に愚かだ。だが、ぼくはそういうところが結構気に入ってるんだぜ」
ペンを握り、その先端を本となってしまった彼女に当てる。
「そうだな。なんて書けばいいか」
『岸辺露伴が好き』じゃあ、ちょっと……いや、あまりに単純すぎる。ぼくは好きというレベルの浅い感情なんて要らないんだ。『愛している』。こっちの方がしっくりするな。
『岸辺露伴を誰よりも愛している。人生において、岸辺露伴以外を愛さない。岸辺露伴以外を男として認識しない』
「変に捻るよりも、こういったものはこれくらいがいいだろう」
自分が書いた文字を一字一句、間違いがないか念入りに確かめ、ぼくは彼女の本を閉じた。
スタンド、その他5部、他部
プロシュートは照れる
20200320(金)20:36sssネタ募集企画
梅野様「照れちゃうプロシュート」
「プロシュート兄貴が一番格好いいんだから!ね、ペッシ!」
「ああ、そうだぜ!」
「何かあったら守ってくれるし!ヘマをした時は叱ってくれるし!それでもフォローしてくれるし!元気付けてくれるし!いい所も悪い所も教えてくれるし!常にわたしたちの前を歩いてくれるし!ね、ペッシ!」
「ああ、そうだぜ!」
「服もオシャレだし!スタイルもいいし!顔だって綺麗だし!道を歩けば女の人に声を掛けられてるし!わたしたちなんて、兄貴に話しかけてくる女の人たちに無視されてるよね、ペッシ!いない者の扱い!」
「あ、ああ……。だけど最後のは自慢とかじゃあねーよ……」
「美味しいご飯も食べさせてくれるし!ドルチェも買って来てくれるし!任務の帰りに色んな所に連れて行ってくれるし!任務に同行できなかったときは、お土産を買って来てくれるし!風邪を引いた時は家に来て看病もしてくれるし!ね、ペッシ!」
「そんなことあったのかよ!?オレ、兄貴にそこまで……ッ」
「とにかく、プロシュート兄貴がチームで一番中身も外見も格好いいんだよ、メローネ!兄貴としても、男の人としても最高だよ!」
「……そうか。ところでプロシュート。さっきから俯いてどうした?」
「なんでもねえ」
「わたし、兄貴の妹分で良かったって思ってる!」
「だとさ。良かったな、プロシュート」
「もうそれ以上、言わなくていい……ッ!オメーは少し黙れ!」
「うぐ……!兄貴、なんで殴るの!?」
妹分は兄貴に夢中。兄貴も妹分に夢中。
プロシュート
雨が降る
20200319(木)04:23sssネタ募集企画
irika様「雨をテーマにしたキャラクターと夢主の一幕」
【ブチャラティと休日】
「久しぶりの休日なのに雨……」
「仕方がない。天候は気遣えるようなものじゃあないからな」
「せっかくブローノと休日が重なったのに。デートが出来ると思ったのに」
「雨でも傘を差せば外に出られるだろ」
「手を繋げないし、くっ付けないのが嫌なの」
「なら、家の中でもデートは出来る。こうして隣に座っていれば、手も繋げる。不満か?」
「……ブローノのそういうところ、本当に好き」
【ナランチャと水溜まり】
「ガキの頃って、雨の日でも遊んでたよな」
「雨の日は雨の日で、やれることってあったからね。あっ!ちょっと、ナランチャ!水を掛けないでよ!」
「こうやって水溜まりで水を掛け合ったりしてさ」
「汚れちゃったでしょ!」
「もう道路の水が跳ねて汚れてるんだから、変わらないだろ」
「……お返し!」
「更にお返しだぜ!」
「じゃあ、お返しのお返しのお返し!」
【イルーゾォと相合傘】
「相合傘って憧れてたんだ!」
「どう考えてもおかしいだろ」
「どこが?」
「普通、こういうのは背の高い方が持つよな、傘を。なのに何でおまえが持ってるんだよ!」
「イルーゾォが持つと高すぎて、わたしに雨が当たるの!」
「おまえが持つと低すぎて、オレが屈まなきゃいけねーんだッ!歩き難いだろ!」
「わたしだって濡れたくない!」
「デカくなれよ、チビ!」
「イルーゾォが縮めばいい!」
【ギアッチョと湿気】
「……あれ?」
「何だよ。朝っぱらから人の頭を見て、その反応はよォ~ッ」
「想像よりも髪が変化してない。湿気で何かが起きていると期待してたのに」
「てめー、なに勝手に変な期待をしてんだ!」
「つまんない」
「オメーの期待に応える必要なんてねえんだよ」
「ねえ、髪、触らせて。ギアッチョの髪、ふわふわで好き」
「さっきバカにしてたくせによく言えるな、オメーはよォ~ッ!」
「癖毛の人って、湿気で広がるイメー……ジ。あっ」
「勝手に触ってんじゃあねえ!」
「(スプレーで固めてる……!)」
【リゾットと傘泥棒】
※幼女夢主
「リゾット!わたしのかさ、なくなってる!ホルマジオからもらったやつ!」
「この雨だ。誰かが盗んだんだろ。オレの傘はおまえが使え」
「リゾットは?」
「オレは差さなくてもいい。慣れている」
「かぜひいちゃうからダメなんだよ」
「だが傘は一本だ。それに、おまえが風邪をひく方が面倒だ」
「リゾット、かたぐるま!わたしが、かさをもつから、かたぐるまして!」
「傘を持っていたら、掴まっていられないだろ」
「リゾットだから、へーきだもん」
「……」護衛チーム暗殺チーム
勧誘拒否~ミスタのお誘い~
20200317(火)23:17sssネタ募集企画
シラサギ様「勧誘拒否設定で、夕飯を一緒に食べようとちょっかいをかけてくるミスタ」
講義が終わって早々、大学の敷地外へ出るその前に、わたしはグイード・ミスタに捕まってしまった。話しかけて来る彼を他所に門を目指して足を進めたが、グイード・ミスタの憎き脚の長さには勝てず、わたしの横に並んだと思えば馴れ馴れしく腕を肩に回してきた。なんなんだ、また組織への勧誘か。そう思いきや、彼は違う目的でわたしに声を掛けて来たのだった。
「なあ。今日、そっちに晩飯を食いに行っていいか?」
「ダメです」
「いいじゃあねーかよ」
「嫌です。無理です。止めてください」
「そこまで拒否することか?今のはちょっぴり傷付くぜ」
隣に越してきて以来、グイード・ミスタはわたしの部屋に夕飯を食べに来ようとすることがあった。自炊はしているらしいが、無性に他人の手料理が食べたくなる時があるらしい。何となく、その気持ちは分かる。わたしも自炊をしているが、毎日毎日作っていると、たまには他人の料理が食べたくなることだってあった。だからといって、勧誘という迷惑行為をしてくるグイード・ミスタのために、料理を作ってそれを一緒に食べるなど御免だ。何度も断っているし、家に上がり込もうとするところを追い返してはいるが、彼は諦めるということを知らない。パッショーネの人たちは、総じてそうだが。
「自分の部屋で、一人で食べてください」
「飯は一人で食うよりも、大勢で食った方が美味いだろ」
「ん?大勢ってまさか」
「別にジョルノたちを誘うわけじゃねえよ。オレとピストルズだ」
ピストルズ。その単語に、わたしは足を止めた。グイード・ミスタはともかく、彼のスタンドである『セックス・ピストルズ』はとても可愛らしい。掌よりも小さく、表情豊かで、個性もあり、なんとご飯も食べてしまう。それはもう美味しそうに。
「……ピストルズも?」
「ああ。オレ、いつも飯の時はあいつらと食ってるからな」
「へえ……」
羨ましい。あんなに可愛らしいスタンドとご飯を食べられるグイード・ミスタが限りなく羨ましい。……まあ、そんなことは絶対に口には出さないが。
「今日の晩飯は何だ?」
「内緒です」
「オレ、トスカーナ地方の白マメが好きなんだよ。それでなんか作ってくれよ。材料費とかは出すし、美味い酒も持っていくからよ」
高いその背を丸めて体重を掛けて来るグイード・ミスタ。押し返そうとするも、わたしが力で勝てるはずもない。重いし、暑苦しいし、周囲からの視線が刺さるので離れて欲しい。
「わたし、お酒は飲まないので」
「ピストルズのヤツらも絶対に喜ぶぜ~?」
募る苛立ちに近付く眉が、一瞬で離れた。おやつを与えた時の、あの愛らしい笑顔が頭に浮かぶ。あの子たちがあんな表情で料理を食べてくれるのなら、わたしは大歓迎なうえに、いくらだって作るだろう。
「たまには一緒に飯を食ったっていいじゃあねーかよォ~」
「一緒にご飯を食べる程、仲が良くなった記憶がわたしにはありません」
「これから仲良くなればいいだろ。ピストルズもオメーと友達になりたがってるぜ」
「……本当ですか?それ」
「あ?それって、どれだよ」
「前半じゃなく、後半です。ピストルズがって」
「ああ、マジだよ」
「……そうですか」
ピストルズが、わたしと友達になりたがっている。その事実に緩む口元を手で隠し、わたしはグイード・ミスタから顔を背けた。どうしよう。ここ最近の出来事で一番嬉しいことかもしれない。
「グイード・ミスタさん」
「なんだ?」
「ピストルズだけなら許可します」
「何でピストルズだけなんだよッ!」
ミスタ
片想い中~リゾット~
20200315(日)20:56キャラまたは夢主が片想いをするシリーズ
「ねーねー、リーダー。プロシュート、まだ帰って来ないんですか?」
「五分前と同じ質問をするな。あいつは、今日は帰って来ない」
「早く会いたい!そもそも、なんでわたしとプロシュートを組ませないんですか!いつもいつもいつもいつも、プロシュートとペッシばかり組んでる!わたしはリーダーとばかり!」
「ペッシは新人だ。仕方がない」
「そうだけどさ!ズルいです!わたしもたまには、プロシュートと組みたいです!」
「仕事に私情を持ち込むな」
「それに!それにですよ!最近、プロシュートと殆ど会えないんです!あっちが任務の時はわたしがお休みで、わたしが任務の時はあっちがお休みなんです!どっちも任務のときもあるし、リーダーと組んでると国内でも遠い場所や国外の任務も頻繁にあって、数週間はアジトに帰って来れなかったりするし!」
「不満か」
「プロシュートに会いたいです……」
「……オレといるのは不満か」
「そういう事じゃあなく、ただ恋人に会いたいんです」
「……」
「チューもしたいし、手を繋ぎたいし、抱き締めたいし、抱き締められたいし、匂いも嗅ぎたいし、愛してるって言いたいし、言われたい」
「……本当に」
「?」
「本当にあいつが好きなんだな」
「当たり前ですよ。恋人なんですから」
「……余計に離してやりたくなる」
「え?何か言いました?ちょっと聞こえにくかったんですけど……」
「何でもない」
片想いシリーズおわりリゾット