short short short!

短編にすらならない夢。ただの会話文とか。
更新履歴にも載らない。

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  • 空条徐倫は分かってしまった

    20200511(月)01:24
    ※百合、微裏、病んでる徐倫


    最初は、あたしの後ろを付いて歩く姿が、飼い慣らされた犬とか猫とか……言ってしまえば動物のようで単純に、特に深い意味なんてなく可愛いと思っていただけ。そりゃあ、まあ。ちょっぴり不安なところもあった。だって彼女、なんでこんな場所にいるのかって首を傾げたくなるくらいに臆病なんだもの。馬鹿正直で、お人好しで、人を疑うことなんて知らない。ここでなくても、外でも一人で生きていけるのか疑問が浮かぶくらいの人間だった。

    「ほら、もう少し。脚、広げて。それじゃあ、手が入らないでしょ」

    あたしは元々、別に人を「いじめて」気持ちいいとか、楽しいとかなんて思う質じゃあなかった。むしろそういうヤツに対して、堪えきれない怒りさえも感じる程だった。それが今では、目の前で泣きながら下着だけの下半身を曝して泣く彼女に興奮している。少し強い口調で言えば、あたしよりも小さい身体を震えさせて従う彼女が愛しかった。

    「何でもするって言ったでしょ、あんた」

    看守に襲われていたところを助けただけ。大人しくて弱いために、誰にも話さないだろうと確信の持てる彼女は、そういうヤツにとって美味しい餌でしかない。あたしは、そこを助けただけだった。それだけで彼女は、その場でお礼をするだけじゃあなく、あたしに懐いてしまった。どこか気の抜けるような、緩い笑顔を見せる彼女を嫌だとは思わなかった。いつだったっけ。本当に出来心から、ちょっとした悪戯をしてしまった。それを彼女は本気にして、あたしの言動にあまりに必死な姿を見せるものだから笑ってしまい、そして「もっとしてやりたい」なんて思うようになった。

    そして、こんな関係になってしまった。狭苦しいトイレに押し込んだ彼女の太腿を撫でながら鎖骨に口付けをすると、引き攣った声と呼吸が耳の傍を通った。

    「……徐倫ッ」
    「何よ」
    「なんでも、ない……」

    服の裾を引っ張って下半身を隠そうとする手を外し、下着の上からお尻を撫でる。うん。やっぱり小さいから、ここも少し貧相ね。

    「早くしないと、怪しまれるわね。だからほら、ちゃんとしなさいよ、あんたも」
    「う、ん」

    今なら、彼女を虐げるヤツの気持ちが少しだけ分かる。そいつらとあたしじゃあ、決定的な違いがあるけど。

    スタンド、その他5部、他部

  • ティッツァーノは嫌がらせをする

    20200509(土)06:42
    「げっ」
    「女性らしくない声ですね」
    「……なんのご用でしょうか、親衛隊のティッツァーノさん」
    「ボスからの任務で、この資料に載っている人物のデータが必要なんです。情報管理チームのあなたなら、直ぐに調べられますよね」
    「すみません。今、忙しいので無理で……」
    「調べられますよね」
    「……一時間後、そちらにデータを持っていくので、資料をそこに置いてください」
    「いいえ。ここで待っています」
    「待っていなくていいですよ」
    「冷たいですね。相変わらずだ」
    「帰ろうとしたところに毎回丁度良く仕事を持ってきたり、人のデートを邪魔してきたり、挙句に人の恋人にギャングだって言っちゃうし……ッ!隠してたのに!」
    「酷いヤツがいるものですね。しかし、恋人に隠し事はいけませんよ」
    「全部、あなたの事ですけどね、ティッツァーノさん」
    「まあ、それよりも……今夜、食事にでも行きませんか?」
    「行きません。このデータを出し終えたら帰るので」
    「そうですか。ああ、そうだ。こっちの資料のデータもお願いします。スクアーロの分もあったのを忘れていました」
    「わざと……ッ!」
    「失礼ですね。ああ、急がなくても大丈夫です。待っているので。終わるまで」


    「ティッツァ、情報管理チームのあの女のことをまだ狙ってるのか?」
    「ええ。彼女、面白いんです。とても素直で」

    親衛隊

  • プロシュートは隠している

    20200508(金)06:30
    ※「メローネは恋をするあの子に恋をする」と繋がっています


    「なに不貞腐れてんだよ」
    「プロシュート、わたしがデートに誘っても『ガキには興味ねえ』とか『デカくなってから言え』とか言うのに、なんであの女の誘いは受けるの!?」
    「だからってオメー、あの女はオレが始末する予定のターゲットだったってのに、勝手に手ェ出してんじゃあねーよッ!」
    「痛い!でも……幸せ」
    「それに、だ。ああいう時は、嘘でも相手が欲しがってる返事を言うもんだ。隙を作るためにな」
    「わたしはターゲットに誘われても、『心に決めてる人がいる』って断ってから殺してるのに!」
    「ハンッ!オメーを誘う野郎なんて見る目がねえぜ」
    「この前の任務、70歳の地主がターゲットだったんだけど、その人に『あんたみたいな孫娘が欲しかった』って言われたんだから!」
    「……それは誘われたって言わねえ」
    「分かった、分かったよ。プロシュート、まさか……」
    「ああ?なんだよ」
    「わたしに嫉妬させたくて、わざとあんな事を!」
    「んなわけねーだろ。都合よく解釈してんじゃあねえッ」
    「え?違うの?」
    「当たり前だ。なんでオレがオメーを嫉妬させるんだ」
    「こういう時に嘘でもいいから、わたしの欲しい返事をしてよ!」
    「うるせえ。オメーも偉そうに人の事を言える立場じゃあねーだろ」
    「……?」
    「そんなんだからガキなんだ、オメーは」

    プロシュート

  • メローネは恋をするあの子に恋をする

    20200505(火)20:41
    「ねえねえ、メローネ。わたしとプロシュートの相性って、どうかな?」
    「最悪だな」
    「早い!返事が!」
    「何だよ、知りたかったんだろ?星座、血液型を見ても相性は良くないし、なにより君、昨日もプロシュートのヤツに殴られていただろ」
    「うん。メローネに追跡してもらいたくて、プロシュートの血を貰おうとしたら殴られた」
    「バカか、君は」
    「無断で取ろうとしてないよ。『ベイビィ・フェイスを作るから、血液を頂戴』って言ったら『ふざけてんのか、てめー』って殴られた。痛かったけれど、幸せだった。あーあ、母親役の女も捕まえて来たのに無駄になっちゃった。メローネ、いる?」
    「明日、任務があるからな。ターゲットの相性次第では使わせてもらうか」
    「じゃあ、あげるね」
    「君は何で、そんなにプロシュートのことが好きなんだ?」
    「まずは格好いいでしょ?それに乱暴なところがあるけど優しいし、ギャングとしての考え方も痺れるものがあるよね」
    「分からないな」
    「そりゃあ、メローネみたいな変人には分からないよ」
    「君は余計なことを言うヤツだな」
    「よくプロシュートにも言われる」
    「褒められたことじゃあないぜ。それにプロシュートは、煩い女が嫌いだ」
    「えっ!メローネ、プロシュートの好みを知ってるの?教えて、教えて!」
    「嫌だ」
    「何で!ケチだな!」
    「ほら、さっさと任務に行けよ。そろそろ出ねえと、間に合わなくなるぜ。遅刻なんてしたらプロシュートのヤツ、キレるのは確実だ。それに今日は、帰りに飯の約束もしている……だろ?」
    「うん!ペッシを脅し……ペッシに頼んで、ご飯の約束をしたんだ。ペッシも一緒なら、プロシュートは来てくれるし。あれ?なんでメローネが知ってるの?」
    「どうしてだろうな」

    メローネ

  • グイード・ミスタの同僚は問題児6

    20200503(日)23:45
    ※グイード・ミスタの同僚は問題児シリーズ

    「……あのね、ミスタ」
    「あー?なんだよ。暗ェ顔して……。まさかオメー、またまたやらかしたんじゃあねーだろうな?」
    「今日は違うよ!その……ミスタに聞きたいことがあって」
    「聞きたいことォ?」
    「き、昨日、女の人と歩いてた?髪がこれくらいの、綺麗な人」
    「ああ、あいつか」
    「ミスタの……恋人?」
    「んなわけねーだろ。ほら、オメーがよく行くパン屋の店主の親戚だ。なんでも、近々ネアポリスに住むってんで、任務帰りのついでにちょっと案内してやってたんだよ」
    「そ、そっか……!恋人かと思った」
    「恋人とかいねーよ。……どっかの誰かに手が掛かってるから、それどころじゃあねーんだ」
    「へえ」
    「(他人事みてえに言ってるけどよ、オメーのことだぜ。つーか、なんだよその質問。そんな気になってますって顔で聞かれたら、ちょっぴり期待するじゃあねーか。さっきは不安そうだったのに、今は安心したって感じになってるしよォ!)」
    「ミスタ、優しいもんね。わたしにも色々としてくれてるし」
    「そりゃあ、まあ……な。…………オメーだし」
    「ジョルノから女の人と仲良さそうに歩いてたって聞いて、恋人かなって話してたの。ほら、あまり一緒にいると恋人に悪いなって思って……。わたし、ミスタに助けてもらってばかりだから」
    「またジョルノかよ……ッ!」

    一時間前

    「え?それ本当?ジョルノ」
    「ええ。女の人と歩いていたんです」
    「どんな人?どんな人?恋人かな?ミスタ、優しいもんね!」
    「さあ?しかし恋人だったなら、これからはミスタを頼るのはあまり良くないかと」
    「あっ、そうだね。恋人に悪いよね」
    「なので、ぼくがミスタの代わりにいつでもあなたの元へ駆け付けますよ。困った事があればいつでも……」

    ミスタ

  • ギアッチョは心配している

    20200502(土)22:58
    「どうしたんだい?その腕」
    「ん?あ、メローネ。昨日の任務で折れたの」
    「利き腕じゃあないか。不便だろ。ああ、でも君には保護者がいるか」
    「……うん、色々としてくれてる、よ。昨日なんて」


    「見つけたぜ!おい!腕もまともに使えねえくせに、一人でプラプラしてんじゃあねーよ!出掛けるなら声を掛けろって言ったよなあ~ッ!?何度言えば理解するんだよ!」
    「じゃあ、今から言う!」
    「遅ェんだよ!行く前に言え!」


    「てことがあって、その前は……」


    「飯をボロボロ零すな!」
    「だって、利き手じゃあないから、食器が扱い難くて……」
    「クソが!口を開けろ!」
    「ちょ……ッ!自分で食べるからいらない!」


    「……ギアッチョ、親よりも口煩い」
    「心配なんだろ」
    「別にそこまで心配することじゃあ……」
    「君が帰還予定の時刻よりも、一分遅れただけで騒いでるんだぜ、あいつ」
    「そうだったの?」
    「前にターゲットと戦闘になって、脚を切られた時があったろ。あの時も凄かったんだぜ。ペッシが飲んでたミルクが、ジェラートになった」
    「……うん。覚えてる。ただの切り傷なのに、一週間はベッドから出られなかった」
    「その時にリゾットが『大袈裟だ』って言ったから今回はそれくらいで済んでるんだな」
    「おい!オメー、まだ帰ってねえのか!」
    「ひい……ッ!ギアッチョ!」
    「さっさと家に帰って寝てろ!」
    「ま、まだ夜の七時……!」
    「ガキが寝るには十分だろ!」
    「メローネ、助け……あれ?メローネ?…………逃げた!」

    ギアッチョ

  • キス22箇所(ディアボロ)

    20200430(木)20:01
    「おまえは、オレのために存在している」

    白く、柔らかな太腿に口付ける。それだけでなく歯を覗かせ、同じ場所に噛み付いた。容赦などしない。力の限りに歯を沈ませていけば、痛みから逃げようとする脚。それを掴んで押さえ付け、反対側の太腿にも同じく印を施した。

    「オレだけのために……」
    「……はいッ、ボス」
    「オレのために生きて、オレのために死ぬんだ」
    「はい」
    「それまでは、オレの傍にいろ」
    「はい」

    オレは、自分自身以外を信用などしていない。他人は、オレの目的のために利用するものだと思っている。部下も、もう一人の自分である『ドッピオ』も、そしてオレの正体を知るこの女も。オレのために全てを捧げると誓った女は、その言葉の通り身体も心も命も差し出す。便利な女だと思っていた。不要になれば殺してしまえばいいと。

    しかし、気付けばオレはこいつを惜しむようになっていた。使い捨てることも、殺すことも、死なせることも。オレに尽くすこと以外は何も考えないこいつは、そんな心など知らないだろう。ただオレの言葉に従う操り人形のような女。殆ど表情を変えることはないが、オレが触れればどこか悩ましい様子を見せる女。

    「……ボス」
    「何だ」
    「すみません。何でもありません……」

    拾った頃よりも肉付きの良くなった肩を押して、ベッドに縫い付ける。再びオレの名前を呼ぼうと開きかけた唇に食らい付いて覆い、オレ以外と口付けなど出来ぬように、そこを噛み切った。


    太腿にキス→支配


    支配するつもりが支配される



    キス22箇所シリーズ終わり。

    ドッピオ&ディアボロ

  • キス22箇所(リゾット)

    20200429(水)19:04
    細過ぎる首だ。それは当然だろう。彼女の身体は、オレより随分と小さい。首だけじゃあない。全てだ。しかし、彼女はそんな身体でオレたちと同じ任務に就いている。オレたちのターゲットは、なにも能力のないヤツらだけではない。時々、スタンド能力を持った相手とも戦う事がある。それ故に、全くの無傷で任務を終えるということはそんなに多くはなかった。特に、彼女のような単独相手には圧倒的に有利だが、多数の相手を苦手とするタイプは。負傷してでも任務を遂行し、「やられちゃいました」と笑いながら帰って来る彼女に焦りを感じていた。

    このままでは、いつか彼女は死んでしまうのではないか。オレの名前を呼び、「リゾットの犬かよ」と揶揄われながらも付いて回り、唯一チームのリーダーとしてではなく人間として接してくる彼女を失う事が、あってはならない事になってしまった。人を殺している立場が、言えることではなかった。オレも彼女も、そしてチームのヤツらも。何かの目的のためであれば、死ぬ覚悟は出来ている。死ぬ直前まで、相手と戦い続ける覚悟も。

    彼女が任務に向かう時は、必ず言う。「今日も、帰って来い」と。オレの命令には忠実な彼女は、いつも頷いて応えていた。

    「ただいま帰りました」

    彼女の声が響く。そして開いたリビングの扉。

    「リゾットさん、無事に終わりました」

    変わらない笑顔で報告をする彼女の腕を掴み、引き寄せる。力の弱い彼女の身体は、オレの腕の中に埋まった。「苦しいです」と訴える声が聞こえるが、構わずに背中に腕を回す。そこに閉じ込めたまま首に唇を押し当てれば、戸惑いに震える声がオレを呼んだ。

    「リゾットさん……ッ」
    「……おまえが無事で良かった」
    「リゾットさんの命令なので、ちゃんと帰ってきますよ」

    オレの命令なら、死ぬなと言えば死なないでくれるのか。


    首にキス→執着

    リゾット

  • キス22箇所(ギアッチョ)

    20200429(水)19:03
    「ギアッチョ。ねえ、ギアッチョってば」
    「しつけえなァ~!聞こえてんだよッ!」

    暗殺者のくせに、白なんて派手な色の服を着ている彼の袖を引っ張る。振り解かれて行き場を失った手で、今度は肩を揺すってやった。わたしはギアッチョのことが大好きだ。直ぐにキレるし、たまに殴って来るし、細かいし、一日に最低一回くらいキレるけれど。メローネにそれを言えば「悪口しか言ってねえな」と言われた。それでも、分かり難い優しさを持っているギアッチョが好きなのだ。

    初めて任務で失敗をした日、同行していたのがギアッチョ。彼が最終的にターゲットを殺したのだが、鼓膜が裂けるのではないかと思う程に叱られてしまった。それは当然のことだ。わたしたちの失敗は最悪の場合、自分たちの死に繋がる。場合によっては調べ上げられ、組織……はどうでもいいのだが、チームの大切な仲間の命にも関わってしまう。『仲間を危険に曝した』。わたしはそのことが怖く、アジトに帰りたくないと駄々をこねてしまった。ギアッチョはそんなわたしを引き摺り、車に押し込むと、そのまま走り出した。アジトへ到着すると再びわたしを引き摺って中へと入り、リゾットへ任務遂行の報告をした。わたしの失敗のことには触れずに。しかしきっと、勘の良いリゾットにはバレていただろう。それからは、わたしが泣き止むまでずっと傍にいてくれた。何も言わずに。それがギアッチョの優しさだと気付いたのは、三日後だった。

    「ギアッチョ。明日、デートに行こうよ。わたしとデートしようよ」
    「なんでオメーみたいなガキと」
    「わたしがギアッチョのことを愛してるから」
    「……」
    「今日の夜でもいいよ!」
    「寝言は寝て言え」
    「寝ながら言ったら、デートしてくれる?」
    「ふざけんな」

    以前、プロシュートが教えてくれた。「あいつの耳を見ろ」と。冷たい返事ばかりのギアッチョだが、わたしと話しをしている時に耳が赤くなっているという。「怒ってるの?」と首を傾げたら、「オメーもバカだな」と笑われてしまった。なんだつまり、期待していいのかな。耳を見てみれば、今も確かに赤い。彼の眼鏡ほどじゃあないけれど、仄かに。そんなギアッチョの耳に、わたしはキスをした。

    「いつかデートしてね」


    耳にキス→誘惑

    ギアッチョ

  • キス22箇所(メローネ)

    20200427(月)05:45
    最初に『新人』として会った時は、服から伸びるひょろひょろとした手足に、ただのガキだと思っていた。年齢だって聞いてみれば『女』ではなく『少女』って分類に入るだろう。しかし、任務で組んだ日。あの日は、天気予報が見事に外れて降り出した大雨に苛立った。任務は終えていたが、雨が止むまではアジトまで移動できそうにない。舌打ちをしてから、ふと横を見た時に、オレは思わず唾を呑んだ。

    隣に立っていた新人の服が水分を含んで身体にはりつき、そのラインを浮かばせていたのを見て初めて『女』だと認識した。膨らみかけの胸、括れた腰、意外にもしっかりとした尻、若さの象徴である張りのある太腿。無意識のうちに自分の唇を舐めて、それらを見つめる。新人は気付いていない。「寒くないか?」と聞けば、「はい」と素っ気なく答えた。オレを『男』と意識していない様子だ。しかし、むしろそれが良かった。男を知らない女に、男を教える興奮。苛立ちなんてすっかりなくなっていて、オレは新人の腰に手を回そうとした。が、その時、スゲーいいタイミングで電話が掛かって来た。

    それ以降も、新人に手を出そうとすれば、まるで謀ったように何かが起きる。おかげで、今もまだあの無垢な身体に手を付けられずにいる。

    「君、運がいいと言われないか?」
    「特に言われません」
    「なら、オレに運がないということになるのか」
    「……メローネさん。さっきから何の話をしているんですか?」
    「いや、気にするなよ」

    ああ、早くあの身体を育てたい。

    「なあ。今夜、ちょっと出掛けないか?二人で」
    「遠慮します」
    「冷たいな、相変わらず」

    そう囁いて腕を掴み、自分の方へと引き寄せる。顔を顰める彼女に笑ってから、血管が透けて見える手首にキスをした……途端に、部屋にホルマジオのヤツが入って来た。ちょっとは雰囲気を察しろよ。


    手首にキス→欲望

    メローネ