short short short!

短編にすらならない夢。ただの会話文とか。
更新履歴にも載らない。

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  • ディアボロは奪いたい

    20200705(日)22:10
    sssネタ募集企画より
    三山光圀様「ディアボロとドッピオの病み。結婚したばかりの主人公に横恋慕」


    ※病んでるディアボロ

    『ドッピオ』を介して見ていた世界で、その女は酷く輝いて見えた。人間が惚れた相手を見て「眩しい」と感じることは、科学的にも証明された至って普通の反応らしい。まあ、そんなことはどうでも良かった。ドッピオの目の前を通り過ぎた眩しい女は、男の腕を絡め取って笑顔を振り撒き、その左手の薬指に銀色の指輪を輝かせていた。一目で分かった。女は、あの男のものなのだと。オレの心を無意識に感じ取ったドッピオは、立ち止まって女の方を振り向く。オレは間を置かず、ドッピオに連絡を取った。「あの女のことを調べろ」と。

    組織の情報網を使えば、一般人の女ひとりを調べ上げるなど簡単な事だった。女の名前、年齢、血液型、生年月日、住所、電話番号、職業、出身校。全てを知ることが出来た。女に寄り添っていたあの男のことも。指輪が物語っていた通り、女は男の妻だった。夫婦二人で住んでいるらしい住所を訪れれば、窓から見えた抱き合う二つの影。初めて女を見たあの日、隣にいた男を愛しむ目で見つめていた姿を思い出し、オレは体内に炎が宿る感覚に陥った。そんな平凡で金があるわけでもない男のどこがいい。このディアボロの方がおまえを幸せに出来るはずだ。

    今まで欲した物は必ず手にし、そして不要としたものはそれが物であろうと人間であろうと捨て去って来た。「女は手に入れ、不要な男は消してしまえばいい」。オレは『ドッピオ』に命令を下した。「男を殺せ。ただし、女は傷付けるな」と。ドッピオは忠実にその命令を遂行した。夫の亡骸を前に泣き崩れる女を、ドッピオの視界から見下ろす。ああ、やはり、泣き沈む姿も興奮するものがある。オレの感覚を麻痺させる女に、オレはドッピオでなくオレ自身として近付いた。

    「……っ」

    夫を殺害した少年が消え、目の前に現れたオレに驚いた女は、声も出せずにいた。涙に濡れた瞳でこちらを見上げる女に手を伸ばし、オレの身体で女を感じようとする。しかし、オレの腕が捕らえるよりも早く女は後退った。

    「……こ、来ないでッ」
    「おまえを縛るものはもう何もないはずだ。男は死んだ。今のおまえは、誰のものでもない。このディアボロがおまえを手に入れて、何の問題がある?」

    オレは一歩踏み出したところで、女が自分の腹を庇っているのに気付いた。

    「……なるほど。そうか。『それが』おまえを、あの男に縛り付けているのか」

    キング・クリムゾンを呼び出し、女の動きの先を読む。それよりも早く移動して女を捕らえ、床へと捻じ伏せた。

    「なら、『それも』消してしまえばいい。そうじゃあないか?」

    ドッピオ&ディアボロ

  • ブローノ・ブチャラティは付き合いたい

    20200703(金)06:54
    sssネタ募集企画より
    通り過ぎ去った芋様「ブチャがあの手この手で夢主と付き合おうとする感じのものを」


    「以前、オレが言ったことを覚えているか?あまりこういうことを急かすのは良くないだろうが、そろそろ返事を聞きたいんだ」
    「その……えっと、ブチャラティさん。わたし、あなたのことをよく知らないですし、付き合うとかそういうのは……ちょっと」
    「そうか」
    「は、はい。すみません」
    「オレの事をもっとよく知れば可能性はある、ということか?」
    「え?」

    「……あの、ブチャラティさん。まさか、わたしの仕事が終わるのをずっと待っていたんですか?」
    「ああ。この時間に女性が一人で帰宅するのは危ないだろ。家まで送ろう。それに、家に着くまで色々と話せる。オレは君にオレ自身のことを知ってもらえるし、君は安全に帰ることが出来る。お互いのためになるだろ?……次の角は左だったな」
    「ちょっと待ってください。なぜ、わたしの家を知っているんですか?」

    「見たよ。昨日も一昨日もその前も、あのブチャラティさんと帰っているのを。いつの間に付き合ったんだい?」
    「昨日も一昨日もその前も、待ち伏せされているんです、店長」
    「またまた~。嘘を吐かなくていいって。恋人同士に見えたよ」
    「本当です」

    「この前、ブチャラティさんに聞いたよ。付き合ってるって。良かったじゃあないか。ブチャラティさん、凄くいい人だよ」
    「店長、それは嘘です」
    「だから嘘を吐かなくていいよ」
    「(周囲を固められている……ッ)」

    「君に受け取って欲しいものがある」
    「……何ですか、これ」
    「婚約指輪だが?」
    「……」
    「これでは不満だったか?」
    「わたしたち、付き合ってすらいないんですが」


    付き合うどころの問題じゃなかった。

    ブチャラティ

  • 暗殺チームのあの子はダイエットをする

    20200702(木)06:05
    sssネタ募集企画より
    いつも見てます!様「ダイエット中の夢主と暗チの絡みが見たいです!」

    【イルーゾォ】
    「ダイエットォ~?おまえ、太ったもんな」
    「自覚はしてるけど、他人に言われると不思議と苛立つ。特にイルーゾォに言われるとバカにされてる感が凄くて」
    「バカにしてるんだよ」
    「……ムカつく!」
    「ハッ!まっ、頑張れよ。無駄だと思うけどな」
    「うるさい!潜入先でドレスも着なきゃいけないから、絶対に痩せてやる!」
    「女ってのは大変だな。なら、今のおまえにはこれは必要ないってことか」
    「そ、それは一日20個限定のティラミス!」
    「買えたってのに残念だな。スゲー残念だぜ」
    「……何でわざわざ、わたしの目の前で食べるの!」
    「この美味さが味わえねえなんて可哀相だ」
    「……ッ」
    「ダイエットだろ?我慢することだな」
    「もー!本当にムカつく!」

    【プロシュート】
    「美味しいものを食べ過ぎた……」
    「オメー、食ってばかりだったからな」
    「ダイエットする!おやつ禁止!運動する!まずは腹筋!兄貴、足を押さえてください!」
    「おい。ただ腹筋をすればいいってもんじゃあねーんだ。腰に括れを作りたいなら腹斜筋も鍛えろ」
    「ふくしゃ……きん?」
    「脇腹も鍛えろって言ってんだよ。それと呼吸。息を止めるな。身体を曲げる時に吐いて、戻る時に吸え。常に腹を意識しろ」
    「は、はい」
    「筋トレの後に有酸素運動が基本だ。筋肉痛になったら休んで、壊れた筋肉を回復させろ。痛ェのを我慢して続けても、筋肉が戻り難くなるだけで意味がねえ」
    「はい……」
    「それと、筋トレの後にはこれでも食ってろ」
    「バナナ……!バナナはおやつに入らないんですか!?」
    「筋肉の回復を助けるんだよ。だからって食い過ぎるなよ」
    「一日一本……。貴重なおやつ……。あ、兄貴、頑張ったら褒めてくれますか?」
    「ああ、褒めてやる」
    「頑張ります……ッ!」

    【メローネ】
    「ダイエット……?」
    「さ、最近、食べ過ぎて。さすがにちょっと危ないなって思ったの」
    「……」
    「何?」
    「君、今のBMIは?」
    「……は?」
    「女性には妊娠に最も良いBMIってのがあってな、妊娠出産にはある程度の力が必要なんだ。妊娠は太り過ぎていても、痩せ過ぎていてもダメだ。妊娠中や出産後の子供にも影響を与えてしまう。適切な体系を維持するってのは、とても重要なんだ」
    「ん?」
    「オレが見た感じだと、君にはダイエットの必要性がない。今まさに、妊娠にベストな状態だと思っているが」
    「ごめん。ちょっとよく分からない」
    「君にはオレの子を産んでもらわなきゃ困る」
    「わたしたち、いつ付き合ったっけ?」

    【リゾット】
    「食わないのか」
    「食べちゃダメなんです」
    「どういうことだ」
    「最近、リゾットさんの美味しいドルチェのお土産を食べていたら……。た、体重がッ」
    「……」
    「ダイエットを決意したので、我慢するんです」
    「じゃあ、これは不要だな」
    「うっ!リ、リゾットさんが食べてください……」
    「オレはこういう物は食わない」
    「でも、捨てるのは勿体ないです。せっかく買って来たのに」
    「オレはおまえに買って来た。オレ自身へでもなければ、他のヤツにでもない。おまえが食わないなら、これは捨てる」
    「……ッ」
    「何だ」
    「……た、食べ、ます。いただきます」

    「リゾットさん!何で……、何で今回も買ってくるんですか!わたし、このままじゃあ痩せられません!」
    「でも食うんだな」
    「……だって、職人さんが頑張って作って、リゾットさんが買って来てくれたのに捨てるなんて……ッ。あ、美味しい……!」
    「(食ってる時が一番幸せそうだ)」

    暗殺チーム

  • DIOとジョルノは親子で争う

    20200701(水)11:55
    sssネタ募集企画より
    麿紀様「DIOvsジョルノ」

    ※DIOとジョルノが普通に親子


    「ジョルノくんのお父さん!こんにちは!」
    「久しぶりだな。ジョルノに何か用か?」
    「あの、ジョルノくんにノートを返しに来たのですが……」
    「生憎、まだ帰って来ていない。そうだな、中に入って待つか?」
    「え、でも、ご迷惑じゃ……」
    「君とジョルノは小さい時から仲良くしてもらっているからな。その『礼』も兼ねて、だ」
    「いえ、こちらがジョルノくんに色々と助けてもらっています。むしろ助けてもらってばかりで……」
    「息子は人と接することそのものに問題はないが、友人といえるものは少なくてね。君はその友人の中でも特に付き合いが長い。わたしも嬉しいよ」
    「わたしもジョルノくんとお友達になれて、嬉しいです!」
    「さあ、上がってくれ」
    「じゃ、じゃあ、お邪魔します」

    「しかし、暫く見ない間に女性らしくなった。ジョルノはどうも、わたしと君が会うのを嫌がるんだ。あいつも年頃だからな。仕方のないことかもしれないが……」
    「あ、あの……」
    「どうした?」
    「えっと……なんでも、ないです」
    「そうか。『何でもない』か」
    「(距離が凄く近い。か、肩から手が離れない。あっ、手が背中に移動して腰に……ッ)」

    「……何をしているんだ?」
    「ジョルノくん!」
    「帰って来たのか。もう少し遅くても構わなかったんだが?」
    「早く離れてください」
    「なぜ、わたしがおまえの言うことを聞かなければならない」
    「あなたに言っているんじゃあない。彼女に言ってるんだ。こちらに来てください。ノートを返しに来たんですよね?」
    「あっ、ジョルノくん。勝手に上がってごめんね。ノート、ありがとう」
    「いえ。しかし、ぼくは言いましたよね。ぼくがいない間に、この人に近付いてはならないと」
    「早く返さないと、ジョルノくんが困るかなって思って……」
    「まあ、あなたが無事だったので良かった。ぼくの部屋に行きましょう」
    「待て。年頃の男と女が二人きりというのは感心しないな」
    「ぼくはあなたとは違うので」
    「違う……か。おまえの考えていることくらい、分かっているぞ。親として、な」
    「ぼくも分かっている。認めたくはないが、あなたの子供だからな」
    「フン。生意気に育ったものだ」
    「ええ。あなたのおかげで」


    息子の幼馴染の成長が色んな意味で楽しみなDIOパパと、幼馴染の危機を守りたいジョルノ。

    ジョルノvs、ごちゃまぜスタンド、その他5部、他部

  • トリッシュ・ウナは同棲したい

    20200630(火)05:42
    sssネタ募集企画より
    匿名様「トリッシュちゃんと将来の誓いを静かにたてる…みたいな内容が見たいです!」


    ※百合

    「こういう部屋とかいいと思わない?」
    「あー、そういうの、トリッシュちゃん好きそうだね」
    「カーテンはこっちの色、家具は……これかしら」
    「やっぱりセンスがいいなぁ」
    「あんたは拘りたいところってないの?」
    「うーん。わたしは、トリッシュちゃんと一緒に住めるなら何でもいいし、特に拘りとかはないなぁ」
    「一緒に住むからこそ、拘らなきゃいけないのよ」
    「……あっ!部屋着、お揃いにしようよ!」
    「いいけど、そういう事じゃあなくて……。まあ、あんたらしいっていえば、らしいけど」
    「こうしてるとさ、本当に普通の恋人同士みたいだね」
    「本当に、じゃあないわよ。本当の恋人同士なんだから、一緒に住むのは当たり前でしょ」
    「同棲したら、好きな時に手を繋げるし、いつでもキスが出来るね」
    「あんたは、今でも好きな時にベタベタしてくるじゃあない」
    「今の頻度じゃ足りないの。もっとトリッシュちゃんと一緒にいたい!」
    「……」
    「だから、同棲できるようになるのが楽しみ!」
    「……そうね」
    「まだまだ先だけど、絶対に一緒に住もうね」
    「『同居』じゃなく、『同棲』ってことを忘れないで」
    「分かってるよ!トリッシュちゃん、大好き!」
    「あたしも、大好きよ」


    同棲を夢見て話し合う少女カップルって個人的に好きです。

    トリッシュ

  • ジョルノ・ジョバァーナは悪戯をする

    20200629(月)07:32
    sssネタ募集企画より
    おさかな様「ジョルノと視力が激弱な眼鏡主ちゃんのsss」

    「その眼鏡、レンズが厚いですね。度数が高いんですか?」
    「うん。わたし、眼鏡がないと殆ど見えないの」
    「そうなんですか。じゃあ、裸眼での視力ってどれくらいですか?」
    「どれくらい……。うーん、覚えてないな。測ったのかなり前だし」
    「失礼します。眼鏡、外しますね」
    「えっ、ジョルノくん!眼鏡、返して!」
    「ぼくの顔、見えますか?」
    「……見えないよ」
    「じゃあ、見えるところまで近付いてください」
    「う、うん……」

    「これくらい……かな?」
    「予想以上だ」
    「本当に目が悪いの。小さい時からずっと……。あの、もういいかな?」
    「ダメです」
    「ちょっと!顔を掴まないで!」
    「鼻先が触れてしまいそうだ」
    「離して!」
    「視線を逸らさないで。ぼくの方をちゃんと見てください」
    「……ッ」
    「顔、赤いですね」
    「揶揄わないで」
    「こんなに近い距離であなたを見るのは初めてだ」
    「ジョルノくんってば!もう揶揄うのは止め……ッん!」
    「……警戒心くらい持った方がいいですよ。では、眼鏡をお返しします」
    「い、今、キス……」
    「さあ?何のことでしょう?眼鏡を掛けていなかったので、見間違えたのでは?」
    「か、感触が確かにあったのに、間違えるはずがないよ!」


    ジョルノって眼鏡が似合いそうですよね。あとフーゴ。

    ジョルノ

  • 初めての手料理

    20200626(金)01:25
    sssネタ募集企画より
    クロクマ様「夢主の手料理を初めて食べる護衛チ」

    【ナランチャと料理下手】

    「ねえ、ナランチャ。お願いがあるんだけど」
    「何?」
    「これ、味見して欲しいの」
    「クッキー?」
    「うん……。ダメかな?」
    「別にいいよ」

    「どうかな?不味い……?」
    「…………んー、いや、別に悪くはないと思うよ。うん、悪くはない。ただ、なんつーか、おまえの手作りって初めて食べたけど、スゲー個性的な味だなって」
    「個性的?」
    「オ、オレはもっと甘い方がいいと思うぜ!」
    「うん?」
    「(あんなに見つめられたら、本当のこと言えねーよッ)」


    【フーゴと料理練習中】

    「フーゴくん!わたし、フーゴくんのために料理の勉強を始めたんだ!」
    「へえ。そうなんですか」
    「この前、『出来ないよりは、出来た方がいい』って言ってたから……。でね、フーゴくんの味の好みが知りたくて、今日は作って来たから感想を教えて欲しいの。あ、待って。まだ食べないで!何かメモする物……あった!はい、いいよ!食べて食べて!」
    「……」
    「どう?」
    「……こっちは味付けが濃いですね。これは逆に薄すぎる」
    「な、なるほど……ッ」
    「しかし、凄い量だ」
    「フーゴくんに初めて料理を食べてもらえるって思ったら、作り過ぎちゃった」
    「加減ってものがあるでしょう」
    「嬉しくて加減できなかった。あ、これも食べてみて!自信作なの!」
    「これはまあ、他と比べるとそれなりですね」
    「今度は『美味しい』って言ってもらえるように頑張るから、また食べてね!」
    「(……全体的にそれほど美味しくはないのに、手料理ってのは悪くないな)」


    【アバッキオと料理上手】

    「へえ。これ、オメーが作ったのかよ」
    「何?文句でもあるの?アバッキオが食わせろって言うから作ったのに」
    「見た目はまあまあだな。意外と」
    「人に作らせておいて……ッ。さっさと食べて帰ってよ。八時から観たい番組があるんだから」
    「美味いワインを持って来た客を追い出すのか?それなりに高かったんだぜ、それ」
    「(長居する気だ、この人)」
    「……オレの舌が満足するには、まだまだだな」
    「アバッキオって、本っ当に素直じゃあないよね」
    「うるせえ。美味いと言わせたきゃあ、腕を上げろ」
    「この一回限りだから。もう作らないから」
    「オメーは作ることになるんだよ」
    「何それ。どういう意味?」
    「どういう意味だろうな」



    「家庭を持つ夢を見る護衛チーム」では、ジョルノ・ブチャラティ・ミスタだったので、今回はナランチャ・フーゴ・アバッキオにさせていただきました。
    個人的なイメージですが、ナランチャは不味くても好きな子には「不味い」とストレートに言えず、フーゴは不味いも美味しいもはっきりと言い、アバッキオは美味しくてもいろいろと言ってきそうだなと。

    護衛チーム

  • プロシュートは落とせない

    20200622(月)23:37
    sssネタ募集企画より
    椿様「夢主が自分の告白を色男故の冗談としか取ってくれず、一向に進まない恋愛に泣きたくなるプロシュート」


    「18回。いいか?18回だぜ」
    「何が?」
    「オレがオメーを口説いた回数だよ」
    「えー、また言ってる」
    「『また』って何だよ、『また』ってよォ」
    「プロシュート、この前の任務でも女の人を口説いてたよね。まあ、あの女の人がターゲットに近付くために必要だったのもあるけど。毎回、プロシュートに声を掛けられた女の人って直ぐに落ちるんだもん。ペッシと『凄い』って言いながら見てるよ」
    「……任務は任務、オメーとは別だ」
    「……つ、つまりそれはッ」
    「オメーがそこまで気付けねえマンモーナってのに驚くぜ、本当に」
    「つまりそれはやっぱり、任務外で口説いて遊んでいるってこと!?」
    「なんでそうなるんだよ、てめーはッ!」
    「わたしなんて、任務で声を掛けてもいつもいつも子供のおふざけって感じに見られるのに!ペッシ、聞いてよ!プロシュートってばね……ッ」


    「……なんつーかよ、他の女は落とせても本命を落とせねえってのは辛いな、プロシュート」
    「うるせえ。黙ってろ、ホルマジオ」
    「まっ、あいつは恋愛なんてしたことねえだろうからな。オメーのご自慢の口説き文句も、モテる野郎の遊びの一つとしか思ってねえんだよ」
    「普通、遊びで仲間を口説くかよ」
    「あいつはそれが分からねーんだって」
    「……どうしようもねえマンモーナだ」
    「今回で何回目だっけか?フラれるの。オレは20回で賭けてるから頑張ってくれよな」

    プロシュート

  • 岸辺露伴は話を作る

    20200620(土)23:08
    sssネタ募集企画より
    すぴか様「病み露伴先生」

    ※病んでる露伴


    「露伴先生」

    ぼくを呼んだ彼女は、ソファーの上で膝を抱えたまま眉間に見事な皺を作っていた。ぼくは描き終えた原稿に通していた目を止め、彼女の呼び掛けに視線を向けることで応えた。すると、どこかぼんやりとした声で、そして言葉で、彼女はこう返してきた。

    「わたし、大切なことを忘れている気がするの」
    「大切な事?」
    「うん」
    「……」
    「わたしの家はここじゃない別の所にあって、お父さんもお母さんも生きていて、休みの日には一緒に遊んでいた友達がいたような……。そんな気がする」
    「気がするってだけで、実際はそうじゃあないだろ。君は事故で両親を失って、親戚であるぼくのところに来た。事故の後遺症で殆どの知り合いも忘れていて、外に出ることを極端に怖がるようになってずっと家にいる」
    「……そうなんだけど、そんなはずなんだけど」
    「まあ、ここにいる限り安全さ」
    「でも、いつまでも露伴先生に迷惑を掛けられない。先生も、仕事で忙しいのに」
    「ぼくは好きでこの仕事をしている。むしろ楽しいね」
    「でも……」
    「それに君を預かっているのは、ぼくがやりたいと思ったからだ。いちいちそんなことを気にするなよ。君はここで、自分の傷を癒すことに集中すればいい」
    「……う、ん」

    そこで、彼女は口を閉ざした。ぼくと彼女しかいないこの家では、ぼくが仕事中となれば必然的に静まり返ってしまう。特にやることもなく、暇を持て余した彼女は、ソファーに横たわって眠ってしまった。

    「人間の記憶ってのは、不思議だな。いくら上書きをしても、元の状態を無意識に覚えている。どこかで繋がらない部分が出てくるから気付くのか?」

    『ヘブンズ・ドアー』で寝ている彼女に触れ、本へと変える。彼女の記憶のページには、所々にぼくの文字が刻まれていた。

    「君は、ぼくが考えたストーリーになぞって動いてくれれば、それでいいんだ」

    スタンド、その他5部、他部

  • 親子と幼馴染に愛されて朝食も詰まる

    20200619(金)06:04
    sssネタ募集企画より
    匿名様「親子と幼馴染に愛されて朝も辛いの続きで、家に来たジョルノと4人で朝ご飯を食べる」

    ※ディアボロとトリッシュが普通に親子。へいわなせかい。ほのぼのぎゃんぐ、ぱっしょーね。

    「そういえば……ジョルノくん、朝ご飯は食べたの?」
    「いいえ。あなたの事が気になって、それどころではなかったので」
    「じゃあ、一緒に食べようよ!トリッシュちゃんと作ったんだ!たくさん作ったから、三人じゃあ食べきれなくて……」
    「そうさせていただきます。あの親子が食事に『何か』を入れる危険もあるので」
    「何かって、何?」
    「『何か』です」

    「なんでジョルノが当然って顔でここにいるのよ」
    「誘っていただいたので」
    「ごめんね、トリッシュちゃん。ジョルノくんも、朝ご飯がまだだったから……」
    「ガキのくせに、朝早くから女の家にあがり込むとはな」
    「自分の娘の友人に手を出そうとする人には、言われたくありません」
    「あんたたちがいるから、この子を一人にしておくのが不安になるのよ」
    「あなたも人のことを言えませんよ、トリッシュ」
    「女という立場を都合よく利用して、寝ている間に身体を弄っていたのをオレは知っているぞ」
    「あんたもね、クソ親父。自分の年くらい考えなさいよ」
    「おまえたちには残念な事実だが、こいつの好みは年上だ」
    「限度があるでしょう」
    「あんた何歳だと思ってるのよ。ハッキリと言うわ。犯罪よ」
    「おまえたちが喚いても、友人以上にはなれないがな」
    「あんたも友人の父親でしかない。トリッシュは女友達。誰が一番有利であるかなんて、考えなくても分かる」
    「今も昔も幼馴染じゃあない、あんたは」
    「だからこそ有利なんだ」
    「有利とは笑わせる。『大切な友達』と言われていたくせに」
    「キスもしたことないくせに」
    「……キス?」
    「小娘、おまえ……まさか」
    「あたしはキスをしたわよ。羨ましい?」
    「……羨ましくはありません」
    「キスで喜ぶなど、やはりガキだな」


    「ご、ご飯の味がしない……ッ!空気が重い!」

    ジョルノトリッシュドッピオ&ディアボロvs、ごちゃまぜ