short short short!

短編にすらならない夢。ただの会話文とか。
更新履歴にも載らない。

記事一覧

  • ジョルノ・ジョバァーナは無駄を許す

    20200803(月)15:22
    「ジョルノ。徴収予定のお店の場所って……えっと、確か……」
    「ああ、それなら、この道を真っ直ぐ行き、T字路を左に……」
    「ま、待って!メモをするから!」
    「用意は出来ましたか?」
    「うん!お願い!」

    「以上です。分かりましたか?」
    「……ジョルノ。もう一回、最初からお願い」
    「では、もう一回」
    「う、うん……ッ」
    「以上です。分かりましたか?」
    「……ごめん、ジョルノ。その……もう一回」
    「分かりました」

    「よしッ!分かった!行って来る!」
    「気を付けて。知らない人には付いて行かないでくださいね。食べ物も貰わないように」
    「それは分かってるよ!子供じゃあないんだから!」
    「どうしても分からなくなったら電話してください」
    「うん!」

    「……なあ、ジョルノ」
    「何ですか、ミスタ」
    「オメー、前に無駄は嫌いだって言ってなかったっけ?」
    「ええ、嫌いです。それが?」
    「それなのによォ、あいつには二度も三度も同じことを教えるよな。同じことを繰り返し言うのも嫌がってたじゃあねーか」
    「そうですね。一度でいい事を二度言わなけりゃあいけないってのは、そいつが頭が悪いって事だ」
    「でも、あいつが同じことを聞いても答えてるだろ」
    「……そうですね」
    「おかしいだろ、それ」
    「……しかし彼女に関しては、おかしいのがおかしくないんです」
    「はあ?」
    「彼女はいいんです。彼女の無駄なら、ぼくは嬉しい」
    「……あ、あー、なるほどな。そういうことかよ。へえ、おまえってああいうのが好きなのか」
    「素直で可愛らしいじゃあないですか、彼女」


    相手が好きな子なら無駄も許せるジョルノ。

    ジョルノ

  • メローネは育てている

    20200802(日)22:29
    ※幼女夢主


    「メローネ、メローネ!」
    「何だい?ああ、そうか。アレか」
    「うん!あれ、ちょうだい!」
    「分かった分かった。ほら、今回も『仕事』を頑張ったご褒美のシールだ」
    「わーい!シール!」
    「見せてごらん。結構、溜まってきたじゃあないか。ほら、ゴールまでもう直ぐだぜ。ゴールしたら、欲しいものを買ってやるからな」
    「ゴールまで……えっと、あと……」
    「あと三回だ」
    「さんかい、おしごとすればいいの?」
    「そうだ」
    「がんばる!」
    「君はきっと、立派な暗殺者になれるぜ」
    「なれたら、またおねがいをきいてくれる?」
    「勿論さ」
    「なんでも?」
    「それはちょっと難しいな。オレにも限界ってのがある。まあ、可能な限りは応えるさ」
    「ほんとう?やくそくして!」
    「ほら、約束だ」
    「やくそく!」
    「君はイイ子に育っているな」
    「いいこ?」
    「イイ子だ」
    「メローネ、わたしがいいこだと、うれしい?」
    「嬉しいぜ」
    「メローネがうれしいなら、わたしもうれしい!」
    「……本当にイイ子だ」


    お手伝いを頑張ったらシールを貰うっていう、子供のやる気を出させるあれでメローネは幼女を(暗殺者として)育てたらな。

    メローネ

  • ブローノ・ブチャラティが惚れたのはあいつの妹分

    20200801(土)21:46
    「君に惚れたといったら、どうする?」
    「……あの、えっと。あなたは確か……ネアポリスのブローノ・ブチャラティさんでしたっけ」
    「ああ」
    「わたしたち、初めて会いますよね?」
    「いや、君とオレは過去に二回会っている」
    「すみません。わたしは記憶になくて」
    「そうだろうな。すれ違ったくらいで、しっかりと顔を合わせるのは今日が初めてだ」
    「……さっきから聞いてりゃあ、てめー……ブチャラティ。他人の妹分に、なに勝手なことを言ってやがる」
    「兄貴……ッ!」
    「暗殺チームのプロシュート、だったか。妹分を口説くのに、おまえの許可が必要なのか?」
    「変な野郎が寄り付かねえように面倒を見るのも役目のひとつだと思ってるんだよ。おい、オメーは後ろに下がってろ」
    「は、はいッ」
    「『仕事』以外のことまで干渉するとは、感心しないな」
    「ハンッ!てめーに関係ねえだろ」
    「(空気が重い……)」
    「オレにだって、おまえの役目とやらは関係がないな。オレはただ、自分の気持ちを伝えに来ただけだ」
    「はっきり言うぜ。オレのチームのメンバーに、それもオレが育てている後輩に手を出すな」
    「無理だな。おまえはオレに命令できる立場じゃあねえ」
    「この野郎……ッ!」
    「(ひいッ!兄貴がスタンドを出した!)」


    ブチャラティvsプロシュートの第二ラウンド。

    ブチャラティプロシュートvs、ごちゃまぜ

  • あの子は姉貴になりたい

    20200730(木)20:23
    「プロシュート!新人って、その子!?」
    「ああ。おい、ペッシ。挨拶だ。こいつはバカだが、一応はオメーより先に入ったからな」
    「ペッシくんって言うんだ。よろしく!」
    「よ、よろしくお願いします」
    「分からない事とか困った事とか、何かあったら言ってね!」
    「はいッ」
    「プロシュートが担当するんだ。いいな~。わたしも弟分とか妹分とかが欲しい!」
    「オメーには無理だろ。後に入ったギアッチョにもバカにされてるじゃあねーか」
    「素直で可愛い後輩が欲しいの」
    「このチームにそんなヤツが来るかよ」
    「ねえ、ペッシくん。プロシュートのこと、何て呼んでるの?」
    「あ、兄貴……プロシュート兄貴って……」
    「兄貴!いいな!わたしのことも姉貴って呼んで!」
    「え、ああ……いいんですかい?」
    「うん!」
    「あ、姉貴」
    「!」
    「(スゲー嬉しそう)」
    「も、もう一回ッ」
    「姉貴……」
    「プロシュート!わたし、姉貴って呼ばれた!」
    「呼ばせたんだろ」
    「姉貴って呼ばれるの、夢だったんだ。嬉しい!照れる!」
    「(こいつの事だ。どうせ直ぐに末っ子に戻るんだろうな)」


    一週間後、ペッシにも面倒を見られる立場になり、末っ子に戻ります。

    プロシュートペッシ

  • グイード・ミスタは片想いをしている

    20200729(水)19:46
    「可能性なんてなかったッ!最初から好きになるんじゃあなかった!」
    「何だよ、やけに荒れてるじゃあねーか」
    「放っておけ、ミスタ。惚れてた相手に恋人がいたんだと」
    「アバッキオ、酷い……ッ」
    「ああ、こいつが最近スゲー騒いでたヤツか。へえ、そうか。ふーん」
    「……ミスタ、笑ってるよね?」
    「んなことねーよ。可哀相にって思ってるぜ?」
    「嘘だ!明らかに笑ってる!」
    「よしよし。ほら、慰めてやるから元気だせよ」
    「笑ってるうえにバカにしてる!アバッキオ、見てよ!ミスタの顔!」
    「うるせえな。騒ぐなら二人で仲良く外でやりな」
    「それじゃあ、仲良く二人で外に行こうぜ。オメーの好きなものを奢ってやるからよォ~」
    「……」
    「行くだろ?」
    「……ケーキが食べたい」
    「了解。ケーキだな」

    「ぐすっ……。あんなに好きだったのに」
    「泣くか食うか、どっちかにしろよ」
    「ケーキから塩の味がする……」
    「そりゃオメーの涙の味だ」
    「……一か月も片想いをしてた」
    「オレなんてもう半年だぜ」
    「えっ。ミスタ、片想いしてるの?」
    「してるしてる。オレが色々としてるってのに、全然気付かねーんだよ、そいつ」
    「鈍感?」
    「ああ、そうだな。スゲー鈍感だ。だけど、そこが可愛いんだよ」
    「ミスタの趣味って変わってるね」
    「同じ言葉を半年前に、アバッキオにも言われちまった」
    「あ、じゃあ、ミスタの好きな人ってアバッキオも知ってる人?」
    「チームのヤツら、みーんな知ってるぜ」
    「じゃあ、わたしも?」
    「そりゃあ当然」
    「えー……、誰だろう」
    「今はそんなことを考えなくていいからよ、そいつのことなんて食ってさっさと忘れろ」
    「うん!」
    「(早く忘れて、こっちを向けよ)」

    ミスタ

  • リゾット・ネエロの隣は常に決まっている

    20200727(月)18:28
    「ギアッチョ、そこ退いて!そこ、わたしの席!しっしっ!」
    「はあ!?専用の席なんてねえだろがァ~!それに何だ、動物を退かすみたいなその言い方はよッ!」
    「ギアッチョ。譲ってやれよ」
    「なんでオレが動かなきゃあならねーんだよ、メローネ!」
    「おまえが座っている席が、リゾットの隣だからだ」
    「……チッ!」
    「リーダーの隣はわたしの席って決まってるの!」
    「だから全員、こいつのためにリゾットの隣は空けてるんだぜ。煩いからな」
    「メローネは一言多いよ」
    「すまないな、つい」

    「……」
    「(なんかリゾットのヤツ、突っ立ったままこっちをスゲー睨んでる)」
    「おい、ギアッチョ。その席から退け」
    「なんでオレがわざわざ退くんだよ、プロシュート!」
    「そいつの隣は空けておけって言ってんだよ。さっさとしろ。空気が悪くなる」
    「……あ?」
    「いいから退け。そこはオメーが座る場所じゃあねーんだ」
    「クソッ!何なんだよ!」
    「んんっ……ギアッチョ、煩い!お昼寝が出来ない!」
    「オメー、一時間も前から寝ていただろ!」
    「あっ、リーダー!お帰り!早く隣に座って!」
    「……ああ」
    「(……あいつもあいつなら、リゾットもリゾットかよ!)」

    暗殺チーム

  • 隣人の仲が悪い

    20200725(土)21:50
    ※無駄親子が普通に親子

    わたしの家は、豪邸に挟まれた形で建っている。そのお隣さんはとてもいい人たちなのだが、お互いの仲はとてもとても悪かった。右側は空条さんといい、お父さんと娘さんの二人暮らし。左側はお父さんと息子さんが住んでいて、理由は分からないがお父さんと息子さんの名字が違っているようだ。

    「おはようございます」
    「おはよう、ジョルノくん!今から学校?」
    「ええ。途中まで一緒に行きませんか?」
    「そうだね!」

    学校へと向かうため、家を出て左へと曲がり、豪邸の前を通り過ぎようとしたところで、その家の息子さん……ジョルノくんも家の門を跨いだ。彼の後ろには、見上げる程に背の高い男性が。ジョルノくんのお父さんだ。挨拶と共に頭を下げると、大きな掌が頭の上に乗った。

    「ジョルノから聞いた。この前、登校途中に転んだと。女なら、もう少し落ち着いたらどうだ」
    「ああ、ははっ……。ちょっと躓いてしまって。あ、そうだ。その時、ジョルノくんに手当てしてもらったんです。ありがとうございました」
    「そそっかしいヤツだ。ジョルノ、こいつを頼んだぞ」
    「あんたに言われなくても、分かっている」

    そう言うと、ジョルノくんはわたしの手を握った。二つ年下のはずが、わたしよりもずっと大人びているジョルノくん。「では、行きましょう」なんて手を引かれる姿をわたしの両親に見られたことがあったが、「どっちが年上か分からなくなる」と言われてしまった。

    「やれやれ。手ェ出す相手の年齢くらい、考えられねえのか」
    「その子の頭から手を離しなさいよ」

    ジョルノくんのものでも、彼のお父さんのものでもない声が二つ聞こえて来た。わたしの家の右隣に住む、空条さんたちだ。娘さん……徐倫さんは、わたしとジョルノくんのお父さんの間に入ると、ジョルノくんが握っている方とは反対の手を握った。

    「徐倫さん、今日は大学ですか?」
    「まあね。だから、途中まで一緒に行ってもいい?」
    「はい!」

    わたしは隣人同士の仲が悪いといったが、詳しくはジョルノくんと徐倫さんのお父さんたちの仲が悪いのだ。長身に加えて雰囲気もどこか圧迫感のある二人が並べば、周囲をこれでもかと威圧する。わたしはこれが苦手だった。ジョルノくんと徐倫さんは慣れているのか、全く動じない。わたしの手を握る二人のそれに、段々と力が籠ってきて少しだけ痛いが、とりあえずは黙っておこう。

    「そろそろ行かないと遅刻しちゃうね」
    「そうですね。では、行きましょう」
    「ジョルノ。さっきも言ったが、頼んだぞ」
    「しつこい。元々、そのつもりです」
    「徐倫。ちゃんと面倒を見てやれ」
    「いちいち言われなくても分かってるわ、父さん」

    スタンド、その他5部、他部

  • あの子には迫力が足りない

    20200723(木)00:57
    「ジョルノたちってさ、早口言葉って得意?」
    「突然、なんですか?」
    「ジョルノは攻撃するときに、早口で『無駄』って言ってるから。気になっちゃって」
    「得意というわけでもありませんが」
    「うーん。ブチャラティやナランチャも、攻撃する時の台詞ってあるよね。ジョルノほどは言ってないけど」
    「ああ、まあ。そうだな」
    「なんか締まるんだよ。格好良いし。おまえも何か考えたらいいんじゃあねーの?」
    「わたし、早口って苦手で。普通の会話でもよく噛むし」
    「確かに!オレたちの名前も噛むよな!」
    「ぼくは複雑な言葉ではないので。難しくはないと思いますが。言ってみてください」
    「えー。じゃあ、まあ。あー、あー……。よしッ!いくよ!」
    「どうぞ」
    「むだ、むだ、むだ、む……むだ、むだッ!」
    「……(指で数えてる)」
    「うわー、スゲー迫力がねえ!おもしれー!」
    「笑わないでよ、ナランチャ!」
    「オレのも言ってみろよ!」
    「ナランチャの難しいんだけど……」
    「いいから、やってみろって!」
    「……ぼ、ぼら……ッ、ぼら、ぼら、ぼら、ぼら……ぼらーれ、う゛ぃーあ!」
    「ぎゃはははーッ!逆によくそこまで詰まるよなァ~!じゃ、じゃあ、次!ブチャラティの!」
    「ナランチャ。強制はよくない。彼女であまり遊ぶな」
    「あり、あり、あり、あり……ありーう゛ぇ、でるち!」
    「……(確かに迫力がないな。抑揚もない)」
    「ははははーッ!やっぱりおもしれーッ!ミスタたちにも聞かせてやりたい!おまえ、スタンドで攻撃する時もなんかイマイチだよな。キリッとしてねえって言うの?」
    「もう一度、ぼくの台詞を言ってもらえますか?」
    「えっ、もう嫌だよ!」
    「ナランチャもジョルノも止めてやれ。困っているだろ」

    ジョルノブチャラティナランチャ

  • ジョルノ・ジョバァーナは結ばれた

    20200722(水)03:04
    ※「ジョルノ・ジョバァーナは慰めたい」の続き、EoHネタ


    「あれ?」
    「どうしたんですか?」
    「今の親子、どこかで見たような……」
    「……あの人ですか?今すれ違った、女の子と背の高い男性」
    「うん」
    「ぼくも同じことを思っていました。二人とは会った気がする。……そして、とても強い繋がりを感じた」
    「ジョルノも?うーん。でも、はっきりしないんだよね」
    「……」
    「ま、いいか。あっ、ジョルノ!ジェラート発見!食べて行こうよ!」
    「そうですね」
    「ブチャラティたちにもお土産として持って帰ろうかな。ナランチャの好みは分かるけど、アバッキオの好みってよく分からないんだよね。この前もチクチク言われたし」
    「彼は素直でないだけです。口ではああ言っても、心ではちゃんと喜んでいますよ」
    「そうかな~。種類がいっぱいで迷う!」
    「あっ、ジョルノさん、嬢ちゃん。いらっしゃい。仕事帰りですか?」
    「ええ、まあ」
    「相変わらず、仲がいいですね。手なんか繋いじゃって」
    「彼女、危なっかしくて」
    「そんな事を言って。自分の恋人だって、周りに知らせたいんでしょ?やっと付き合えたから」
    「それもありますね」
    「ジョルノさんの恋人を取ろうなんて、誰も思わないですよ。ギャング組織のボスの恋人に手ェ出すなんて、後が怖いですから」
    「用心はしておいた方が断然良いので」
    「ねえ、ジョルノは何にする?わたし、ブルーベリー!」
    「ぼくはチョコレートで」

    「……やれやれ、だな」



    EoHストーリー後のジョルノと夢主と大人承太郎。
    あのストーリー後、承太郎が大人になって徐倫を連れてイタリアにやって来た設定。どこかで偶然すれ違って、承太郎はジョルノと夢主のことを覚えていたらなと。

    ジョルノ

  • ジョルノ・ジョバァーナは慰めたい

    20200721(火)01:33
    ※「ジョルノ・ジョバァーナは離したい」の続き、EoHネタ

    「ジョルノ!聞いて聞いて!わたし、調べる前に分かっちゃった……ッ!」
    「何をですか?」
    「承太郎さん、既婚者なうえに子持ちになる未来だった!」
    「はあ……」
    「あ、新しく来たあの女の子!徐倫ちゃん!未来の承太郎さんの娘さんだった!うう……ッ!分かっていたけれど辛い!」
    「ほら、涙を拭いてください」
    「ぐすっ……。失恋した」
    「(ぼくは、あなたにいつもいつも振り回されているが)」
    「承太郎さんと徐倫ちゃん、凄く親子って感じだった」
    「……そんなに彼が好きだったんですか?」
    「うん……ッ。初恋だった。初恋は実らないっていうけれど、あれ本当なんだ」
    「(じゃあ、ぼくも実らないのか)」
    「泣き過ぎて目が痛い。鼻も痛い」
    「ちょっと待っていてください。確か、冷蔵庫に氷があったはず……。冷やしておいた方が良い」
    「うん、待ってる」

    「どうぞ。これで冷やしてください」
    「ありがとう、ジョルノ」
    「本当にあなたは困った人だ。そして、手が掛かる」
    「うん。それ、よく言われる。ブチャラティやミスタにも言われたし、アバッキオとフーゴとナランチャ……トリッシュにも。あれ?全員だ」
    「(しかし、ぼくはそんなあなたが好きだ)」
    「冷たくて気持ちいい!」
    「良かったですね」


    正確には離婚をしているんですがね。

    ジョルノ