short short short!

短編にすらならない夢。ただの会話文とか。
更新履歴にも載らない。

記事一覧

  • プロシュートは指導する

    20200902(水)14:25
    「オメーは黙って言う通りにすればいい。まずは目を閉じろ」
    「……」
    「返事はねーのか」
    「今、黙ってろって言ったじゃん!」
    「返事くらいはしろ!」
    「なんでわたしがこんなことを……ッ」
    「この仕事で『女』を武器にするなら、キスくらいできるようになれ。女好きの野郎を唆すのも、計画の内だ」
    「キ、キスをする前に殺しちゃえばいいじゃん」
    「何でもそうやって強引にやろうとするな。自分が持っている武器を上手く使え」
    「……」
    「それに、相手を選ばせてもらえるだけありがたいと思いな」
    「だって、今ここにいるのって、プロシュートとペッシとメローネじゃん。ペッシは恥ずかしがってやらないだろうし、メローネは優しくても普通のキスをしてくれなさそうだし。消去法でプロシュートしか……」
    「オメーには、雰囲気作りから教えなきゃあならねーようだな。そもそも、いくら仕事つっても、マンモーナのオメーにこんなことをしなきゃあならねーこっちの身にもなれ」
    「わたしだって、初めてのキスくらい好きな人が良かった!」
    「好きなヤツだァ……?ハンッ!その好きなヤツが相手じゃあなくて残念だったな」
    「こんな任務を寄越したヤツ……覚えてろッ」
    「まあいい。さっさと目ェ閉じろ。そんなに硬くなるな、不自然だし、初心ってのがバレる。力を抜け」
    「注文が多い……」
    「自分から相手を誘ったなら、腕を首に回すか、相手の頬や肩、胸に手を添えて挑発しろ」
    「うん……」
    「そうだ、それでいい。これに慣れろ」
    「……」
    「オメーの好きなヤツってのが誰かは知らねーがよ、初めてする相手を好きになっちまえば、好きなヤツとしたってのに変わりはねえと思わねーか?」
    「は?……っん」
    「どうだ?初めては」
    「……プロシュート」
    「なんだ」
    「せ、背伸びが疲れるッ!え、なに?もうしたの!?」
    「……てめーにこういう任務は向いてねーな」

    プロシュート

  • ブローノ・ブチャラティと無人島

    20200901(火)01:12
    「ブチャラティさん。無人島に何かひとつだけ持って行けるとしたら、何を持って行きますか?」
    「無人島に……?」
    「はい。昨日、ミスタと話してたんですよ」
    「無人島か。そうだな、一つだけとなると悩んじまうな」
    「ですよね。あ、わたしは決めているんですよ」
    「何だ?」
    「ブチャラティさんです」
    「オレ?」
    「はい。ジッパーの能力があれば動物を捕まえられますし、木に登ることも出来ます。物を切断することもできますし、接着もできますよね」
    「なるほど。言われてみればそうだな」
    「それにそれに、ジッパーを取り付ければ物の保存、住居にもできます!」
    「おまえにとってオレは便利屋ということが分かった」
    「違いますよ!それだけじゃあないです!」
    「ほう?」
    「判断力もあるし、頼もしいし、なにより……」
    「なにより?」
    「誰よりも安心できますし。無人島に一人なんて怖くて、きっと寂しくて……なら、ブチャラティさんが一番いいなって。ブチャラティさん、わたしが無人島に行くことになったら一緒に来てくださいね!」
    「……ああ」
    「約束です!」
    「そうだな。約束だ」

    ブチャラティ

  • リゾット・ネエロと無人島

    20200831(月)05:37
    「リーダー。わたし、真剣に考えたんです」
    「またつまらない話をする気か」
    「無人島に何かひとつ持って行けるとしたら……を」
    「無人島……?」
    「わたし、リーダーを持って行きたいです」
    「……」
    「リーダーとなら、無人島だろうがどこだろうが生きていける気がします!」
    「……」
    「だって、リーダーは色んな事を知ってるし、精神的にも強いし、行動力があるし、頼れるしッ」
    「オレはおまえのお守りをしなきゃあならないのか」
    「メタリカなら刃物も釘も作れるし……。ハンマーや鋸も作れますよね?ということは、丈夫な建築物も作れます!ナイフがあれば木の実も採れますし、動物は……内部からズタズタの状態ですが捕獲できます。それに……」
    「まだ続くのか」
    「寒い時はくっ付いていれば温かいし、寂しい時もくっ付いていれば寂しくありません」
    「……」
    「そういうことは、やっぱり大好きなリーダーと一緒がいいなって」
    「……」
    「だから、わたしはリーダーを持って行きたいです!」
    「……おまえは、一人じゃあ生きていけないだろうな」
    「はい!リーダーがいないと生きていけません!」

    リゾット

  • 護衛チームのあの子が入院した話

    20200830(日)05:51
    「手続きは終えたが……。怪我は大丈夫か?必要な物があったら、遠慮なく言ってくれ。用意しよう」
    「ありがとう。大丈夫だよ、ブチャラティ。ほんの数日なんだから」
    「相手の流れ弾が当たるなんて、オメーも災難だな」
    「本当だよ、ミスタ。ミスタを狙った弾丸だったのに。ミスタに当たれば良かった」
    「おまえ……ッ。たまにだけどよ、結構ひでーことを言うよな」
    「明日の仕事はぼくが代わりますので、ゆっくり休んでください」
    「うん。お願い。退院したら、次のフーゴの仕事を代わるから」
    「明日、何か食い物を持って見舞いに来るからな!」
    「その時は騒がないでね、ナランチャ。迷惑が掛かるから」
    「ジュース飲み過ぎて、夜中に便所に行かねーように気ィつけろよ」
    「アバッキオ……子供扱いしないでもらえる?」
    「一人は寂しいでしょう。ぼくが付き添います」
    「そういうの要らないから。帰っていいよ、ジョルノ」
    「しかし……」
    「要らない。ブチャラティ、ジョルノを連れて行って」
    「ああ」

    「なんでいるの、ジョルノ!」
    「ここの警備、あまりにザルですね。やはり来て良かった」

    護衛チーム

  • 暗殺チームの幼女が入院した話

    20200829(土)00:58
    ※幼女夢主

    「びょういん、やだ!おうち、かえりたい!」
    「嫌だ、じゃあねーよ!酷くなりたくねーなら、大人しくしてろッ!」
    「ギアッチョ、怒鳴るなよ。チビが余計に泣くだろ。それに、チビが骨折したのだっておまえにも原因があるんだぜ。おまえが凍らせた地面でコケたんだからな。ほら、チビ。寂しかったらこの絵本でも読んでいればいいさ」
    「ね、ね、ペッシ。いっしょにとまって。えほん、よんで」
    「む、無理だって。オレも兄貴も、夜は任務だしよォ……」
    「あにきは……こわいから、いい」
    「てめー、チビ。それはどういう意味だ」
    「イルーゾォも……いいや。いじめてくるもん」
    「オレだってお守は御免だ。……チビ。おまえ、どうせ怖いんだろ?オバケが苦手だもんなァ~?」
    「……こ、こわくないもん!ホルマジオは?ホルマジオは、いっしょにいてくれる?」
    「一緒にいてやりてーけどよ、オレも任務だ。たった数日じゃあねーか。頑張ろうぜ、な?」
    「ううっ……!リゾットッ!」
    「我が儘を言うな。それくらい我慢しろ」



    「こわいよォ……。びょういん、ひとり……こわい」
    「(……)」
    「ひっ!……だ、だれかいるの?」
    「(……)」
    「うっ、ぐすっ……リゾット、こわいよ。たすけてッ。リゾット……ッ」
    「(そんなに怖いのか)」


    なんやかんやで心配になりメタリカで忍び込んで見守るリゾットと、(リゾットの気配を)オバケがいると勘違いして泣く幼女。

    暗殺チーム

  • 暗殺チームのあの子はいい子

    20200828(金)00:10
    「降りろ。さっさとターゲットを始末して……」
    「ギアッチョさん」
    「なんだよ」
    「ここ駐車禁止区域です。ここに駐車しちゃあダメです。ちゃんとした場所を探しましょう」
    「ああ!?近い場所にそんなところねーんだよッ!てめー、ナメてんのか!?」

    「ほら、後ろに乗れよ。ターゲットの場所まで遠いんだ。君、バイクも車も持ってないんだろ?今日は組むんだ。乗せて行ってやるから早く……」
    「メローネさん」
    「なんだい?」
    「ヘルメットは着用しましょう。それとライダースジャケットを着ましょう。事故を起こした時に、怪我をしますよ。頭部や皮膚を損傷してもいいんですか?」
    「……君はクソ真面目だな」

    「プロシュートさん」
    「なんだ」
    「シャツの前のボタン、ちゃんと閉めてください」
    「はあ?なに言ってんだ、てめー」
    「そういうだらしない服装、どうかと思います」
    「こういうファッションだッ!」

    「もしもし、リゾットさんですか?」
    「……どうした」
    「たいへん申し訳ないのですが……」
    「だから何だ」
    「ターゲットを追って始末していたら、道に迷ってしまいました」
    「そこから何が見える」
    「ええと……あっ!警官だ!道をき……ッ」
    「おい。そこから動くな。誰にも話しかけるな」
    「え、でも、道に迷ったら交番にって」
    「迎えに行く。その警官にも話しかけるな。いいか、絶対にだ」

    暗殺チーム

  • 護衛チームのあの子はときめかない

    20200827(木)08:20
    「なあ、ナランチャ。最近入ったあの女、オレはスゲーと思うんだ」
    「ああ。パワーのあるスタンドが使えるんだろ?オレ、まだ見たことねーけど」
    「そうじゃあねーよ。いや、確かにパワーはスゲーけど、コントロールは全然できてねえ。……この前、オレとあいつ、ブチャラティの三人で任務に向かっただろ?その時に……」
    「その時に?」
    「やっぱり女ってことで、ターゲットはあいつを一番最初に狙って来たんだ」
    「まあ、そうするだろうな」
    「でよ、ブチャラティがあいつを守ろうと、腕を掴んで胸に引き寄せたんだ。そこで問題だ、ナランチャ。普通の女なら、ブチャラティほどの男にそんなことをされたらどう思う?」
    「あー……。ブチャラティがそんなことをしたら、大抵の女は『ちょっといい気分』になるだろ?」
    「そう!普通の女ならときめくシーンだ!いいか?ときめくんだぜ!フツーは!」
    「で?」
    「オレ、任務が終わった後に『あの時、ときめいただろ』『惚れたか』って揶揄ってやったんだよ。そうしたらあいつ……」
    「何て言ったの?」
    「『筋肉が硬くてゴツゴツしてて痛くて苦しかった』……だってよ」
    「ス、スゲェ!」
    「だろ?そしてオレはある事に気付いちまった。……ブチャラティがあいつに惚れてるってことだ。こいつは先が長いぜ」

    護衛チーム

  • メローネはあの子のあれが好み

    20200826(水)06:56
    ※微裏、メローネの発言があれ


    「オレとしてはケツが一番好きだ」
    「……」
    「そそるケツをしていると思うぜ。小さ過ぎず大き過ぎず、丸く、上がっていて。そうだな、舐めて、掴んで、揉んで、叩きたくなる。そして許してと泣いて縋るまで突いて、孕ませてやりたくなるな」
    「なにその気持ち悪い話」
    「君の身体で一番好きな部位の話だ」
    「……」
    「ケツの次は手だな。白くて、小さくて、指も細い。それで握られると興奮するぜ」
    「……少し黙ってもらえる?」
    「唇もいいな。色も良くて、形も最高だ。柔らかく、乾燥もしていなくて、キスをずっとしていても飽きない」
    「……」
    「ちょっと待てよ。何で耳を塞ぐんだ?」
    「聞きたくない」
    「オレは褒めてるんだぜ?」
    「そんなこと聞きたくない」
    「ところで君は、オレの身体で一番好きな部位はどこなんだい?」
    「言いたくない」

    後日

    「ねえ、ギアッチョ。わたし、メローネの腕が大好きなんだ」
    「はあ?何だよ、突然。聞いてねえ」
    「長くて、細いんだけどしっかり筋肉があって、意外と力もあってさ。抱き締められると安心する」
    「だから聞いてねーんだよッ!」

    メローネ

  • リゾット・ネエロは受理しない

    20200825(火)05:43
    「リーダー……。これを受け取ってください!」
    「なんだこれは」
    「異動願いです」
    「……そうか」
    「あっ!なんで破るんですか!」
    「ゴミを捨てて何が悪い」

    「こうなったらリーダーが上に提出する書類に紛れ込ませて……」
    「おい、何をしている。ゴミを混ぜるな」
    「ゴミじゃあないです!異動願いです!」
    「ゴミだろ」
    「……リーダー、やけにいいタイミングで出て来ましたね」
    「おまえの行動が明らかに怪しかった。変なことをしないか監視していた」

    「仕方ない。リーダーより上の人に直接……ッ!」
    「どこへ行く気だ。今日は任務のはずだが?」
    「そ、その任務へ……」
    「方向が違う」
    「……」
    「さっさと任務へ行け」
    「……はい」
    「それと、そのゴミは置いて行け」
    「だから異動願いですって!」

    「よし、今日は休日!リーダーに邪魔をされず異動願いを出せ……。…………もしもし」
    「仕事が入った。早く来い」
    「すみません。今日は用事が」
    「来い。命令だ」
    「ようじ……」
    「オレはおまえに命令をしている」
    「……」

    「ホルマジオ!わたしの異動願いはいつ出せるの!」
    「可哀相になァ~。このチームに入ったばかりによォ。慰めてやろうか?ンン?」
    「いらない!」
    「ところでそれ、何枚目だ?」
    「58枚目」

    リゾット

  • トリッシュ・ウナは見守りたくない

    20200823(日)17:26
    ※百合


    彼女は困ったように眉を垂らした。あたしの「好き」って言葉に。

    「トリッシュ……。あの、えっと……ッ」
    「好きって言ったのよ、あたしは。友達としてとかじゃあない。恋愛対象として」
    「れ、れん、あい」

    口籠って俯いた彼女の顔を覗けば、眉を垂らしたまま視線を逸らせてあたしから逃げようとする。ミスタが「面白い」ってよく揶揄っていたけれど、その気持ちが分かる。彼女はそういう心を刺激してしまうんだもの。

    「あんたがナランチャを好きなことは知ってる」
    「……」
    「それでも、あたしはあんたが好き」
    「わたしは、トリッシュを……その、友達だと思ってて」
    「ええ、友達よ。あんたがあたしを友達だと思ってるから、あたしは友達として接してる。でも、本当に友達だと思ったことなんて一度もないわ」

    あたしよりも少し低い身長の彼女。ちょっぴり気の弱い彼女は、見下ろされるだけで怯えたように身を縮ませた。

    「……好きよ。だから、あんたがナランチャと付き合うことは許さない」

    トリッシュ