short short short!

短編にすらならない夢。ただの会話文とか。
更新履歴にも載らない。

記事一覧

  • 暗殺チームに新人がやって来た

    20201129(日)21:20
    「ホルマジオ、それ本当?新人!?新人が来るの!?男?女?」
    「女が来るはずねーだろ。このチームに送られる女なんて、オメーくらいだぜ。男だ、男」
    「新人の名前は?スタンド能力があるんだよね?」
    「名前はギアッチョ。当然、スタンド使いだ」
    「後輩を持つの初めて!楽しみ!」
    「あー、今のところオメーが末っ子だからな。先輩になるんだから、しっかりしろよ」
    「いつ来るの?」
    「一週間後だ」

    「ホルマジオ!新人は!?」
    「おっ、来たか。ここにいるぜ」
    「(思ってたより怖い顔の新人だ)」
    「ギアッチョ、こいつもチームの一員だ」
    「あ~?こんなチビの女が暗殺者だァ~?」
    「……ホルマジオ、違う」
    「何がだよ」
    「わたし、こんな後輩は嫌ッ!」
    「嫌ってオメー……」
    「こいつ、何!?口が悪い!目付きも悪い!」
    「ここに口が良くて目付きがいいヤツなんていたか?」
    「いない!」
    「オメーが望むような可愛い後輩なんてこねーよ。先輩らしく指導しろ」
    「分かった。態度がデカいぞ、新人ッ!」
    「ああッ!?」
    「……ホルマジオ。この後輩、こわい」
    「(ダメだな、こりゃあ)」

    暗殺チーム

  • ディアボロの妹は外に出たい

    20201126(木)00:20
    ※ディアボロの妹夢主


    「外で遊びたい」
    「ダメだ。それは許可できない」
    「外に出たい!毎日毎日、こうやって家の中なんてつまらない!」
    「だからおまえの望む物は何だって揃えているだろ」
    「物がどれだけあっても、なにが良くて毎日お兄ちゃんとばかり過ごさなきゃあならないの」
    「不満があるのか?」
    「わたしの年齢を考えてよ。このままじゃあ、友達も恋人もできない」
    「そんな信用できないものは必要ない」
    「それはお兄ちゃんの価値観。わたしに押し付けないでよ。今年も来年も再来年も、ずーっとお兄ちゃんとだけって……。クリスマスもバレンタインもお兄ちゃんとって」
    「ドッピオがいる」
    「ドッピオはお兄ちゃんそのものでしょッ!」
    「おまえが外に出れば、オレの正体を探ろうとするヤツらに知られてしまう。『落とし穴』は、これ以上増やしたくはない」
    「わたしにとっての『落とし穴』はお兄ちゃんだけどね」
    「どうとでも言え。とにかく、外出は許さない」
    「……」
    「分かったな?」
    「……」
    「返事をしろ」
    「…………わたし、たまにはお兄ちゃんと二人で出掛けてみたいのに」
    「なんだ、突然」
    「だってお兄ちゃんと最後に出掛けたのっていつだったっけ?お兄ちゃんと出掛けるの、楽しかったのにな」
    「……」
    「お兄ちゃんとご飯を食べて、お兄ちゃんと買い物したいな。子供の時みたく、手を繋いで」
    「……」
    「そんなことしたいな」
    「……三日後の夜ならいいだろう。ただし二時間だけだ」
    「(よしッ)」

    ドッピオ&ディアボロ

  • ジョルノ・ジョバァーナはラブレターを貰う

    20201124(火)21:03
    「ジョルノ、なにそれ?」
    「今日、徴収に行った際に貰ったんです。そこの角の雑貨屋で働いている女性に」
    「手紙……?ハッ……!まさかッ!」
    「どうしたんですか?」
    「……いや」
    「貰ったからにはさすがに読まないとマズいか」
    「ま、まあ、そうだね」
    「……」
    「読まないの?」
    「読んでいいんですか?」
    「そりゃ……。貰ったのはジョルノだし、好きにすればいいんじゃあないかな」
    「本当に読んでいいんですか?」
    「……」
    「もしこれにあなたが想像しているようなことが書かれていて、ぼくがそれに応じたとしたら?」
    「うっ」
    「それでも読んでいいんですか?」
    「……だ、だめ」
    「すみません。声が小さくて聞こえませんでした」
    「ダメ!読むのはいいけど、応えちゃあダメ!」
    「でしたら読みませんよ。書かれていることは大体分かります。何度か声を掛けられていたので」
    「意地悪ッ」
    「何か言いましたか?」
    「何でもない」

    ジョルノ

  • DIOの部下のあの子は頼りない3

    20201122(日)00:11
    「DIO様!わたし、寝返った花京院と戦って来ました!」
    「ほう。それで?もちろん、おまえが勝ったんだろ?」
    「いえ、負けました」
    「……何だと?それでのこのこ帰ってきたのか?」
    「す、すみません。花京院典明、強かった……ッ」
    「おまえのスタンドが花京院に負けるとは思えないが」
    「勝負はスタンドじゃありません。ゲームです」
    「ゲーム……?」
    「テレビゲームです。強いとは聞いていましたが予想以上で」
    「……」
    「あ、勝つまで挑むつもりですよ!今日はレースゲームをやったので、次は格闘ゲームの約束をしました。その次はアクションかRPGがいいなって思うんです」
    「……」
    「他にもホラーゲーム、ノベルゲーム、恋愛ゲームもあって。次に何をしようか楽しみなんです」
    「……」
    「今度の勝負の時、お勧めのゲームを紹介する予定で……」
    「……」
    「DIO様?」
    「(どんなに素晴らしいスタンドを持ったところで、本体がこれだと意味がないな)」

    スタンド、その他5部、他部

  • ブローノ・ブチャラティは引っ掛ける

    20201121(土)07:34
    ※EoHネタ


    「痛ッ!ちょっと、ブローノ・ブチャラティ!ジッパーで引っ掛けるなら、味方のわたしじゃあなく敵にしてよ!」
    「悪かった、すまない」
    「すまないって思ってないでしょ……ッ」
    「思ってるさ。しかし君は何回も何回も引っ掛かるな」
    「何回も何回も味方に引っ掛けてるのはそっち!」
    「仕方ないな。解除するから動くんじゃあねーぞ」
    「……へ、変なところを触らないで!そもそも解除なら、離れていてもできるんじゃあないの!?」
    「君が暴れるから押さえているだけだ。大人しくしろ」
    「ひっ……!ふ、太腿……ッ!太腿を触るな!」
    「もう少し肉を付けたらどうだ」
    「じょ、承太郎!ブローノ・ブチャラティを何とかしてよ!なんなの、この人!」
    「やれやれ。仲良くなるのはいいが、少しは戦いに集中しな」
    「このどこが仲良くなってるって!?」
    「仲良くねえと喧嘩しねーだろ」
    「そうだな。それは正しい」
    「正しくない!どう見ても、わたしが一方的に嫌がらせを受けてるだけ!」

    ブチャラティ

  • 空条承太郎はあの子を見つめる

    20201120(金)21:52
    「……」
    「ポ、ポルナレフ。承太郎が凄くこっちを見てる」
    「あ、ああ。まあ、あれはアレだぜ、アレ」
    「あれ?あれってどれ?なに?」
    「アレだよ!男が女を見るっていやあ、アレしかねーだろ!」
    「……わたし、承太郎を怒らせた記憶はないんだけど」
    「違ェーよ」
    「あ!まさか……ッ。一人部屋をわたしが使ったから?」
    「あれはむしろ、承太郎がオメーを優先させたんだろ」
    「じゃ、じゃあ、夕ご飯のお肉の最後の一切れ、わたしが食べたから?」
    「あれも承太郎がオメーに譲ったんだろ」
    「それじゃ……!」
    「オメーも鈍感だな!」
    「もうちょっとはっきり言ってよ!」
    「おれが言えることじゃあねーんだって!ったく、オメーらは本当に世話が焼けるぜ!」
    「ポルナレフ。後ろに承太郎が立ってるよ。凄く睨んでるけど」

    スタンド、その他5部、他部

  • 暗殺チームのあの子は騙されやすい

    20201119(木)21:39
    「なあなあ」
    「なに?ホルマジオ」
    「知ってるか?この建物、出るって」
    「何が?」
    「決まってんだろ。幽霊だ、幽霊」
    「……う、嘘だ~。だってわたし、見たことないよ」
    「それは見たことねえだけだ。オメー以外は全員見たことあるんだぜ」
    「……」
    「考えてみろよ。ここは暗殺者の溜まり場。いねえ方がおかしいだろ。みーんな殺したヤツに恨まれてるに決まってる」
    「……」
    「オメーも例外じゃあねーぜ」

    「イルーゾォ、出掛けるの?」
    「文句でもあるのかよ」
    「わたしが一人になるじゃん!」
    「はあ?」
    「わたしも一緒に行く!一緒に行っていいでしょ!?」
    「別にいいけどよ、どうしたんだ」

    「プロシュート、ペッシ。今からお昼寝していい?」
    「いちいち聞くな。そもそもオメー、待機中に寝るんじゃあねーよ」
    「ちゃんとシーツ掛けて寝ろよ。この前、せっかく兄貴が掛けてやったのに、剥ぎ取って風邪を引いてたよな」
    「わたしが言いたいのは、わたしが眠ってる間にどこにも行かないでってこと!絶対だよ!本当にどこにも行かないでね!」
    「うるせーなッ!さっさと寝ろ、マンモーナ!」

    「メローネ。一緒にトイレに行こう」
    「大胆だが、変わった誘い方だな」
    「誘ってない。誘ってるけど」
    「どっちだよ」
    「トイレの前で待ってて!一人になりたくない!」
    「なんだよ、急に。今まで一人で行ってただろ」

    「みんな帰っちゃったね、ギアッチョ」
    「そりゃあそうだろ。今日の任務は終わったし、分配も決まったんだ」
    「い、一緒に帰ろう!」
    「なんでオレがオメーと帰らなきゃあいけねーんだ」
    「最後に一人で電気を消すのが怖いから……」
    「ガキか、てめーはッ!」

    「リゾットさん。引っ越しましょう」
    「なんだ、突然」
    「ここ、幽霊が出るって聞きました。ホルマジオが言ってたんです。みんな見たことがあるって」
    「……」
    「わたしは見たことがないのですが」
    「(また騙されているのか、こいつ)」
    「一人で留守番するのも、一人でお昼寝するのも、一人でトイレに行くのも、一人で帰るのも怖くて……」
    「だから最近、常に誰かと一緒にいたのか」
    「はい。あ、そうだ、リゾットさん。隣の部屋に忘れ物をしたんです。取りに行きたいので、付いて来てもらえますか?」
    「(……暫くはこのままでいいか)」
    「と、隣から絶ッ対にいなくならないでくださいね!て、手も離さないでくださいね!」
    「分かったから早くしろ」

    嘘だと気付くのは一か月後。

    暗殺チーム

  • 護衛チームのあの子は老ジョセフが好み

    20201116(月)00:19
    EoHネタ


    「……素敵ッ。おじさんの方のジョセフさんが。ね、ね、素敵だよね、ミスタ!」
    「いや、オレが素敵とか言ったら問題があるだろ。つーかよ……おまえ、そういう趣味だったのか。いや、どんな男に声を掛けられても全ッ然靡かねーと思ってたら、まさかソッチだったとはよ」
    「周りが若造ばかりで、おじさん要素に飢えていたら……。こんな出会いがあるなんて!」
    「若造って……。おまえ自身が17歳じゃあねーかよ。……って、お、おい。それ以上はよせ。ジョルノがスゲー睨んでるぜ」
    「やっぱり恋愛対象は40歳以上。ペリーコロさんも中々魅力的だったけど、ジョセフさんから溢れるお茶目さが凄く好み」
    「(ジョルノから出る『圧』がスゲェ。周りが引いてるじゃあねーか)」
    「ああ、でも、結婚してるのか……。不倫とかはちょとな。魅力的な人はそうだよね。で、でも……名前だけでも囁いて欲しい。加齢から出る独特の渋い声で。あんな声で囁かれたら死んじゃいそう!」
    「と、年下もいいんじゃあねーのか?年下でも十分頼りになるヤツだっているだろ?」
    「……うーん。確かにそうだけど、やっぱりおじさん特有の魅力は出せないよね」
    「そうだけどよ……」
    「名前だけでも呼んでもらいに行こう!耳元で囁いてもらうんだ!」
    「い、行くな!行ったらジョルノがキレる!オレたちじゃあ止められなくなる!」

    vs、ごちゃまぜスタンド、その他5部、他部

  • 護衛チームのあの子は岸辺露伴が苦手

    20201115(日)00:39
    EoHネタ


    「……ひっ!岸辺露伴!」
    「別にそんなに怯えることはないだろ」
    「ち、近寄らないで!こっちに来ないで!ジョルノ、助けて!岸辺露伴がいじめる!」
    「ぼくの仲間に手を出さないでもらえますか?」
    「変な事を言うなよ。ぼくはただ、そいつの体験が気になるだけだ。いつか漫画のネタにできればなと思って」
    「本人が嫌がっているんです」
    「嫌がってるだとかそんなのは関係ないね。ぼくがそいつを気に入ったか気に入らないか。それが大切だ。さっき、そいつの記憶を少しだけ読んで、興味が湧いたんだ。まだまだ使えるネタがきっとある」
    「きしべろはん……こわいッ」
    「なるほど。あんたの能力は、記憶や体験を何らかの形にして読むってところか」
    「そうだ。記憶や体験、つまりそいつ自身が持つ全てが分かる」
    「……」
    「ジョルノ?どうしたの?」
    「全て、ですか」
    「ああ」
    「彼女が隠していることも、ですか?」
    「勿論」
    「ちょっと、ジョルノ?」
    「取り引きしましょう。ぼくは彼女を差し出します。代わりにあんたは、知り得た彼女の全てをぼくにも教えてください。ただし、彼女の身体に必要以上に触れることは許さない」
    「いいだろう。別にそれくらい」
    「よくない!ジョルノが寝返った!ブチャラティ、ジョルノが寝返った!」

    ジョルノvs、ごちゃまぜスタンド、その他5部、他部

  • ジョルノ・ジョバァーナは寄り添う

    20201114(土)00:35
    ※ジョルノ→夢主→ブチャラティ
    原作後、ブチャラティの死から抜け出せない夢主と夢主が好きなジョルノ



    ブチャラティの魂はあの日、旅立った。ブチャラティの恋人だった彼女は、ブチャラティの肉体が死んでしまった時に、既に彼の死に気付いていたらしい。天に向かっていく魂を、彼女の瞳は確かに見つめていたのをぼくは覚えている。あれから暫くは気丈に振る舞っていた彼女だったが、今では殆ど食べ物を口にしなくなってしまった。

    「少しは食べた方がいい」
    「いらない。食べたくない」
    「このままだと身体を壊す」
    「壊したっていい」
    「そうなれば……ブチャラティが悲しむ」

    ぼくが悲しいとは言えなかった。言っても、きっと彼女の心には響かない。彼女にはブチャラティしか存在していないんだ。彼女のためにと持って来た食事をテーブルに置いて、ベッドの上で蹲っている身体に手を伸ばす。小さな背中に触れれば、女性らしい柔らかさがあったはずのそこは骨が目立つくらいに痩せ細っていた。

    「悲しむも何も、ブローノはもういない」
    「……」
    「……もうブローノには会えないし、声を聞くことも出来ないし、触れることも出来ない」
    「……」
    「あの時の……ブローノの魂が昇っていく時の光景が忘れられない。『これで本当に別れるんだ』と思ったの。その夢を、あれから毎日見てる」
    「……」
    「ブローノは後悔なんてしてない。そんなの分かっているのに。わたしは後悔してる」

    この背中に触れるだけじゃあなく、抱き締めて撫でて、彼女の悲しみを取り除いてしまいたい。だけど、それをやったとしても、彼女を癒す事なんてできないのは分かっている。彼女を救えるのは、死んでしまったブチャラティだけだ。

    「後悔しているのは、あなたがブチャラティを本当に愛していたからだ。きっと……あなたの愛は、ブチャラティに届いています」

    ぼくは嘘を吐いた。本当は言いたかった。ぼくを見て欲しいと。

    ジョルノ