short short short!
短編にすらならない夢。ただの会話文とか。
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記事一覧
ジョルノ・ジョバァーナのライバルはあの子の親友
20210131(日)02:01「この日はどうですか?」
「ごめんね、ジョルノ。その日はトリッシュと約束が」
「では、こっちの……」
「その日もトリッシュと……」
「じゃあ、次の週の……」
「そこもトリッシュと……」
「ちょっと待ってください。トリッシュとの約束というのは、いつまで入ってるんですか?」
「えっと……一か月後」
「……」
「休みの日を全部聞かれて、答えたら次々と約束が」
「……」
「ジョルノ?どうしたの?」
「いえ、何でもありません。もし、次の休みが分かったら、その時はトリッシュよりも先にぼくへ知らせてください」
「う、うん」
「トリッシュには内緒で」
「ちょっと、どういうこと?」
「ご、ごめんッ」
「なんでこの月はジョルノとの約束で埋まってるのよ!」
「その……用事に付き合って欲しいって言われて……」
「あたしに休みの日を教える前に、ジョルノに教えたって事ね」
「ごめん、なさい……」
「……まあ、決まったことなら今更なにを言っても仕方ないけど。次はジョルノに教える前に、あたしに教えなさいよ」
「わ、分かった」
「……なぜトリッシュがいるんですか?」
「そこで偶然会ったのよ。あんたと出掛けるって言うし、あたしも偶然同じ場所に用があるの」
「偶然ですか……。ただ邪魔をしに来ただけでは?」
「あんたが先に邪魔をしたんでしょ」
「……」
「……」
「ジョ、ジョルノ。買い物ならトリッシュも一緒に……いいかな?」
「……まあ、今日だけは」
「何言ってるのよ。次もよ」
ジョルノトリッシュvs、ごちゃまぜ
暗殺チームのあの子は幽霊が苦手
20210130(土)23:46※暗殺チームの幽霊が苦手な夢主
「絶対に無理。そこあれじゃん。出るって噂の場所。わたし、絶対に行かないよ」
「だから何だ?ビビッてんじゃあねーよ。ターゲットがそこに現れる予定なんだ。文句は言わせねえ」
「はあ!?プロシュート、あそこの噂を知らないの!?」
「おまえ、噂を信じるなんて何歳だよ」
「イルーゾォだってビビリなくせにッ!」
「一緒にするんじゃあねえ。オレは幽霊だとかそんなものは信じてねーよ」
「あ、ねえ、メローネ。メローネも一緒に行こう?わたしとずっと一緒にいて。離れないで」
「なんだそれ、告白か?情熱的な告白だな」
「違うから。他の人たちが信用できないの。いくら言ってもわたしの傍から離れるだろうから。あっ、いや、もうみんなで一緒に行こう!みんなで行けば怖くないから!リゾットさんは絶対。リゾットさんは絶対に付いて来て下さい。一番安心するので。お願いします」
「オレは別の任務がある」
「……クソッ」
「大丈夫だ!オレが付いて行ってやるからよォ~!」
「ダメ。ホルマジオは前にわたしを騙したからダメ。絶対にダメ。許してないから、あれ」
「何だよ。あれはただの冗談だろ」
「ギアッチョは?ギアッチョは任務がなかったはずだよね?行くよね?一緒に行ってくれるよね?わたしの犠牲になってくれるよね!?」
「最後に本音が漏れてんだよ~ッ!誰が行くか!」
「ペッシは!?ペッシは当然付いて来てくれるよね!プロシュートが来るんだもん!」
「いや、まあ、兄貴が行くならオレも行くけど……」
「……両脇をメローネとペッシ、前後にプロシュートとイルーゾォ。よし、これで配置はできた。何があっても誰かを犠牲にできる。完璧だ。わたしは幽霊から逃げられる」
「ペッシ。ありえねーが、もしも万が一幽霊なんて出たらそいつを差し出せ」
「え?そんなことをしたら一生恨むから、ペッシ」
「(オレどうすればいいんだよ)」
暗殺チーム
プロシュートはついつい世話を焼く
20210126(火)21:56「い、いいい痛い!痛い!」
「女なら髪くらい梳かしてちゃんとしろ!ドレスコードがあるってのに、なんだこの髪はッ!ふざけてんのか、てめーッ!」
「髪を触られるのが嫌なの!」
「だったら自分でやれ!」
「それも苦手!」
「……本当に女なのか?オメー」
「女だからって全員が全員、みーんな格好を気にしてるわけじゃあないから。そもそもこんなところに普通の女なんているはずがないでしょ」
「胸を張って言えることか?ほら、終わったぜ」
「兄貴は本当に器用だね」
「てめーが不器用過ぎるんだ。それにだらしねえ。ほら、服も崩れてるじゃあねーか。気付かねえのか、こういうこと」
「あ、本当だ」
「直してやるから大人しくしてろ」
「ねえ、兄貴。靴は?」
「用意してある。それを履け」
「えー、こんなにヒールが高いのは無理」
「ワガママ言える立場か?ええ?」
「転んじゃう」
「転ばねえように歩くんだよ、バカか」
「あーあ。わたし、男に生まれたかったな」
「スーツだって動きやすいってわけじゃあねーんだ」
「……あ」
「今度は何だ」
「ううん。何でもない。わたし、やっぱり女で良かった気がする」
「はあ?」
「うん。女で良かった」
「だらしない男だったら兄貴はあそこまでしてくれないでしょ?ねえ、聞いてる?ホルマジオ」
「聞いてる、聞いてる」
「聞いてないじゃん、それ」
「聞いてるぜ。オメーはプロシュートに甘えてんだろ、あれで」
「わたしがちゃんとした人間だったら、見てくれないし構ってくれない気がするの」
「素直に言えばいいじゃあねーか。好きだってよ」
「……」
「オメー、本当にそういうことが苦手だよな」プロシュート
メローネは夢を見ていた
20210125(月)02:31sssネタ募集企画より
匿名様「メローネが夢主との間に子供が生まれる夢をみる」
※子供ネタ
特に子供が好きというわけじゃあない。自分の能力で作ったベイビィ・フェイスの息子ですら、教育をしても上手くいかずにコントロールできねえヤツに育つと、そりゃオレだってイラつく。男として性には興味があるし、好きな女を孕ませて自分の子孫を残すってことは本能的なものだった。
初めて「こいつとの子供が欲しい」と思えた女。その女との子供が、今オレの膝の上にいる。
「やっぱり、メローネの読み聞かせが好きなんだね」
「ベイビィ・フェイスの教育で慣れているからな」
「違うよ。やっぱり父親だからだよ。この子、他の人と遊んでも直ぐに興味をなくして、一人で遊び始めるんだ」
「オレもそうだった。誰かと遊ぶよりも、一人で好き勝手に遊ぶようなガキだった」
「へえ。やっぱり似てるね。メローネの性格を受け継いでる」
「そりゃあ、オレと君との子供だからな」
特に好きでもなかったはずが、やはり「欲しい」と思えた女との子供、それも自分の遺伝子を持った子供となると、自分が思っていた以上に可愛いものだった。チームのヤツらに親バカと言われるが、自分の子供は特別ってのは本当だ。
「ん?なんだ?眠いのかい?よし、じゃあベッドに行こうか」
「布団、ちゃんと掛けてあげてね」
「分かってるさ」
子供部屋に行き、オレたちが使っている物よりも随分と小さいベッドに寝かせる。布団をしっかり掛けてやり、眠るまで見守っていると、背後からオレの腹に二本の腕が絡み付いた。
「眠った?」
「ああ」
「じゃあ、少し休もうか。メローネ、何か飲む?」
「いや、いい」
振り返ってあいつの両頬を包み、キスをする。笑いながらそれを受け入れる姿が堪らなく、もう一度してやれば、今度は困ったように眉毛を垂らした。
「もう」
「いいだろ。少しくらい。なあ、幸せか?」
「何よ、急に」
「気になっただけだ」
「……幸せだよ」
「そうか。オレもスゴク幸せだ」
「……メローネ、いい加減に起きてよ。そろそろ帰ろう」
その声に、オレは重い瞼を開いた。そこには見慣れたアジトの天井、そしてそれを背にしてこっちを覗き込むあいつの顔があった。
「疲れてるんじゃないの?ぐっすり眠ってたよ。帰って、家のベッドでちゃんと寝ようよ」
「ああ、そうだな」
「夢を見てたの?聞き取れなかったけど、何か言ってたよ」
「……イイ夢を見ていた」
「メローネの夢って、なんか変な夢って感じがする」
「酷いな。ちゃんとした夢だぜ。現実になればいいとさえ思う」
「そう言うのが余計に怪しい」
「聞きたいか?」
「なんか怪しいからいらない」
「現実にしてもいいが?」
「え、なに?わたしが関わってるの?」
「当然だ」
「……」
「なんだよ、その顔」
sssネタ募集企画消化完了しました!
メローネ
暗殺チームは振り回される
20210123(土)23:09sssネタ募集企画より
はるまき様「抱負を聞いているうちに話題が逸れてる」
「歳を取るとよォ、一年が早く感じるってのはマジだよな」
「単におまえがジジイになっただけだろ、ホルマジオ」
「うるせえな、イルーゾォ」
「もう新年ですもんねー。そういえばみなさんの今年の目標って何ですか?わたしはそろそろニンジンを食べられるようになりたいです。ペッシくんは?」
「オレは兄貴みたいな男に近付けるようになりたいって思ってるけど……。それよりおまえ、オレにニンジンを押し付けるのもやめろよな」
「オメー、まだ他人に食えねえ物を押し付けてるのかよ。前もオレの皿に乗せてたよな~ッ」
「ペッシ、ギアッチョ。オメーらが騒ぐわりには食ってやってるからこいつが調子に乗るんだ。あとメローネ。てめーもだろ」
「プロシュートさんは乗せたら直ぐに返してきますよね」
「大人がニンジン食えねえとか恥ずかしくねーのか」
「別にニンジンくらいなら食ってやるさ。無理に食う必要もないだろ」
「メローネさん、優しい!」
「そうだろう?オレは優しいだろ?」
「はい!」
「おいおい、優しいってだけじゃあ男はダメなんだぜ~?やっぱり頼れるヤツじゃあねーと」
「ホルマジオ、おまえの場合は男くさいだけだろ。気遣いもできねえで、前の女にフラれたくせに」
「ということは、ホルマジオさんとイルーゾォさんは好きな人にアピールする時、そういうのを重視するんですか?頼り甲斐、気遣い……」
「まあ、重視したところで気付かねえバカだと苦労するけどよ」
「全くだな」
「ケッ。単に女は甘やかす男がいいだけじゃあねーか」
「そういうギアッチョさんは?この前、気になってる人がいるって教えてくれたじゃあないですか」
「てめーがしつっこく聞いて来たんじゃあねーか!」
「ギアッチョさんはアピールとか苦手そうですね」
「笑ってんじゃあねえッ!バカのくせによォ~!」
「ペッシくんは優しさもあって気遣いもできるよね」
「そ、そうでもねえよ……。そうやったところで、オレなんて振り向いてもらえねーし」
「メローネさんとプロシュートさんは、アピールが上手いだろうなあ」
「オレは好きな女にはとことん優しくするが、それでも難しいことがあるんだぜ。相手がバカだと」
「バランス、だな。頭のネジがぶっ飛んでる女を甘く扱ったところで、効果はねーんだよ」
「へー。みなさん、相手に苦労してるんですね。鈍い人って結構いるんだ……」
「その鈍いバカが自分だって気付いてねえみたいだな。まあ、そのバカさ加減がいい所でもあるが」
「黙ってろ、メローネ。余計にややこしくなる」
「プロシュート。おまえもこいつのそういうところが気に入ってるんだろ」
「あ、リゾットさん!任務、終わったんですか?お疲れ様です」
「ああ」
「リゾットさんは、気になる人にどんなアピールをするんですか?なんか想像がつかないですね」
「……特に何もしない」
「なにも?」
「付き合わなくても、そいつがオレの傍にいればいい」
「リゾットさんって意外とストレート……!なぜかわたしが恥ずかしくなった!」暗殺チーム
スタンド能力と好感度と恋人たち
20210122(金)22:56sssネタ募集企画より
匿名様「スタンド攻撃のせいでどちらかの好感度がマイナスになったら」
【ブチャラティ】
「近付くな」
「……ブロー、ノ?」
「オレに近付くなと言ったんだ」
「ま、待って、どうしたの?急に」
「馴れ馴れしく触れるんじゃあねえ」
「ブローノが冷たい……ッ!」
「おいおい、どうしたんだ?そんなに騒いでよォ~」
「ナランチャ……」
「な、何で泣いてるんだよ?おまえ……泣くなよ、ほら」
「ううっ!ブローノが冷たいの!近付くな、馴れ馴れしいって……!」
「喧嘩でもしたのか?いや、でも喧嘩をしたとしても、ブチャラティがおまえにそんなことを言うとは思えないけど」
「……あ」
「心当たりがあるの?」
「さっき、スタンド使いとやり合った。その時にブローノが庇ってくれて攻撃を受けたんだけど、スタンド使いには逃げられて……」
「そいつの能力だよ、きっと!」
「……ブローノォ……!」
「ぶちのめしに行かねーのかよ?」
「ブローノに嫌われた……。もう生きていけない」
「オレも手伝うから!なあ、行こうぜ?本体が離れても能力が続くってことは、本体を叩かねーと……!」
「いつもは……いつもは名前を呼べば笑ってくれて、頭を撫でてくれて、抱き締めてくれて……ッ」
「おい。オレの前で泣くな。うるせー女だ」
「……!」
「ま、待ってろよ!オレが絶対に本体を探してぶちのめすから!だから、そいつの特徴を教えろよ!」
「ブローノ……ッ!」
「聞けって、オレの話~ッ!」
【リゾット】
「それはどういうことだ、ホルマジオ」
「さっきの任務でスタンド使いとぶち当たって、こいつが攻撃を受けたんだよ。本体は逃げた。オレと同じで本体から離れても能力が続くみてーで、こうなっちまった」
「そうか。おい」
「何ですか、リゾットさん」
「……」
「特に何もないなら呼ばないでもらえますか?」
「……」
「報告書を提出しないといけないので。それと、もう少し離れてください。リゾットさんは大きいので、ソファーが狭くなるんです」
「……」
「リ、リゾット……。あのよ、言い難いんだが、オレが思うに……能力は『特定の誰かを嫌う』って感じのものだと思うんだ。で、恋人のオメーがその対象なんじゃあねーかと」
「ホルマジオさん。頭にゴミが付いています。ちょっとジッとしていてください」
「……おい」
「今度は何ですか」
「そのまま座っていろ。動くな。命令だ」
「何なんですか」
「ホルマジオ、付いて来い。その本体を見つけに行く」
「わ、分かったから睨むなよ。怖ェな」
「絶対に見つける。他のヤツらにも連絡をしろ」
「任務の時よりもやる気じゃあねーか」
ブチャラティリゾット
ジョルノ・ジョバァーナは約束をした
20210119(火)00:39sssネタ募集企画より
すぴか様「ヤンデレを通り越したホラーで露伴先生かジョルノ」
※病んでるジョルノ
昔、わたしはイタリアに住んでいた。六歳の頃、近所にハルノくんという四歳の男の子が引っ越して来た。母親が日本人ということで仲良くなり、よく一緒に遊んでいたが、ハルノくんは周囲に馴染めずわたし以外の子と遊ぶことがなかった。わたしは八歳を迎えた頃、親の仕事の都合で日本に引っ越した。イタリアを離れる日、ハルノくんは「またいつか会おうね」と、わたしに抱き付いて来た。わたしは約束をした。「また会おう」と。それ以来、ハルノくんには会っていない。
十八歳になり、わたしは大学進学のために再びイタリアへ来た。借りた部屋に荷物を運び終えて、街を眺めながら近くのスーパーに買い出しに行こうと外に出た。すると、その途中で金髪の少年に声を掛けられた。
「あの」
「は、はい」
「あまりこの時間帯に外に出ない方がいいですよ。ここは治安が良くない。女性の一人歩きは危険だ」
「そうなんですね……」
「どこへ行くんですか?」
「あ、えっと……スーパーに」
そう言うと、少年はわたしの横に並んで歩き出す。わたしは思わず身構えた。少年であってもスリや強盗という可能性だってあるのだ。距離を取るわたしを見た少年は、小さく笑って、せっかく離れたというのにその分の距離を縮めてしまった。
「別に物を盗ろうだなんて思ってませんよ」
「……」
「引っ越して来たんでしょ?」
「何でそれを?」
「あそこのアパート、一応はぼくが管理しているようなものですから」
こんな少年が?大人びて見えているけれど、まだ十八にもなっていないはず。
「ぼくのこと、覚えていますか?」
「どこかでお会いしましたか?」
「……」
「すみません。わたしには会った記憶が……」
少年は浮かべていた笑顔を引っ込めると、眉を僅かに寄せた。
「ぼくたち、約束をしましたよね?」
「約束……?」
「ええ。約束です」
少年の足が一歩、わたしに近付く。そもそも会ったことがないのに、約束なんて出来るはずもない。濁っていく空気に鳥肌が立ち、わたしは少年から離れようと数歩後退る。しかし、その数歩で足は止まった。壁も何もないはずなのに、背中に『何かが』当たっている。そして腹部に感じる違和感。お腹の辺りに『何かが』巻き付いている。そんな感覚があった。首だけで後ろを振り返っても、そこにはやはり何もない。何もないのに、確かに『何かが』いる。
近付く少年は少しだけ背を丸めると、両腕をわたしの背中に回した。
「またいつか会おうと、約束をしたはずだ。あなたはそれを守らなければならない」
ホラーとはちょっと違う感じになってしまいました……。ジョルノ
護衛チームはあの子の笑顔が見たい
20210117(日)22:24sssネタ募集企画より
シアン様「夢主をあの手この手で笑顔にしようとする護衛チーム」
「あいつって本当に表情を変えねーよな。トラブルに遭っても、ちょっと驚くくらいで殆ど真顔だし」
「感情を表に出すことが苦手らしいからな。仕方ないだろ、ナランチャ」
「そうは言いますけど、ブチャラティだって見たいでしょ?あいつの笑った顔」
「……まあな」
「今日は暑いですね。そこにジェラート店がありますが、寄って行きませんか?まだ時間に余裕がありますし」
「そうだね。ジョルノは何にするの?」
「ぼくはチョコレートとピスタチオで。あなたは?」
「イチゴ」
「……」
「何?」
「いえ、少し意外で。もっとビターな味の物を頼むと思っていましたから。何だか可愛らしいですね、イチゴ」
「そう?」
「(失敗だな)」
「……何ですか、ブチャラティさん」
「今日は髪を結い上げてるんだな」
「気温が高いですから。どこかおかしいですか?」
「そういうわけじゃあない。それに、とてもよく似合っている」
「そうですか。あ、そういえば昨日、レストランの店主がブチャラティさんに相談があるって言っていましたよ」
「……分かった。後で店主に会いに行く」
「お願いします」
「(ダメだったか)」
「なあ、ちょっといいか?」
「どうかし……」
「そらっ!」
「何やってるの、ミスタ。他人の頬を摘まんで……」
「いや……ちょっとな、オメーの笑った顔を見たくてよ」
「痛い。離して」
「(あ、こりゃ怒ってるな)」
「ってことがあったんだ!オレ、思わず笑ったんだよ!」
「へえ」
「フーゴは真面目に見えて、一緒にふざけてくれる時もあるんだ」
「意外。フーゴって、そんなところもあるんだ」
「……あ、あのよ」
「ん?」
「面白くなかった?今の話」
「ううん。面白かったよ」
「(……真顔じゃん!)」
「ただいま戻りました」
「おかえり、フーゴ」
「あの、これ……」
「どうしたの?この花」
「徴収の帰りに花屋の前を通って。この花を見ていたら、あなたを思い出して……贈って見るのもいいかな、と」
「ありがとう」
「……迷惑でしたか?」
「ううん」
「(全然変わらない)」
「……」
「さっきから何ですか、アバッキオさん」
「おまえ……いや、何でもねえ」
「そうですか」
「(こういうのは苦手なんだよ、クソッ)」
「……アバッキオさんって、結構顔に出やすいですよね。何かあるって顔をしてますよ」
「本当に何でもねえ!」
「こっちの方が合うと思うの。いつも落ち着いた色の口紅を付けてるけど、もっと明るい色を付けた方がいいわ」
「トリッシュはこういう色、好きだよね。わたしよりトリッシュの方が似合うと思うけど」
「いいから、じっとしてて」
「……」
「うん。やっぱり似合ってる。こっちの方が引き立つ」
「そうかな」
「いつものあなたも素敵だけど、たまにはいいでしょ?ほら、見てみなさいよ」
「……う、うん」
「わ、笑った!ミスタ、あいつ笑ったよ!」
「煩ェ、叫ぶな!」
「まさかトリッシュが敵だったとは」
「ジョルノ。気持ちは分かりますよ」
「女同士の特権ってやつだな。さすがに勝てない」
「……チッ」
護衛チームトリッシュ
メローネはあの子を溺愛している
20210116(土)02:06sssネタ募集企画より
らん様「メローネの重い愛と夢主と心配する暗チ」
※病んでるメローネ
「ダメだ。それは許せない」
「メローネ。それだと、あいつがいつまで経っても一人で任務もできねえヤツのままだろ」
「許せねえって言っただろ?ホルマジオ。あいつに一人での任務はまだ早い」
「止めとけ。この野郎に何を言っても無駄だ。あいつの事になると他人の話なんて聞かねーからな」
「どうせ女を使った任務をやらせる気だろ?絶対に認められねーな。イルーゾォ、おまえは自分の女にそういう任務が来たとしたら許可できるのか?できないだろ」
「子離れできねー親かよ、てめーは。おい、メローネよォ。ちょっとあいつに拘り過ぎじゃあねーか?」
「うるせーな。オレたちのことに口を出すなよ、プロシュート。ベイビィ・フェイスの能力なら、潜入だとか面倒くせえやり方をしなくても十分にやれる。事実、そうやってるだろ?問題はないはずだ。リゾットだって何も言って来ない」
「そういう問題じゃあねーよ!分かってねえのはてめーだ、メローネ!今後、オメーの能力だけじゃあ解決できねー事だってあるし、何よりベイビィ・フェイスは教育次第の賭けでしかねえだろーがよッ!」
「最近は教育の成功率が上がってきている。才能ある母親を見付けることは確かに賭けだがな。それでもオレはあいつに、オレ以外のヤツに触れて欲しくないんだ。本当は見て欲しくもないし、声だって掛けて欲しくない。相手が例えおまえらでも。オレだって我慢してるんだぜ?ん?……あいつが帰って来たか。今の扉の音、あの開け方はあいつだ」
「ただいま、メローネ」
「おかえり。ちょっと遅かったんじゃあないか?何かあったのか?」
「買い出しのリストに載ってた物が中々見つからなくて、探してたんだ。ね、ペッシ?」
「ああ。最初に行った店が売り切れで……。に、睨まないでくれよ、メローネッ」
「誰のだ?誰の物がなかったんだ?」
「え?あー、確かあれはギアッチョの……」
「ギアッチョ。今度からおまえの物は自分で買いに行けよ。他人の女に手間を掛けさせるな」
「ふざけてんじゃあねーぞ、メローネよォ~ッ!買い出しくらい行かせておけよッ!そいつだって買い物もできないガキじゃあねーだろ!」
「可哀相にな。ギアッチョのせいで無駄に歩き回って。足が疲れただろ?ほら、マッサージしてやるから座れよ」
「大丈夫だよ。メローネだってさっきまで任務だったんでしょ?わたしより疲れてるだろうし、そんな……」
「いや、オレがしてやりたいんだ。いいから座れって」
「……ったく、しょうがねー野郎だ。ただでさえ面倒くせーのに、あいつの事となると余計にそうなるな」
「あいつが入って来た時に一目見て『オレの子を産ませたい』とか言ってたよな。今は『あいつの愛情を独占したいからそれは止めた』とか言ってるしよ。そういえばプロシュート。おまえ、この前メローネに何か言われてたよな?」
「ターゲットがイベントの主催者で、女を連れて歩いた方が怪しまれねーと思ってペッシじゃなくあいつを連れて行ったんだ。帰って来たらメローネの野郎、突っ掛かって来やがった。女を使い捨てる能力のくせに、自分の女には独占欲が強いなんてどうしようもねえ」
「あん時は凄かったですね、兄貴……。それと……オレ、あの事にもメローネが関係してると思うんだ。アジトの直ぐそこの角、あそこを曲がると男が屯してる所があるじゃあないですか。その中の一人がふざけてあいつにちょっかい出して、数日後には全員がいなくなったって……」
「どうせメローネだろ。あの野郎、『自分の女を守るのは当然だ』とかで、そういうこともやってるらしいからな」
メローネ
グイード・ミスタは葛藤する
20210115(金)01:02sssネタ募集企画より
エビフライ様「頭の中で天使と悪魔がバトルするような話」
※色々と危ないミスタ
「悪い!一人部屋を二つ取りたかったんだけどよ、この部屋しか確保できなかったんだ。さ、幸いベッドは二つあるからなッ」
「仕方ないよ。本当は泊る予定なんてなかったんだし。空室があるだけ良かった」
「あの野郎が無駄に逃げ回らなけりゃあ、ネアポリス行きの列車に間に合ったのによ」
「まあ、そうだけど、今更悔やんでもね」
「走り回って疲れてんだろ?先に寝てろよ。オレはブチャラティに報告の電話をしてくる」
「うん。じゃあ、先に休ませてもらうね」
電話を終えて部屋に戻ると、あいつはベッドで掛け布団もせずに寝息を立てていた。
「ったく。布団くらい掛けろって……」
布団を掛けてやろうと近付いた時、オレの目はあいつの太腿を映した。寝返りを打った時にでも乱れたらしいスカート。捲れ上がったそこから、白い太腿が覗いていた。見るからに柔らかく張りのある太腿。あいつがほんの少し脚を動かす度に、艶めかしく擦り合う。魅惑的な太腿の間に、オレは唾を呑んだ。
「お、男と同室だって分かってんのか、こいつ」
なんで女の太腿ってこんなにそそるんだ。程好く引き締まっているが、かといって筋肉質過ぎない太腿。触ればきっと柔らかくて、しっかりと手入れのされた肌は吸い付くんだろう。……これ以上、見ていたらオレが色々と持たない。布団で隠してしまえとそれを引っ掴むが、オレの中で悪い心が声をあげた。「指先で触るくらい」。ま、まあ、指先でほんのちょっぴり触るくらいならこいつも起きないだろう。一度寝たら中々起きず、フーゴやアバッキオにブッ叩かれて漸く目を覚ますようなヤツだし。オレはもう一度唾を呑んで、立てた人差し指をあいつの太腿へと伸ばしたが、それは触れる直前で止まった。
「仲間へ対してそれはねーだろ」という声が頭に浮かんで。確かに、寝ている間に身体に触ったなんて、仲間の信頼へ対する裏切りでしかねえ。こいつはオレを信頼して無防備になっているってのに。その信頼を利用してぶち壊すってのは仲間として、男としてどうだろうか。
「寝てるんだからバレねえ。少し触ってみるくらい、いいじゃあねーか」「ダメだ。『こいつ、イイな』と思っていても、そういう仲じゃあねーんだから」と、オレの二つの心がぶつかり合う。布団を握り締めたまま突っ立っていること三十分。オレは何とか煩悩に打ち勝って、勝利を掲げた理性に拍手を送った。
キャラ指定がなかったため、勝手ながらミスタにさせていただきました。ミスタ