short short short!
短編にすらならない夢。ただの会話文とか。
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ギアッチョは早く帰したい
20210218(木)02:02「……ううっ」
「オメー、風邪引いてんならさっさと帰ったらどうだ。さっきからズルズルうるせーんだよ。それと汚ェ」
「酷い、ギアッチョ。仲間がこんなに苦しんでるのにッ」
「知るかよ!風邪を引いたのは、オメー自身の管理が悪かったからだろ!」
「病人には優しくするものだよ」
「それを病人自身が言うか!?」
「あーあ。ギアッチョが冷たいせいで悪化の一途だ。熱も高くなった気がする」
「……移すなよ」
「何言ってるの。わたしだけが苦しむのは嫌。だからギアッチョに移してやろうと思ってアジトに来たのに!……あ、大声を上げると頭に響くッ」
「このクソ女ァ~ッ!」
「冗談、冗談だって。もう帰るよ。任務も終わったし。リゾットへの報告は電話でするから」
「どこかに寄って行こうだとかバカなことしねーで、真っ直ぐ家に帰ろよ」
「分かってるよ~」
「……気を付けろよ」
「……」
「……何だよ、その目」
「ギアッチョが優しい……ッ。これはおかしい!」
「はあ!?」
「こんな珍しい事が起きるなんて……。だからわたし、風邪を引いたんだ!」
「てめー……ッ!他人が優しくしてやれば調子に乗ってふざけやがってッ!」
「うっ……鼻水がッ。早く帰ろう。ギアッチョ、また明日ね!」
「早く行け!」
「ギアッチョも気を付けて帰るんだよ?」
「オレは別にいいんだよ。オメーみてえに風邪なんて引いてねーんだからな」
「優しくしてくれてありがとう、ギアッチョ!大好き!」
「……」
「じゃあね!」
「……クソッ」
ギアッチョ
勧誘拒否~バレンタインデーの贈り物~
20210215(月)00:19「今日はバレンタインデーです」
「そうですね。だから何ですか?」
「日本では女性から男性へ贈り物をするじゃあないですか」
「そうですね。だから何ですか?」
「ぼくも欲しいです。あなたからのチョコレート」
「あれって、好きな人やお世話になった人に贈るものですよ。わたしはジョルノ・ジョバァーナさんを好きになった記憶もお世話になった覚えもありません。迷惑を掛けられたことなら覚えていますが」
「ぼくには用意していないと?」
「はい。それに、ここはイタリアであって日本ではないです」
「では、ぼくからあなたにプレゼントを渡してもいいですか?」
「……もしかして、このバラですか?わたしの部屋を埋め尽くす」
「ぜひ受け取ってください」
「要りません。お断りします。いったい何本あるんですか?これ」
「1000本です」
「……」
「用意をするのが大変でした」
「……」
「大変、でした」
「二回も同じことを言っていますが、受け取れと?」
「はい」
「嫌です」
「……そうですか。残念です。せっかく用意をして来たのに」
「おかげで部屋が狭いのですが」
「知っていますか?バラは色や部位だけでなく、本数にも意味がある事を」
「あの、部屋が凄く狭くなっているので持ち帰ってください」
「バラ1000本にも勿論意味があります」
「聞いていますか?」
「何だと思います?」
「聞いていませんね」
「バラ1000本は、『一万年の愛』です」
気付いたら日にちを跨いでいましたが、脳内は2月14日です。ジョルノ
グイード・ミスタの同僚は問題児15
20210213(土)22:31「ミスタ!聞いて、聞いて!聞いてよ!」
「聞いてるっつーの。何だよ、その先を言えよ」
「わたし今日、何も……何も壊さなかった!」
「おまえ……それって……ッ」
「凄いでしょ!今日、他の組織のヤツが店に迷惑を掛けてるって呼び出されて、そいつを追い払って来たのに……お店の物、壊さなかったよ!」
「ス、スゲーッ!やればできるじゃあねーか!」
「お、お店の人にも『ありがとう』とか『頑張ったね』って言われちゃった!ほら、お礼に飴を貰ったの!」
「良かっ……いや、それはちょっと子供扱いされてねーか?ま、まあ、でも良かったな」
「うん。いつもは何かしら壊して、隠したり誤魔化したり相手のせいにしてるからね」
「……その癖は直せ」
「こんなにスッキリと仕事を終えたのは久しぶりかも」
「いつも何か壊してるからな。場合によってはオレが注意されてるし。……ジョルノが悪い知識を教えたりもしてるし」
「あ、ジョルノは?ジョルノにも報告したい!」
「いや、あいつにはオレから伝えておく。それより、飯を奢ってやるよ。よくできたご褒美だ」
「本当!?ありがとう、ミスタ!」
「いいって。ほら、行こうぜ」
「なに食べる?ミスタとピストルズは何が食べたい?」
「あー、オレは……ん?」
「どうしたの?」
「何でもねえ。それより、おまえが行きたいところに行こうぜ。おまえへのご褒美なんだからな」
「うーん。そうだな……」
「(店に迷惑かけねえのが普通だってのに、なんでこんなスゲー事って感じになるんだ。……まあ、こいつが嬉しいってならそれでいいけどよ)」
ミスタ
岸辺露伴は素直になれない
20210209(火)20:25「痛い……ッ」
「コケて膝を擦りむいただけだろ。それくらいで泣くなんて、君はガキか?」
「……コケたの露伴先生のせいだから。これはもう重症だ。一生恨んでやる」
「君がトロいから腕を引っ張っただけだろ。まあ、恨み深い君のために、行きたくもないあいつのところに向かってやってるんだ。文句を言うなよ」
「なんでそんなに偉そうなの?」
「仗助くん、露伴先生のせいで怪我をしたの。露伴先生のせいで。だからお願い、治して!」
「別にいいですけど……。うわ、痛そうスね~」
「は~。この優しさ。誰かさんに見習ってほしいな」
「おい。その誰かってのはまさか、ぼくじゃあないよな?」
「あなたですけど」
「うわー!ありがとう、仗助くん!もう全然痛くない!」
「これくらいお安い御用ですって。また何かあったら声を掛けてくださいよ」
「うん!今度、お礼になにか奢るね!」
「……君、あいつの前だと随分と素直だよな。ぼくの前だと捻くれてるってのに」
「自分の胸に手を当てて考えて欲しいな~」
「可愛げのないヤツだな」
「露伴先生に言われたくないな~」
スタンド、その他5部、他部
モブ歯科医は暗殺チームの幼女を診察する4
20210208(月)21:11※モブ視点、幼女夢主
どう見てもチンピラな二人だった。女の子の付き添いが。
「泣くなって。ほら、順番が来たぜ。座れ座れ」
「ううっ……ホルマジオ、いたい」
「転んで歯ァ折るなんて、本当におまえはトロいな」
「イルーゾォ。あんまりチビを泣かすなよ」
転んで歯が欠けてしまったらしい女の子は、剃り込みの入った男に抱っこされた状態で診察室に入った。診察台に乗せられた女の子の目は泣き腫れてしまっている。相当泣いたんだろう。まあ、歯が欠けたんだ。かなり強く顔面をぶつけたことになる。長髪を結んでいる男に、乱暴に涙を拭われる女の子は、握り締めていた歯の欠片をオレに渡した。
まあ、欠けたといってもほんの少しだ。まだ乳歯だし、これなら形を整えて経過観察をしてやればいいだろう。年齢を考えれば、そろそろ永久歯への生え変わりが始まる。それに、手で握った歯の欠片は使えないしな。
チンピラ二人に説明をし、欠けた歯の形を削って整えていく。削っている間もボロボロと涙を流す女の子は、長髪の男の服を握り締めていた。
「おい、服が伸びるだろッ」
「それくらい許してやれって。チビも怖いんだよ」
口ではそう言うものの、長髪の男は決して女の子の手を振り解こうとはしない。この子の付き添いは、見た目はあれだが女の子を可愛がってはいるんだよな……。
治療が終わり、剃り込みの男が女の子を抱き上げる。男の首に腕を回して抱き付く女の子は、オレに小さく手を振った。それに同じく返せば、泣いたせいで腫れてしまっていた目を緩める女の子。診察室を出て行く剃り込み男に続く長髪男は、頭を掻きながらこう呟いていた。
「あーあ。リゾットのヤツ、絶対に怒るぜ。コケて歯を折ったなんてよ」
……リゾット?そういえば、あの大男のことを女の子は「リゾット」と呼んでいたな。今まで来た男たちは全員知り合いなのか?
謎が深まっていく女の子の付き添いたち。この頃には、「怖いからもう来ないで欲しい」という気持ちに混じって、「次はどんなヤツが来るんだ」という楽しみが生まれつつあった。
ホルマジオイルーゾォ
モブ歯科医は暗殺チームの幼女を診察する3
20210207(日)22:09※モブ視点、幼女夢主
あの女の子が受診をする日だ。今日はどんなヤツと一緒に来たんだろうと、診察室に入って来た彼女の隣にいる人物を見てみると、やけに派手な金髪男と緑色の髪を逆立てた男が立っていた。……本当に何なんだ、この子の付き添いのヤツらは。世の中には色々なヤツがいるとしても、色々いすぎだろう。
今日は治療でもなく歯ブラシ指導のためか、女の子は怖がることなく診察台に乗る。すると、緑髪の男が女の子に歯ブラシを手渡した。
「ほら、ちゃんと覚えろよ」
「ペッシもやろう」
「オレはいいんだよ」
「……」
「な、何だよ」
「ペッシ、はいしゃさんこわい?」
「怖くねーよッ!」
女の子の指摘に、緑髪の男は肩を震わせた。あ、この男、歯医者が苦手だな。大人でも苦手なヤツはいるから特におかしいって事はないが。とりあえず鏡で口腔内を見せてやりながら、指導をしていく。睨むようにこちらを見て来る金髪男と、女の子と一緒になって説明を聞く緑髪の男に冷や汗が出てくるが、女の子は素直に指導を受けていた。
「おい。奥が磨けてねーぞ。もっとちゃんと気合いを入れて磨け。だから虫歯になんてなるんだ」
別に歯磨きに気合いはいらないんじゃあないか。どうやらかなりキッチリとした性格らしい金髪男は、女の子に奥までしっかり磨くように細々と指示を飛ばしてくる。確かに奥歯が甘かったが、この年齢の子にそこまでを求めるのは難しい。というか、オレが指導しているはずなんだが。
「ま、まあ……まだ小さいですし、最後は磨けたか大人が確認をして仕上げをしてもらえれば……」
「おねがいね、ペッシ」
「なんでオレなんだよ」
「だってあにきの、いたいんだもん」
「わがまま言ってんじゃあねえ。早くまともに磨けるようになれ」
指導が終わった途端、女の子は診察台から降りて緑髪の男におんぶを強請る。緑髪の男は何だかんだと女の子に甘いのか、直ぐにそれに応えようと膝を折ったが、金髪男が止めて女の子の手を引いた。
「甘やかすな、ペッシ。自分で歩かせろ。不必要に甘やかすから、こいつはオメーやメローネにベッタリになるんだ」
「あ、ああ。分かったよ、プロシュート兄貴」
この男も女の子も「あにき」と呼んでいるが、こいつらの関係って何なんだ?それに……メローネって言えば、前に来たヤツの……。どう見ても普通の女の子だが、彼女の付き添いは決まって風変わりなヤツらばかりだ。まあ、齲歯の治療も歯ブラシ指導も終わり、今後は関わることがないだろう。
そう思っていたが、三日後にまた彼女は訪れた。
プロシュートペッシ
モブ歯科医は暗殺チームの幼女を診察する2
20210206(土)06:29※モブ視点、幼女夢主
あの大男と一緒に来ていた女の子が、今度はまた違った男と……男たちと一緒に来た。片方は目付きの悪い、派手な水色頭にメガネを掛けた男。もう一人は上半身の半分が露出した服にアイマスクを付けた男。アイマスク男に手を引かれる女の子は、相変わらず「帰る」と言って診察台に乗ろうとしなかった。
「ほら、診察台に乗るんだ。終わったらおまえの好きな本を読んでやるから」
「ほんとう?メローネ」
「ああ。オレがおまえに嘘を吐いた事はなかっただろ?」
「……うん」
ああ、何だ。この男、見た目のわりには子供の扱いが上手いな。人は見た目で判断しちゃあいけないと改めて学んだ気がする。アイマスク男に誘導されて診察台に乗った女の子は、その小さな手でメガネ男の袖を掴んだ。
「ギアッチョ。おわったら、おかしたべたい」
「はあ!?てめー、いま自分が何の治療をしてると思ってんだ!治らねーうちは、んなモン食うんじゃあねーよッ!」
「やだ!」
ま、まあ、ちゃんと歯磨きをすればお菓子の一つくらい許してあげようよ。それにしてもデカい声だな。他の患者に迷惑が掛かるだろ。……そんなこと、怖くて本人たちには言えないが。
とにかく、今回もさっさと治療を終わらせよう。まあ、今日は治療といっても、前回治療したところのチェックだから、そんなに時間は掛からないだろう。そう思って女の子の口に指を挿し込んだその時、舌なめずりをする音が聞こえて来た。間違いない。確かに舌なめずりの音だ。それが聞こえて来た方を見遣ると、アイマスク男が食い入るように女の子の口を見つめていた。
「ベリッシモ……いい」
何がだ。何がいいんだ。やっぱりこいつ、ヤバいやつなんじゃあないか?やっぱり人は見た目通りなんじゃあないのか?妙な笑みを浮かべているアイマスク男の横で、メガネ男は落ち着かない様子で女の子を見ている。視線だけで人を殺せるんじゃあないかってくらいに鋭い目付きで。オレが女の子に痛みの有無を聞いて「ないよ」という言葉が返って来ると、メガネ男はどこかホッとしたように息を吐いていた。……本当に何なんだ、こいつら。
特に問題がないようで「今日は終わりだよ」と言えば、女の子は診察台から飛び降りてメガネ男にお菓子を強請っていた。そんな女の子に怒鳴るメガネ男と、女の子の手を引いて待合室へ向かうアイマスク男。その日の昼休みに受け付けから聞いたが、待合室でも三人の周囲には人が寄り付かなかったらしい。
ちなみに来週の予約を確認すると女の子の名前が記載されていて、『歯ブラシ指導』とも書いてあった。他の歯科医院に行って欲しい。
メローネギアッチョ
モブ歯科医は暗殺チームの幼女を診察する
20210205(金)01:03※モブ視点、幼女夢主
歯科医として開業してもう十五年は経つ。そんなオレの歯科医人生において、最もと言っていいほどに怖い大男がやって来た。五歳の女の子を連れて。
「……いたくない」
「嘘を吐くな」
「ほんとうだもん。いたく……ない」
「歯が痛いなら診てもらえ」
「やだ。リゾット、かえりたい」
どうやら女の子は、歯が痛むが治療が怖いようだ。おじさんは君の横に立っている男の方が怖い。女の子は男の服の裾を引っ張って待合室に戻ろうとする。しかし大人の力にはやはり敵わないようで、腕を引かれて診察台にやって来た。
近くで見ると迫力が増す男は、女の子を診察台に乗せると、無言でオレを見た。全く似ていない二人だが、親子なのだろうか。兄妹には見えないし、親戚とかか?
「ええっと、どこが痛いのかな?」
「……こっちの、おく」
観念したらしい女の子は、左の頬を指差す。口を開けてもらい、中を診ていると、オレの後頭部に突き刺さるものを感じた。視線だ。見上げてみると、そこにはオレを見下ろす男が。赤い瞳は数ミリも動くことなく、ただ真っ直ぐにこちらへ向けられていた。
本当にこの二人はどんな関係なんだ。女の子は怖くないのか。存在しているだけで圧迫感を与える男に怯えながら、オレは齲歯と化していた歯を見つける。すると、男は小さくこう囁いた。
「失敗をしたら……分かっているな?」
「……」
オレはこの日、人生で一番の治療をした。正に最高の治療だった。もう来ないで欲しい。そう思ったが、一週間後に入っていた治療の予約に絶望を感じた。治療は一回じゃ終わらないが、また来るのかと、あの空気の中で治療をするのかと考えると憂鬱になる。
リゾット
ブローノ・ブチャラティは面倒を見ている
20210204(木)20:40不良の夢主の面倒を色々と見ているブチャラティ
夢主の口が悪い
「あっ」
「ん?」
「うわっ」
「おまえか」
「ブローノ・ブチャラティ……ッ」
「また盗みをやってるんじゃあねーだろうな?」
「や、やってねーよ!」
「ならポケットの中を確認しても大丈夫だな」
「はあ!?ふざけんな!このズボン、ケツポケットしかねーよ!誰がそんなところに手ェ突っ込ませるかよ!」
「そもそも何でこんな時間にここにいる?学校はどうした。前に言っただろ。ちゃんと学校に行けと」
「別にあんたに関係ない。わたしが何をしようが自由でしょ」
「自由ってのは、責任を自分で負える人間に与えられるものだ」
「うるせーな。説教なんか聞きたくない」
「おまえには困ったものだな」
「その台詞、わたしの親かよ」
「まあ、今日のサボりは見逃してやる。明日はちゃんと行け」
「だから、何であんたにそんなことを言われなきゃあいけねーんだ!」
「飯は食ったのか?どうせまだなんだろ。オレも今から昼にしようと思っていたんだ」
「奢ってくれるの!?」
「ああ」
「説教付きじゃあねーだろうな」
「今日はもう勘弁してやる」
「じゃあ、ピッツァが食べたい」
「おまえ、いつもそればかりだな」
「別にいいでしょ。好きなんだから」
「今日もジェラートを頼むのか?」
「食後はそれがないと寂しい」
「美味いッ」
「おまえ、言葉をもっと女らしくしたらどうだ」
「なんで女らしくしねえといけねーんだよ。これで特に問題はない。それに、説教はしない約束でしょ」
「勿体ないな」
「はあ?」
「いや、こっちの話だ。おい、ちゃんと野菜も食え」
「リンゴ食えねーヤツに言われたくない」
「おまえの場合は野菜を殆ど残すだろ」
「だって苦いんだもん。ねえ、そっちのピッツァ、ちょっと頂戴」
「好きに取ればいいが、その前に口の周りを拭け」
「ちょっ……!そんなに強く拭くなッ!」
「手の掛かるヤツだ」
「あ、こっちも美味い。やっぱりピッツァは最高だな~」ブチャラティ
プロシュートの妹分は演技が下手
20210203(水)22:34「わ、わたしが……ほしい、なら、お……おねがい、を、きいて、くれ……る?」
「……」
「ふふッ!」
「てめー、真面目にやってんのかッ!棒読みなうえに笑ってんじゃあねーか!」
「無理、無理だよ、兄貴!わたし、本当にこういうのが苦手!ふふっ……あはははッ!ううっ、げほ……ッ!わ、わらいすぎてノドが……!」
「苦手だろうが何だろうが、今回の任務には必要なんだよ。ターゲットの側近を騙すためにはな」
「でも、だからって今の台詞はちょっと……フッ!ああいうの、本当に引っ掛かるの?」
「馬鹿だからこそ引っ掛けるんだよ」
「あー、無理。わたし、絶対にバレる。近付くだけで笑っちゃいそう」
「本ッ当にオメーは使えねえ女だな」
「……あっ!」
「おい、どこに行く!まだ終わってねーだろ!」
「ギアッチョ、ギアッチョ~!」
「あー?なんだよ、うるせーなァ~ッ」
「任務終わったの?」
「終わったから帰って来てるんだろうが」
「じゃあ、じゃあ、一緒にご飯食べに行こうよ~。ギアッチョと一緒にご飯食べたいッ」
「オメーの兄貴がこっちをスゲー睨んでるぜ」
「まだ終わってねえって言ったよな?終わってからにしろ!」
「いつになったら終わるの!?」
「オメーができるようになったらだ!」
「じゃあ一生終わらないじゃん!」
「おまえ、ああやって男に尻尾を振れるじゃあねーか。あれを他の野郎にもやればいいんだよ」
「あれ?」
「さっきギアッチョにやってただろ。ああいうアホっぽい女を演じろ」
「ギアッチョ以外の男には興味ないよ。ねえ、兄貴ィ~、ギアッチョとご飯に行きたい」
「行きたきゃできるようになれ」
プロシュート