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短編にすらならない夢。ただの会話文とか。
更新履歴にも載らない。

記事一覧

  • プロシュートに片想いするあの子は嫉妬する

    20211030(土)01:09
    ※夢主が病んでる

    「おいおい、オメー、女相手に何してんだ?」
    「あ、ホルマジオ」
    「こりゃあ酷ェ。オメーの気性の荒さは知ってたけどよ、まさか女まで殴るとはな。鼻、折れてんじゃあねーか」
    「ホルマジオが来てくれて助かった。この人を『リトル・フィート』で小さくしてくれる?」
    「始末すんのか?」
    「うん。この人、プロシュートの最近のお気に入りの娼婦だよ」
    「あー……なるほど。そういう事か」
    「わたしは『仲間だから手は出さねえ』とかで相手にされないのに、こんなのは相手にされるんだよ。ムカつくよね」
    「ヒャハハッ!そもそもその性格が問題なんじゃあねーのか?」
    「……煩いな。さっさと小さくしてよ」
    「へーへー。睨むなよ、怖ェなァ~」
    「グラッツェ。これでもっともっと好きにできるよ」
    「オレじゃあなくても、オメーの能力なら好き勝手にできただろ」
    「始末が面倒だもん」
    「ま、どっちでもいいけどよ。なあ、手ェ貸してやったんだ。何か『礼』があってもいいんじゃあねーか?」
    「触らないで。わたし、プロシュート以外に興味はないから」
    「つれねーなァ~」

    プロシュート

  • 九人の幽霊と新たな住人

    20211029(金)02:38
    凄く安い物件を見つけた。場所は大通りから外れた、ちょっと治安の悪い場所の賃貸物件。それを考えても安く、もしかしたら事故物件なのではないかと思ったけれど、今まで住んでいた物件の大家が「歳だから管理も難しくなってきた」と、早期に部屋を出なければならなくなったのだ。急いでいたのもあるし、突然の出費のために出来る限り安いところを考えていたが……。止めておけばよかった。過去に人が亡くなっていようと、人類の歴史を考えればどこでも人は亡くなっているんだ。今まで幽霊を見たことがなかったし、そうやって甘く考えてしまった。

    「もしもし。大家さんですか?あの、先日契約をした者ですけど……。あッ!ちょっと!何を……ッ!携帯電話、返……ッ!」

    新しく借りたその部屋に、とても個性的な見た目をした九人の幽霊が住んでいた。この部屋で亡くなったわけではないらしい。別の場所で亡くなってここへ来てしまった、以前にこの部屋を借りていた人たちのようだ。
    目の前に立ってわたしの携帯電話を取り上げたリゾット・ネエロという幽霊は、こちらを見下ろしたまま通話を切った。

    「オレたちの存在を知られては困る。それに、オレたちのことを言ったところで、おまえが不利な立場になるだけだ」
    「……」
    「死んだ人間がいると、誰が信じる?頭のおかしいヤツだと思われるに決まっているだろう」

    この人たちは自分たちが『既に死んでいる』こと以外、なにも教えてくれない。別に詳しい事なんて知らなくていいけれど、わたしが借りた部屋に憑いているのは困る。幽霊とはいえ他人で、自分の部屋なのに落ち着くことが出来ないし、声は聞こえるから煩い。たまにプロシュートとギアッチョとかいう幽霊が、仲間に対して怒鳴っている。ペッシという気の弱い幽霊が怒鳴られて泣いているのを見ると、何だかこちらが居心地悪くなる。ソルベとジェラートという幽霊はソファーを占領しているし、メローネとかいう幽霊も窓の外にいる女の人を眺めては舌なめずりをしていて怖い。ホルマジオにはテレビのリモコン権を奪われてスポーツ番組を見せられるわ、イルーゾォには何かと揶揄われるわ、リゾット・ネエロには要らぬことを言わないか監視されるわ、いい事なんて何一つとしてない。さっさと次の引っ越し先を決めよう。

    暗殺チーム

  • ナランチャ・ギルガの恋人は夢を見る

    20211028(木)17:44
    「あ、あのね、ナランチャくん。実は……その……お願いがあるんだ」
    「お願い?なに?」
    「こ、ここ、この雑誌に載ってるところ、ナランチャくんと行ってみたいなって……」
    「んー?」
    「この海、人気なんだって。デートをするカップルに。景色が凄く綺麗なんだ。特に早朝と夕方!近くにレストランがあるんだけど、そこの料理も美味しいらしいの」
    「ふーん。景色ねェ……。オレ、景色とかそういうの、興味ないんだよね。料理は食ってみたいけど」
    「そ、そっか……。嫌なら別にいいの。無理に行っても、つまんないだろうし……」
    「でも、行きたいんだろ?」
    「うん……。だけどデートだから、二人が楽しめるところじゃないと……」
    「別にいいよ。おまえが行きたいなら、どこにだって連れて行く」
    「ほ、本当!?」
    「嘘なんか吐かねーよ。それに、おまえが一緒なら、たぶんオレはどこでも楽しいし」
    「て、手も繋いでいい?」
    「いいよ。つーか、いつも繋いでるじゃん」

    ナランチャ

  • 吉良吉影は交換する2

    20211027(水)01:15
    ※「吉良吉影は交換する」の続き


    「男の足を持ち歩くというのは少し……いやかなり気分の良くないものだが、君が欲しいと望むなら、わたしはそれを叶えよう」
    「持って来てくれたんですか!?彼ッ!」
    「ああ、ほら」
    「やっぱり……やっぱり、素敵ッ!彼、ずっと欲しかったんです!あれ?でも、わたしがお願いをしたのは太腿から下なのに、これ足だけじゃあないですかッ!」
    「大きいうえに重いんだ。人間の脚一本が入るほどの大きな鞄なんて限られているだろ?」
    「抱いて一緒に寝ようと思ったのに……ッ」
    「そんな物のどこがいいのか、理解できないな」
    「わたしだって、あなたの手への愛情は理解できません。ところで、手を舐めるなら早くしてください。わたし、彼とイチャイチャしたいので」
    「ああ、これでやっと君の手をわたしの好きに出来る」
    「……」
    「君の手を見た時から、もう他の手ではダメになってしまったよ」
    「ちょ……ッ!フフッ!擽ったい……ッ!て、掌はダメですッ!擽ったいです……ッ!」
    「そうだ。君に頼みたいことがある」
    「何ですか?」
    「わたしに触れて欲しい」
    「今、触れてるじゃあないですか」
    「わたしの身体に触れて欲しいんだ」
    「……わたし、男の人は下肢以外に興味ないんですけど。まあ、でも、次のわたしのお願いを叶えてくれた時に、吉良さんのお願いをききますよ」
    「次はどの『彼』が欲しいんだ?」
    「そうですねー。次は……」

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  • ジャイロ・ツェペリの三時間前

    20211023(土)00:25
    「ジャイロ。入るよ」
    「おいおい。普通、女が男のテントに入って来るか~?」
    「ちょっと、ジャイロ!まだ荷物纏めてないの?もう三時間前なんだけど」
    「まだ三時間前だろ?あと三時間もある」
    「そういう荷物ってのは、前の日に準備するものだから。早く荷物を纏めて、馬の準備をするよ」
    「まあ、待てって。そう急かすなよ。オタクは本当にせっかちだな」
    「はあ……ったく」
    「少し荷物を減らさねーと重くてな。これからいらねーもんを分けるんだ」
    「まあ、必要最低限にしないと、馬の負担が大きくなるからね」
    「この中なら、何が必要だと思う?」
    「馬のケアの道具は必須でしょ?あとは毛布、タオル、食料、水筒、地図、磁石、ロープ、ナイフ、双眼鏡、マッチ……は必要だよね。野宿や迷った時の事を考えると。わたしも持ったから、物によっては二人で使えばいいし、ジャイロはまた別の物を持つのもありなんじゃあないかな?その方が持って行く物の種類が増えるよ」
    「オタクはチビで軽いから、その分、荷物を持てていいな」
    「……」
    「で、それら以外に何を持ったんだ?」
    「着替え」
    「パンツも?」
    「……そんなこと言ってる暇があるなら、早く準備して」
    「せっかちなうえに短気だな。もっと大らかになった方がいいぜ?そんなにイライラしてちゃあ、これから持たねーぞ」
    「イライラさせてるのはジャイロだよ」

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  • ジョルノ・ジョバァーナは喋れないあの子に付いて行く

    20211022(金)00:32
    ※夢主は筆談しています

    「何を頼むか決まりましたか?」
    「(ピッツァが食べたいです。キノコが乗った)」
    「じゃあ、ピッツァを頼みましょう。キノコが乗ったやつだと……これでしょうか?」
    「(それがいいな)」
    「他には?飲み物や、デザートなど……」
    「(飲み物はぶどうジュースで、あとプリンが食べたいです)」
    「では、ぶどうジュースとプリンも追加で。プリン、ぼくも頼もうと思っていました」
    「(ジョルノくん、プリンが好きですからね)」
    「ちょっと待っててください。注文するので」
    「(ありがとうございます)」
    「少し時間が掛かるかもしれませんね。結構混んでいるので」
    「(ジョルノくんがいてくれて助かります)」
    「困ったときはいつでも頼ってください。食事は付き合うし、買い物だって付いて行きますよ」
    「(本当にありがとう)」
    「気にしないで下さい。ぼくがしたいだけなので」

    ジョルノ

  • L.A.ブンブーンは騙されている

    20211020(水)02:23
    「ね、ねえ、君の母さんって、どんな感じなの?」
    「え?普通だけど。どんなって言われてもな……。L.A.くんのお母さんは?」
    「ぼくの母さんはコウノトリだよ」
    「……こうのとり?」
    「うん。兄さんが言ってたんだよ。ぼくらの母さんはコウノトリだって。アンドレ兄さんが言ってたんだから本当だよ、きっと。ううん、絶対に本当」
    「……そ、そっか」
    「父さんのところにぼくたちを連れて来てから、どこか遠くへ行っちゃったみたいで、ぼくはまだ会ったことがないんだ。でもね、コウノトリは知ってるよ。兄さんが本を見せてくれたから」
    「……どんな感じだったの?」
    「鳥だった!」
    「そうだね。そうだよね。そうに決まってるよね」
    「でも、想像よりも普通の見た目っていうか……。他の鳥みたいにキラキラしてないなって」
    「(本当の事は言わないでおこう)」
    「父さんは母さんのことを結構色々と言ってるけど、それでも、いつか会えたらいいなって思ってるんだ」
    「へ、へえ。あ、会えるといいね」
    「うんッ」
    「(L.A.くんのお兄さんって、よく変な事を教えてるよなあ)」


    この兄弟のやりとりは微笑ましい。やってることは微笑ましくない。

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  • 噴上裕也はにおいで追跡する

    20211019(火)00:57
    「仗助。聞いてくれよ」
    「何だよ、噴上裕也。なにしょぼくれてんだよ。似合わねーな」
    「さっきあいつに会ったんだよ。まあ、会ったっつーか、見つけたっつーか」
    「ああ、おめーが惚れたとか言ってたあの?」
    「そーそー。あいつのにおいがしたから探してみたら、まあ、おれの嗅覚だ。あいつを見つける事が出来たんだが……」
    「『だが』?」
    「ちょっと話しただけで、スゲー顔を引き攣らせて逃げちまったんだ」
    「はあ?おめー、その子に何て話し掛けたんだよ?」
    「『何してんだ?』とか『どこに行くんだ?』とか、普通の事だぜ。あと、『頻繁に会うね』って言われたから、『においでどこにいても分かる』って答えたな」
    「……それ、最後のそれが原因じゃあねーか」
    「それのどこが悪いんだ?取り巻きの女どもは、そんなおれのことをスゲースゲーって褒めてくれるぜ」
    「それはそいつらが特殊なだけで、普通は『何だ、コイツ』って思うもんだよ」
    「用事が終わったところで時間があるっつーから、デートに誘おうと思ったのによ……」
    「諦めろよ。たぶんその子、完全に引いたぜ」
    「はあ~……。なんで伝わらねーかな。おれは、こんなにカッコよくて美しいのに」
    「……」

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  • リゾット・ネエロは悪い気はしない

    20211018(月)00:32
    「リゾットさん。抱き締めていいですか?」
    「何だ、突然」
    「リゾットさん、任務でずっと国外にいたじゃあないですか。その間、凄く寂しかったんですよ、凄く。だから、ギュッてして、リゾットさんを全身で感じたいです。久しぶりに」
    「……」
    「ダメですか?ギュッてしちゃあダメですか?」
    「……好きにしろ。ただし、仕事の邪魔はするな」
    「リゾットさん……ッ!」
    「……」
    「ううッ……!リゾットさんの匂い。リゾットさんの温もり……ッ!もう本当に寂しくて、リゾットさんに国外任務だなんてものを下した上司を殺しに行くところでした!」
    「……あまり動くな、鬱陶しい」
    「今日はずっとこのままでいさせてください」
    「……」
    「ダメですか?嫌ですか?」
    「邪魔にならない程度でやれ」
    「わたし、リゾットさんのそういう優しいところが大好きです!」

    リゾット

  • 音石明の隣人は迷惑している

    20211016(土)23:22
    ※言葉遣いが悪い夢主


    「もしもーし。音石さん、いらっしゃいますかー?隣の者ですけどー」
    「……」
    「もしもーし」
    「……」
    「もしもしって言ってんだよッ!てめー、音石明ッ!いつもいつも近所迷惑なんだよッ!」
    「おめーも十分迷惑だろーが!毎日毎日呼び鈴鳴らしやがって!演奏の邪魔だッ!」
    「毎日毎日呼び鈴鳴らさせてんのは、あんた自身だよ!何時だと思ってんだ!」
    「おれのギターを無料で聞けるんだぜ。むしろありがたいと思えよ。きっと将来、おれがウルトラ・スーパー・ギタリストになった時、いい思い出になる」
    「あんたが『うるとら・すーぱー・ぎたりすと』になる前に、わたしの精神の方がおかしくなるんだよ。あんたの騒音のせいで」
    「騒音じゃあねー、音楽だ」
    「わたし、音楽とかそういうのよく分からない」
    「おめーみてーな女に、芸術なんて分かるはずねーもんな」
    「とにかく煩いからギターは止めろ。もう夜の十時なんだよ」
    「まだ夜の十時だ。それにこれからがいいところで……」
    「そのギターぶち壊すぞッ!」
    「おれのギターに指一本触れてみろ!てめーを文字通り、丸焦げにしてやるぜッ!」
    「てめーのスタンドなんて、マッサージみてーなものだよ!やってみなッ!」

    次の日の朝

    「あら、おはよう」
    「あ、おばちゃん。おはようございます」
    「昨日も音石さんのところの明くんと喧嘩してたの?」
    「煩かったので」
    「本当に仲がいいわね。二人とも」
    「……仲が良かったことなんて、一度もないんですけど、わたしの記憶には」


    実際に音石の隣は騒音過ごそう。

    スタンド、その他5部、他部