short short short!

短編にすらならない夢。ただの会話文とか。
更新履歴にも載らない。

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  • ぽんこつ!~ヴァニラ・アイスとぽんこつ部下~

    20220121(金)01:48
    何に使えるんだ、この女は。なぜ、DIO様はこの女が生きることを許したんだ?スタンド能力はDIO様に仕える者の中では群を抜いているが、その能力がDIO様の役に立ったためしはない。この女がバカだからだ。そんな無能な女をDIO様は生かし、わたしに世話をしろと言った。

    「起きろ、女」
    「アイスさん、眠いです……。今、えっと……夜中の二時ですよ」
    「DIO様がお呼びだ。さっさと顔を洗って来い」
    「アイスさんもズボン履き忘れていますよ、いつも」

    生意気な女だ。DIO様の言葉がなければ、直ぐにでもこなみじんにするところ。それを耐えて女をベッドから引き摺り下ろし、床に投げ捨てる。DIO様は、二日か三日に一度という頻度でこの女を部屋に呼ぶ。何をしているのかは、わたしにも分からない。女に問い質したことがあるが、あいつはこう答えた。「ただお話をしています」と。

    屋敷の中でさえ迷い、暇だからと何をするかと思えばペット・ショップにちょっかいを出して攻撃され、珍しくDIO様の指示で動けばチンピラに絡まれたと泣いて帰って来たほどの使えない女。スリに遭って金をなくしたこともあった。それらすらDIO様は「おまえらしいな」と言って許した。ある日、女はすられたはずの財布を持っていた。聞けば、DIO様がくれたのだと。直ぐに分かった。DIO様がわざわざ取り返して来たと。こんな無能女のために、DIO様が動いたというのか?

    「アイスさん。DIO様からお菓子を貰ったんです。一緒に食べましょうよ」
    「……」
    「一人で食べるより、二人で食べた方が美味しいんですよ」

    女は、DIO様の部屋から戻って来ると、決まって菓子を手に持っていた。そしていつもこう言う。

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  • ぽんこつ!~ディオ・ブランドーとぽんこつメイド~

    20220120(木)00:54
    こいつの頭にはチーズでも詰まってるのか?いや、まだ何かしら入っていればいいが、もしかしたら空っぽなのかもしれない。

    「えー……と。すみません、ディオ様」
    「またか」

    こいつのマヌケっぷりは、おれの想像以上だった。街に遣いに出したら、三分もせずに戻って来てこう言った。「何を買ってくればよろしいのか、忘れてしまいました」。仕方ないからリストを作って持たせたが、更に五分後、あいつはまた戻って来た。「道に迷った」と。

    こいつ、何でこのジョースター家でメイドをやっていられるんだ?殆ど毎日、ヘマをしてる姿をおれは見ている。本当は罵声のひとつも浴びせてやりたいが、ここで態度を崩して怒鳴りつければ、ジョジョや他の召し使いに泣きつくかもしれない。

    そんなことになれば、おれが今まで『いい面』をしてきた意味がなくなる。出て来そうになる舌打ちを堪えて、店までの道を地図として書き起こし、それをメイドに押し付けた。すると、そいつは笑顔を浮かべて頭を下げた。

    「ありがとうございます、ディオ様!これで、迷わずにお店に行けます!」
    「ああ。別に気にしないでくれ」
    「では、行ってまいります!」

    さっさと行って来いよ。そう心で吐き捨てた。たかが街へ行って買い物をするだけなのに、なんでこうも手間も時間も掛かるんだ。マヌケなメイドが屋敷を出て十分後。あいつはまた戻って来た。今度は泣いて。

    「ディオ様……。と、途中の道で、凄く怖い顔をした犬がいるんです。怖くて通れません」
    「……」

    こいつに任せていると、買い物だけで一日が終わるんじゃあないか。結局、おれはメイドを引き連れて買い物に行った。確かに道の途中で野良犬がいたが、そいつはおれを見るなり逃げて行った。あんな犬のどこが怖いんだ?おれがいた街じゃあ、飢えに飢えてもっと気性が荒くなった、人さえ殺してしまうような犬がいた。そんな犬に出会ったら、このマヌケは一撃だろう。きっと泣く暇さえない。「ディオ様、すごいです」なんて言うマヌケを連れて買い物を済ませ、荷物持ちとして使ってやろうとしたが、荷物を持たせれば歩くのが一段と遅くなって、結局はおれが持つはめになった。


    1部、3部、5部、7部の奇数部を予定したぽんこつシリーズ。

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  • ペッシの彼女は浮気を許さない

    20220118(火)01:19
    「ペッシくんのバカッ!浮気者ッ!殴ってやるッ!」
    「ちょ、落ち着け……痛ェッ!お、おいッ、スタンドは止めろよッ!」
    「今からあの女のところに行ってやるッ!ペッシくんに近付けないように、顔面をグチャグチャにしてやるッ!」

    「ペッシ。浮気したってマジか?あいつがスゲー騒いでたぜ」
    「ホ、ホルマジオ……。いや、浮気じゃあねーんだ。プ、プロシュート兄貴と話せる機会を作ってくれって、情報管理チームの女に言われてただけで……」
    「何だよ。やっぱり、あいつの勘違いか。つまんねえ。つーか、オメー、頬が腫れてるぜ?殴られたのか?」
    「……オレが説明するより早く、あいつがスタンドを出してきて……」
    「ま、あいつの事だ。手加減はしただろ?じゃなきゃあ、あいつのスタンドが本気で殴ったりなんかしたら、オメーの頭は今頃トマトだ」
    「ひ……ッ!」
    「スゲー女を恋人にしちまったな」
    「……」
    「ま、女で暗殺なんかを仕事にしてるんだ。元からまともじゃあねーよ。ほら、これで冷やせよ。またプロシュートに怒鳴られるぜ。『女相手にやられっぱなしかよ』って」
    「……う、うん」
    「それと、あいつに電話した方がいいんじゃあねーか?キレたあいつは、何をするか分からねーぞ。相手が同じ組織のヤツでも、再起不能になるまで殴って、原形すら留めないくらいにやったことあっただろ。他のチームにバカにされて。あれ、任務だけは完璧なあいつだから許されたんだ。あいつの暴走を止めるなら今だ」
    「そ、そうだな。あいつ、確か携帯電話は持って行ったはず……」

    「ペッシくん!?わ、ペッシくんから電話だッ!もしもし?ペッシくん?あのね、今、ペッシくんに近付いたあの女の家の前に……え?帰って来て欲しい?会いたいから?分かった!今すぐ帰る!ペッシくんを笑顔にするから、待っててね!」

    ペッシ

  • 護衛チームのあの子は惚れっぽい

    20220117(月)01:56
    「何ですか、それ」
    「手紙!聞いてよ、ジョルノ!実はね、依頼の帰りに寄ったお店で、凄く格好いい店員さんに会ったの!」
    「それで?」
    「す、好きになっちゃって……」
    「……」
    「明日、またそのお店に行って、この手紙を渡そうと思ってるの」

    「ジョルノ。おまえ、あいつによく構ってるけど、まさかあいつに惚れてんのか?」
    「……」
    「止めとけ止めとけ。あいつはヤベーぜ」
    「どういう意味ですか、ミスタ」
    「あいつ、惚れっぽいんだよ。どこの店の店員を好きになっただの、アパートの隣のヤツを好きになっただの、引っ切りなしだ」
    「さっきも騒いでいました」
    「だろ?でも、毎回フラれちまう」
    「なぜですか?」
    「あいつは、惚れたヤツにしつけーし、重いんだよ。顔がいいから男もあいつにコロッとやられちまうんだけど、あの性格を知った途端に決まって逃げる。だから、あいつは男と長続きしたことがねーんだ」
    「……」
    「しかも、嫉妬深くて、キレるとフーゴ以上に手が付けられなくなる」
    「……そうなんですか」
    「勿体ねーよなァ~」
    「ぼくは、彼女のそういうところ、いいと思いますけどね」

    「ねえ、ミスタ。ここに置いてあった手紙を知らない?ピンク色の」
    「さあ?オレは見てねーぜ?」
    「うーん。どこにいったんだろう。せっかく書いたのにッ!」

    ジョルノ

  • 暗殺チームのあの子はリゾットのために戦う2

    20220116(日)01:04
    ※「暗殺チームのあの子はリゾットのために戦う」の続き、グロテスク描写、死ネタ

    初めて人を殺した時は、泣いたのを覚えている。でも、二度目はどうでも良くなった。いや、どうでも良くなったんじゃあない。初めて人を殺したあの日、泣いていたわたしにリゾットさんは言ったんだ。「よくやった」と。わたしは、それが嬉しかった。初めて人に認められた気がして。もっともっと褒められたかった。二度目、三度目、四度目。与えられる仕事は全て完璧に遂行した。わたしが任務を正確に熟せば、それはリゾットさんのためになるし、リゾットさんはその度に褒めてくれる。ホルマジオさんは「おまえはリゾットが生き甲斐みてーなもんだよな」と言っていた。そう、わたしの生き甲斐は、リゾットさんのために働く事。それ以外に何も要らない。

    「女相手ってのは、やりにくいぜ……ッ」

    拳銃を構えるグイード・ミスタは、顔を歪ませてそう言った。もう何発か撃ち込んだくせによく言う。この人たちさえいなければ、もっと簡単にボスの娘を手に入れることができたのに。チームのみんなが死なずに済んだのに。なんでこの人たちは無事で、リゾットさんのチームのみんなは死んでしまったのだろう。みんなの死を知った時、リゾットさんはとても傷付いていた。涙こそは流していなかったけど、本当は誰よりも泣きたいほど悲しんでいた。だけどリーダーという立場上、そしてみんなの意思を継ぐため、泣くわけにはいかなかったんだ。

    「女だから、何なの。甘い事を言ってんじゃあねーよ」
    「女には優しくするってのが男だろ。少なくとも、オレは今までそうして来た」
    「……」
    「だが、オメーが邪魔をするってなら、オレは初めて女を殺すぜ」

    死ぬことに恐怖感なんてない。どんな痛みも辛くはない。わたしが辛くて怖いのは、リゾットさんのために何もできないこと。リゾットさんに嫌われるより、リゾットさんのために何もできない自分になることが嫌だ。

    ブチャラティチーム全員を始末できるとは思っていない。わたしの能力じゃあ、全員を相手にするなんて不可能だ。戦力を削るか、少しでもボスに繋がる情報を得るか、それだけでいい。リゾットさんのためになれば、何でもいい。

    喉に撃ち込まれた銃弾のせいで、呼吸が上手く出来ない。気道にめり込んでいる銃弾に、息が引っ掛かっていて不快だ。喉に開けられた穴に指を突っ込み、奥で止まっていた銃弾を抜き取る。それを見て顔を引き攣らせるグイード・ミスタに、わたしは笑った。

    「わたしだって、おまえらと同じ。リーダーのために戦ってるんだ」

    リゾット

  • 虹村億泰は譲れない

    20220112(水)01:12
    「お、落ち着けって」
    「黙ってて、仗助!これは絶対に譲れないの!」
    「そうだぜ!ここで諦めたら男じゃあねーんだよッ!」
    「……たかがケーキのイチゴの大きさで、男も何もねーだろ」
    「億泰は、前にメロンが大きくカットされた方のパフェを食べたでしょ!わたしが譲ったやつ!だから、今回はわたしが大きい方を取るの!」
    「その後に、おまえにはデカい方のスイートポテトをやっただろうがよォ~!忘れたとは言わせねーぜッ!」
    「(何でこいつらは、食い物のことになるとこんな下らねー喧嘩をするんだよ)」
    「はあ!?それを言うなら、前の前の……ッ」
    「落ち着けって。おれのケーキをおまえらにやるから、喧嘩はよせよ」
    「そういう問題じゃあないの!」
    「そういう問題じゃあねーんだよ!」
    「じゃあ、どういう問題だよ……」
    「おめーは本当に可愛くねー女だよな!」
    「億泰は気が利かないよね!」
    「食い意地が張ってるしよ~ッ!」
    「あんたに言われたくねーよッ!」
    「おーい。んなことしてると、氷が融けてジュースが薄くなるぜ?」
    「……そうだね」
    「……そうだな」
    「(気が合い過ぎて喧嘩をするんだよなあ、こいつら)」

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  • 暗殺チームのあの子はリゾットのために戦う

    20220111(火)00:11
    わたしの人生は、恐らくは恵まれた方だった。わたしは、実の母ではない女の人に育てられた。背中が曲がり、皺くちゃの手をしたその人は、廃材を組み立てて作られたとても家とは呼べぬそこで暮らしていた。食べる物も着る物も満足になかったけれど、寒い夜はわたしを抱き締めてくれていたし、食べ物が手に入った時は、わたしに多く分け与えてくれていた。ある日の事だった。朝起きると、その人が動かなくなっていた。その時、わたしは『死』というものを理解していなかった。暫くはその人に寄り添っていたけれど、空腹に耐えられなくなって、初めて盗みを犯した。生まれ持ったスタンド能力を使って。そこをリゾットさんという男の人に目撃され、彼が所属する組織に入団することになった。言葉も分からない、簡単な計算すらできない、そんなわたしに、リゾットさんは仕事と勉強を与えてくれた。「誰にも見つからずに人を殺す」。それは、学のないわたしにでも、スタンド能力さえ使えば簡単にできることだった。わたしが十歳の頃の話だ。

    チームのみんなは、待遇が良くないとよく話していたけれど、わたしは仕事というものが初めてだったし、食べることや住むことには苦労しない今の状況に満足をしていた。それだけで良かったと思う。何より、そんな環境を与えてくれたリゾットさんのために、わたしは出来ることの全てをしようと誓った。

    わたしが十五歳の時。ソルベさんとジェラートさんが、ボスのことを探ったために、殺された。リゾットさんはその大きな背中で、ボスから送られて来たソルベさんの遺体を隠し、わたしには見えないようにしていた。その後、ソルベさんとジェラートさんが入った棺の前で、リゾットさんは項垂れて何時間も傍にいて離れなかった。複雑な事なんて分からないわたしだったけれど、リゾットさんが悲しんでいることは分かった。リゾットさんのためにわたしができることは何だろうと。そう考え、その答えが出たのは二年後。ボスに復讐をする。それだった。リゾットさんが望んでいるのは、麻薬ルートの奪取じゃあない。きっと、仲間を奪ったボスに復讐をすることだ。

    解析チームの人を脅すリゾットさんの横顔を見つめながら、幼かったわたしを育ててくれたあの人の事と、リゾットさんと出会ってから今までの事を思い出していた。彼の姿を目に焼き付けてから時計へと視線を移し、腰掛けていた椅子から立ち上がる。

    「どこへ行くつもりだ?」
    「わたしも、そろそろ出ます。ブチャラティチームの動向は、分かっているので」
    「おまえは何もしなくていい」
    「なぜですか」
    「おまえには、まともな道へ進んで欲しい」
    「……」
    「まだ間に合う。おまえの能力なら、逃げ切ることはできる。国外へ行け。ボスは娘を待っているし、それを狙うオレたちに対処するだろう。国外へ逃げるおまえを追う余裕はないはずだ」
    「七年……。わたしは、チームにいました。もう、別の道なんて見えないんです」
    「……」
    「ありがとうございます、リゾットさん。わたし、リゾットさんがいなかったら、もうとっくに死んでいました。このチームにいることができて、幸せですよ」

    リゾット

  • 岸辺露伴の代理編集者

    20220110(月)03:22
    「……誰だ、君は」
    「岸辺先生を担当していた編集者が、急遽体調を崩したので、代理で来ました。本当は来たくなかったんですけどね」
    「どういう意味だ?」
    「だって岸辺先生、かなり面倒くさい性格だって聞いています」
    「普通、そういうこと、本人の前で言うか?」
    「面倒くさい性格でも、仕事は完璧だとも聞いています。あ、これが原稿ですか?」
    「ああ。ぼくも君と話しているとイライラするから、さっさと持って行けよ」
    「ありがとうございます。早く帰れるので良かったです」

    「また来させられました」
    「……編集部に苦情を言っていいか?」
    「担当がまた体調不良なんです。仕方ないんですよ」
    「……ほら、これを持って出て行けよ」
    「その前にですね、この前の読者アンケートの件でお話があるんですよ。先生の作品の人気は言うまでもないのですが、一つ問題がありまして。この前の漫画に出ていたこのキャラ。これ、わたしですよね?なに勝手に漫画に出しているんですか?しかも、アンケートでこのキャラクターがボロクソに言われているんですよ」
    「よく気付いたな。確かに君をイメージしたキャラクターだが、何か問題はあるか?性格だって、ちゃんと再現してやったんだぜ?」
    「本当に最悪な人ですね」
    「君に言われたくないね」
    「これほどイライラするアンケートも久しぶりですよ」
    「まあ、でも、ぼくはそのキャラクターが気に入ってる。描いていて、実は結構いいんじゃあないかと思ったよ。キャラクターとしては」

    スタンド、その他5部、他部

  • ギアッチョはあの子が好きで、あの子はプロシュートが好きで

    20220109(日)00:37
    「何でわたしじゃあないのッ!ねえ、ギアッチョ!」
    「煩ェ女だなァ~ッ!決まったことなんだから仕方ねーだろッ!それに、オレに文句を言うんじゃあねーよッ!」
    「プロシュートの……ッ!プロシュートの付き添いが、他のチームの女だなんてッ!」
    「オメーはこの後、任務だろ。準備でもしておけ」
    「……わたしだって、ああやってプロシュートの腕に抱き付いてみたかったのに……ッ。あんな女の何がいいのッ」
    「美人だからな、あの女。偵察チームでも……いや、組織でもかなりの方だぜ。スタイルもいい。特に太腿が。プロシュートの隣に立ってもおかしくないさ」
    「わたしだって美人だろ、メローネッ!」
    「自分で言うか?まあ、確かにおまえも美人だが、そのキレ易い性格が問題だ。潜入先で気に食わないことがあると、直ぐにキレるだろ」
    「ギアッチョよりはマシ!」
    「てめー……クソアマ……ッ」
    「だってそうでしょ。この前だって一緒に任務に行ったら、細かいことにグチグチ言い出して、挙句に暴れ回るし」
    「オメーは任務帰りにキレてたろッ!プロシュートが冷てーとか、下らねーことでよォ~ッ!」
    「下らなくねーよッ!わたしにとっては任務より重要なんだよッ!」
    「おい、そろそろ時間だろ?さっさと出ねーと間に合わなくなる」
    「分かってるよ、メローネ。あー、もう、イライラするなあ。ターゲットにぶちまけてやろうっと」

    「あいつのターゲットも不憫だな。たぶん、また酷く痛めつけてから殺すぜ。プロシュートのことでああなると、いつもそうだ」
    「あんな性格のクソアマ、相手にされるはずねーだろ」
    「ギアッチョ。そう言うが、おまえはあいつのことが好きなんだろ?」
    「はあ~ッ!?んなわけねーだろッ!てめー、メローネ……ッ!ふざけたこと言ってんじゃあねーぞッ!」
    「テーブルを蹴るなよ。おまえは凄く分かり易いんだ。あいつみたいに感情を表に出すから」

    ギアッチョ

  • 暗殺チームの幼女は海に行く

    20220108(土)00:03
    ※幼女夢主

    「ペッシ、ないよ。かいがら、みつからない」
    「ちゃんと探せよ」
    「どこー?」
    「あ、おまえの足元にあるだろ」
    「あった!ひとつめ!」
    「何個欲しいんだ?」
    「きゅうこ」
    「九個〜?九個って……面倒くせーな。何で貝殻なんか欲しいんだ?」
    「うみにきたから、みんなにおみやげ。ペッシ、これなに?」
    「それはガラスだな。割れたガラスが海の中で削られると、そうなるんだよ」
    「きれい!もってかえる!」
    「んなもん要らねーだろ。ん?ほら、二個目だ」
    「ふたつめ!さっきのはホルマジオので、これはイルーゾォね」
    「あと七個か……」

    「なんとか九個見つかったな。こうやって探すと、意外と見つかりにくいもんだな」
    「ガラスもいっぱい」
    「おまえはガラスしか見つけてねーけど」
    「このかいがら、ペッシのね。はい」
    「……オレが見つけたものをオレが貰うのかよ」
    「ホルマジオの、イルーゾォの、あにきの、メローネの、ギアッチョの、リゾットの、ソルベの、ジェラートの。かえったら、みんなにあげる」
    「落とさねーようにこの袋に入れて、鞄に仕舞っておけ。おまえ、直ぐに物を落とすだろ?」
    「うん」
    「じゃあ、暗くならねーうちに帰ろうぜ。遅くなると、兄貴たちが心配するから」


    真冬に海ネタ。

    ペッシ