short short short!

短編にすらならない夢。ただの会話文とか。
更新履歴にも載らない。

記事一覧

  • グイード・ミスタはキスを拒まれる

    20220819(金)06:46
    sssネタ募集より「恋人同士で場所問わずキスしたいミスタと照れて拒否ってしまう夢主」

    「……」
    「んー」
    「……」
    「何してんだ。早くしろよ」
    「グイード、それはこっちの台詞。何してるの?」
    「キスだろ、キス!おまえの大好きな恋人がこうしてるんだぜ?キスしようぜって意味に決まってんだろッ」
    「……嫌だよ」
    「はあ!?」
    「い、い……嫌だって言ったの!」
    「何でだよッ!」
    「嫌に決まってるでしょ!もう離れてッ!ベタベタしないでッ!近付くなッ!」
    「わ、分かったからスタンドを出すな!」

    「ってことがあったんだよ、アバッキオ。オレはただ信号待ちの時にキスをしようとしただけなんだぜ?恋人同士ならキスをするのは当然だろ?」
    「……」
    「今回だけじゃあねえ。前も、その前も嫌がったんだ」
    「……」
    「それに、家ではむしろあいつの方がキスを強請ってくるんだよ。こう……オレの腰に腕を回して、甘えた声で名前を呼びながら。それも頻繁に」
    「……オメーはバカか?あいつが嫌がった場所を思い出せ」
    「……信号待ちしてる時、レストラン、靴屋に……雑貨屋……」
    「共通点があるだろ」
    「共通点?どこにだ?」
    「本当にバカだな。全部、外じゃあねーか。あいつは外でするのが嫌なんだろ」
    「そういえば、いつも顔を真っ赤にしてたな……」
    「それを止めればいいだろ」
    「オレは外でもしたいんだよッ。好きな女とキスしてーとか思うのは普通だろ!あー、可愛いな、キスしてえってよ~ッ!こんな可愛いのがオレの恋人だぜって自慢にもなるし!」
    「デケー声で騒ぐな」

    ミスタ

  • プロシュートは誘惑される

    20220818(木)03:44
    sssネタ募集より「一方通行シリーズの兄貴でラッキースケベに遭遇してしまうお話」

    ※一方通行シリーズ、微裏

    あいつとの二人での任務を終えてホテルに帰って来た。飯を食い終えてシャワーを浴びると、ベッドの上でぐったりと項垂れる寝間着姿のあいつの背中があった。

    「ペッシくんと相部屋が良かった……!」
    「ペッシは今回の任務には同行してねーだろ。我が儘言ってねーで、さっさと寝ろ。明日は朝も早い」
    「ペッシくん…………ひっく」
    「……おまえ、今なに飲んでる?」
    「甘いお酒……うっく」
    「酒に強くねーくせに飲むな。それを寄越せ」
    「飲まないとやってられないッ」
    「ナメたこと言ってんじゃあねえ。ったく、明日に響いたらどうする。ほら、もう寝ろ」
    「その前にトイレに行く……」
    「変なところに行くんじゃあねーぞ」
    「はーい……」

    ふらふらと、覚束ない足でトイレに向かったあいつ。欠伸と共に帰って来たと思えば、オレが寝ているベッドに潜り込み始めた。

    「……あ?」
    「うーん。お布団、お布団……」
    「おい、てめーのベッドは隣だろ」

    酔ってどれが自分のベッドかも分からなくなっているんだろう。オレの背中に腕を回し、脚も絡めて密着するあいつは、胸を惜し気もなく押し付けて首に顔面を埋めた。

    「ペッシくん……」
    「勘違いしてんじゃあ……」
    「ペッシくん、温かい。細いけど筋肉質で、いい匂いで、落ち着く」
    「……」
    「……ペッシくん。わたしって、魅力ない?」

    そう言って胸をより強く当て、オレの脚に太腿の付け根を擦り付ける。鼻で深く息を吸って首の匂いを嗅ぎながら、柔らかい唇でそこの皮膚を食んだ。

    「はあ……ペッシくん」
    「オレが手ェ出して、後から文句を言うんじゃあねーだろうな?」
    「言わないよ~……。ペッシくんには、手を出して欲しいの。わたし、ペッシくんのためなら、何にでも応えるよ……。何でもする、頑張る」

    軽い音を立てて首に口付けをする女に、オレは溜息を吐いた。ここでペッシじゃあなく、オレの名前を囁いたなら、他の女にしたこともないくらい丁寧に服を脱がせ、じっくり前戯をして、泣いて止めようとするまで可愛がってやるのに。

    「……ペッシくん」
    「…………寝たか」

    服越しに感じる女の胸。更にそれよりも薄い布の向こうから伝わるあいつの女の部分。好きな女にここまでされて、何もしねーって男は珍しいだろう。オレの手はあいつの腰を撫で、その下、丸く形のいい尻に向かう。ワンピースタイプの寝間着の裾を捲り、尻と下着の間に指を挿し込んだところで、オレは手を止めた。

    「……チッ」

    忍ばせかけた手を引き抜いて、ベッドから立ち上がる。形を崩した布団を整えて女の身体を覆い、オレはもう一つのベッドに移った。

    「覚えておけよ、マンモーナ」

    プロシュート

  • 暗殺チームの幼女はままごとをする

    20220817(水)04:14
    sssネタ募集より「メローネと幼女夢主がおままごとをして遊ぶ」

    ※幼女夢主

    「メローネ、あそんで!」
    「ああ、いいぜ。丁度、仕事が終わったからな。何がしたいんだい?」
    「おままごと!メローネはおとうさん、わたしがおかあさん」
    「夫婦か。へえ、夫婦……」
    「メローネ?」
    「じゃあ、ストーリーを考えようか。こういう『ごっこ遊び』には、配役だけじゃあなくストーリーも大事だ」
    「すとーりー……」
    「オレが考えてやる。いいか?よく聞くんだぞ。ん?ホルマジオじゃあないか」
    「ホルマジオ!」
    「何してんだ?メローネ、チビ」
    「メローネとおままごとするの。ホルマジオもいっしょにやろう!」
    「ままごとだ~?ま、暇だから付き合うぜ。チビの頼みだしな」

    「えっと……『これはちがうの』」
    「『何が違うって言うんだい?君が浮気をしたのは事実じゃあないか』」
    「『う、うわきじゃあないの。こ、この……このひととは、そういうのじゃあ』」
    「『おまえはオレにも嘘を吐いてたのか?旦那がいるってのに、オレとも遊んだってか?』」
    「『ちがうの、しんじて』」
    「……オメーら、どんな遊びしてんだ」
    「ギアッチョだ!ギアッチョもやろう!おままごと!」
    「今のどこが『ままごと』だ!?メローネ、てめーがやらせてんだろッ!チビに要らねーことを教えてんじゃあねーよッ!」
    「ままごとをしようって言ったのはチビの方からだ。オレはストーリーを考えただけだ。面白いだろ、チビ?」
    「おもしろい!」
    「オレも面白いと思うぜ。ギアッチョ、今時ガキだって浮気だの不倫だの知ってるもんだ」
    「ちなみにこの後、二人の男に迫られて困る人妻って話なんだが、おまえも混ざるか?」
    「ふざけんじゃあねーッ!」
    「ギアッチョの役は……隣に住んでいる大学生ってことにしよう。人妻に密かに恋心を寄せていた大学生だ」
    「話を余計気持ち悪くするなッ!」
    「ギアッチョ、みてみて!メローネ、だいほんつくってくれたの!」
    「そんな物捨てろ!」

    暗殺チーム

  • ジョジョの奇妙な昔話~鶴の恩返し~

    20220816(火)01:53
    sssネタ募集より「鶴の恩返しのパロディで、恩返しに来たけどなかなか帰してもらえない夢主」

    ※本来のお話を端折ってます。おまけに改編しています。

    「えーと、ひ、ひがし、ひがしかた、じょーすけ……と。ここだ!あ、変なところはないよね?」
    「(なんか外が騒がしいな。誰か来たのか?)」
    「ごめんください」
    「は、はーい……」
    「こんばんは。夜分遅くすみません。道に迷ってしまって……どうか一晩だけでも泊めて戴けないでしょうか?」
    「いいっスけど……。どうしてこんな所に?しかもこんな時間」
    「た、旅をしていまして。泊めてくれる所を探していたら、もう夜になってしまって」
    「それは大変っスね~。あ、遠慮なく入ってくださいよ。今、なにか温かい物を用意しますんで」

    「今日も吹雪ですね。すみません、何日もお邪魔をしてしまって」
    「気にしないでくださいよ。それに、家事とかやってもらってこっちも助かってますし」
    「あ、ごはん出来ましたよ!」
    「(家事をしてる間、ちょこちょこ動き回ってて可愛いんだよな……。小鳥がうろうろしてるみてーで。米とか麦を嬉しそうに食べるところも見ていて楽しいっつーか……)」
    「明日も吹雪ですかね?」
    「きっと明日には晴れますって」

    「(本当に晴れた。あーあ、これで行っちまうのか)」
    「あの、東方様」
    「なんスか?」
    「その……わ、わたしをお嫁にしてください!」
    「えッ!?そ、それって、つまり……」
    「あなたのお傍にいたいのです」

    「仗助様。わたし、はたを織りたいです。わたしが作ったはたを町で売れば、多少のお金になるかと」
    「家事もやってもらって、さすがにそれは……」
    「いいんです!ただ、約束をしてください。わたしがはたを織っている間は、絶対に覗かないでください」
    「それってつまり、見られたくねーってこと?」
    「はい。見ちゃダメです!絶対にです!」
    「あ、ああ、分かったよ」

    「(もう結構籠りきりでやってるけど、大丈夫か?倒れたりしてねーだろうな?)」
    「お、お待たせいたしました!仗助様、これを町に持って行ってください!」

    「(また籠って織ってるよ。だ、大丈夫なのか?最近はなんか痩せて来てたし、はたを織る音が途切れ途切れだけど……。ちょ、ちょっとだけ……覗いてみるか。いいよな。夫婦なんだし……)」
    「あ……ッ」
    「つ、鶴!?」
    「み、見られた……!な、なぜ開けてしまったのですか?わたしは絶対に覗かないでと言ったのに」
    「し、心配でつい……。ほら、おまえ、痩せてたし、顔色も良くねーし。それにしても、その姿は……」
    「わたしは、あなたに助けられた鶴です。あなたに恩返しをしたくてここまで来ました。しかし、正体を知られたからにはもうここにいることは出来ません。さような……あれ?」
    「易々と逃がすはずねーだろ?自分の嫁さんをよ~……」
    「じょ、仗助様?」
    「まさか騙されてるとはな……」
    「騙したわけでは……ッ」
    「あんた、おれの傍にいたいって言ってたよな?今更、その言葉をなかったことにするのか?」
    「だから、あの」
    「これからは、はた折りなんてしなくていい。でも、その代わり、常におれの傍にはいてもらうぜ?目ェ離した隙に、飛ばれて逃げられちゃあ困るからな」
    「(か、帰れない……ッ)」

    スタンド、その他5部、他部

  • 勧誘拒否~ジョルノと初流乃~

    20220815(月)02:09
    sssネタ募集より「謎スタンド攻撃にて、青年ハルノの姿(見た目)になったジョルノに気付かずに優しく接する勧誘拒否夢主」


    「すみませんッ」

    大学からの帰り道、人にぶつかってしまった。肩と腕に衝撃を受けて直ぐに謝り、反応を窺うために相手を見上げる。ぶつかった相手は、さらりとした黒髪に碧眼の男の人だった。彼はわたしを見るなり目を見開いて、初めて会うはずなのに小さな声でわたしの名前を呟いた。

    「……あの、どこかでお会いしました?すみません。わたしには覚えが……」
    「その、ぼくは……」
    「あ、指、怪我をしていますよ」
    「指……?」

    男の人の右手人差し指。そこから真っ赤な血が滲んでいた。何かで切ったのだろうか。

    「ちゃんと洗って、何か貼った方がいいですよ。わたし、絆創膏なら持ってますが、使いますか?」
    「いいんですか?」
    「はい。別に絆創膏くらい」
    「貼ってくれるんですか?」
    「は、貼って……?」
    「ええ。ほら、自分の指って、貼り難いでしょ?」

    ただ渡すつもりだった絆創膏。それを貼って欲しいと言う彼。不器用なのだろうか。仕方ないかと、わたしは頷き、近くの公園に彼を連れて行った。そこで傷を洗ってベンチに座ってもらう。ベンチの端に座った彼から少し距離を作って同じく腰を下ろせば、彼はこちらに近付いてわたしが作った距離を埋めてしまった。やけに近いな。

    わたしは鞄から絆創膏を取り出して、差し出された指に巻き付ける。その間も、彼はじっとこちらを見つめていた。わたしと彼は、どこかで会ったことがあるのだろうか。名前も知っていたし、わたしが忘れているだけなのかもしれない。だけど、これくらい綺麗な顔の人を忘れるだろうか。……いや、よく見ると、何だか見覚えが……。

    「ありがとうございます」
    「いえ。ところで、さっきの話の続きですが、わたしたちって前に会ったことがありますか?」
    「思い出してくれましたか?」
    「それが、はっきりとは。ただ、何だか会ったことがある気がして来て……。でも、忘れるはずがないんですよね」
    「はずがない、とは?」
    「あ、いえ……ご本人に言うのもちょっと失礼かと思いますが、とても整った顔立ちをしているのでそんなに簡単に忘れるはずはないかと。髪も綺麗な黒髪ですし」
    「それは……本当ですか?」
    「え?」
    「あなたにそう思っていただけているなんて嬉しいです」
    「は、はあ……」

    彼の顔が近付く。爛々と輝く碧眼に、わたしは首を傾げた。やっぱり覚えがある。だけど思い出せない。黒髪に碧眼の美しい青年。どれだけ考えても、やはり目の前にいる人物がわたしの頭の中に浮かぶことはなかった。近しい人物はいる。ブローノ・ブチャラティも似たような要素を持っているが、確実に彼ではない。

    「あなたも、とても美しい。そして可愛らしい。気が強くても、実は恥ずかしがりなところもあって、ついつい構ってしまいたくなる」

    彼の手が、わたしの手を包んだ。抜き取ろうと肘を曲げたその時、彼のポケットから着信音が鳴り響いた。すると、彼は携帯電話を取り出して耳に当てる。電話の相手に短い言葉で答えてから立ち上がり、わたしの頬に自分の頬を触れさせた。

    「では、また」

    数日後、休日ともあって買い物に行った先で、ジョルノ・ジョバァーナに遭遇した。彼は足早にこちらに近付くと、許可もしていないのにわたしの左手に指を絡め、当然のように横に並んだ。

    「離してください」
    「『とても整った顔立ち』」
    「……は?」
    「見覚え、ありませんか?」

    わたしの左手を何かが這う。視線を落とせば、そこには彼の右手人差し指があった。絆創膏を貼った人差し指が。

    「……これ」
    「実はあの時の黒髪の男は、ぼくだったんです」
    「は?」
    「スタンドの攻撃の影響で、昔の姿に戻っていたんです。あの頃は黒髪で、癖もなかったんだ」
    「……」
    「あの時の優しいあなたの手付き、今でも覚えているんです。あなたが言ってくれた言葉も」
    「……」
    「あなたのことがより好きになりました」

    わたしは絆創膏を剥ぎ取った。

    ジョルノ

  • DIOの新人部下はぽんこつ

    20220814(日)00:29
    sssネタ募集より「ドジっ子新人ちゃんがDIO様に料理をふるまうがやっぱりダークマター」


    「DIO様ー!」
    「どうしました?」
    「あ、テレンス様、これ見てください!」
    「……これは?」
    「DIO様のためにクッキーを焼きました!」
    「これが……クッキー……?」
    「クッキーです!」
    「(スタンドはまともにコントロールできないし、掃除をさせれば物を壊して余計に散らかすし、買い物に行かせれば道に迷うしで、何もさせないようにしていたら……)」
    「テレンス様?」
    「(しかし、これがクッキーだと?普通、分量さえ間違えなければそれなりにできるものじゃあないのか?子供だってクッキーくらい作ってるだろ。形のいい悪いはあるかもしれないが、何を入れたらこんな色になる?どう形作ればこんな形になる?そういえば、昨日から妙な音がキッチンから聞こえていたような)」
    「テレンス様ってば!」
    「(こんな物を……DIO様に食べさせるわけには……ッ)」
    「トントン!失礼します、DIO様!」
    「(ハッ!まずいッ!)」
    「ノックを言葉で表現するな。ちゃんと扉を叩け」
    「はい!」
    「ところで何の用だ」
    「DIO様にプレゼントです!DIO様に美味しいって言ってもらいたくて、頑張ってクッキーを焼きました!」
    「ほう……」
    「受け取ってもらえますか?」
    「……クッキーと言ったな?」
    「はい。クッキーです。ちゃんとレシピ本を読んで作りました。難しい言葉が多くて読むのにも時間が掛かってしまいましたが」
    「……そうか」
    「DIO様。失礼致します。こちらはわたしの方で処分を……。後ほどもっとしっかりとしたクッキーをお持ちします」
    「いや、待て。その必要はない、テレンス」
    「し、しかし……ッ」
    「おまえの気持ちはよく分かった。これは受け取ろう」
    「本当ですか!?嬉しいです、DIO様!大好きです!よ、良ければ、味の感想を戴けたらもっと嬉しいのですが……」
    「(なぜこの女には甘いんですかッ)」
    「分かった。後で聞かせてやる」
    「うう、嬉しいですッ!嬉しいので、ヴァニラ様に自慢して来ます!」

    「ほ、本当に召し上がられるのですか?」
    「勿論だ」
    「体調を崩す恐れなどは……」
    「このDIOがクッキーで?それほど柔じゃあない」

    「あれ?テレンス様。DIO様は?」
    「重要な仕事があると。暫くは、他人を部屋に寄せ付けてはならない、と言い付けられておりますので、入室はご遠慮ください」
    「まさか、ご病気ですか?」
    「……さあ」
    「わたし、看病をお手伝いします!」
    「わたし一人で十分です。お願いですので、外で遊んできてもらえますか?これはお小遣いです」

    DIOとぽんこつっ子の組み合わせが好きです。

    スタンド、その他5部、他部

  • ホルマジオの妹分に恋人ができたらしい

    20220813(土)01:17
    sssネタ募集より「妹分が好きすぎるホルマジオで、妹分に彼氏ができた時の反応」

    ※塩な夢主

    「ホルマジオ兄さん。一応、話しておきたいことがあるのですが」
    「ん~?何だ?ああ、今夜なら空いてるぜ。一緒に飯でも食いに……」
    「そういう話じゃあないです。わたし、恋人ができました」
    「……は?」
    「恋人ができました」
    「……冗談だろ~?そうやってお兄ちゃんをビビらせようとしてんだろ。知ってるぜ?」
    「別に驚かそうとしていませんけど」
    「そういう嘘は良くねーぜ」
    「嘘でもありません。本当です。一般人の男性です」
    「堅気だァ~?おまえ、堅気の弱っちいクソ野郎を選んだのか?」
    「とても優しいですし、気遣いも出来て、素敵な方ですよ」
    「そ、そういうヤツは信用ならねーんだ。おまえは分かってねーな。本当にイイ男ってのは、優しいだとか気遣いができるだとかじゃあなく、オレみてーに後輩の面倒も見れて、後輩のために色々と……」
    「あ、電話が鳴っているので失礼します」
    「お、おいッ!」
    「ホルマジオ兄さん。一つ言っておきます。その人に何かしたら、兄さんを一生許しませんから。嫌いになります」

    「あー?ホルマジオのヤツ、さっきから項垂れてどうした?なあ、プロシュート。知らねーか?」
    「下らねー理由だよ、イルーゾォ」
    「下らない?」
    「あいつの妹分に恋人ができたんだと。それでああなったらしいぜ。男に何かしたら嫌いになるって言われてから、ずっとあの調子だ」
    「ああ、確かに下らない理由だ。あいつの大好きな妹分か。いつもホルマジオの野郎が一方的に引っ付いてるが、肝心の妹分の方は冷めた目で見てるのが面白いんだよな。あれはチームの名物だ」
    「ハッ!名物ってくらいおもしろけりゃあいいが、あんなしけた面をされちゃこっちが迷惑だ」
    「……何で。何で一般人の野郎なんかと……」
    「相当ショックだったんだな。独り言を言ってるぜ。見てみろよ」
    「そんなスタンドも使えねえヤツよりなら、オレの方が……ッ。オレの方が強くて頼りになって格好いいだろッ」
    「お、妹分だぜ。なあ、おい。おまえの兄貴、スゲー落ち込んでるぜ。慰めてやれよ」
    「そうですか。わたしにはどうすることもできないし、やりたくないです、イルーゾォさん」
    「クククッ!聞いたか?プロシュート」
    「イルーゾォ。オメー、楽しんでるだろ」

    ホルマジオ

  • ブローノ・ブチャラティは部下のあの子が好き過ぎる

    20220812(金)01:17
    sssネタ募集より「部下夢主の無自覚ストーカーなブチャラティと、色々と不安になるミスタとアバッキオ」

    ※ブチャラティがストーカー気味というかストーカー

    「お疲れ……って、あれ?ブチャラティ、あいつはどうしたんです?」
    「もう夜も遅いからな。ここに帰って来る途中で、家まで送った。ミスタとアバッキオの方も任務はどうなった?」
    「こっちは問題なく。アバッキオがいれば、面倒なことは起きねーからな」
    「本当……あいつに甘ェな、ブチャラティ」
    「あいつを夜遅くに歩かせるのは不安なんだ。少し抜けているし、断れないところがあるだろ?変な野郎はあいつみたいなのを狙うんだ」
    「ま、確かにな。あいつは抜けてるし、人の頼みを断れねえ。押しに弱いっつーの?」
    「ギャングのくせにな」
    「そこがあいつのいい所だ。それに、見ていると放っておけないだろ。今日も家まで送っている途中、転びそうになって照れ笑いをしたんだ。あいつの癖なのか、照れ笑いをする時に恥ずかしがって口を半分手で隠すだろ?それが可愛い。食事の最中も、品よく食べたいからとスパゲティは少しずつ巻き取って、小さく開けた口に入れる。そこもいい。身長が低いのを気にして踵の高い靴を選んでるところも、休みの日にたまに昼近くまで寝てしまって焦るところも、料理が苦手でも出来るだけ自分で作ろうとしているところも、料理が失敗して一人落ち込んでるところもいい。あいつのそういう素朴なところが可愛いんだ」
    「……」
    「……」
    「どうした?」
    「い、いや……何でもないです。な、なあ、アバッキオ」
    「……ああ」
    「そういえば、ケーキ屋でどれを買おうか悩んでいるのも良かった。太ることを気にしているらしいが、罪悪感を抱きながらも二つ目のケーキを食べてしまう姿を想像しちまった」
    「(アバッキオ。ブチャラティのヤツ、ちょっと……いや結構ヤバくねーか?)」
    「(あいつに惚れてるってのは知ってたが、予想以上だな)」

    ブチャラティ

  • 勧誘拒否~災難はいつでもやってくる~

    20220811(木)00:19
    sssネタ募集より「勧誘拒否シリーズで、ナランチャもしくはミスタのラッキースケベ」

    髪を洗っている時、妙なものを背後に感じるというのはよくある事。わたしはその日、友人に怖い話を聞かされたためか、その妙なものを強く感じてしまい、頭にこびり付く恐怖心から手早く入浴を終えた。ああ、聞かなければ良かった。しても意味のない後悔をしながら脱衣所へ出た瞬間、浴室から聞こえた大きな物音に、単に物が落ちただけの音に、思わず叫んでしまった。それはそれは大きな声だった。恐らく近所迷惑だっただろう。そう、つまり隣の部屋までわたしの声は届いてしまっていたという事になる。

    「どうしたッ!?」

    叫び声を聞いたグイード・ミスタが何か勘違いをしたらしく、拳銃片手にわたしの部屋に許可なく上がり込んだ。鍵を掛けていたはずだが、ドアノブを壊していないだろうか。そもそも、なんでいつも勝手に入ってくる。いや、それよりも、彼にこの姿を見られるわけにはいかない。わたしは今、下着すら身に着けていないのだから。僅かに開いていた脱衣所の扉を引っ張って閉めると、その音を拾ったグイード・ミスタが扉を荒々しく叩き始めた。

    「ここだな!何かあったのか!?」
    「べ、別に何でも……ッ。何でもありません!ていうか、勝手に人の部屋に入って来ないでくださいッ!」
    「そこに誰かいて襲われてんじゃあねーだろうな!?それで、そいつに脅されて……ッ!」
    「だから……ッ」
    「オレがそいつに弾丸をぶち込んでやるから、本当のことを言え!」

    本当に人の話をきちんと聞かない人たちだな。鍵のないこの扉は、両手でドアノブを固定することでしか侵入を防げない。しかし、わたしがグイード・ミスタの力に敵うはずもなかった。力負けし、扉が開かれる。こちら側に迫った扉。そして、そこから勢いよく倒れ込んで来るグイード・ミスタ。開いた扉が彼の力を受け流してしまったために、バランスを崩したのだろう。わたしからすれば十分に大きな身体が被さり、支えられるはずもなく床に倒れてしまった。

    「い、痛ェ……ッ!おい、大丈夫か!?」
    「……だから、何でもないって言ってますよね!?ほら、誰もいないでしょ!」
    「で、でもよ、さっきの声は……あ」
    「ん?」

    左胸に感じる違和感。わたしとグイード・ミスタの視線は揃ってそこに落ちた。そこにあったのは、曝け出されたわたしの胸を掴む節くれ立つ手。明らかにそれはわたしの手ではなく、男性の手。そう、グイード・ミスタの手だった。無遠慮に食い込む手は、彼の動揺を現したように震える。それが余計な刺激となり、わたしの顔に熱が集中した。

    「は、早く手を退けろ、グイード・ミスタ!それと見るなッ!」
    「落ち着……痛ェッ!」

    振り上げた右手。その掌をグイード・ミスタの頬に打ち込む。そしてスタンドを出現させ、先日友人と訪れた海へと彼を移動させた。初めてだった。他人に胸を触られたのは。おまけに裸を見られた。タオルで隠してもいない。後ろ姿でもない。身体の前面を、腕一本分もない距離で見られた。

    「……わたしが何をしたっていうの」

    その日、わたしは泣いた。久しぶりに泣いた。

    「一昨日、ミスタに裸を見せたうえ、胸を触らせたというのは本当ですか?」
    「それは凄く違いますね。思い切り間違っています。ジョルノ・ジョバァーナさん」
    「ミスタにはカナダでの任務を任せました。その後にイギリス、続けてフランス。一ヶ月は帰って来ません」
    「……」
    「なぜ、ミスタなんですか。ぼくよりミスタの方が好きなんですか?」
    「何でそうなるんですか。ジョルノ・ジョバァーナさんは耳の検査をした方がいいですよ。わたしは好き好んで見せたわけでも……さ、さ、触らせたわけでも……。思い出させるな!」


    ナランチャとミスタで迷いましたが、「ナランチャの頬を叩くなんて……!そんなことできない!」となってしまい、ギャグもいけちゃうミスタにしました。やっぱりミスタは夢主を一番泣かせていますね。

    ミスタ

  • ペッシとプロシュートと海と水着

    20220810(水)00:27
    sssネタ募集より「一方通行シリーズで、海でペッシ(とプロシュート兄貴)にとっておきの水着を披露する」

    ※一方通行シリーズ

    「任務終わった!」
    「今回はあまり手間が掛からなかったな」
    「兄貴がいてくれたからですよ!ターゲットが逃げ出そうとした時、オレ焦っちまったよ」
    「あんなことでいちいちビビッてんじゃあねーよ、マンモーニのペッシ」
    「ねえ、海が近いし、遊んで行こうよ!わたし、水着持って来たの!」
    「に、任務だってのに、水着なんか持って来てたのかよ、おまえ」
    「だって、ペッシくんと海デートできると思ったから……。プロシュート、いいでしょ?時間には余裕があるし」
    「……仕方ねーな」
    「やったー!早く行こう!」
    「(やっぱりこいつには甘ェよな、兄貴は)」

    「外は暑いですね……」
    「まあ、暑くなけりゃあ、あいつも海に行きてーだの言わねーだろ」
    「それにしても遅いですね。あ、来ましたぜ、兄貴。ったく、水着に着替えるのにどれだ……け」
    「……」
    「ペッシくん、プロシュート、お待たせ!見て見て、この水着!」
    「お、おまえ……!それほぼ紐じゃあ……ッ!」
    「ペッシくんに見てもらいたくて、セクシーなの選んだの!お尻に食い込んでちょっと恥ずかしいけど、ペッシくんのために頑張って着てみたよ!どうかな?ペッシくん、こういうの好き?」
    「いや、す、好きとか、そういうんじゃあ……ッ」
    「ペッシくん、可愛い感じの方が良かった?」
    「そ、その格好でくっ付くなッ!い、いろ、色々、当たってんだよ……ッ」
    「当たったらダメ?」
    「だから、その……ッ」
    「ペッシくんにならこの水着、脱がされても……うぶッ!な、なにするの、プロシュート!」
    「そんな格好でオレたちの周りをうろつくな。それを上に着ろ」
    「これ、プロシュートのジャケットじゃん。長袖、暑いよ!」
    「文句言ってんじゃあねーよッ!大人しく着ればいいんだよッ!」
    「わーん!何するの!」
    「ボタンも閉めろ。もたもたしてんじゃあねえ」
    「(兄貴、他の野郎に見せたくねーんだろうな。しかし、なんか……これ)」
    「……」
    「プロシュート?どうしたの?」
    「(なんか、逆にエロくねーか?裸にジャケット着てるみたいで。つーか、兄貴のジャケットじゃあ胸が隠れてねーじゃあねーかッ)」
    「あ、プロシュート、香水変えた?これもいい匂い!」

    プロシュートペッシ