short short short!

短編にすらならない夢。ただの会話文とか。
更新履歴にも載らない。

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  • リゾットはとことんタイミングが悪い

    20220906(火)01:16
    sssネタ募集より「夢主が好きなのにいつもタイミングが悪いリゾット」

    「あ、リゾットさん。お疲れ様です」
    「ああ。……隣、すわ」
    「なあ、おい。聞いてくれよ!さっきの任務でよォ~ッ」
    「ホルマジオさん、どうしたんですか?」
    「ここ、座るぜ。情報管理チームから来た情報と実際の建物の構造が違ったんだよ。おかげでターゲットを見つけるのに時間掛かっちまった」
    「大変でしたね」
    「あいつらも、もうちょっとマシな情報を渡せっての。リゾット、そんなところで突っ立って、どうした?」
    「……いや、何でもない」

    「リゾットさんって、今日は泊りなんですか?」
    「あいつらの分の報告をまとめなければならない」
    「夕食はどうするんですか?」
    「特に食べなくても平気だ」
    「リゾットさん、この前も食べていませんでしたよね?何か用意しましょうか?」
    「おまえの帰りが遅くなる」
    「そんなに時間は掛かりませんよ」
    「……なら、たの」
    「おっ、飯か?なら、オレの分も頼めるか?」
    「メローネさん。お疲れ様です」
    「ああ、お疲れ。ところで何を作るんだ?」
    「ここには食材が少ないので、簡単なスパゲティになってしまいますね」
    「それでいいさ。なあ、リゾット」
    「…………ああ」

    「遅かったな」
    「帰りの電車が遅れてしまって……」
    「今から家に帰るのか?」
    「はい。服も汚れたので、着替えたいですし」
    「なら、家まで送る」
    「え、でも……」
    「もう夜も遅い。女が一人で……」
    「このマンモーニのペッシ!おまえ、いつまで泣いてるつもりだッ!」
    「い、い、痛ェよ、兄貴ィ!そんなに殴らないでくれよッ!」
    「プロシュートさん。仲間に暴力は良くないですよ。血まで出てるじゃあないですか」
    「ああ?いいんだよ。こいつはこれくらいしねーと分からねーんだ」
    「ペッシさん。傷を見せてください。手当てをするので」
    「わ、悪いな。手間を掛けさせて……」
    「いいんです。さあ、座ってください」
    「チッ。オメーはペッシに甘いんだよ」
    「プロシュートさんが厳し過ぎるんです」
    「甘ェんだ。おまえもそう思うだろ、リゾット」
    「……」

    リゾット

  • プロシュートはペッシにキレる

    20220905(月)01:28
    sssネタ募集より「一方通行シリーズでペッシに彼女ができたと勘違いする夢主とキレるプロシュート」

    ※一方通行シリーズ

    「なあ、プロシュート。おまえ、知ってるか?ペッシに女ができたって」
    「知らねーな」
    「マジかよ。意外だな。ペッシのことだ。オメーには話してると思ったんだが……」
    「何の話だ。ペッシに女って」
    「あいつが任務から帰って来るなり、そう喚いてたんだよ。ブチギレてスタンドを使って暴れて、そこら辺をぶっ壊して、今は隣の部屋に籠ってるぜ」
    「だからこんなに散らかってるのか」
    「なんでもその女は、ペッシが買い出しの時によく行く雑貨屋の店員だと。楽しそうに話してるのをあいつは何度か見ていて、昨日なんて一緒に並んで歩いてたとか……」
    「……で、そのペッシは?」
    「あいつが帰って来る前、オレが買い出しを頼んだから、その店に行ってるだろうよ。あいつはイカレてるが、一応はペッシ一筋でペッシ最優先だったからな。今頃、隣の部屋も荒らしてるだろうな~」

    「おい。いるんだろ?返事をしろ」
    「……」
    「(あいつは感情的になると他人の言葉を聞かねーところがあるからな。聞こえちゃあいねーか)」
    「うう……ッ。ペッシくん……ッ」
    「(……泣いてんのか?)」
    「ペッシくん、酷いッ。恋人ができたなら、できたって言ってくれれば……。言われても諦めないけどッ。でも、言ってくれたっていいじゃんッ。グスッ……」
    「……」
    「わたしの方があの女よりペッシくんと早く出会って、ペッシくんのことをよく知ってて、ペッシくんの傍に長くいて、ペッシくんと沢山思い出があるのに……ッ」
    「……」
    「なのに、あの人にはあんな楽しそうな顔をして……ッ。わたしと話してる時は、あんな顔してくれないのに……ッ!ペッシくんのバカ!でも好きッ!だから悔しいッ!」
    「……」

    「ホルマジオ。頼まれたやつ買って……あ、兄貴ッ!?痛ェ……!」
    「ペッシ……!てめー、今までずっと横で支えて来た女を捨てて、別の女を選んだのか?ええッ?」
    「な、何のことで……ッ!」
    「あいつはオメーが体調を崩した時に看病したり、怪我をすれば心配してただろ!任務でオメーを助けるために身を挺した時もあったし、オメーを喜ばせようと色々とやってきたんだぜ……ッ!オメー自身、それを見てただろッ!それに一切応えねーで、他の女を選ぶなんてよォ、マンモーニなだけじゃあなくクズだったのかッ!?」
    「お、おち……ッ、落ち着いてくださいよ、プロシュート兄貴ィ!他の女って、いったい何のことです!?」
    「ああ?オメー、雑貨屋の女とデキたんだろ?」
    「ざ、雑貨屋……?いや、オレはあの女とは別に……」
    「……はあ?」
    「あの雑貨屋の女は、オレがプロシュート兄貴と一緒にいるところを見たことがあるらしく、兄貴に一目惚れをして、それで色々と兄貴のことを聞かれてたんですよ」

    「え、え……?ホルマジオ、それ本当なの?わたし、勘違いしちゃったの?や、やだ……ッ!部屋をこんなにボロボロにしちゃった!リゾットに怒られる……ッ!どうしよう、ホルマジオ!」
    「素直に謝っておけ」
    「そんなッ」
    「(プロシュートの野郎、任務でヘマした時よりもキレてたな。あいつもあいつで、この女にベタ惚れだからな~)」
    「でも良かった。ペッシくんはまだ誰のものでもないんだ!明日からまた沢山アピールするッ!」

    プロシュートペッシ

  • パンナコッタ・フーゴは見付けてしまった

    20220831(水)03:10
    sssネタ募集より「初めて彼女の家に行って下着があるのを見てドキドキしてしまう護衛チームか暗殺チームの誰か」

    「フーゴくん、いらっしゃい!どうぞ、入って入って!」
    「失礼します。……意外と綺麗ですね」
    「意外ってどういうこと!?失礼だよ!」
    「これでも一応褒めているんですが」
    「もう。あ、飲み物用意するから、そこのソファーに座って」
    「では……」
    「ちょっと待っててね。美味しいの淹れて来るから!」
    「まあ、期待しないで待っています」

    一人きりとなった空間で、彼女が言っていたソファーに腰掛ける。普段、色んなものを……例えばよく分からない可愛くもないぬいぐるみや、日本のキャラクターだとかいう変な生き物が描かれた雑貨をごちゃごちゃと集めていたが、部屋はすっきりとしていた。隣に鎮座するクッションは、彼女のお気に入りらしいその日本のキャラクターの顔を模した物。手を伸ばしてそれを掴み、持ち上げたところで、ぼくの身体は固まってしまった。

    「こ、これは……」

    クッションの下にあったのは下着だった。なぜこんな所に。なぜクッションの下に。上下セットでクッションの下に潜り込んでいた下着は、本当に彼女の物なのかと疑いたくなるほど大胆なデザインだった。パンツの方なんて、穿いていて意味があるのかと首を傾げてしまう。これを……彼女が。もしかして、今も似たような物を?そんなことを考えていると、カップを二つ手に持った彼女が、顔を真っ赤にしてそこに立っていた。

    「あッ、フーゴくんのエッチ!返して!」
    「な……ッ!こ、こんな所に置いている方が悪いんだろッ!そもそも何でクッションの下にあるんだッ!」
    「洗濯物を畳んでた時、なくしちゃったの!」
    「何でなくすんだよ、こんな物ッ」
    「いいから、もう手を離してよ!エッチ!フーゴくん、変態ッ!」
    「ぼくだって、ただ偶然見つけただけだッ!」

    その後、彼女は暫くぼくに近付こうとしなかった。目が合っただけで顔を赤くさせ、じわじわと距離をあけて顔を伏せる。そんなことをされたら、こっちだって余計に意識するだろッ!本当にそういうところに気付かないヤツだなッ!

    フーゴ

  • 暗殺チームの幼女は迷子になる

    20220829(月)00:47
    sssネタ募集より「幼女ちゃんがお使いで迷子になる」
    ※幼女夢主

    「もしもし。大変だ、リゾット!チビが迷子になった!」
    「落ち着け、メローネ。なぜ、あいつが迷子になっている?誰かあいつに付いてなかったのか?」
    「一人で買い物に行きてーって我が儘言ってたんだよ。お使いくらい出来るって。さすがに一人で行かせたらマズいと思って、オレは店の近くで待ってたんだが、飲み物を買うだけなのに三十分経っても帰って来ないッ!店の中にはいねーし、近くを探したが見つからなかった!電話にも出ねーんだッ!」
    「分かった。オレは任務が終わったところだ。今すぐそっちに向かう。他のヤツらにも連絡をして、手が空いているヤツに探させろ」

    「おにーさん、おにーさん」
    「あー?何だ、ガキ」
    「えっとね、こういうひと、みなかった?」
    「(こういう人って言っても……絵がド下手で分からねえ)」
    「はんぶん、はだかなの」
    「変態じゃあねーか」
    「メローネはやさしいよ」
    「メローネ?そいつの名前か?」
    「うん」
    「悪いが、見てねーな。そもそもお嬢ちゃん、一人で何してんだ?ガキが一人でうろちょろしてたら危ねーぞ。ペド野郎に攫われちまう」
    「ひとりじゃあないよ。メローネといっしょだったの」
    「迷子かよ……。ったく、面倒くせーな」
    「おにーさんは、ここでなにしてるの?」
    「仕事だよ、仕事。ローマから仕事で来たんだ」
    「ローマ……」
    「行ったことねーのか?ローマ」
    「うん」
    「いつか行ってみればいい。いいところだぜ、ローマは」
    「うん!おねがいして、いってみる!」
    「てことで、オレは仕事があるから、さっさとどこかへ行け」
    「おにーさん、おなまえは?」
    「……」
    「おにーさん」
    「……チッ、うるせーな。サーレーだ、サーレー」
    「サーレー」
    「警官の所に行けよ。そうすりゃあ、親を探してくれるぜ」
    「けいかんはダメなの。みんな、けいかんはダメっていってた」
    「はあ?何だそりゃ」
    「ダメなの」
    「だからってオレは仕事があるんだ。構ってる暇はねーんだよ。そこで大人しくしてな」
    「……あッ」
    「動くなよ。まあ、動けねーと思うが。とにかく、黙ってそうしてろ。オレは忙し……」
    「そのこ、おなまえは?サーレー、スタンドつかえるの?」
    「おまえ、スタンドを知ってるのか?」
    「しってるよ!でもね、つかわないってやくそくしてる」
    「……なるほど。スタンドが使えるガキか……。ちょっと待ってろ。あー、もしもし、ズッケェロか?今、スタンド能力があるガキが近くに……ああ?あれ?いねえ……。おい、ガキ!どこに行った!?」

    「リゾット」
    「……」
    「リゾット」
    「今まで何をしていた?なぜ、知らないヤツと話していた?」
    「メローネをさがしてたの。メローネ、まいごになったの」
    「迷子はおまえだ。これからは道に迷ってもそこから動くな。知らないヤツにも話しかけるな。もし話しかけられても応えるな。携帯電話も切っているだろ。電源は必ず入れておけと言っているはずだ」
    「う、うん……」
    「それと、何か言うことがあるだろ」
    「ごめんなさい……」
    「メローネたちが心配をしている。帰るぞ」
    「うん……」
    「……おまえが無事で良かった」
    「リゾット。ご、ごめんなさい……ッ」
    「分かったから泣くな」
    「うう……ッ。ぐすッ。みんな、おしごといそがしいから、わたしがおつかいできれば、いいかなって、おもって……ッ」
    「泣くなと言ってる。涙を拭け」
    「……ううッ」
    「いいか?おまえのそういう気持ちだけで十分だ。オレたちにはそれだけで……」


    帰宅後、ギアッチョとプロシュートからはめちゃくちゃ怒られて、メローネとペッシには心配されて、ホルマジオに慰められて、イルーゾォとソルベとジェラートには迷子を揶揄われる。

    暗殺チームスタンド、その他5部、他部

  • レオーネ・アバッキオは躾けたい

    20220827(土)00:06
    sssネタ募集より「ズボラな夢主にキレつつヘアケアやお肌の手入れをレクチャーするアバッキオ」

    「暑い……ッ」
    「おい。風呂から上がったなら、ちゃんと髪を乾かせ」
    「ちょっと涼んでからにする」
    「ちょっともクソもねーんだよ。自然乾燥は髪に悪いって知らねーのか。前にもそう言って、乾かす前に寝ちまったよな?」
    「ドライヤーで乾かすとまた汗を掻くんだもん」
    「化粧水はどうした。前に買って来てやったやつ。おまえのことだ、やってねーだろ」
    「め、面倒くさい……」
    「おまえ、本当に女か?」
    「だって……」
    「ほら、顔こっちに寄越せ」
    「えー……」
    「いちいち文句を言う口はこれか?」
    「い、痛い痛い!抓んないでッ!」
    「いいか?化粧水ってのは、風呂から上がって水気を拭き取ったら、直ぐに付けるんだ。掌に出したら体温で温めて、顔に広げて、こうして掌で顔を包む」
    「んう……ッ」
    「(こいつ、本当に顔が小せえな。まともに手入れをしねーくせに触り心地はいいし)」
    「レオーネの手、気持ちいい」
    「誘ってんのか?」
    「もう眠いから嫌だよ」
    「チッ」

    「次は髪だ。水気を取ったら、オイルを付けろって教えただろ」
    「レオーネ、やって。お願い」
    「……仕方ねーな。じっとしてろ。オイルは毛先にだけ付ける。頭皮には付けるな」
    「はーい」
    「……聞いてねーだろ、おまえ」
    「聞いてるよ」
    「ったく。髪、乾かすぜ」
    「お願いしますッ」
    「(オレも文句言いつつ、こいつの世話を焼いてるんだよな……)」

    アバッキオ

  • 空条承太郎はイギーに嫉妬をする

    20220826(金)00:36
    sssネタ募集より「イギーを可愛がりだっこする夢主と邪魔をしようとする承太郎」

    「イギーくん、イギーくん。こっちおいで!」
    「おい、止めておけ。そいつは人間に愛想を振り撒くことはしねえ。むしろ痛い目に遭うぜ」
    「え?イギーくん、大人しいよ。ほら、こっちに来た。おいでおいで。抱っこだよ、抱っこ」
    「……」
    「可愛い~。やっぱり犬っていいよね。肉球最高ッ」
    「……」
    「ふふっ、イギーくん可愛いね」
    「(こいつ……。こっちを見て笑ってやがる)」
    「そんなにスリスリされちゃあ擽ったいよ」
    「(しかも、顔を埋めてる場所は……)」
    「承太郎?どうしたの?」
    「早くそいつを下ろせ。そいつは人間の髪の毛を毟り抜くのが好きなんだ」
    「え?そうなの?わたし、毟られたことなんてないよ?」
    「それだけじゃあねえ。その時に顔の前で『屁』をする趣味がある。ポルナレフは既に被害に遭ってる。今まではされたことがなくても、これからされるかもしれねーだろ」
    「こんなに大人しくて甘えたなのに?」
    「おまえの前では猫を被ってんだろ。犬のくせに。とにかく、そいつを離せ」
    「あッ!ちょっと、承太郎!そんな掴み方をしちゃあ可哀相だよ!」
    「可哀相も何も……」
    「ほら、こんなに震えて怯えちゃってる」
    「(明らかにわざとじゃあねーか)」
    「ダメだよ、もっと優しくしないと。犬は男の人が苦手な子が多いんだから」
    「……わ、悪かった」
    「怖かったね、イギーくん。でも、承太郎もわざとやったわけじゃあないから、許してね」
    「(覚えてろよ、くそ犬)」

    スタンド、その他5部、他部

  • 勧誘拒否~ナランチャ・ギルガと勉強~

    20220825(木)05:31
    sssネタ募集より「勧誘拒否シリーズでナランチャに勉強を教える夢主と邪魔するジョルノ」


    「なー、ちょっと休もうぜ。お願い、五分だけ」
    「ダメです。さっき休憩をしましたよね?あと十分、頑張りましょう、ナランチャ・ギルガさん」
    「チェッ。あと十分か。長いよ」
    「はい、では、この問題はどうすれば解けるのか、まずは自分で考えてください」
    「うーん……えっと、これは……。あれ?ジョルノだ」
    「……え?うわ、本当だ」
    「店に入って来た。ていうかおまえ、今『うわ』って言わなかった?」
    「言ってませんけど。聞き間違いじゃあないですかね。……こっちに来ますね」
    「ナランチャ。彼女と一緒に何をしているんですか?今日はあなたに彼女の護衛を任せていませんが」
    「勉強だよ。フーゴから出された宿題」
    「へえ。……じゃあ、ぼくも教えてもらいましょうか。勉強を」
    「あなたには必要ないですよね、ジョルノ・ジョバァーナさん。そもそも、わたしより頭いいですよね?」
    「いいえ。ぼくも苦手な教科はありますし、仕事のために学校も途中で辞めたので、習っていないことも多く……」
    「絶対に必要ないですよね。それで、ナランチャ・ギルガさんは、その問題はどこまで解けましたか?」
    「まだ全然。掛け算が何個もある時、どうすればいいの?」
    「ああ、そういう場合は……。ちょっと、ジョルノ・ジョバァーナさん。近いです。邪魔です。あっちに行って下さい」
    「ぼくもここが分かりません。教えてください」
    「それ、ジョルノ・ジョバァーナさんなら分かりますよ。いいですか、ナランチャ・ギルガさん。こういった計算はまず……」
    「ナランチャには、やけに優しいですね」
    「勘違いじゃあないですか?で、ここ……。ちょっと!離れてください!」
    「ナランチャばかりズルい。ぼくも、あなたに勉強を教えてもらいたいのに」
    「オレの方が先だって、ジョルノ。オレが先に教えてもらってたんだから」
    「ぼくの方が先です」
    「オレだって!」
    「ぼくだ」
    「もう疲れたので帰っていいですか?」

    ジョルノナランチャ

  • 空条徐倫は苦手だったあの子が気になる

    20220824(水)00:46
    sssネタ募集より「何事にも無関心でぼんやりとしている夢主と惚れてしまった徐倫」

    ※百合

    最初こそは頼りない人だと思っていた。何を考えているのか分からないし、反応は鈍いし、口数は少ないし。スタンド能力があって、何よりあたしたちのことに『巻き込んでしまった』から一緒に行動をしているけれど、本当に彼女の事はよく分からなかった。好きな物も苦手な物もない。趣味もない。正直、苦手なタイプだとさえ思った。

    だけど、あたしはそんな彼女に一度だけ助けられた。彼女のスタンドの姿だけは見たことがあったけど、そのとき初めて強さを知った。表情なんて一つも変えず、殆ど一方的に相手を叩きのめして捻じ伏せた彼女は、血を流すあたしに「大丈夫?」と手を差し伸べてくれた。

    それから彼女が気になっていった。両親が日本人だから幼く見えるけれど、顔立ちは可愛い。囚人や看守の中には、そういう幼い感じの見た目を好んでいる変態野郎もいて、彼女を変な目で見ているのにあたしは気付いた。背も低い方だから、周りに人がいると潰されるんじゃあないかと思ってしまう。いつもいつもボーッとしてるし、フラフラしてて危なっかしいから、あたしが守ってやらなきゃあと思うようになった。

    「ああ、もう。ほら、食事の時間だって言ったでしょ。またこんなところで寝て」
    「ご飯、いらない」
    「食べなきゃあダメ。いつ何が起きるか分からないんだから、食べられる時に食べて、体力付けておかなきゃ。それに、それ以上ヒョロヒョロになってどうする気?」
    「別にいいよ」
    「良くないッ。何食べる?取ってあげるから言って。あんた列に並ぶと、直ぐに埋もれるでしょ」
    「……じゃあ、ミルク」
    「はあ?それ、食事のうちに入らないって」
    「お腹空いてないから、ミルクだけでいい」
    「なら、あたしの分を少し分けるから、それを食べなさいよ。それくらいなら食べられるでしょ?」
    「……うん」
    「あたしがいなきゃ、あんたいつか餓死しそうだわ」
    「餓死はしないよ、たぶん」
    「いや、しそう。まあ、そうならないよう、あたしが面倒見るけど」

    刑務所内では、弱い立場と強い立場がはっきりとしている。日本人の彼女はそれだけでバカにされていて、たまにだけど露骨に嫌味を言って来るヤツがいた。そんなヤツに彼女は抵抗しないから、臆病だと余計に面白がったり、中にはキレて怒鳴るヤツもいた。

    「あんた強いのに、何でああいうヤツに大人しくするのよ?一発ぶん殴って黙らせればいいじゃあない」
    「別に、わたしが日本人でチビなのは本当だから。気にしてない。事実に怒ったって仕方ないでしょ。怒るのにも体力を使うし、面倒くさい」
    「気にしてるとかそういう問題じゃあないの。ああいうのを許すのが良くないって言ってるの。分かる?」
    「そうなの?」
    「そうなの!いい?また何かされたら、あたしに言って。あんたの代わりに追い払ってあげる」
    「何で徐倫は、わたしにそこまでしてくれるの?」
    「そりゃあ、何でって……。その、つまり……。す、す……」
    「……」
    「好き、だから……ッ」
    「あ、エルメェスだ」
    「あんた……人に聞いておいて……ッ」

    スタンド、その他5部、他部

  • 空条承太郎は東方仗助からあの子を奪う

    20220823(火)21:42
    sssネタ募集より「仗助と両片思い夢主を横から奪う悪い大人太郎」

    ※承太郎がかなり悪い大人

    「仗助くん。あの人、承太郎さんじゃない?」
    「あれ?マジだ。承太郎さん、どうしたんスか?こんな所で……」
    「彼女、三日前に『吉良吉影』に襲われたばかりだろ。もし、また何かあったら……と思ってな」
    「なるほど……。でも、安心して下さいよ。おれがちゃんと家まで送るんで」
    「え、そんなことをしたら、仗助くんの帰りが遅くなっちゃうよ」
    「いいんだって。また危ねー目に遭わせたら、おれは絶対ェ後悔するし」
    「仗助。彼女はおれが送る。彼女を巻き込んでしまったのは、おれの責任でもあるんでな」
    「そ、そうですか?じゃあ、おれは途中まで……」

    「仗助くんの家、あっちの道だよね?わたしはこっちだから、この辺で」
    「気を付けろよ。スタンドが使えるって言っても女の子なんだし。まあ、何かあったら承太郎さんがいるから大丈夫だろうけど」
    「うん。仗助くんも気を付けてね」

    「す、すみません。送っていただいて……」
    「いや、そこは気にしないで欲しい。それより、君は仗助が好きなのか?」
    「えッ」
    「顔にそう書いてあるし、見ていれば分かる」
    「……わ、わたしは別に……ッ」
    「嘘を吐かなくてもいい。仗助には内緒にしておこう」
    「……ッ」
    「そうだ。これから時間はあるか?」
    「これからですか?大丈夫ですけど……」
    「話しておきたいことがある。誰かに聞かれてはマズいことなんだ。おれの部屋まで付いて来てくれるか?そこなら他人に聞かれる心配はない」
    「分かりました」

    「あの、承太郎さん。お話というのは……。承太郎さん?あの、この手は……?」
    「君も随分と鈍いようだ。普通、いくら信用しているとはいえ、男と二人きりになるのは控えるものだ」
    「じょ……ッ」
    「今からおれがすることは、君と仗助を傷付けることだ。仗助が知ったら、おれを許さないだろう。……君さえ黙っていてくれればな」
    「……や、やめッ」
    「諦めた方がいい。その方が君は楽なはずだ」


    この後、誰にも言えないことをされて、承太郎に縛られていく夢主。

    スタンド、その他5部、他部

  • あの子はリゾット・ネエロを寝かせたい

    20220820(土)00:38
    sssネタ募集より「仕事を徹夜して疲れきっているリゾットさんを寝させたくて頑張る年下夢主」

    「昨日、リゾットさんは寝ないで仕事をしてたし、朝も疲れてるような顔をしてたから、今日こそちゃんと寝てもらわないと……。安眠に必要な物は……きちんとした食事、適温での入浴、いい寝具……。ご飯良し!リゾットさんの好きな物を作った!お風呂良し!温度良し!お布団もふかふか!あ、リゾットさんの匂いがする……。だ、ダメだッ。わたしが寝ちゃいそう……ッ。ん?あ、リゾットさんが帰って来た!」

    「お帰りなさい、リゾットさん!」
    「ああ」
    「リゾットさん。どうぞ、お風呂の準備はもう出来ています!お風呂から上がったら、一緒にご飯を食べましょう!」
    「随分と準備が早いな」
    「今日は特別です」

    「……風呂にこんな物があった」
    「それアヒルさんです」
    「そんなことは見れば分かる」
    「お風呂といえばアヒルさんなので、リゾットさんも癒されるかなと思って浮かべました」
    「癒されはしなかった」
    「お、お風呂はどうでした?気持ち良かったですか?」
    「いつも通りだ」
    「(リゾットさん、お風呂の気持ち良さもアヒルさんにも癒されないなんてッ。それくらい疲れているのかも……ッ)」
    「おまえも早く入った方がいい」
    「そ、それより、ご飯にしましょう!リゾットさんの好きな物、沢山用意しました!」

    「……」
    「美味しいですか?」
    「いつも通りだ」
    「(リゾットさんは、美味しいご飯に反応できないくらい疲れてるのかも……。そうだとしたら、早く寝て、睡眠時間を長くとってもらわないと……ッ)」
    「どうした」
    「ご飯を食べ終わったらわたしもお風呂に入るので、今日はもう一緒に寝ましょう!」

    「う、ぐぐぐ……ッ」
    「何をしている」
    「ね、寝る前に……リゾットさんにマッサージを……。でも、なんか……あれ、肩ってこんなに硬いものでしたっけ?いや、肩の他にも背中とか腕も……」
    「力を入れているのか?」
    「(あ、違うこれ。これ凝りじゃあなく筋肉だ)」
    「もういい。おまえももう寝ろ。明日はおまえも任務があるだろう」
    「うう……。は、はい」

    「んー……リゾットさん」
    「(五秒で寝た。疲れていたのか?)」
    「リゾットさん、大好き……」
    「……」
    「リゾットさん……」
    「(本当に気持ち良さそうに寝るヤツだな)」
    「リゾットさんッ」
    「(この時間が一番いい)」


    いつも通り=いつもいい感じ。

    リゾット