short short short!

短編にすらならない夢。ただの会話文とか。
更新履歴にも載らない。

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  • エンリコ・プッチは囚人のあの子を狙う

    20230224(金)00:25
    ※微裏、病んでるプッチ

    「やっと来たか。待っていたよ」
    「あの……神父様。い、以前、これでもう終わり……だと……。や、約束を……ッ」
    「そうだったか?」
    「……」
    「まあ、その椅子に座ったらいい。そうだ。これ、食べるかい?」
    「……サ、サクランボ?」
    「嫌いか?」
    「いえ……」
    「それなら遠慮する必要はない。これがいい。この二連のサクランボ」
    「……」
    「食べられるんだろ?」
    「はい……ッ」
    「少しゲームをしよう。このサクランボをタネをつけたまま食べるってゲーム。やったことある?二連のサクランボで。結構テクニックが要るんだ」
    「……ゲーム」
    「君が上手く出来たら、あの約束の通り終わりにしよう。もし君が失敗したら……分かるね?」
    「……」
    「さあ、やってみるんだ。チャンスがあるんだ。君にとって挑戦する価値がある」
    「い、いただきます。……うッ」
    「……」
    「……んッ」
    「どうだい?終わったなら、口を開けて見せなさい」
    「……ッ」
    「口を開けるんだ」
    「は、い」
    「……失敗だな。君は一個目を食べた時と同じ歯で食べようとしたね。同じ歯で食べてしまうと、せっかく完成した一個目を間違って噛む。こんな風に」
    「(指が口の中に……ッ)」
    「ポイントがあるんだ。こっちの歯で一個目を噛んだなら、次はこの歯でやるといい」
    「……ん゛ッ」
    「ただ、君の口の中は狭いから、ちょっと難しいだろうね。舌もこんなに小さい。それに、君が器用じゃあないことは知っている。不器用な君じゃ、とてもできないと思っていたんだ」
    「う……ッ」
    「ああ、すまなかった。苦しかったか?」
    「……ッ」
    「ゲームは君の負けだ。また暫く、わたしの言うことを聞いてもらおう」


    夢主の立場の弱さを利用して色々しちゃうプッチ。

    スタンド、その他5部、他部

  • 勧誘拒否~試験前の話その3~

    20230222(水)00:12
    「……何で邪魔ばかりをしに来るんですか。ジョルノ・ジョバァーナさん、ブローノ・ブチャラティさん」
    「ミスタたちから聞きました。あなたが試験前で疲れているようだと」
    「ジョルノ・ジョバァーナさんの相手をする方が疲れますが。……はあ、少し寝ようと思ってたのに……」
    「押しかけてすまない。これを届けに来たんだ」
    「すまないって思ってませんよね、絶対。……何ですか、これ」
    「君は真面目だからな。食事の時間も普段より削っているんじゃあないのか?近くの店でテイクアウトをしたんだ。食べられそうなら食べた方がいい」
    「ブローノ・ブチャラティさん。昨日と一昨日来た方々も何かと持って来たのですが、断っているんですよ。面倒事を避けたいので」
    「そうだったか。…………餌で釣るのは失敗だったか」
    「あれ?今、餌って言いました?ブローノ・ブチャラティさん。わたし、聞こえたんですけど」
    「気のせいだ。何でもない」
    「……」
    「試験が終わるのはいつですか?」
    「教えませんよ」
    「ああ、ここにスケジュールが……。一週間後か」
    「勝手に見るな……ッ!」
    「あなたに一つオススメの方法があるんです。これからずっと、試験なんて受けずに済む方法が」
    「ろくな感じがしないので結構です」
    「組織に入れば、こういう試験なんかしなくても良くなりますよ」
    「やっぱりろくな話じゃあなかったですね。入りませんよ?」
    「そうですか。残念だ」
    「そちらの組織に入るよりなら、死ぬまで試験の方がマシです」
    「ぼくよりも試験の方がいいと?」
    「勿論。なので帰ってください。わたし、今から寝るので」
    「添い寝をしましょうか?」
    「必要ありません。出て行ってください」
    「嫌です」
    「ブローノ・ブチャラティさん。この人を連れて帰ってください」
    「無理だな。こうなると、ジョルノは絶対に動かない」
    「ところで、下着をミスタに見られたというのは本当ですか?」
    「……それ、グイード・ミスタさんから聞いたんですか?」
    「ええ。ぼく以外の男に下着を見せるなんて裏切りにも近い」
    「近くはないです。わたし、本当にもう寝るので帰ってください。……ふああッ」
    「可愛らしい欠伸ですね。もう一度お願いします」
    「さっさといなくなれ……ッ!」

    ジョルノブチャラティ

  • 勧誘拒否~試験前の話その2~

    20230220(月)00:46
    「グイード・ミスタさん……と、レオーネ・アバッキオさん」
    「ほら、見ろよ、アバッキオ。スゲーだろ。目の下のクマ」
    「わざわざそんなことを言うために来たんですか?パッショーネって暇なんですか?」
    「んなわけねーだろ。オレはミスタが煩ェから来ただけだ」
    「昨日、ナランチャとフーゴが来たんだろ?フーゴのヤツが言ってたぜ。勉強を教えたって」
    「……」
    「見てみたかったぜ。フーゴに勉強を教わってるところ。ヒヒッ」
    「……邪魔するだけなら帰ってください」
    「冗談だよ。オレたちも差し入れを持って来たんだ」
    「要りません」
    「おまえ、試験前に焦ってやるタイプだったのか。もっと早くから手を付けていればいいだろ。だらしねえ」
    「グイード・ミスタさんのような人と一緒にしないでください、レオーネ・アバッキオさん。今回の科目は難しいし、苦手なんですよ……ッ」
    「おい、確かにオレは試験前に詰め込むタイプだったけどよ、その言い方は酷くねーか!?」
    「夜もあまり寝てねーんだろ、その面だと。女なら、もっと気を付けた方がいいぜ」
    「ジロジロ見ないでください。はあ……。本当に邪魔なので、二人とも帰ってください。今すぐ。早く」
    「少し寝たらどうだ?お、そうだ。オレが子守歌でも歌ってやろうか?」
    「要りません。眠れなくなりそう。夢に出て来そう」
    「マジに嫌がるなよ……」
    「本当、勉強しなきゃいけないので、出て行ってくださいッ!シッ、シッ!」
    「オレたちは野良猫や野良犬じゃあねーだろッ。お、おい、押すなッ!分かったからッ!」
    「レオーネ・アバッキオさんも帰ってください」
    「オレはミスタと違って居座るつもりは元からねーよ。とにかく、ちゃんと睡眠だけは取っておけ。ぶっ倒れても知らねーからな」
    「……分かってますよ」
    「オレからも一つアドバイスするぜ。下着はせめて見えないところで乾かせ」
    「さ、最低ッ!見るな、変態ッ!」
    「目に入ったんだよ……ッ」

    ミスタアバッキオ

  • 勧誘拒否~試験前の話その1~

    20230219(日)21:05
    「……何ですか、グイード・ミスタさん」
    「うわ……ッ。おまえ、目の下がスゲーことになってるぜ」
    「試験前なんですよ」
    「あ、ああ……、試験か。学生ってのも大変だよな。オレも試験前ってスゲー憂鬱だったぜ」
    「早く帰って勉強しなきゃあならないので、さようなら」

    「えーと、ここは……。ん?呼び鈴?荷物が来る予定はないし、どうせあの人たちだろうな……。一応、確認だけはしておこう。あ、やっぱり。ナランチャ・ギルガさんとパンナコッタ・フーゴさんだ。ああ、もう、無視ッ。なんでこういう時に限ってッ。…………う、煩いなッ!何回呼び鈴を鳴らすんですかッ!」
    「やっと出た!ミスタから聞いたんだよ。おまえが試験前で疲れてるって。だから差し入れ持って来たぜ~」
    「……後が怖いので要りません。って、何で勝手に上がり込んでるんですか、パンナコッタ・フーゴさん!」
    「ここに置いておきますね。で、試験内容ってこれですか?」
    「……そうですけど。早く出て行ってもらえますか?」
    「ここ、間違ってる」
    「えッ。ど、どこですか?」
    「へえ。おまえも間違えることってあるんだ」
    「ナランチャ・ギルガさん。わたし、別に頭がいいってわけじゃあないんですよ。間違えることくらいあります」
    「ここです。この問題の答えは……こうですね」
    「……なるほど。ありがとうございます、パンナコッタ・フーゴさん」
    「……」
    「何ですか、その顔」
    「いいえ。何でも……」
    「なあ、ちょっとくらい休憩しようぜ~。そっちの方がいいって。ほら、一緒にお菓子食おうぜ」
    「自分の部屋みたいに寛いでますけど、ここはわたしの部屋ですからね、ナランチャ・ギルガさん」
    「お、これ美味いッ」
    「ちょっと、お菓子のカスを落とさないでくださいよ……ッ。ほら、お皿を使うかティッシュペーパーを敷いてくださいッ」


    試験前に限って邪魔が入る話。

    ナランチャフーゴ

  • 平和な刑務所でバレンタインデー

    20230215(水)00:34
    ※平和な刑務所

    「はい、これ」
    「これ何?徐倫ちゃん」
    「チョコレート。バレンタインの」
    「わー!ありがとう!大切に取っておくね!」
    「……いや、食べなさいよ。チョコレートも傷むんだから。むしろ、食べないで取っておいて何になるの」

    「ほら、受け取りな」
    「チョコレートだ!いいの?エルメェスちゃん」
    「わざわざおまえのために買ったんだから、いいも悪いもねーよ」
    「ありがとう!」
    「誰かに取られる前に仕舞っておきな。おまえ、よくカツアゲされてるだろ」
    「うん。この前もお金取られちゃった」
    「(笑って言う事じゃあないだろ)」

    「チョコレートあげる。なんかさ、徐倫たちから聞いたんだけど、今日ってバレンタインって言って、チョコレートをあげるんだって?」
    「ありがとう、F・F!でもね、贈る物は国によって違うんだよ。日本ではチョコレートを贈るんだ。男の人から女の人にプレゼントを渡す国もあるんだって」
    「へえ。おもしろい」
    「わたしはチョコレートが好きだから、日本のバレンタインが好きッ。美味しい限定のチョコレートが沢山出るんだ」
    「……ポケットがパンパンだけど、それ全部チョコレート?」
    「うん。徐倫ちゃんとエルメェスちゃんから貰ったの。見て見てッ」
    「早く食べなよ。溶けるよ」

    「今日は、日本ではチョコレートを渡す日だと聞いた。食べるか?」
    「ありがとう、ウェザーさん!わー!可愛い!カエルのチョコ!」
    「随分と貰ったんだな」
    「徐倫ちゃんとエルメェスちゃんとF・Fから貰ったんだ!」
    「良かったな。チョコレート、好きなんだろ?」
    「うん!だから幸せ!他の人に取られないようにしなきゃ……」
    「おまえは隙が多いからな。取られないようにするのもあるが、はしゃいで転ぶなよ」

    「愛している。前にチョコレートが好きだと言っていたな。そして今日はバレンタイン。これを受け取って欲しい……」
    「ひ……ッ。ア、アナスイさん……」
    「今、目の前で食べて欲しい。いや、オレの手で食べさせたいんだが、いいか?さあ、その可愛い口を開けて……」
    「こ、ここ、こっちに来ないでくださいッ!エンポリオくん、助けて!」
    「ごめん、おねえちゃん。ぼくを巻き込まないで……」

    スタンド、その他5部、他部

  • プロシュートとペッシとあの子とバレンタイン

    20230214(火)22:26
    「ペッシくん!今日も格好いいね!大好きだよ!てことで、はい、バレンタインのチョコレート!」
    「い、今の関係あるか?つーか、何でチョコレートなんだよ……」
    「日本ではバレンタインに女の子から男の子にチョコレートを渡すんだよ」
    「ここイタリアだぜ……」
    「受け取るよね?」
    「(強制じゃあねーか、それ……ッ)」
    「受け取るでしょ?」
    「わ、分かったよ……」
    「ペッシくんのために、ペッシくんを想いながら作ったんだ。わたしの愛情を沢山詰めたからねッ」
    「(怖ェだろ、それ。心なしか重い……ッ)」

    「プロシュート!これ、バレンタインのチョコレート!」
    「……ペッシにはやったのか?」
    「うん。受け取ってくれた!」
    「そうか。ま、これは受け取ってやるよ。それと、これはオレからだ」
    「バラ?」
    「イタリアじゃあ、バレンタインは男から女に物を渡すんだ」
    「これ、プリザーブドフラワーってやつ?綺麗ッ!ありがとう、プロシュート!」

    数日前

    「プロシュート。どっちのチョコレートの方が美味しい?ペッシくんにバレンタインのチョコレートを渡したいんだけど迷ってるの」
    「ペッシに直接聞けばいいだろ」
    「ペッシくんを驚かせたいの!ペッシくんが好きそうな感じのやつを探して作ったんだけど、どうかな?どっちがいいかな?」
    「……作ったのか」
    「うん!勿論だよ!」
    「仕方ねえ。寄越せ」
    「はい。……ねえ、どっちがいい?どっちが美味しい?」
    「……甘ェ」
    「ペッシくんは苦いチョコはダメだから甘くしてるよ」
    「どっちも同じだ。変わらねーよ」
    「えー。困るよ、それ。でも、仕方ないか。プロシュートって、ミルクチョコよりビターチョコの方が好きだもんね」
    「……知ってたのか」
    「そりゃあね。ちゃんとプロシュートの分も作るから、楽しみにしててね」

    プロシュートペッシ

  • 暗殺チームのあの子は子供になる

    20230210(金)00:28
    ※幼女夢主


    「おかし、おいしー」
    「おい、リゾット。なんだ、このガキはよォ~」
    「……ギアッチョか。その子供はあいつだ。ターゲットのボディーガードにスタンド使いがいたようで、連絡を受けてあいつの元に加勢しに行ったホルマジオが見付けた」
    「で、そのホルマジオはどうしたんだ?姿が見えねーじゃあねーか」
    「本体を追っている」
    「リゾット。おかし、もっと」
    「虫歯になるからダメだ」
    「むう……」
    「それに夕食が食えなくなる」
    「ごはん、なにー?」
    「何が食いたい?」
    「えーとね……んーと……。チョコレート!」
    「それは食事とは言わない」
    「……リゾット。オメー、なに甘やかしてんだよ」
    「甘やかしてはいない」
    「そいつは今はただのガキだが、元はあいつだぜ?三度の飯より菓子が好きなのはどうやら変わらねーが、二十歳の女だ」
    「そうだが?」
    「見ていて気持ち悪ィだろうがッ」
    「ギアッチョ、声を抑えろ。怯えている。確かに元々はあいつだが、今はスタンド能力もないただの五歳のガキだ」
    「……チッ」
    「リゾット。あのおにいちゃん、こわい。かおが」
    「クソ生意気なところはガキの頃からみてーだな」
    「リゾットはやさしいから、すき」
    「……そうか」
    「わたし、リゾットとけっこんするッ」
    「……」
    「リゾット、わたしとけっこんしてくれる?」
    「……おまえがそう言うなら」
    「やくそくー」
    「ああ、約束だ」
    「……ガキの言葉だからな。本気にしてんじゃあねーぞ、リゾット」


    そして、元に戻った夢主はギアッチョから全てを聞いて頭を地面に打ち付け、リゾットはソワソワする。

    リゾット

  • F・Fは母親に甘えたい

    20230209(木)00:49
    sssネタ募集企画「FFが母親に憧れて元刑務官夢主に甘える。」

    ※やや下品

    「……F・F。ちょっと、ベタベタしないで。その身体、『エートロ』のでしょ?見た目は女同士になるんだから、そういうの止めて」
    「ねえ、母親ってさ、こんな感じ?」
    「何を言ってるの」
    「あたし、母親ってのにちょーっと憧れてるんだよね。だってさ、人間の母親って、他の生き物の母親に比べると、子供をすっごく甘やかすでしょ?あれ、いいよね。本当はあまり良くないんだろうけど、そういうの憧れる」
    「だから?」
    「あたしの母親になってよ。今だけでいいからさ」
    「嫌。わたしに気安く触らないで」
    「あんたも今は刑務官じゃなく、ただの囚人でしょ?やらかして捕まってぶち込まれた囚人ッ」
    「……」
    「時間があるんだし、やろうよ。家族ごっこ。楽しそ~」
    「……はあ。ったく、面倒くさいヤツ」
    「そんなこと言って、頼み事は断れないくせに。いつも徐倫やエルメェスの頼みを断れなくて聞いちゃってるの知ってるよ。元刑務官なのにいいの?そもそも刑務官、向いてないよ」
    「煩い。ほら、さっさと甘えて終わらせなさいよ」
    「そういうの雰囲気が台無しっつーか……。ま、いいけど」
    「……くっ付く必要あるの?」
    「母親には抱き付くものなんでしょ?」
    「何その狭くて限定的な常識」
    「ほら、頭撫でてよ。母親でしょ?『いい子』って言いながらね」
    「……はいはい。いい子、いい子」
    「やる気がないな」
    「そんな物を求めないでよ。もういいの?」
    「んなわけねーだろ。ねえ、ママ。水が飲みたいんだけど」
    「調子に乗るな。自分で持ってきて飲め」
    「そこは母親が飲ませるものでしょ。ああ、でも、母親なら母乳?ねえ、母乳出ないの?」
    「で、出るわけないでしょ、このクソ囚人ッ!胸に触るなッ!」
    「怒らないでよ、ママ」
    「てめー……ッ!」
    「でもデカいから、母乳も出そうだけど」
    「出るわけないッ!さっさとどこかへ行けッ!離れろッ!」


    sssネタ募集企画、消化完了しました!

    スタンド、その他5部、他部

  • あの子はジョセフ・ジョースターに片想いをする

    20230205(日)01:23
    sssネタ募集企画「ヒロインのことを親友扱いし、全く女性扱いしてくれない鈍感なジョセフ。」

    「ご、ごめんね、ジョセフ。忙しいのに買い物に付き合わせちゃって……」
    「別にいいぜ。たまにはこうして街をブラブラするのもいいしな~」
    「本当?よ、良かった……。め、迷惑だったらどうしようって思ってたの」
    「迷惑だなんて思わねーよ。そんなに気にすんなって。ったく、おめーはそうやって小せーことに直ぐ悩むよな。そうやって悩んで夜更かしばっかするから大きくならねーんだ。色々と……」
    「ど、どういう意味?」
    「身長も胸も小せーもんな~」
    「……ッ!も、もうッ!ジョセフのバカッ!」
    「冗談だって、ジョーダン!そんなに怒るなよ」
    「……」
    「ほらほら、機嫌直せよ。大親友のジョセフ・ジョースターくんが何か美味いもんでも奢ってやるから。ステーキなんてどうだ?おまえ、肉好きだろ?肉汁たっぷり、分厚いステーキ。何なら一番デカいの頼んだっていいぜ~」
    「……」
    「ったく、何だよ。せっかく、おれが気を遣ってるってのに」
    「……ねえ、ジョセフ」
    「あー?何だよ?」
    「……な、何でもない」
    「何かあるから呼んだんだろ」
    「何でもないの。ごめんね。あ、行きたかったお店、そこ!」
    「はいはい。そこの店だな?」
    「ジョセフ。買い物が終わった後、時間ある?」
    「大丈夫だ。どうしたんだ?」
    「お、お腹空いてない?か、買い物が終わったら、一緒にご飯でも食べない?」
    「いいぜ。何だよ、やっぱりステーキ食いたくなった感じ?」
    「違うッ」

    スタンド、その他5部、他部

  • カーズが保護していたあの子

    20230202(木)02:58
    sssネタ募集企画「カーズに保護されてる子がジョセフたちに助けられる。」

    「やーっと見つけたぜ~」
    「だ、誰……?」
    「おまえ、カーズに捕まってんだろ?」
    「え?カーズさんに……?」
    「なーんでおまえみたいな女を、わざわざ生かしておいているのか分からねーな。どう見たってフツーの女だし。しかもガキ。他の人間は、なんとも思ってねーって、視界にすら入ってないって感じで殺してるってのによ~」
    「カーズさんは優しいですよ」
    「はあ~?優しい?おまえ、まさか……頭に何かされたんじゃあ?ほら、オニイチャンに見せてみろよ」
    「カーズさんは美味しいご飯やお菓子をくれるし、ふかふかのベッドも用意してくれたし、たまにわたしの頭を撫でてくれるんですよッ」
    「あのカーズが~!?し、信じられねーぜッ。ありえねーってのッ!嘘を吐くんじゃあねーよッ!」
    「わたし、街の路地で暮らしていたんです。夜、道で男の人にぶつかってしまって、殴られそうになっていたところをカーズさんが助けてくれたんです。お礼をしたいって言ったら、『何かの役には立つだろう』って……」
    「(ただ利用するつもりが、なんで飯をやってベッドや人形まで……)」
    「カーズさんのお役に立ちたいし、今は凄く幸せなんですッ!だからわたしを助けないでください!」
    「おめー、絶対ェこの暮らしを止められねーだけだろ……ッ!」
    「だ、だってご飯美味しいんですよ……ッ!ベッドもいいにおいで、ふかふかだし……ッ!カーズさんは優しいしッ!」
    「いいから付いて来い!ほら、行くぞッ!ったく、女が一人捕まっていると聞いて、助けに来たってのに……ッ!」
    「うわああんッ!ひ、引っ張らないでください!わたしはカーズさんの傍にいたいんです!」


    とても快適な暮らしをしてしまって助けられたくないお話にしました。カーズは最初、本当に利用する気だったけど、今では夢主によく懐いたペットへ抱くような感情を向けています。

    スタンド、その他5部、他部