short short short!

短編にすらならない夢。ただの会話文とか。
更新履歴にも載らない。

記事一覧

  • リゾット・ネエロは気付いてもらえない

    20230427(木)21:16
    「聞いてください、プロシュートさん。この前、任務の帰りに寄ったカフェの店員に、リーダーと恋人同士に間違えられたんです」
    「はあ?」
    「だから……」

    「素敵な恋人ね」
    「恋人?」
    「後ろにいる彼、あなたの恋人でしょ?ずっとあなたのことを気に掛けてるじゃあない。さっきも転びそうになったところを助けたり、面倒な客のいるテーブルの横を通り過ぎる時は自分が隣に並んだり……」
    「リーダーが……恋人?」
    「……」
    「(凄いこっちを見てる……。顔が険しい)」
    「……」
    「(リーダーの恋人……。あまりに失礼過ぎじゃあない?わたしと恋人に間違えられるなんて、絶対に嫌だよね。こんな人殺ししかまともにできないチビで地味な女と。恋人がいるとかそういう話は聞いたことがないけど、いないからって間違えられても平気なわけないし、ふざけるなって思ってるだろうな。顔が険しいし)」
    「あら、違うの?」
    「はい。全然違います。わたしたちは恋人じゃあないです。仕事での上司と部下です」
    「ごめんなさい。失礼なことを言っちゃったわね」
    「はい。そうですね。どこからどう見たら恋人に見えるんですか」

    「ってことがあって。間違えられたことに凄く焦って、リーダーを不快にさせないために頑張って否定しました」
    「……」
    「わたしみたいなのがリーダーの恋人とかあり得ないでしょう。明らかに不釣り合い。リーダーならもっといい人が……」
    「可哀相にな」
    「どういうことですか?」
    「リゾットが哀れだなって思っただけだ」
    「わたしと恋人に間違われたことが?」
    「本当にオメーは肝心なところでバカだな」

    リゾット

  • ブローノ・ブチャラティはあの子だけに過保護

    20230425(火)01:11
    「怪我をしたのか?」
    「え?怪我?」
    「そこだ。左の手の甲。さっきのスリに切られたんじゃあないのか?」
    「あ、気付きませんでした。ナイフを振り回していた時、当たっていたんですね」
    「何も考えずに飛び込むからだ」
    「す、すみません」
    「まあ、君のいいところでもあるんだが、女性が傷を作るのはやはり良くない」
    「わたし、一応はギャングですよ?そんな傷くらい……」
    「君が良くても、オレが良くないんだ。ほら、手を見せるんだ」
    「本当に少し切っただけで……大袈裟ですよ」
    「ああ、店主。ちょっといいか?彼女の傷口を洗いたい。それと、この傷を覆うことができる絆創膏はあるか?なかったら包帯でもいい」
    「ブチャラティさん?」
    「それなら、裏の洗い場を使えばいいよ。絆創膏はこれくらいでいいかい?」
    「グラッツェ」
    「ブチャラティさん、わたしは平気で……」
    「行くぞ。そのままにして雑菌が入ったら治りが遅くなる」
    「……」

    「(凄く丁寧に洗われた……)」
    「これでいい。次からは怪我をしたら直ぐに言え」
    「……は、はあ」

    次の日

    「傷の具合はどうだ?」
    「そ、そんな一日で良くならないですよ……ッ」
    「痛みや熱感は?」
    「ブチャラティさん、心配し過ぎです……ッ」

    「ミスタさん。ブチャラティさんって、ちょっと心配性じゃあないですか?ほんのちょっぴり手を切っただけで……」
    「おまえは鈍いな」
    「え?」
    「周りを見てりゃあ分かるだろ~」
    「どういう意味ですか?」
    「ブチャラティも苦労するぜ、こりゃあ」

    ブチャラティ

  • 隣人がナルシソ・アナスイに変わっていた

    20230424(月)01:28
    ※病んでるアナスイ


    「あれ?」
    「……」
    「(初めて見る人だ。今までいた隣の人、いつの間にか引っ越したのかな?それで、空き部屋になったところにこの人が……?)」
    「そんなにジッと見つめられると困る」
    「あ、いや、その……すみません。失礼しましたッ。ま、前いた人、どうしたのかなって。会えば必ず挨拶をしていたので……」
    「……さあな。オレはただ、ここが空き部屋になっていたから入っただけだ」
    「そうなんですね。あ、初めまして。わたし、この部屋に住んでるんです」
    「そういえば、自己紹介がまだだったな。オレはナルシソ・アナスイだ」
    「よろしくお願いします」
    「ああ」
    「……」
    「……」
    「(て、手を差し出されたから握手をしたけど……離してくれない)」
    「……」
    「(痛い……。だ、段々握る力が強くなって……)」
    「……やっぱり」
    「え?」
    「やっぱり……可愛い。こうして間近で見ると、より一層……」
    「(顔が近付いて来てる……。それに、何だか……視線が……)」
    「……」
    「あ、あの……ッ、手、そろそろ……ッ」
    「……」
    「わたし、もう仕事に行かないと遅刻に……」
    「……そうか。引き留めて悪かった。手が赤くなっちまっている。オレがつい強く握っていたせいか」
    「ひ……ッ!な、何をするんですかッ!」
    「擦って舐めただけだが?」
    「……だ、だけってッ」
    「想像以上に滑らかな肌だ。しっとりとしていて、撫でるだけで気持ちがいい」
    「……ッ」
    「もう一度、触らせてくれないか?今度はもう片方の手がいい」


    前々から夢主のことを見ていて、隣に住み付いたアナスイ。

    スタンド、その他5部、他部

  • プロシュートはあの子と別れたくない

    20230423(日)06:35
    ※病んでるプロシュート、暴力表現


    「悪いな。もう一度、さっきの言葉を言ってくれねーか?聞こえなかったことにしてやる」
    「……ッ」

    別れたいと言ったら、プロシュートに右頬を殴られた。そして今、わたしは後悔をしている。こんな人と付き合ってしまったことを。プロシュートとは職場のレストランで出会った。華やかな見た目の彼が最初は苦手だった。男の人と付き合ったこともなければ、男の友人もいない、そもそも男の人とちゃんと話したことすらもないわたしには、彼は別世界の人のように思えたのだ。だから「好きだ」と言われた時、わたしは冗談かと思った。そう返せば彼は本気だと言った。

    プロシュートは優しかった。困ったお客さんにわたしが絡まれていれば助けてくれたし、指を包丁で切って怪我をしたとなれば心配し、夜道は危ないからとわたしが勤務を終えるまで待ってくれていた。この人は悪い人ではないのかもしれない。わたしはそう思っていた。

    「ほら、言えよ」
    「あ……ッ、ご、ごめん、なさいッ」
    「何で謝る?」
    「プロシュートを……ッ。お、怒らせたからッ」
    「そうだな。正解だ。分かってるじゃあねーか。ええ?」

    重い音と共に脳を衝撃が襲ったと思えば、視界が大きく揺れた。今度は側頭部を殴られたんだ。そのまま倒れたわたしの脇腹に、プロシュートの長い脚が食い込む。苦痛に咳込むわたしの前に片膝を付いて屈んだ彼は、その指にわたしの髪を絡めて力任せに引っ張り上げた。

    「なら、自分がどれだけバカみてーなことを考えていたか分かっただろ」
    「は、い……ッ」
    「イイ子だ。それでいい。物分かりの悪い女は、オレは嫌いなんだ」

    髪から解かれた手は、今度は頬に滑る。そこを撫でる彼の手つきは優しいが、ねっとりと、不気味なほどゆったりとしていた。

    「オメーは可愛いな」
    「……ッ」
    「愛してるぜ」

    プロシュート

  • エンリコ・プッチは間違えた3

    20230422(土)19:29
    ※アホの子な夢主

    「神父様!このパン、凄く可愛いですね!肉球の形をしています!」
    「(今までのヤツらは金だとか、それ相応の見返りを求めてきたりもしていたのに、こいつはこんなパン一つで喜ぶのか)」
    「ふかふかのパン、久しぶりに食べます。ここのパンはみんなパサパサなので」
    「あまり急いで食べない方がいい。前にもそうやって喉に詰まらせていただろう」
    「はいッ!」
    「ほら、ミルクだ。これを飲みながら食べなさい」
    「やっぱりパンにはミルクですよね。ミルクとパンの相性は最高ですよ。わたし、こうやってパンをミルクにしみしみさせるのが好きなんです」
    「子供みたいな食べ方だ」
    「これがいいんですッ!神父様もどうぞ。食べてみれば分かりますよ」
    「いや、わたしは……」
    「神父様、パン苦手なんですか?それともミルクがダメですか?」
    「別にどちらでもない」
    「はい、あーんしてください!」
    「……」
    「神父様ッ」
    「君もしつこいなッ」
    「食べてくれないんですか?」
    「……」
    「……」
    「(なぜわたしが罪悪感などを感じている……?こいつがただ押し付けているだけだというのにッ)」
    「神父様……」
    「分かった……ッ!食べてやるからいちいちそんな顔をするな……ッ!」
    「あーんしてください、神父様!」
    「(クソ……ッ)」
    「どうですか?」
    「……別にどうもしない。普通だ」
    「神父様は分かってない!この美味しさが分からないなんてッ!」
    「(わたしも子供の頃はやっていたが、その時よりも美味かったなんて言えるはずがない)」


    肉球パンを見て夢主の事を思い出して買ってしまった神父。

    スタンド、その他5部、他部

  • プロシュートはあの子の看病をする

    20230419(水)00:51
    ※一方通行シリーズ


    「……あれ?わたし、何でベッドに……」
    「やっと起きたか。おまえ、熱を出してぶっ倒れたんだよ」
    「……プロシュート」
    「なんで熱があるのを黙ってた?あんなに歩くのもやっとって感じだったくせによ」
    「だって……今日、ペッシくんと任務だったから……」
    「バカか。それで無理をして倒れて、仮眠室のベッドに押し込まれるなんざ、おまえもまだまだ半人前だ」
    「……」
    「何だ。まだ辛いのか」
    「……プロシュート。喉が渇いた。お水……」
    「チッ。本当に世話の焼ける女だぜ。ほら、水だ。さっさと飲め」
    「ん……」
    「ったく、溢してんじゃあねーよ」
    「プロシュート、ずっと傍にいてくれてたの?」
    「まあな」
    「ここまで運んできてくれたのもプロシュート?」
    「当然だ。他に誰がいる」
    「ペッシくんは?」
    「ホルマジオに任せた。いらねーことを考えてないで、大人しく寝てろ。まだ熱は下がっちゃあいねーんだ」
    「プロシュート」
    「いい加減、黙れ」
    「ありがとう」
    「……心配させるんじゃあねーよ。熱が出たのも、昨日ペッシの傘に強引に入ろうとして雨に濡れたからだろ。だからオレはあのとき言ったんだ」
    「うん……」
    「少しは人の言うことを聞け」
    「うん……。ねえ、プロシュート」
    「今度は何だ」
    「もう少しここにいて」
    「言われなくてもそうするつもりだ。熱でやられた頭で、フラフラとどこかへ行かれたらたまったもんじゃあねーからな」

    プロシュート

  • エンリコ・プッチは間違えた2

    20230416(日)01:49
    ※アホの子な夢主

    「わーい!見てください、神父様!F・Fからジュース貰っちゃいました!オレンジジュース!」
    「なぜ君は始末をしろと言った相手と親しくなってくるんだ。それと言っただろう。他のヤツから物を貰うなと」
    「スタンドが使えるようになってから、友達が増えたんですよ。空条徐倫に、エルメェス・コステロ……F・Fとも仲良くなりました。わたし、今まで友達がいなかったので嬉しいです」
    「(……何だ、この苛立ちは。これは、命令を無視したことへの呆れじゃあない。確かにこれは苛立ちだ……。わたしはなぜ、こいつの話を聞いて苛立っている?)」
    「この刑務所では、神父様以外の人とは殆ど話さなかったし……。あ。このジュース美味しい!」
    「君はわたしが持って来たフルーツや菓子でそんなに喜んだことはなかったはずだが?どういうことだ?」
    「神父様のくれるフルーツとかお菓子、食べたことのない味がするんですよね」
    「(わたしは高級な物をやっているのに……ッ。売店で売っている一番安いそのジュースや菓子がいいのか……ッ)」
    「でも、この前貰ったあの……ブドウ味の飴は美味しかったです!」
    「……君から金を盗んだ囚人を捕まえた時のか」
    「はい!」
    「(あれはその盗んだ金で囚人が買っていた売店で一番安い飴だ……ッ)」
    「そうだ!空条徐倫と約束したんです。他にも仲のいい人が二人いて、今度紹介してくれるって」
    「二人……?」
    「はい。男子囚って言ってたんですけど……」
    「(男子囚……二人。まさかッ)」
    「神父様?」
    「ダメだ」
    「え?」
    「男子囚だと?ダメだ。絶対に。会うことは許さない」
    「し、神父様、怒ってますか……?」
    「怒ってなどいないッ」
    「怒ってるじゃあないですか……ッ」

    スタンド、その他5部、他部

  • パンナコッタ・フーゴはあの子を甘やかす

    20230414(金)00:54
    「……えー、と」
    「……」
    「ん……と」
    「……」
    「こ、こう……かな?どうかな、フーゴくん。合ってる?」
    「……ええ、まあ……間違っています」
    「うう……ッ。ご、ごめんなさい」
    「しかし、頑張って最後まで解こうとしたのは偉いことですよ。謝る必要はありません。ぼくと一緒に解いてみましょうか」
    「う、うん」
    「では、まずはこの問題から……」

    「え?徴収できなかった店がある?」
    「ごめんなさい……。て、店主の人が……怖くて……ッ。それに、メ、メンバーだって信じてもらえなくて……」
    「……」
    「一応……チームに入った頃、ブチャラティさんと一緒に挨拶をしに行ったのに……。わたし、影が薄いから、覚えてもらえていなかったみたいで……」
    「分かりました。今からその店に一緒に行きましょう」
    「ほ、本当にごめんなさい。フーゴくんも忙しいのに……」
    「いいんです。女だってナメてかかるヤツがいるのは知っているので。じゃあ、行きましょうか」

    「……フーゴのヤツ、あいつにすっげー甘くない?なあ、ミスタ!」
    「まあな」
    「オレが勉強を教えてもらってる時に間違えれば直ぐ怒って殴ってきたり、徴収が上手くいかなかったら『てめーがヘマしたんだろ』って怒鳴って来るのにさッ!」
    「落ち着けよ、ナランチャ。フーゴの気持ちも分かるぜ。あいつは何だか許しちまうんだよな……。『やってやんなきゃあな』って気にもなるし」
    「ズルいッ!」
    「ただ、フーゴは特にそうだろうよ」
    「はあ?どういうことだよ?」
    「(意外と惚れた女には弱いんだな、フーゴ)」
    「ミスタ!どういうことだって聞いてるだろ!」
    「自分で考えろ」

    フーゴ

  • エンリコ・プッチはあの囚人を狙う

    20230413(木)02:05
    ※悪い神父、ちょっぴり裏


    この神父が近くにいると、決まって身体の一部が思うように動かなくなってしまう。両肩に重みを感じて椅子から立ち上がれなくなっていたり、腕ごと体幹を縛られたように上半身が言うことをきかなくなったり、両手首に強い圧迫感を覚えて突然頭上に持ち上がったりと。だけどその時、わたしの目には何も映っていない。部屋には神父とわたししかいないし、神父の両手は肩にも腕にも手首にも絡み付いてはいない。見えない何かがわたしの身体を押さえ付けている。あまりに非現実的だけれど、確かにそんな感じだった。

    「君は本当にいい模範囚だ」

    そもそも、わたしは強盗なんてしていないし、誰かに暴力を振るった覚えもない。それなのに捕まり、裁判にかけられ、こちらの訴えなんて通じずにこの刑務所に押し込められた。一般社会では考えられない刑務所のルールにも未だに慣れていない。わたしにできることはただ刑期が終わるのを待つことだけだった。

    そんなある日だった。神父に呼び出されたあの日、彼と向かい合うように椅子に座った瞬間に動けなくなった。神父はゆっくりとわたしに近付き、目の前までやって来るとそこで屈み、こちらに手を伸ばして頬に触れた。神父の手が頬から首、胸へ落ちて、冷水を掛けられたように全身を寒気が包んだ。それまでは、わたしの話を聞いてくれる唯一の人ということで信頼していた。肯定も否定もしないけれど、誰にも届かなかったわたしの訴えを静かに聞いてくれて、神父と話す時間が楽しみでもあったはずだった。

    「わたしが言って、できるだけ早く釈放されるようにしよう」

    神父は明確には言わない。そこには「自分の言うことを大人しく聞いていれば」という言葉が隠れている。神父を拒絶せず、ただ黙っていれば、わたしは早く刑務所から出ることができる。身体を這う手、首に触れる唇を耐えれば。

    「……ッ」
    「そう、よく分かっているじゃあないか。声を出せば気付かれるからね。そうやって声が出てしまわないよう堪えるのが正解だ」
    「ひッ、う……ッ」
    「泣く必要はない。最初の時のように酷くはしない。君が大人しくしてさえいればね」

    服の裾から侵入する神父の手。首にあった唇が額に移って、やがてわたしの唇に重なった。



    夢主の罪も勿論プッチのでっち上げ。釈放される時が近付けば、何かしらの問題を起こしたことにして更に刑期を伸ばして自分の近くに縛り付けます。夢主は釈放と神父の元から去れる解放感、その直後に刑期延長と神父から逃れられない絶望に苦しみます。

    スタンド、その他5部、他部

  • 空条承太郎は初心である

    20230412(水)02:23
    「なあ、おい。花京院。あれ、どう思う?おれは感心するぜ。そうだろ?だって承太郎の膝に頭預けて堂々と寝てるんだぜ」
    「さっきまでは彼女も眠らないように頑張ってはいたんですけどね」
    「いや、そっちじゃあねーよ。寝るのはいいぜ、寝るのはよ。肝心なのは別にそういう仲じゃあねーってのに、あの承太郎の膝で眠ってるんだ。あの承太郎の」
    「別に承太郎は嫌だとは思ってなさそうだが……」
    「だからそういう意味じゃあ……ッ」
    「ああ、まさかポルナレフ……。知らなかったのか。承太郎は彼女に恋をしているんだ」
    「は、はあ!?恋ィ~ッ!?」
    「そんなに驚かなくても……。承太郎も学生。恋の一つや二つだってする」
    「それは分かるぜ。分かるが、相手があいつだってのが意外だ。なんつーかガキにしか見えねーんだよ。外見も中身も。正直に言うとさ、あいつを初めて見た時、中学生かと思ったんだ。ま、そのせいで放っておけねーって感じもするが」
    「それがいいらしい」
    「か、変わった趣味だな……」
    「ぼくは分からなくもない。彼女を見ていると、近所のよく懐いた犬を見ているようで……」
    「その表現、どうかと思うぜ……っておいおい、マジか。花京院、おれは今たいへんなものを見てる。承太郎があいつの髪を撫でてるんだッ」
    「ああ。普段、彼女が起きている間は絶対にできないからと、寝ている間に済ますらしい」
    「済ますってトイレじゃあねーんだからよ……。なんか……恐ろしい光景に見える。承太郎は結構初心なところがあるんだな……」
    「女性に好かれたことはあっても、好きになったことはないんだろう」
    「こ、今度は頬を触り始めた……。見てられねー……。承太郎のああいう姿、なんか見たくねえ」
    「そうしているうちに彼女も起きたようですね」
    「(承太郎のやつ、スゲー速さで手を引っ込めた)」

    スタンド、その他5部、他部